『開けないLINE』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
『開けないLINE』 No.127
一件のメッセージ
通知欄には「ずっと前から好…」
と途中まで見えた。
二年一緒に過ごしたクラスメート
これで開いてしまったら、既読が着いてしまう
でも、早く答えたい
ピコン
スマホから通知音がして、ロック画面をみる
あの人からのメッセージだ…
見るのが怖くて、開けない
だって答えが分かってるから、もうやり直すことはできないって
あの人はもう次があるのだから、私にはもうないのに。
でも、踏ん切りがついたわ
速報
女性が交際関係に合った相手を刃物で刺して女性自身も刃物で刺した。目撃情報から、無理心中を図った模様ー
「結婚が決まりました。さよなら」
お題「開けないLINE」
9/1「開けないLINE」
「知ってる? いつの間にかお友達になってるLINEの話」
「え、よくあるけど」
「待って。許可制にしときなよ、セキュリティ大丈夫? まあともかく、「243(フジミ)」っていう人が勝手にお友達になってて、そのLINEを開くと…」
「不死身になるの?」
「いやそんなハッピーエンドある?! いやハッピーとは限らないけど!」
「じゃあ呪われるとか?」
「らしいんだよね。でさ、あたしの所にそれが来てて…」
「えっ怖」
「怖いよね?!」
「でも要は開かなきゃいいじゃん?」
「いやいやいやいや、気持ち悪いし間違って開いたら超怖いし!!」
「てか、呪われるってどんな呪い?」
「さあ…詳しくは知らないけど」
「わかった、じゃあアタシが消しとくよ。ハイ、ぴっぴっぴ、と」
「えっ何のためらいもなく行った」
「これで大丈夫でしょ?」
「あ…ありが…」
ピコーン
「また来てるーーーー!!」
「え、そのフジミさんの諦め悪さが呪い…?」
(所要時間:11分)
※開けないLINE
LINEは便利
「既読」システムは悪魔を産んだ
嫌われない返信を考えてるうちに時間が過ぎて
「ゴメン風呂入ってた💦」って謎の言い訳
じゃあ、いつ風呂入んだよって葛藤
Eメールも悪くないよな〜〜〜〜〜
あ~ センター問い合わせ してぇぇぇえええぇ
ずっと開けないだろうLINE
開けてしまったら
人生が変わってしまうかもしれないから
開けたとしても
返信はできないだろう
未読スルーが
私からの返信
開けないLINE
もう返事はしない。連絡はしない。
まだ未読のままの君からのメッセージ。
通知はあるけど、既読をつけてしまうと、
君との繋がりが完全に消えてしまうような気がして
ずっと開けないままでいる。
通知に「さよなら」のメッセージが届いて、開こうとしたら、相手が消えていた。
恋人が、自分で消えたんだ。
そして、次の日。おまえは、俺のことをほとんど忘れていた。
しかも、後日、故郷を去ってしまう。
「さよならって、そういうことかよ」
本当に、おまえは勝手な奴だ。それでも、愛してる。
LINEが来ているのは気づいてる。
多分吹き出しには
「今どこにいる?」
と書かれているのだろう。
いつもならすぐに連絡するのだけど、
どうか今日だけは
気づかないフリをさせてほしい。
この時間を終わらせたくない
通知で少し見えたメッセージ
明らかに怒りのメッセージ
開けないライン
未読で忘れた頃に再びメッセージ
修復不可能になる前に
勇気を出して既読をつけて
「開けないLINE」
LINEを開かない時、実はスマホにくっついてることをバレたくないから。でも、実際、ずっとスマホ見てるんだよね。
あと、難しいトークがあって、それを開かないほうがストレス少なくていいこともある。
LINEを開けない理由は大勢もある。
開けないLINE
開けないんじゃない。
開かないLINEなのさ。
凍結してしまった。
開けないLINE
君との思い出の詰まったLINEがもうないから
開けないの
開けないライン
ラインて開けてしまうと返信しなければならない。
すぐに返信しないと既読無視になってしまう。
開けなければ、既読していませんよってことで、取り敢えず返信しなくても許してもらえるって勝手なルールを作っている。
なぜ開けられないのか…
本当に忙しくてやり取りする時間がない。
内容は大体わかっているが、言われたことをやっていないので、なんて返信すれば良いのか言い訳を考えている。
または、読んだらショックを受けそうで怖くて開けられない。
そもそもブロックしたい相手だが、あからさまに出来ないので、気が付かないふりをしている。
単純に面倒くさい。
とにかく、気が重いのだ。
届いて直ぐに返信するのは待ち望んでいた嬉しいライン。
だから、自分で送ったラインが既読にならないときは忙しいのか迷惑なのかだと思って深追いしないことにしている。
彼氏と別れた。それでも、まだ彼氏のことを好きな自分がいる。振ったのはわたしなのに。
だから、彼氏のLINEはブロックしたけどついさっき解除してしまった。どうしても気になってしまう。
だけど開けない。
彼氏に「わかった。」って、言われるのが怖いから。
自分で振っておいてわがままだよね。
- 開けないLINE -
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開けないLINEは、
いつもあの人のLINE。
話したい気持ちはたくさんあっても
暇人だとは思われたくないし、
好きバレしたくない。
今日も明日も大好きです。
2022. 09.02.
開けないLINEはすぐ読みたい時
暇な人だと思われたくないから
ちょっと時間をあけて読んじゃう…。
愛が欲しい
いつも考えてる
愛とは、家族とは、
考えても無理らしいや、
(、、、)
「開けないLINE」
貴方からLINEが来た。
「あのさ、、」①
「話したいことがあるんだけど…」②
僕はわかってたこれはきっと「別れ話」なんだなって、
僕はまだ見れない。まだ好きだから、別れたくない。違う話しだったら、いいのに、
LINEを開けることは出来なかった。
だって貴方との会話、一つひとつの言葉
全てが脳裏を占めてしまうの
忘れたいから私はLINEを開かない。
アイコンバッジが苦手だ。
まだ見ていない何かが気になって仕方がない。
いろんな通知がそのままの人の画面を見ると、
なぜだろう、と疑問に思う。
だけど、自分の緑の箱の右上にも、
1つだけ残っている赤い①。
他の人からたくさん連絡が来れば、
見えなくなっていくはずなのに。
緑の箱の右上にいつも。
消したい、見れば消える。
内容はわかってるじゃないか。短い文だから。
『あのね、来月、結婚するんだ』
いつまでも僕は、大切だったその箱を開けないまま。
赤い数字は今日も、主張し続けている。
開けないLINE