『鐘の音』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
鐘の音が鳴り響く午前0時。
一瞬光るつぶと共に溶けて消えた。
その一瞬の間にぼくは何を考えられたのだろうか。
生きさせてね
生きていてもいいよ
鐘の音が遠くでなっている
初めて来たただただ広い自然公園
鬱蒼とした林の奥から微に聞こえる
出口はあっちか
0時
鐘の音が 静かな夜に響き渡る
今日の私は一段と疲れ果てている
それも、舞踏会にでも行ってきたかのように
うちの妹と母上は
それでもかというくらい仕事を与える
ほんと、イジワルだ
挙句の果てに「貴方が悪いんでしょ」だってさ
0時
鐘の音が 騒がしい夜に響き渡る
うるさい うるさい
うるさい
うるさい
なんでこんなに哀れなの
なんでこんなに惨めなの
二時間でもいい
なんなら十分でもいい
すぐに、すぐに解けてもいいから
誰か私に夢を見せてよ
0時
鐘の音が私には聞こえる
私に綺麗なガラスの靴を履かせてくれない
みんなは履いてるのに
今日も鐘の音が響く
今日も鐘の音が響く
今日は鐘の音が
0時の鐘の音が鳴って魔法がとけても
それでも踊り続けてくれるのなら良かったのに。
#鐘の音
お題《鐘の音》
月鐘の町。
ここの町の心臓は、空にある大きな月。夜になると、人々は祈りを捧げる。その祈りがたまると――月鐘が鳴る。そして、夜の使者が町へくる、とか。
まるでお伽噺のような、でも真実(ほんとう)の話。
「ねぇリアラ、夜の使者ってどんな人だと思う? やっぱり相場はイケメンよね?」
「うーん。私はイケメンじゃなくてもいいと思うけれど……」
「ええ? 夢なーい! それじゃあ一生リアラは祈って終わる人生なの!?」
カフェでそんな大きな声を出さないでほしい、しかも祈ることをそんな風に言ったら――リアラが口に出すより先に、ずんずんと大きな足音が近づいてきて、リアラたちの席で立ち止まる。
「あらあ、エリちゃん。今日はもう暇だから、これから一緒に月鐘について勉強し直しましょうねえ」
カフェの店長であるシェーナおばさんの圧におびえるエリには悪いが、そろそろ帰らなければ――そっと席をたち、お代を机に置く。
「おばさんごめんね、そろそろ帰るわ」
「リアラはいいわよ」
「またくるね」
「いつでもいらっしゃい、月菓子を焼いて待ってるわね」
――夜の使者。
帰り道を急ぎながら、リアラは月に視線を向ける。
きっと彼は――もうすぐ目覚める。
耳に聴こえるのは。
心に響くのは。
儚く昏い鐘の音と――彼の音。
「リアラ」
「鐘の音」
幸せな音が聞こえる 今から始まりそうな音色 これからの人生を豊かに 穏やかにしてくれる音(ね) 歓喜が湧き 希望が湧き 勇気が湧く そんな美しい音は 僕を包む 君を包む 世界の人々を包み込む あぁ、苦難ありとも歓喜あり これからの道を照らしてくれるような 鐘の音
私は鐘といえば、小さい時のことを思い出す。
まだ、純粋で何も知らないような。
年末の夜、近くのお寺で鐘を鳴らしてもいい
ということで、家族みんなで鳴らしていたなあ。
そのとき鐘の近くにいたわけだから、
鐘の音はすごくうるさかった。
でも、すごく満たされた。
幸福のシンボル (鐘の音)
また、年始に鐘の音を聞くが、
やっぱりまだうるさいなぁと感じる。
空に浮かぶ1時限目
ペラペラ枕には君の横顔
目覚まし代わりの鐘が鳴る
今日は話しかけられるかな。
「鐘の音」
鐘の音
最後に京都に行ったのは何年前?
