『距離』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
「距離」
距離というものは近い、遠いしかない。
近ければ寂しくない。話すことが出来る。
遠ければ少し寂しい。話せない。
でも近いといいことばかりでは無い。
近いと、一人の時間がなくなる。
近いと、仲良くなりすぎて、喧嘩をしてしまうかもしれない。
近いと、他の人ばかり考えてしまうかもしれない。
でも遠いと嫌なことばかりでは無い。
遠いと、一人の時間ができる。
遠いと、その人のことを考える。
遠いと、喧嘩してる友達と、もしかしたら、仲直りしたくなるかもしれない。
これは人間の場合。
物でも同じ。虫でも同じ。空気でも同じ。
みんなみんな、色んな距離。
距離というものはむずかしい。
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きみとぼくに住んでる場所の距離があったって
きみを想う気持ちは変わらないよ。
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Theme:距離
距離
あなたとわたしとの…
距離
近いようで…
遠いの
もどかしい気持ち
…
ほんの少しだけ…
心の距離が近づけたら…
なんて…
思っちゃいけないよね
ごめんね…
106【距離】2022.12.01
手紙や伝書鳩の時代からインターネットの時代へ、人類は距離の影響を脱して時間差なくコミュニケーションをとれるようになったが、まだ星々との対話には大きな時間差をともなっている。
いまだに星々の「現在」とは、会話できずにいるのだ。
北見辰一朗は天体望遠鏡のアイピースから目を離しながら、ほっ、と白い息をついた。観測に夢中になるうちに、体の末端が冷え切っていた。まずはポッケのカイロで両手を温める。強張りが解除されたら、つぎは水筒。まだ器用さの十分に回復せぬ手で蓋をはずし、沸かしたてのように熱いコーヒーを注ぐと、白い湯気が勃然と立ち上がるのが夜目にもはっきりと見えた。それを唇に近づけ、ゆっくり啜り、飲み込む。
これら一連の動作を、星明りのもと、自分がリアルタイムで視認しながら行っている、ということが、北見にはとてつもない奇跡のようにおもえた。
一転、目を冬の夜空にやる。昔、昔、昔、昔、昔、昔、昔、昔、昔……想像を絶するほどの昔の姿を見せる何百、何千、何億光年の彼方の存在ばかりが無数に、そこには散らばっていた。
手を見る。リアルタイム。星を見る。想像を絶する昔。コーヒーを見る。リアルタイム。また星を見る。想像を絶する昔。湯気を見る。リアルタイム。やはり星を見る。想像を絶する昔。
いつになったら遠い星々の今を知ることができるのか。それはかなわぬ夢なのか。
北見は飲み差しの水筒の蓋を手にしたまま、また望遠鏡をのぞきこんだ。
今、望遠鏡のレンズを通して北見の目に映る恒星のうちのいくつかは、今のこの現時点において、まちがいなくすでに姿を消してしまっている。これら、シャワーのように密度高く降り注ぐ光点のなかに、いわば、死者からの手紙、とでもいうべき煌めきがいくつか紛れこんでいる。しかし、いましも北見の目玉のなかに飛び込み、北見の網膜の上で美しく像を結んでいる光の粒が死者からのものなのかどうか、今の北見には知るすべはない。それはなん世代にもわたって天体の観測をつづけ、記録をとりつづけて、やっと明らかにできるようなものなのだ。
ていうかさ。そのころにはすでに人類がいなくなってしまっている可能性だってあるんだよな。と、北見は微苦笑し、完全に冷えきる前にコーヒーを飲み干した。
そうなのだ。それが天体との文通の流儀というものなのだ。人間ごときが四の五の抜かしてどうこうできるものではそもそもない。ただ、今、見えているものを受け止める。滅びの時がいつになろうが、おそらく人類には、それしかできない。
まるで片思いのようだ、と手探りで北見は水筒の蓋をきっちりと締めた。一方通行でもいい。もう姿が消えてしまっていてもいい。ひとつでも多くの星の姿を捉えたい。北見の口からまた、白い息がこぼれた。あのすばるに、オレの姿が届くころには、オレはもう死んでいる。それでもいい。と。
とにかく北見はただ、ひたすらに星を見ていたいだけなのである。我が身の寿命が尽きるまでそうさせてほしい。北見が星にむかって願っていることは、純粋無垢に、ただそれだけであった。
距離が近い。
僕のノートを見つめる君。
心臓の鼓動を聞かれていないか不安、
『距離』
めっちゃ距離が近いはずなのに
少し距離を感じるのはなんでだろう
「距離」
距離も時限も時空も
何もかも超えて
あなたに会いたい
伝えたい言葉はただひとつ
「私を産んでくれて、ありがとう」
それと
「あなたの子供に産まれて、ごめんなさい」
ただひとつ聞きたかったのは
「私を産んだことを後悔していませんか?」
いつかそちらに行った時
教えて下さい
お母さん
人と距離を取らねばならないこの時代。
“身体は離れていても、心は繋がっている”だ
なんて、綺麗事でしかなくて。
今日も今日とて、誰とも話せない。
いつしか心も離れていく。
この人間と未知のウイルスとの闘いが終わっ
た頃には、心の距離は随分離れているのだろ
う。そう考えると何故か虚しさに駆られる。
✴ #距離 No.8
距離。
距離が
本当はもう少し
近くが
いいなぁって
思ってたのに。
でも大阪は
前もよく
通ってたから
大丈夫。
距離が離れてても
行くと
「いつもありがとう」って
言われるから。
私は自分が
幸せな所に行くよ。
【5.距離】
どうしよう...
