『開けないLINE』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
開けないLINE
少なくとも
私の友達は
LINEをやっていない
開けないLINE
片想いしてる人からのLINEはなかなか開けない。自分から話しかけて返信が来た時は特に。通知音が聞こえるとすぐ片想いの相手からかどうか確認する。そうだったら早く返事の内容を全部見たいけどすぐ既読をつけると待ち構えていたように思われそうで嫌だ。だから少しだけ待つ。5分くらい。それでも早いかもしれないがそれ以上はいつも待てない。返ってくる内容は淡々としている。片想いだとはっきりわかっているからか。期待しても無駄だからか。
少しだけ待つ5分は、私にとっては1時間くらいに感じる。それだけ焦って開きたい気持ちを抑えているから。
2024.9.1 8
#開けないLINE
分かってます 本心じゃないことは
気持ち悪いんです その性根が
おめでとうっていう言葉を安く使わないでください
気分を害します お控えください
上っ面の人間関係 開けないLINE
このLINEを開ければ
もう居ないあなたが
本当に居なくなったんだと
わかってしまうような気がして
開けないLINE
友達とケンカをしてしまった。
直接謝るのは、難しかったので、LINEで謝ることにしたが、怖くて開けない。
なぜこんなに開けないのだろう。
既読をすぐにつけると相手のプレッシャーになってしまいそうで
すぐには開けないLINE
緊急でない限りは
LINEはゆっくり返信でいい
自分にも相手にも生活のリズムがあるし
無理の無い返信が心地よい
『開けないLINE』💚
先輩には送れる文章が
あなた相手だと
手が震えて打てなくなる。
僕に興味なさそうだから
これ以上変なことして嫌われるより
今の話せる関係のままがいいって。
そんな事は誰にも言えず、
また一人、LINEを見つめる。
開けないLINE
開けなければ良かった
さっさと開けて良かった
怒りをぶつけてしまおうか
未読のまま消してしまおうか
こんなに悩むのだから
離れた方がいいのだろう
でも愛されたかった
どうしても執着してしまう
私はどうしたいんだろう
どうなりたいんだろう
私のメガネはボロボロで
もうあなたの顔さえ
まともに見えないんだ
今日1日、うっかり寝て過ごしてしまった
何となく、スマホに圧がある
メンヘラ彼女の留守電とスタ連がステータスバーから確認できる。
表示は999+となっている
僕はそっと彼女をブロックした
ー開けないLINEー
「開けないLINE」
まさしく!
やらないからね。
今日、同性の好きな先輩にラブレターを渡しました(事実)
『ゆっくりでいいのでお返事れると嬉しいです』
そう書きました
渡した時間から4時間。
今だに先輩のLINEは昨日のLINEのまま。
来ても見たくない見るのが怖い
(開けないLINE)
[開けないLINE]
貴方とLINEをしたくて開こうとしたLINE
だけど、…なぜか開けない…
貴方が他の人とLINEをしているのを想像すると、
開けない、私だけ見てよ…、
それから挨拶や話をしようとしても…
なかなか開けないLINE…
〚開けないLINE〛
ある一つのLINE。
僕とあの人との通話とメッセージが残ってる。
その人はかつて、同棲もしたことがある。
でも今は僕が逃げ出したせいで。
家自体が消えてしまった。
想い出も付き合うまでの想いも全て。
逃げ出した理由なんて、一つ。
それは僕と彼が同じ同性の男だったから。
そのままで良いさ
分かっているから
開けないLINE
【開けないLINE】
彼氏からのLINE
トーク画面を見る
彼氏〘どこにいるの?〙
彼氏とデートしてる
なんて、言えるわけない。
「開けないLINE」とかけまして
「黒くて小さくて動くもの」と解きます。
その心は「無視/虫」だと思われるでしょう。
「好きです」の
通知画面に
鳴る鼓動
スマホ伏せつつ
頭の中は白
またね。
いつも通りのやり取り…
また、明日もこんな日が続くんだと
思ってた、
3日前、彼から連絡があった
そこにはたった一言
こう、書かれていた
゛好きな人が出来たから、もうやり取り
は辞めよう゛
こうして、彼とのやり取りはそれきり
以来、そのLINEは開けずにいる
開いたら、色々思い出しちゃうから
開けないLINE/夜凪
【開けないLINE】
「うーん、どう解釈するべきか……」
「なにかお悩みですか、わが寛大なる教授」
「おお、わが聡明なる助手よ。君ならこの言葉をどう読むかね」
「ん?んー……ひらけない……LINE?でしょうか?」
「なんと!私は“あけない”と読んでしまった!ここからして齟齬が生じる、難解な言語よ!」
「しかし教授、あけないもひらけないも意味は大して変わりませんよね?」
「ニュアンス的な違いはあるんだが、まあ良しとしよう。だが意味をどう取る?君が読んだ“ひらけないLINE”は、どんな状態を伝えていると思うかね」
「そう……ですねえ、主語がないのでなんとも……直感的に言えば、なにか支障があってひらくことができないLINE、ということでしょうか……」
「なるほど、ひらくことが不可能だと言いたいのだな。ら抜き言葉であるな」
「そうですね!ら抜きじゃない“開けられないLINE”とあればもう少し解りやすかったと思います」
「だがもしら抜きでなければどうか?」
「それだと意思になりますか……?ひらこうとしない……?」
「そうだな、例えば誰かに“開けないのか?”と聞かれたときに“うん、開けない”と返答すればそうなるな」
「んーー、そうなると……」
「そうなると…………」
「…………」
「…………」
「もう……どうでもよくなってきますね」
「ああ……もうはっきり言って飽きてきた、真面目に考えるのが」
「じゃ、もうこの問題はうっちゃってカフェにでも行きましょう、教授。コーヒーを飲んで頭をすっきりさせることをおすすめします」
「そうだな、ついでに甘いものも頂いておこう。脳細胞の疲労を回復せねば」
✜ ✜ ✜ 結論・日本語って難しい ✜ ✜ ✜
既読がついてしまうから
私がここにいて
あなたを見ていると
わかってしまうから
見ないふりをするしかないの
………開けないLINE