『部屋の片隅で』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
電池が切れて
わたしは
茶色い箱に入れられた
あの人はもう
わたしがいなくても起きられるから
他の使わなくなった
時代に置いていかれた物たちと共に
冷たい箱の中に
部屋の片隅へと追いやられた
薄い空気
埃っぽいにおい
狭くて暗くて
時を刻む音もなくして
この空間は
忘れられた物たちの墓場のようだ
わたしは夢など見ない
あの人がふたたび
わたしを必要としてくれるのを
期待したりなんかしない
あの人が輝いていた時間を
わたしはいつも正確に
晴れの日も雨の日も
勤勉に刻み続けた
あの人の中にある時間は
わたしの命が刻んだ時間
役目を終えたこの体が
無へと帰しても
世界のどこかに
わたしは生きている
#部屋の片隅で
ジムノペディとは、ギリシア語の gymnos(裸の)と pais(子ども・少年)という意味からなり、裸体の少年たちが、踊ったり体操風の遊戯を行ったする古代スパルタの神々(古代ギリシアの戦没兵士)を祀るための儀式の名称「Gymnoppaedic」から、エリック・サティーが作った造語です。
エリック・サティ
エリック・アルフレッド・レスリ・サティ(Éric Alfred Leslie Satie、フランス語: [eʁik sati]、1866年5月17日 - 1925年7月1日)は、フランスの作曲家。
出身地: フランス共和国 オンフルールとパリ
ジャンル: クラシック音楽; 新古典主義音楽; ロマン派音楽
学歴: パリ音楽院中退; スコラ・カントルム卒業
職業: 作曲家
私が初めてこのジムノペディという曲を耳にしたのは薬師丸ひろ子・世良公則主演三田佳子助演映画『Wの悲劇』だった。曲のタイトルも、作者のエリック・サティという名前も知らなかったが、当時17か18歳だったと憶う ... よくわからないが神妙不可思議な耳触りにうっとりしていたのを記憶しているのだが ...
あの頃から35年を経て ... 未成年だったあの日の私がうっとりしていたこの曲のはっきりわからなかった景色は死へ誘う階段を一段一段上がっている情景だったのだろうと今では感触する。
誰もが何もかもにつけて私が悪いと結論づける人生だった。それに抗う気すら起たなくなる程の羅列だったのだが ... この曲が初めて ... あなたは、唯のひとつも悪くなかった。だけどどうしても戦わないあなたに世界は嫉妬し、業を煮やした。さあ、あなたはよくここまで耐え続けました。さあもう躊躇う事なく、その透明な階段を登って私のところへ来なさい。もうこれ以上苦しむ必要はありません ... そんな声が聴こえた。
部屋の片隅で?
これを見て私は
小さい頃、毎日泣いていた自分を思い出した。
たくさんの塾に行かされ、たくさんの時間を私に費やし、私にたくさん投資したが、、、なぜここまでしなければいけない理由が分からない私には分からず、やる気もなく、どんなに勉強しても頭に入らず
ダメな子だった。
だが、自分はダメな子で良かったかもしれない。
もし、ダメな子じゃなかったらあのときの期待に今も必死に応えようと頑張り、周りからの目を恐れていたかもしれない。
だが、一度落ちると、期待されず楽になれた。
その代わりに時々寂しくなるが、あのときの期待に応えられず毎晩泣いていた時より生きてて楽しいと感じる。
しょうもない過去話に付き合ってくれてありがとう。以上で終わる。
部屋の片隅で
膝を抱えて
あなたのことを思う
忘れたいのに
忘られない思い
辛いです
忘れたいです
部屋の片隅でいつも震えている自分。
明日が来るのが怖いから。ずっとずっと震えてる。
今日だって親に学校に行けと怒られた。
怖くて怖くて沢山人に迷惑掛けて。
そしてまた部屋の片隅で震える。
誰か助けて
両親も滅多に使わない物置部屋のすみっこで、ぼくは毎日友人を眠らせている。
《部屋の片隅で》
今日は学校を休みました
学校で嫌なことがあるわけではありません
強いて言うなら嫌いな英語が2時間ある
それくらいです。
でも行く気になれなかった
なんとなく休みたい気分だった
外に出るのが億劫で
ベッドでぬくぬくしてたくて
部屋の片隅で1人考え事をしていました
私が考えることなんて1つしかありません
君のことです
そうだ、君のことを考えたかったから
休んだんだ。行く気になれなかったんだ。
君は今何してるのかなとか
君とあの子はどうなったんだろうとか
君は最近カラオケ行ってるのかとか
君のあのテストの結果はどうなったんだろうとか
くだらなくて私が考えてもどうしようもないことを
部屋の片隅でずっと考えているのです
#部屋の片隅で
【空間】
私が家で一番好きな場所。
それは自分の部屋の片隅である。
自分が座れるくらいの間隔を開けて、壁に向かって本棚を置く。
そんな狭い空間で漫画を読むのが堪らなく好き。
たまにそこで寝ることもある。
それほど私にとっては落ち着ける場所。
何の気なしに
君と入った雑貨屋さん
これ、可愛い
一目惚れで買った
太々しいでもどこか憎めない顔付きの
木で作られたおじさんの置物
日を重ねるうちに
段々と愛着がわいてくる顔
ずっとそこから
僕たちを見守っていてほしい
部屋の片隅で
No.8『気ままな救世主』
散文 / 掌編小説
部屋の片隅で天敵を見つけた。
いや、なんでそこにいる?
