『貝殻』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
えぇー、であるから、二枚貝などの貝殻は炭酸カルシウムなどで出来てるわけだ。
で、な、ここからはテストには出ないぞ。
貝は、溶けたカルシウムと二酸化炭素を使って貝殻作ってる。今、世間で諸悪の根源である二酸化炭素を固定してるのよ。そして、貝なんて死んでも、貝殻は砕けても粉々で砂の成分になるだけなのよ。
先生は思うんだよなー。貝ってのは、環境問題を解くカギがあると思うんだよなぁ。
どう? 理科の篠宮先生に似てるだろ?
『貝殻』
貝殻あったら
耳に当てて波の音を聞く
瞳を閉じて少し首をかしげて
今いる場所がどこであろうと
私だけの海の世界がそこに広がる
貝殻
海に行くと、必ず落ちている貝殻。
綺麗なので拾ってしまいます。
大きい貝殻 小さい貝殻全部いいですね。
いつも読んで頂きありがとうございます。
皆さんは、貝殻のお題で何を思い浮かびますか?
今日も皆さんが幸せでありますように。
―貝殻―
目の前に1つの貝殻がある。
たった1つの貝殻だ。
この貝殻の凄いところは渦へわたしを巻き込むように、あの日を見せるところである。
波の音 強い風 潮の香り 影
2人の笑い声 裸足 砂粒
濡れた裾 空 遠くの積乱雲
太陽光の痛み 手の大きさ 熱
瞬間的に全部を感じさせる。
貝殻は時間も物理をも超える。
別に気にしなきゃいい
ふとした時考えてしまう癖がある
先の事だけど考えすぎて
自分自身を不安に陥れてしまう
こんな事誰にも言えない
私が本当はこんな人だって
開かない貝殻みたいだからさ
だれかこじ開けてよ
パリッ
あまり聞き慣れない音に僕は思わず足元を見た
すると割れた貝殻が1つ
砂浜を良く見てみると同じ様な貝殻がいくつもある
きっと君の心は貝殻の様で
脆く美しい、、
人はその美しさに気が付けず
君のその脆く美しい心を自覚の無いまま
壊してしまうのだろう、、、
脆いことは悪い事じゃない
君はとても繊細で感受性がとても豊かなんだ
人がされて嫌な事はしない
でも自分が嫌な事された時上手く助けを
求められない
貝殻集めをいつか君としたい、なんて
【貝殻】
僕の頭の上に濁点の血が振っている
汚れてしまった僕の体をみて泣いている
忘れてしまった涙と造られた綺麗事が僕の中で交差して、踊る人形が鮮やかな血を吐いていた
アネモネは消えて散ったようで
汚く笑うその顔は忘れられなかったみたい、殺して欲しいと思った暁が不愉快で仕方がなかったから
誘惑された浴槽に、僕は呪いをかけて溺れて
その感情は吐き出すとネズミ式みたいに増えていく
全部吐き出してしまいたいのに何も出てこなくて
ただ壊したい気持ちが募って終わる
僕の心のひまわりの種が踏み潰されて消えていた
落ちる感覚と共に血の涙が上に昇るけれど
それはバス停みたいにいつまでも待っていられる訳じゃないと言っているみたいだった
僕は今何を待っているのだろう?
なにもない場所で独り、心の隅を何度もグチャグチャに飲み込む
ブラックホールの1部になった僕はひたすらに終わりを願って指を切る
六月の頃雨は降り続けた、まるで永遠に続くなぞられた4文字みたいに
蝉の声は9月になると死んでいた
死んでいた声は僕を殺してくれない、その劣等感のような声をもう一度聞きたかった。
ただ何も待たずに僕は劣等感を持ち続けて鳴いていた
チッタ、チッタ、チッタ、チッタ、チッタ、チッタ。
6時、5時、3時、1時に巻き戻っても何も変わらない
鳴きやむころには肌が汚れてしまう
その顔は口角を上げて僕に時間を教えてくれた
いつまでも寝ていたい日々はだれも口角を下げていた
季節を超えても何も意味が無いのに
どうして生きているのか君に説いても
ただ返事をしている午前10時、おやすみを答えた。
カタイカタイ殻で覆われて守られていた。
だけど、意外にも殻は脆くて、すぐに割れてしまった。
私はまた新しい殻に潜り込む。
「今度は大丈夫かな?」
すると、可愛らしい音がして、私は空に浮かんだ。
『あんまりキレイじゃなかったぁ!』
フッと、私は落ちていく。
パチンッ!!
また、壊れてしまった。
「……」
なんとも言えない悲しい気持ち。
「キレイだったら、大事に持っててくれたのかな?」
私としては、私の好きな色の貝殻を選んだつもりなのだけど。
そろそろと、壊れてしまった殻から出てみる。
もう空は赤く染まっていて、暗闇がすぐそこまで迫っている。
「早く次のお家探さなきゃ。」
私は急ぐ。
「今度はもっとキレイなお家にしなくちゃ。」
モノクロの世界で。
でも…あれ?
