『雪』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
『除雪車と魔人』
傾斜でスピードを落とす 走馬灯にジャズトランペッターの即興とその場に居づらいワイングラス
除雪車はアスファルトも削る 太古の記憶も傷物になる 膝小僧を見せてくれ 魔人はいつも結氷の中に居る
雪みたい。切に。
災害ほどは降らないでほしい。
寒さで悲しくならないで。
焚き火を見てあったまろう
「雪」
今、ここに積もっています。って言ったら
あなたの想像力が試せるのかな。
雪なんてもう溶けて
なにも知らない西日が
さわさわと庭を射している
《雪》
『雪』
小学生の頃、雪がたくさん降ると雪の上でゴロゴロしたり、雪を食べたりしてはしゃいだ。
みんなで雪合戦もやったけどとても楽しかった。
最終的にみんなで雪だるまを量産して、グラウンドにどれだけ並べられるか、みたいなことをしていたのが懐かしい。
張り切ってのめり込みすぎた結果、グラウンドの土まで巻き込んで、雪だるまならぬ泥だるまになっていたのもいくつかあったような……。
雪かきの大変さを知らなかった頃は、純粋に雪そのものを楽しめていた。
今はというと、とにかく雪かきしたくないから降らないでと願うことが増えた。
子どもの頃はあんなに楽しかった雪は、大人になった今は敵となって私と対峙する相手へと変貌した。
今年も雪に負けず、雪に勝つ気持ちを持って残りの冬を過ごそうと思う。
愛した人が遺した指輪をのみこんだ。
ないはずの熱が蝕んで脳をちりちりと焦がす。大切なものが掠れた感触を忘れたくなくて、喉仏を抑えて欄干に凭れかかる。春の風が耳の裏を撫で上げた。
手を繋ぐとくすぐったそうに笑う人だった。離さないように指の付け根まで握り込むと熱の籠もった指輪が食い込む。その存在が震えるほどに心を満たして、緩む表情筋を隠すことにどれだけ苦労したことか。けれどそれすら掬い上げて、柔らかな微笑みを浮かべる彼は金木犀のような香りがした。
三日後の朝、彼は亡くなった。
甘い香りが満たされた部屋。開ききったベランダから誘われる花弁は残骸のように横たわる。ゆらゆらと広がるカーテンの影は透き通って、夢のようだった。
取り残されて、もう藻搔くことに疲れてしまった。心の澱は積もって息の根を奪う。綿毛のように掴みどころがない彼もとっくに息が出来なかったのだろうか。
薄く笑って涙が薄い膜を貼った。視界はこんな時ですら、彼の影をうつすことはない。乗り越えた欄干と向かい合う。背には大空が広がっていた。澄んだ蒼が染みて瞼が痙攣した。
ふわりと風が舞い上がる。視界の端にゆったりと流れる花弁を握り潰すように瞼を閉じて、束の間の夢から落ちていった。
ひとひらの白いものが掌に落ちた。
手の温かさですぐに溶けてしまう。
暖かい土地で育ったので、雪を見るのはいつも楽しい。
しんしんと、雪が降る様子はなんとも不思議だ。
空の一角から、誰かが雪を撒いているように思える。
そこから、こちらを見るとどんなふうに見えるだろうか。
『雪』
罪も罰も
汚れもすべて
冬の嵐で消し去って
降り積もる雪のように
真っ白な私に戻れたら
あなたと
笑い合えるかしら?
沸き上がってくる
ドロドロが
白い雪を汚してく
もっと激しく降り続け
私を白に閉じ込めて…
やがて芽吹く季節になって
新たな私に
生まれ変わり
美しい花 咲かせられるよう…
ハラハラと舞う雪が桜の花びらの様で、
春になったらあなたに会いたい
そう思うのです
―雪―
天高くから舞い降りてきた、
まるで夢の世界や絵本の中から
飛び出してきたように美しいそれ…
雪
それは、一面のコンクリートと
人々がつく息を白く染め、
このビルが立ち並ぶ都会をも、
ファンタジーの世界に変えた
君と雪遊びをした。君はとっても楽しそうで、私も楽しくなった。君のオールバックの髪が少し崩れる。そんなこと気にせず遊ぶ君を見ると昔を思い出す。君が私に雪玉をぶつけてくる。私はそれにのってまた雪玉を投げる。雪合戦なんて何年ぶりだったかなぁ。勢い余って転びかけた時に助けてくれたことにはとても感謝してるよ
今でもそれを思い出す。君のあの笑った顔をもう一度、眺めたかったなあ
ー雪ー
雪。
子供の頃は
雪が
好きだったなぁ。
あれっ?
