『開けないLINE』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
開けないLINE
あの日から連絡が来ない。
あなたから連絡が来るのを少しでもどこかで期待していた。くるはずないよね。
トークはあの日のままで終わっている。
こんなにもあの日の夜を毎日思い出して寂しくなるのは私だけなのかな。
あなたは思い出したとしてもきっと、ああ、あんな女いたなくらいにしか思わないんだろうな。
なんで女ばかり、こんな思いしなくちゃいけないの。
エラーが凄い
エラーが凄いのよ
君からのLINEが届く
ようやく来たかとその内容を開こうとしたが
急に胸がドキドキする
指が震える
君はどんな返事をくれたのだろう…
少しの期待と沢山の絶望を覚悟しながら、
届かないスマホへ手を伸ばして眠りについた。
『開けないLINE』
開けないLINE
…というか、LINEそのものやっていないわ
(やらない主義。災害時には良いだろうけど)
いちいち面倒臭い人間関係に
足、つっこみたくないから。
お題 開けないLINE
「開けないLINE」
自分が一番分かっている
お題「開けないLINE」
気になっている彼に連絡してみたい。でも何を話していいかわからない。
結局何も送れなくって、トーク履歴にある名前を見ているだけ。
勇気がないから、トーク画面を開けないままなんだ
LINE見れない。
ってか、スマホ壊れた。
マージで、世界と遮断したわ。
どうしよう、アキラがBBQしてるかも、ケイコがカフェでランチしてるかも、
はたまた、サトシが地球をすくってるかも……
繋がっててもろくでもねーな。
開けれないLINE
開けれないLINEがあるそれは
高校の時にお世話にあった先生のLINEが開けない...
なんかあったらいつでもLINEしておいでってLINE貰ったけど
今更、心配かけたくないし迷惑かけてなくない...
けど相談事したい...
見たくない通知が来たから
【開けないLINE】
返事が怖いから
開けない
ぐっとガマンして
2時間後にやっと開けた
『いいよ』
いつも嬉しい言葉ばかり
ありがとう
大好きです
貴方からのLINE
― 元気にしてる?久しぶりに会えないかな。 ―
未だに開けないまま残ってる
ごめんね
「もう私たち終わりにしよう」
涙で歪む画面
震える右手親指でスクロールした文字
直ぐに既読がついて急いで画面を閉じる
ポコン
【新着メッセージが1件あります。】
決死の覚悟が揺らぎそうで開けない
大切にされない恋なんてやめるって決めたんだ
さよなら。私だけがだいすきだった人。
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好きな人からのLINE
すごく待ってたのに
開けない。何でだろーな。
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Theme:開けないLINE
開けないLINE
彼女はわたしのタイプだった。
経営する喫茶店で落語会があり、夫婦で出かけているうちに親しくなった。ノーメイク、地味な身なり。会話から美的感覚が鋭いのがわかった。わたしには、そこが魅力だった。
正月のLINEを送った。既読がつかない。忙しい?
夜になり、隣の部屋で夫が電話してる。誰?
しばらくして夫が部屋にきた。
ジルベールのママ亡くなったって。息子さんから電話があったよ。
神様、素敵な人からもって行かないで!
開けないLINE
開ける主人のいないLINE
好きな人からの一通のLINE
好きな人ってだけで毎回緊張しちゃう
開けないLINE
どんなLINEがきてるかぐらい私にだって分かる。
だからもう少し現実から離れさせて。
やりたい事をやるべきだ
やってはいけない事もやってみるもんだ
言いたい事は言うべきだ
言ってはいけない事も言ってみるもんだ
死ぬまで失敗するべきだ
成功はただのラッキーだ
悪いのは自分
悪いのは自分 良くするのも自分
私からの卒業がそこで待っている。
高校時代の友人からしつこく連絡が来る。
その友人のLINEの内容が全く理解ができず、メッセージがどんどん溜まっていき、気がつくとメッセージの数が100件になる時もある。
向こうに着いて
先に行ってるお父さんに会えたら
電話するって約束したのに
まだ電話は鳴らない
お父さんとは無事会えたの?
気になっていたこと全部聞けた?
約束したから待ってるのに
天国は居心地が良すぎて
電話する暇もないのかなお母さん
LINE、それはチャットでコミニュケーションを
とることのできるSNS。
皆は毎日何回LINEを見る?
朝に起きてすぐ見たり、暇な時に見たり…
皆がそのように使っている中、私は
LINEが開けない。
いや、本当は
開かないようにしているのかもしれない。
私には好きな人がいて、LINEでだけ会話ができる。
けれど、その好きな人はもう他の人と居て
私の事なんてどうでもよくて
前まで話していた会話を見れば苦しくなって
どろどろに溶けてどうしようもないような感情
なのにさらさらと流れていってしまうような
空虚感を覚えた。
良くないのはわかっていても嫉妬をしてしまった
一緒に仲良く過ごしただけの時間ですら愛おしく
それを思い返してしまうのが嫌で嫌で
それに嫉妬をしてしまう自分が憎くて仕方なくて
とても、苦しくて
そんなだから私はLINEを開けないんだ。