『鋭い眼差し』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
鋭い眼差し
どうか私をそんな「鋭い眼差し」で見ないでほしい。
私は君に恋してはいけないんだ。
そんな資格はないんだから。
鋭い眼差し
私は目が嫌いだ。
怒った目や、
蔑むような目や、
笑って優しい目も嫌い。
目は訴えてくる。
それが強すぎて私は怖い。
目なんかなければいい。
それはそれで怖いからやだ。
これも習慣かしら。
寝起きの貴方を見て思う。
その「鋭い眼差し」は、
怒ってないって分かったの。
寝相の悪い貴方を見て、
私は無意識に手を動かす。
ポットの電源を入れて、
コップには珈琲を用意。
おはようの言葉は、まだ後でね。
鋭い眼差し
意図しないで、誰かに鋭い眼差しを向けてしまう‥。そんな経験の話です。
子供がまだ小学生のころ、
お母さん、凄い目で見てるよ、
と注意されたことがありました。
空いた電車の中、反対側の席に座る人を、意図せずに鋭い眼差しで
見ていたのを子供に注意されたのです。
はっと気づいて、恥ずかしくなりました。悩み事も多く、知らず知らずにそうなっていたのでしょう。
子供に教えられた、今でも心に残る経験です。
あれ以来、ずっと気をつけています。
普段とはあまりにも違った。
いつもはわたあめみたいに、ふわふわで甘い顔を見せる。
流行りのわたあめじゃなくて、昔ながらのやつ。
純真無垢な、真っ白の笑顔を君は見せる。
それが違う。
横から盗み見るように見た君の顔は違った。
まるで相手を刺すような眼で向こうを見る。
私だけだと思ってた。
貴方はいつもふわふわしてて、
何処かに飛んで行きそうだったから。
貴方の初めて見る顔が嬉しくて嬉しくて、
ほんとに嬉しくて。
君の手をぎゅっと握った。
#鋭い眼差し
「鋭い眼差し」
論文。
鋭い眼差しで、指摘をする教授。
そんな観点があったのかという、思いだった。
真剣な眼差し。
着眼点って色々とあって、世界って広いなと思う。
私もそんなふうに、文章の視点を、磨いて、
眼差しを優しく、そして、思いやりを持って
表現していきたい。
君の仕事の時の眼差しみたいな…
10.15
家の周りにはよく野良猫が出没している。何故野良だと断言するのかといえば、理由の一つは目つきが鋭いのだ。ずっと飼い猫だった個体に比べて、野良猫期間がある個体は目つきが鋭いように思う。
当然、警戒心も強い傾向があるので、猫派を自認する私がいくら撫でたいと思っても近づかせてくれるコには出会ったことがない。
しかし、一匹だけ不思議な行動をするコがいた。
数年前のことだ。
玄関を出たところで、そのコが日向ぼっこしているのを見つけた。向こうも私に気がついて、いつでも逃げ出せるように体勢を整えたのがわかった。
むやみに近づいて脅かすのもかわいそうだ。けどやっぱり可愛いな、とその場に立って見ていると、なんと向こうから近づいて来るではないか。
初めての行動に戸惑っている間に、足のすぐ脇をかすめてそのコはどこかへ行ってしまった。
また別の日。同じコが同じところにいるのを見つけた。今度も逃げない。これはもしかして撫でてもいいのか、と淡い期待をして私が一歩踏み出すと、そのコはあっという間に三歩分くらい距離をあける。期待はしょせん期待だなと思わず苦笑いして、何の気なしにその場へしゃがんだ。すると、また向こうから近づいて来る。手を出したい気持ちをこらえて見ていると、警戒しつつも膝のすぐ脇を通って行ってしまった。
ツンデレ猫。
撫でさせてはくれないけれど、至近をわざわざ歩いて行くそのコに私が着けた仮名だ。その後何回か遭遇したが、いつの間にか見かけなくなった。