私の選ぶお家はキレイじゃないなら…
「キレイってなんだろう?」
貝殻
キラキラ貝殻
桜色の貝殻
昔好きだった小さい宝物
拾ったあの貝殻どこにやったっけなぁ
そんなことはなかった。理不尽だと分かっていながら、気づいてほしいという言葉で心がいっぱいだった。転んでは振り返りを繰り返して。自分の体重で、膝についた砂の跡が痛い。
今日は違かった。
桜色の小さな貝殻を拾った。白いような虹色のような内側に耳をあてた。
<貝殻>2022.9/5
No.1
君がいない
あの頃の二人も今はいない
本当は少しだけ悔やんでるわ
何故なの? 君に出会い fall in love
無口でもそんなとこ好きだったのに
君が嘘をつくなんてね
ときめきがやすらぎに変われば
刺激というスパイスだって必要かもね
君がいない
やさしかつた君 今はいない
よく行った海岸沿いの店を
通るたび少し胸が痛い
逃げてゆく幸せに気づいた時
人はもう戻れないと思うの
やりきれない週末のメニューは
思い出を整理たり 映画を見たり
※君がいない
あの頃の二人も今はいない
何もかも時間のすれ違いと
感じたその時切なく good-b
『貝殻』
海に行こう、と私を連れ出してくれた貴方
二人で拾ったどこにでもあるような貝殻には
波の音とあの日の思い出が詰まっている
ママこれあげる
ママの好きなピンク色。
引き出しの奥から出てきた
小瓶に入った桜貝。
初めて行った海水浴。
ちっこく可愛息子の写真
貝殻手にとり愛でる。
―貝殻―
貝殻って、個々の価値観のようなものだ。
いつの間にか皆が、自分だけの殻を持っていて、
その中に篭っている。
そして、大抵の人は、殻から出たがらないし、
外にはどれだけの貝殻があるのだろうとか
他の子の貝殻はどんななんだろうとか、基本、気にしない。
だって殻の中が1番心地いいと思ってるから。
殻の中にさえいれば、安全だと知ってるから。
殻の中から外の世界を見ることはできない。
だから、皆すぐに忘れてしまうんだ。
いつの間にか自分の貝殻に篭るようになるまでは、
ずっと覚えてたはずなのに。
自分の殻の外の世界に、星の数ほどある貝殻を。
あの眩しい世界を。
その無数に散らばる貝殻の中に、
どれだけ素敵な貝殻があるのかなんていうのも、
知らないんだ。
…もったいないよね。
まるで『井の中の蛙大海を知らず』。
君もそう思わないかい?
じゃあ、貝殻から出てしまえばいい?
そして外の世界を体験すればいい?
でも、その貝殻を出て、外の世界を見てみようと
決意することは、案外簡単じゃない。
外の世界を見ることがプラスに繋がるか、はたまた
マイナスに繋がるかなんて、
見てみなきゃ誰も分かんないから。
貝殻を出てみなきゃ分かんないから。
だから人それぞれってことでいいと思う。
もしかしたら、外の世界を見て、やっぱり殻の方がいい。
そう考える人もいるかもしれない。
それもそれでいいとは思う。
ただ、外の世界を見て、たくさんの貝殻を見て知って、
そしていつか素敵だと思える貝殻に、自分の好みに合った、
お気に入りの貝殻に出会うことが出来たら、
きっと気づくはずだ。
外の世界は、狭い貝殻の中よりずっと…
―愛おしくて、尊いものなのだと―。
貝殻
夜の浜辺。
月明かりに照らされた海面はいつくもの宝石が散りばめられているかのように輝いている。
波の穏やかな音をききながら、わたしはそれを眺めていた。
どこまでも広がる海。その青さ。
少し視線をあげれば、真っ暗に染まる空に昇る月。
何気ない、風景のそれにわたしは涙が溢れた。
ただ、そこに“ある”ものたち。
何も考えることも、感じることもせず
海はあり、空があり、月は照らされている。
わたしも自然に帰りたい。
人の心は美しい。たくさんのことを感じ、豊かに満たされたときの身体中に広がる、あのなんとも言えない暖かさ。
優しさに触れるたびに、もう少し、もう少しだけ。
そう自分に言い聞かせてきたことを、
この景色に溶かされてゆく。
もう、いい。
思考をやめた途端に、これまでの人生が脳裏に思い浮かぶ。
人生100年というのなら、わたしはまだその半分も、4分の1も生きていない。
それでも、わたしはもう、よかった。
この苦しみを抱えたまま、過ごす日々を考えたくなかった。
本を読んでも、
いろんな人の話を聞いても、
わたしの苦しみを解してくれる答えは見つからなかった。
何をしていても、“死”の一文字が頭の片隅に残っては
すべてが意味ないことのように思えてくるから。
不意に、足に冷たさを感じる。
波がいつの間にか、わたしの足元まで押し寄せていた。
それを合図に、わたしは立ち上がった。
震える足を一歩、一歩と海へと向かう。
目の前の海は深く、入ってしまったら、きっともう戻れまい。
それでもいい。
死ぬのは怖い。
でも、生きるのも怖いんだ。
だから。
「さようなら」
その言葉を最後に、彼女は自然に帰っていった。
殴られた拍子にパキパキと殻にヒビが入る
その小さな音にヒビが入った事など気づきもしなかった。
理性という殻がヒビ割れていく
『貝殻』
貝殻
ムーミンママは庭の花壇に貝殻を置いて飾る。
凄い可愛い。
花壇もママも。
包み込むように一つの輝きを秘めている。
私はその一つの輝きになれるか。 何も知らずただ真っ直ぐに未来を見る輝きの目を。
この目で確かめたい
貝殻を拾って、それで。ただそれだけだけど、自分にとってはそれ以上の感情が詰まっている。君を思い出して夜の海に来る度に、最早伝えられず心に留めるしかない感情を吐き出すように呟きながら貝殻を踏む。鈍い音と共に砕け、砂に還るような破片を見れば一時的に何も考えずにいられる。なにやってんだろ、貝殻綺麗だったのにな、とか。
拾って、落として、踏みつける。人に見られたら異常な行動でも、自分の中には意味がある、大切な理由がある。邪魔はしないで欲しいかな、なんて。
貝殻を拾って、砕いて。一時の感情に任せすぎてるのはわかってる。
[貝殻を拾って]