京都の風景を思い浮かべたとき、お寺の鐘の音が聞こえてくる気がする。
今まで何度行ったか忘れたが、秋になると京都に行きたくなる。
今年は久しぶりに秋の京都で鐘の音を聴いてみたい。
そしてもう一つ、鐘の音と言えば、やはり除夜の鐘。
鐘の音が、一年間の良いことも悪いことも全てリセットして、真白なキャンバスにしてくれる。
また今年も頑張ろうという気持ちになる。
せわしない年末から鐘の音を境に静寂が訪れる。
静けさと冷たい澄みきった空気、子供の頃、元日は特別な日だった。
今では営業している店舗も多く、さほど特別な感じもないけれど、昔はすべての時間が止まっているように感じた。
今は8月、まだまだコロナは収束しそうにないけれど、除夜の鐘で今年あった嫌なこと全て消え去り、来年こそ平穏な世界が戻りますように。
学習会で担任の先生が数学を教えてくれた
少しは私の事考えててくれたのかな
でも欲を言うともう少し考えてて欲しい
それは
福音か
それとも
葬送の鐘か
混沌に包まれた
この世界に
鳴り響くのは
僕はひとり
名もなき場所で
その鐘の音を聞いた
荘厳で儚げな鐘の音だった
立ち止まった僕の頬に
なぜか知らずに涙がつたって
ぽたり、と地面に落ちた。
世界は未だ混沌の中だ。
僕は涙を拭いもせず
再び歩き出す
不安定な明日へ
#鐘の音
ハッピーニュイヤー!
その一言でまた今年が始まる
去年の大晦日は大親友でもあり、幼なじみと越した
去年は珍しくお寺の近くの神社によったから
鐘の音がなる
今年もお寺の近くの神社によったからまた鐘の音が聞こえた
この音はあまり好きではない
だって、…
あいつが…大親友がこの音がなった瞬間
通り魔に刺されたのだから
そして、俺も今、刺されてもう意、識が…
お題 鐘の音
朝、
まだ静かな朝。
目は覚めているが、起きたくない…。
時折聞こえる鳥の声。
そろそろ起きるか…でも後、5分…。
ごぉ~ん、ごぉ~ん。
聞こえてきた音は鐘の音。
年末によく聞く除夜の鐘の、あの鐘だ。
年末に聞くと、何故かしんみりとなるのだが、
朝に聞くと、何故か清々しく、やる気が起こる。
そして、心が癒される。
毎日聞こえてくるわけではないから、聞けたら
ラッキーだ。
では、起きるか。
今日にお早う。
それにしても、ひとつ、疑問。
私の近所には、お寺がない。
この鐘の音は、一体どこからなっているのだろう。
お題 鐘
鐘の音は久しく聞いていない。
極東の国では大晦日から新年にかけて鐘を鳴らすらしい。
一年の終わり、そして新たな年の始まりに国中に響く鐘の音。
和を大切にするあの国らしい風習だ。
新年は煩悩に振り回されないように、という思いを込めて鐘は108回鳴らすのだと彼は教えてくれた。
自分は来年もきっと煩悩だらけなのだろう。
でもそれでいい。
欲を出すことは、思っていたより悪いことじゃなかった。
【鐘の音】
公園の池に鴨の群れが降りたった。
優雅に泳ぐ彼らは、餌を求めて水中に潜る。
その姿は頭を水中に、水面からお尻と足をだしているので、ドナルドを思い浮かべる。癒しの光景だ。
水面から上がって、近くの木陰で一休み。
濡れた羽根を、嘴で毛繕い。水掻きも。
足を折りたたんで、丸くなって、首を埋める。
鴨たちの休憩の時間。
時間を忘れて、ずっと眺めていられる。
鐘の音が鳴った。あ、会社に戻らないと。
『鐘の音』
ベネツィアのホテルで、教会の鐘の音を聴いた
異国にいる不思議な感覚、煉瓦の屋根がいくつも重なった家々の
隙間から、アドリア海に続く運河が見えた
素敵な解放感であった。
ホテル近くのサンマルコ広場のカフェフローリアンでカフェラテを飲む
世界で最も古いカフェと言われたその店先でバイオリンの演奏も聴けた
好きな珈琲と音楽と素敵なカフェで至福のひとときを過ごした
イタリアは、海外旅行で初めて訪れた国
ローマ~フィレンツェ~オリエント急行でベネツィア~ベローナ~
ミラノへ
どの都市も素敵だった
でも、あの『鐘の音』をゆっくり聴けたベネツィアの街が一番印象に残っている
また、いつか行ってみたい
君の事、好きになっちゃったかも
でも会えるのも8月までなんだよね。
同じ塾って言うだけで、名字も知らない。
【鐘の音】
今日もまた、鐘の音が鳴り響く
まるでこちらだよと言うかのように
迷子の子供を導こうと、鳴り響く
今日もほら、1人、1人と導かれる。
綺麗な空へ
澄んだ空へ
そして子供達は繰り返す_____
現実でも想像でもなく、ゲームから考えて書かせていただきました。
Sky 星を紡ぐ子供たちというゲームがございます。
景色も綺麗。鐘の音も綺麗。
自然の音がたくさんで、そして操作も行く場所も自由。
そんなゲームで、鐘の音は立派な道しるべでした。
きっと今も、澄んだ鐘の音で空へ導かれている子供がいるのでしょうね。