『逆光』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
貴方は写真を撮るのが苦手で、ぶれていたり逆光になっていたり。その度にいつも私が取り直しての繰り返しだった。でもそれでも貴女が撮った写真全部大切に持っているよ。いつかこの逆光になっている写真をまた撮って私に見せてよ。
逆光。
逆光で
男前すぎて
眩しい。
いつも
クラクラして
見えない。
逆光の余韻で
いつも満たされる。
「好きです」
思わず発してしまったその言葉は
貴女には重かったみたいです
「ごめんね」
謝らなくていいんです
こちらこそ「ごめんなさい」
こっち見ないで
こんな顔見せたくないですから。
「ねぇ君はさ、私の事好きでしょ?」
そう言う君の顔は見えなかった
今日はやけに悪天候らしい。
冷たい雨の音が、部屋中に充満する。
水槽に閉じ籠った熱帯魚に顔を寄せた。
色鮮やかで、毒々しい色。
なんて美しいの。
狭い檻の中で身を翻して、また戻る。
そんなに泳いだって、自由にはなれないのに。
誰かは言った。
水槽に差す光が、ゆらゆらと波紋を描いた。
突然、猛獣の呻き声みたいな音。
その途端、真っ暗な部屋が青白い光で満ちた。
びりびりと、全身が強張った。
ばらばらと、雨粒がガラスに張り付く。
水の中の熱帯魚が、逆光を浴びる。
真っ白な項がうっすら色を持つ。
ただうっとりと、その色に翻弄されていた。
雨はまだ止まない。
私の道は逆光に包まれてる。
先が見えない。
けど、光の元があるのだから、
そこに向かって走るだけだ。
〜逆光〜
僕はアレルギー体質だから
日光を浴びる事ができない
だから僕の写真はいつもいつも
逆光で真っ暗になり、思い出にならない
写真を撮ろうと君に
カメラを向けると
逆光で君の顔が上手く映らない。
記憶の中の君の顔が
上手く思い出せないように_。
まぶしすぎて
あなたは輝いてる
おひさまより光ってる
いつも逆らう光に追い立てられて
泣きながらそれでも進んで
やっとみつける真の光
「逆光」
君の笑顔は後ろから射した光によって
掻き消されたんだ。
……について。
長ったらしい説明文
要らない
『逆光』
眩しくて目が開けていられない
私にとって恐ろしいもの
光のように真っ直ぐ行く必要はない。
反射して上手く進めないんだ。
逆らったときに、いつも後ろには影ができる。
そこには、未知なものが広がってて
光とはまた別の魅力に溢れてる。
光が正義だとするなら
影もまたひとつの正義の顔なのかもしれない。
相対するものがあって
選択肢は広がってる。
逆光
今日の逆光は
めちゃくちゃ色っぽかった。
照明が綺麗だから
本当に嬉しいよ。
でも逆光だと
眩しいのが泣ける。
今日も見えてほしかった。
逆光に目が眩んで「うわ、眩しいね」なんて言いながらあなたと歩いた日を今も覚えている
光を直接見れる心になりたい。
いつだって翳に隠れてる。
こんな自分が大嫌いなのさ。
そして、
貴方は誰を好きになってもいいのです。
女の子でも、男の子でも。
光の当て方だけでこんなに変わるのは
世界はおもしろいな
写真を撮ってくれた。
写真をみてみた。
逆光で
しかもボケてて
何なのか全く分からない写真。
だけど、おじいちゃんが撮ってくれた
最初で最後の
私の大切な大切な写真。
おじいちゃんも一緒にうつろうよ。
そう言えば良かった。
涙がぽろり。
写真の上に落ちた。
シミになった。
だけどこの写真は
世界でたった一つの。
私の大切な大切な大切な写真。
新しく現像し直そうなんて思わない。
これでいいの。
涙のシミも
大切な大切な大切な大切な思い出。
大切な大切な大切な大切な大切な大切な写真。
大好きだよ。
忘れないよ。
「逆光」
逆光の美しさを知った。子どもたちの後ろに光る太陽が眩しくて。