雪を食べた事あるのって
私だけ?
子供は無敵。
「雪」
子供の時に住んでいた所は雪が降らない地域だったのでたまに降る雪にテンション上げて小さくても雪だるまを作って遊んでいた。
大人になった今も雪とは縁のない地域に移り住み、たまに降る雪と氷のような冷たい風に吹かれてぶるぶる震えるようになってしまった。子供の時の雪を見たテンションはどこへやら。
豪雪地帯に暮らしている人々の生活の営みを思うと恐れ入ることばかりです。
『雪の日の出来事😃』
今日は3人の子ども達が
孫を連れて帰ってきた
嬉しい\(^-^)/
友人達が泊まりがけで
大勢訪ねて来ることに備え、
若い頃チョー頑張って
700坪の土地を買い
6LDKの戸建てを建てた事が
今こうして、子や孫のためにも
なるなんて。。。
ほんとうに頑張って良かったと
心底思えている。
みんなが集まるととても賑やかで
妻の祥子も喜んでいる☺️
とは言えでもまぁ~とにかく
なんだかんだと
孫が元気だ!!
正直、、、うるさいのだ🤣
それもまぁ、、幸せの証だ。
俺達夫婦、俺の母、
子ども3人、孫5人
総勢11名での初詣
とにかくみんなの健康を
俺は願った。。🙂
これが、、、
幸せっていうやつなんだなぁ。
一番下の長女も最近なんとなく、、
結婚の空気を出してくる。。
また家族が増えるなぁ🙂
俺もまだまだ頑張らないと!!
ってゆー妄想を独り
するというのは
殊にこのお正月という時節柄、、
なかなか虚しさも一入である。
ボクにとっては全てが妄想だが
きっとどこかに
こんな幸せな家族が実在するのだろう
それを想うと、、、余計に
虚しさが押し寄せるのだ。。。
……雪の日の妄想……
✨
(。・_・。)ノ
お題 雪
一人きりの夜がとても寂しくて
「泣かないで」と抱きしめてくれた
遠いあなたを考えてた
窓の外に舞っている雪が
見れば見るほどに輝きを増して
寄り添ってる恋人達も
見えなくなっていく
雪がふるのは寒いから。
寒いのは冬だから。
それでも温かいのは君がいるから。
雪が降りしきるなかで公園に行き君と遊ぶ。そんな当たり前の日常が一昨年までは続いていたというのになぜこうも急に幸せな生活は崩れるのだろう。去年も今年も一人いつも遊んでいた公園に雪が降るなか向かう貴女が居ないことは分かっているのにもしかしたら公園の勿忘草が咲き誇る広場に貴女が立って待っているのではないかと思ってしまう。今日も一昨年の思い出を振り返り貴女を思い眠る。
冬華
雪雫・・・
舞い降りて
「どうか 私を・・・」
冷たい月夜に
静寂と照らされ
哀しく輝く
孤独が愛しく
夜空見上げては
煌めき白銀
瞳が語り 瞼閉じた・・・
雪雫・・・
溢れる涙
掌に堕ちて流れ逝く
雪雫・・・
重なる涙
想いを叶えて染まり
「どうか 私を・・・」
冬華に・・・
君も今頃同じ空の雪を見てるのかなぁ。
遠く離れた君だけど、君はきっと私の事なんて知らないだろうけどそれでも同じ空の下にいれることとっても幸せだな、なんて。
#雪
「雪の果て、知ってる?」
君はそう呟く。
「知らねー」
そう、無愛想に返すと君はいつも続きを話してくれる。知ってるけど、知らないフリをする。君と話したいから。
「春になって最後に降って。切なくて舞降る雪の静かな情景が浮かぶんだって。」
君は笑わない。ポーカーフェイスというやつか。
「ふーん。でも今降ってるのはどっさりって感じじゃね?」
「うん、そうだね。」
君のそんな嬉しそうな顔が見れるならずっと雪が降って欲しい。