あの人と
どのくらい距離を
とったらいいのか
わからないよ、、
もっと近ずいていいのかな?
離れた方がいいのかな?
うーん...
恋の距離感って
難しいな
-距離-
幸せにしてくれるんじゃなかったの?
君以外に私の隣が似合う人なんていない。
もっと君の隣で、思い出を作っていきたかった。
こんなに近くにいたのに、
君の気持ちに気づけなかった。
ごめん。
「幸せになって。」
お題 距離
今この想いを言葉にすれば
きっと距離ができてしまうね
あなたを想うたび瞳に涙が浮かぶ
悲しい程苦しい恋を壊して
いっそ距離を作った方が良いのかな
青い空の街を
一台のトラムが走っていた
忘れもしない
『さよなら』告げた日だけが映る車窓
この街でいつしか 見慣れた風景
変わらないものだと 思ってた
あなたとの距離が近付くほどに
心はまた 離れてしまうみたいね
赤い屋根の街を
こんなにも愛しく思ってる
思い出の中で
繰り返す 出会いも別れも同じ数だけ
この道はどこか 懐かしい感じ
変わってしまったことが ただ悲しい
あなたとの毎日は幻じゃない
本物だから 心が痛いんだね
あなたとの思い出のトラム
トラムに乗って
何処までも行きたいと思った
この街で 出会えた運命
突然の別れだったけれど
思い出だけは心に残ってるね
さよなら、あなた さよなら ありがとう
あなたへの思い いつまでも 何処までも
心はまた あなたの元へ
#距離
距離
なんであの女とあんだけ近い距離でいるのに、なんで私とは距離が置かれてるように感じるのかな
手を伸ばす。
どうしてもそこにはたどり着けない。
頑張って近づいても、また離れてく。
途中から諦めようとしてしまったの。あなたの近くに行く
ことを辞めてしまおう。って、でも何故か無理だった。
あなたを諦めようとしても、無意識に追いかけてしまうの。
あなたが引っ張ってくれるのなら、どんなに幸せなことをだ
ろうか。
どうしてもあなたとの距離は縮まらない。
「どうした?熱があるのか」あぁ、オアノク。「大丈夫か?家まで送るぞ。」そんな、「大丈夫さ、僕は元気だよ。」距離が、近いよ。「オアノク__」
創作とのお話
『距離』
私とあなたの距離は、
物理的には近いかもしれない。
けれど、心の距離はいつまで経っても
縮められないままです。
どうしたらこの距離、縮められますか?
"距離"
君と会う回数を重ねる度、少しずつ冗談が増えて、深い話も出来るようになって、仲良くなれたと思っていた。でもそれは、都合の良い思い込みだったのかもしれない。何度確認しても来ていない返信。どうして1日に数回しか返事が来ないのだろう。一向に誘われる気配がない会話。君の誘いでご飯を食べたのは2週間も前の事なのに。ねぇ、君との距離は今どのくらいなのかな?
もどかしいなぁ。
この手が
届きそうなのに
届かない
こんなビミョーな距離。
(´・c_・`)
#距離
貴方へ届かない
心の距離