鋭い眼差しの可愛いあのコは今どうしているだろうか。
お題:鋭い眼差し
あなたは一言だけ
「うそつき」
と言いました
僕は口が上手いから
色々な言葉を操って
様々な比喩や表現方法を使って
自分自身すら煙に巻く
騙し仰せた気になって
誤魔化しや、言い訳に塗れて
歪な形でバランスをとって生きている
なのに
あなたの飾らない真っ直ぐな眼差しに
いつも撃ち抜かれてしまいます
餌を片手にゲージへと近寄る。とぐろを巻いていた彼は、匂いを嗅ぎつけたのか身体をほどいて扉へと近付いてきた。じっとこちらを見ている……ように見える。実際はそこまで見えていないはずだけど。
逃げ出さないようにガラス扉を少しだけ開いて、餌を差し込んだ。
獣
鋭い眼光で
捕らえ
鋭い牙と爪
喉笛を
噛み砕き
引き裂いて上げる…
血を啜りて
潤して
肉を喰らい
欲の業
欲のまま
狂気と宴の快楽に…
孤独を纏う
衝動の残劇
感情は捨て
殺戮の狂者
生きる為の
知を獲る者
鋭い眼差し____
綺麗で、大きくて、優しい。
そんなあなたの目が怖いの。
ごめんね。
「鋭い眼差し」
私と歩くと 一緒に歩いている人も
変な目で見られるから
一緒にいない方がいい。
鋭い眼差し
鋭い眼差し隠し…
遠くから
あなたを見つめてる…
まわりからこわいと
言われて傷ついた経験が
あるの…
ホントは…
こわがりで臆病な
だけなのに…
「鋭い眼差し」
田舎の 真っ暗な夜道
出逢う 光る眼
ドキッ
あぁ あのコは 近所の黒ちゃん
明るいときは あんな懐っこくて
かわいいのに 夜は 野生?
眼差しすら 鋭し!
しんという音がするほど静まった暗闇から私を見つめる瞳。あぁ、お前も1人なのか。その鋭い眼差しを少し弱めてくれないか?もう囚われて離れられないのはわかったから。そう小さく呟くと「ニャー」と返事が帰ってきて嬉しくなる。
これからはふたりぼっちだな。
2022/10/15『鋭い眼差し』
お題 鋭い眼差し
迷っても戻れなくても
どんな色に染まっても
鋭い眼差しのあなたが好きだわ
あなたと過ごした数だけ
切なくなるから
懐かしさに負けないように
明日を生きていく
す 好きという感情に
る ルールはなくて、
ど どれも正解で
い いくつもの答えがあるの。
ま 毎日辛いときは
な 泣いて、それでも
ざ 残酷な現実を
し しっかり見なきゃいけないの。
月。
透明な器に、満ちていく雫。こぼれそうでこぼれない。その僅かのところを、否応無しに保っている。
満ちるほど心は空虚で、いっそ溢れてしまえば楽なのに、それも叶わない。何も捉えたがらなくなった、ぼやけた視界。目的を持たないことが、こんなにも輪郭を不鮮明にすると知る。
熱も失せ、けれど冷やかにもなれず。得も言われぬ温さを手放せないまま、日が暮れる。いっそ悲しみに暮れて泣いてしまえたら、終わりにできるのに。
そのための決定打にも欠くまま、未だ心は、いつかの瞳を忘れられないでいる。
〉鋭い眼差し
ずーっとこっちを見てくるアイツ
同じクラスで前の方に座ってるくせに、後ろの方の私を見てくるし、何だかキモイ、辞めてほしいの笑
そしてある日、私は気になって勇気を振り絞って聞きに行った
陰キャの私は、こういう事を言うのにも勇気がいる
「ねぇ、何でいつもそんなにうるさいの?」
「え?だってー、
上に続く
※この話は、作った話です。実話ではありません。不機嫌になった方、すみませんm(_ _)m
『鋭い眼差し』
イメージする。
小走りで走り。
踏み切り、体を浮かす。
限界値に近い高さに挑む。
跳んでやる。
あのバーを越えてやる。
一心に、走り出す。
鋭い眼差しを向けて。
勝負。