この部屋には食べ物は置いていないはずなのに。
退治してやろうと追いかけ回すと、ガサゴソ音を立てて逃げて行く。
そこに救世主。
「ニャー!」
眠ってばかりいるお前だけれど、たまには役に立つじゃないか、タマよ。ところが、ドタンバタンとしばらく捕物劇を繰り広げていたが、飽きてしまったのか、そのうち何もなかったかのように部屋の片隅で眠り始めた。
お題:部屋の片隅で
放課後,教室の片隅に座っている彼を見た。
「かっこいい」
その言葉が口から出てしまうほど
彼が綺麗に見えた。
オレンジ色に染まる空
日が傾いて差し込む光が彼を輝かせていた。
彼は,本を読んでたり,勉強していたり,
腕を枕にして寝ていたり毎日色んなことをしている。
どんな事をしていても彼はかっこよくて
見るだけで幸せだった。
この気持ちを彼に伝えたくて
彼に告白した。
彼は告白にOKしてくれた。
彼は私が放課後見ていたことに気づいていたらしい。
恥ずかしくて何も言うことが出来なかったけど。
私たちの関係は今年で5年目
2人の気持ちは覚めることなく同棲することになった。
今でも彼は部屋の片隅で本を読む癖は変わらないみたい。
────『部屋の片隅で』
「部屋の片隅で」
ゴソゴソ
これはこれで
必要な楽しみ✨
部屋の片隅で泣かないように
僕は君のことを守りたい_
『部屋の片隅で』
齷齪に塗れ凋落となり
聚楽の味を噛む日々に
冨樂を嫉む醜悪な性に染まる
明日の陽を見ることさえ覚束無い
魑魅魍魎のように化ける心
縷縷忘れてしまうのか
いつからかの朧気を
解を見い出せぬまま
部屋の片隅で
泣いている
部屋の片隅で
部屋の片隅がなんだか落ち着く
世間の雑踏から離れて
自分だけの時間を守れるから
逆さま
ありがちな
あちこちで
****
部屋の片隅で
みんな
すきだよ
普通電車の
座席の
端々
必ず
端っこから
うまってく
笑っちゃう
部屋の片隅で
僕は
何をしていたと思う
君への手紙を書いていたんだ
いつもありがとう
好きにさせてくれてありがとう
僕の初恋の人
部屋の片隅で米を炊く
ちょうど昨日炊飯器の場所変えてそこがちょうど部屋の片隅でこのアプリのお題と一致するとは
ただの偶然だけどこういうのってなんか嬉しいね
あとは部屋の片隅には机とパソコンを置いてるからいつもはそこで動画見たりゲームしたりしてる
#部屋の片隅で
部屋の片隅に追いやったまま
気づかないふりしてきた
苦い思い出 いらない記憶…
負け癖ついた惨めな自分
そんなゴミは埃と一緒に掃除機で吸い込め!
綺麗さっぱり一掃したら気分爽快!
くだらないことを思い出して
苦しくなることももうない…
🌈黒猫のつぶやき🌈
どんどん増えるいらないものは直ぐ捨てよう
身軽に生きてく方が楽でいい…
14テーマ【部屋の片隅で】
僕は今日も家の奥の小さい部屋で
パパの怒鳴り声とお皿の割れる音を
ずっと一人で聞いている
"今日は優しく撫でてくれるのかな?"
そう思いながらいつも
部屋の片隅でうずくまる
ガチャッと扉の開く音がしたのと同時に
ドンドンドンドンと足音が聞こえる
それは 僕の前で止まり
大きな手で 頭を撫でてくれる
そのはずだった
髪の毛をグッと引っ張られ
胸ぐらを掴まれこう言われる
"お前は本当に役立たずだな!!
男のくせに弱っちくて背がちっこいし
何も出来ないお前なんていらねーんだよ!!
このクソガキ!!!"
嗚呼 今日も殴られるんだ
いつもと一緒じゃないか
"いつもと違う日はいつ来るのかな…?"