『言葉にできない』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
「言葉にできない」
たくさんの言葉にできないのは、ありました。
書くときりがない。
今日はここまで。
言葉にできない思いが溢れるね
昨日この世界から旅立った友達と
みんなで多感な時代から過ごしてきた
最後にあったのは10年前
あの時は冗談で
俺と飲むのは最後かもと
笑ってた
もちろん最後は必ずあるのだけど
早すぎでしょ
みんな笑顔で写った写真眺めながら
懐かしい!若い!笑顔で!
変わらずにはいられないけど
言葉にできない思いが溢れてくる
【言葉にできない】
眼の前に広がる 雲の海
ひんやりとした 冷たい空気の中
サーと光が広がった
上から 天使が舞い降りるように
幾筋もの光が降りてくる
なんと言葉に表せばいいのだろう
心に染み渡る天空の偉大さ
この美しい景色は
目に焼き付けておきたい
言葉に出来ないくらいの
美しさだ
息ができない。
目が見えにくい。
舌が落ちる。
鼻が乾く。
耳だけが動く。優しい声がする。大好きな声がする。いつもみたいに名前をたくさん呼んでくれている。でもおかしいね。声が震えている。泣いているのか。側にいるよ。身体が動くようになったら、直ぐに行くから、泣かないで。
言葉にできないけれど。届かないかもしれないけれど。
起きたら、また遊ぼうね。
────大好きだよ。
“言葉にできない”
言葉にできない何かがある
ずっと胸の中にあった何か
やっと正体がわかった
だからそれを口にした
「 」
お題『言葉にできない』
300字小説
正義
魔王を倒したはずの魔王城に魔族や魔物が集まっていると聞いて、勇者の私は仲間と共に、かの地へと向かった。
「これは……」
そこで見たのは長い長い葬列であった。グレートデーモンからスライムまで、花を持ち粛々と魔王を弔う。その光景はとても言葉にはできない、静かで悲しみにあふれるものだった。
「……正義の反対はもう1つの正義か……」
「……その光景を見た勇者は人と魔族の境界線の地を治め、その生涯を掛けて二つの種族が互いに共存出来るよう尽力しました」
今は境界も無くなり、人と魔族が共に学ぶ学舎で先生が教科書を読み上げる。
「勇者は後にこう語ってます。『我ら人が悪の権化と呼んでいた魔王もまた民を思う王であった』と」
お題「言葉にできない」
もやもやしてるけど言ったら怒られる
機嫌が悪くなるとめんどくさいから言えない
桜という花が咲いている。
俺にとっては初めて見るもののはずなのに、何故か懐かしいような、くすぐったい気持ちになる。
この、言葉にできない気持ちが形になったように、ひらり、はらりと、色づいた花弁が風に舞う。
どこへ飛んでいくのだろうか。
あんたの世界にも咲いているのだろうか。
いちばん綺麗な花びらに、そっと瞼を合わせる。
あんたの目にも映りますように。
帰国生のあの子が教えてくれた
“I miss you”
「あなたがいなくて寂しい」
そんな気持ちがひと言で言えるなんて
英語は便利だなぁ、って驚いたっけ
でもある時ひらいた辞書に見つけた
「一緒に生活できない人や亡くなった人に
強くひかれて、切なく思うこと」
それは 『恋』 だった
欠けていることは
寂しくて、切なくて、恋しいことなんだ
そしてその気持ちはほんとうは
言葉以上の思いなんだ
「言葉にできない」
#388
言葉にできない
これをどう表現すればいい
だって言葉にできないんだから
なんて言えばいいのだろう
言葉にできないぐらいに
この言葉は難しいよ
それだけが頭に浮かんだ
お題『言葉にできない』
言葉にできない
目の前に、私にとって唯一無二の存在がいる。
言いたいことも、聞きたいことも、山ほどある。
でも、言いたいことがひとつも言葉にできない。
私だけじゃない。誰もがそう思うだろう。
だって、この存在、生き物が話しているのは、
日本語じゃない。日本語どころか、
この地球の言語に該当しないんだ。
言葉にできない、
自分の本当の気持ち。
彼への想い。
全て本当なのに、
本当じゃないみたい。
言葉にできないって、
こんなにも辛いんだね。
#言葉にできない
『お前俺に秘密にしてることあるよな』
なんだ藪から棒に。
やめろそんな真っ直ぐ見つめてくるな、照れる。
「うーん、まあね」
俺だって健全な男子高校生だし、秘密の一つや二つや百つくらいあるぞ。
言葉にできない、いや、しちゃダメな事とか。
今真っ直ぐ俺の目を見てくる、お前だけには特にな。
ずっと、ぐるぐると頭の中で沢山のことを考えてる。
だけどそれらが外の世界へ出ていくことはほとんどなくて、私の中では沢山の言葉にならなかった気持ちが渦巻いている。
言葉にできない
心は見えない
雲のように掴みどころ
がないの
つかまえた…とおもっても
何処かに行ってしまう
何も分からないまま
謎のまま
言葉にできない
それが…あなたのやさしさ
そう思えたら…
切ないきもち
[言葉にできない]
私は言葉にすることが苦手だ。
だから、誰かと話すことが嫌い。
言いたいことを言葉にできない。
言葉にしようとすると緊張して声が出ない。
どうしてだろう。
どうして話せないのだろうか?
「言葉にできない」
言葉にできない、そういう経験を2回経験をしてると思う。2回とも残念ながら、良い方ではなく悪い方で。
衝撃が強すぎて、何が起こったのか一瞬分からなくて、何かを言わないといけないけど、言葉にできない。
私ってそういう時冷静に行動できると思ってだけど、
そうでないことをその時知った。
今日、丁度その時の話を知人と話をしたばかりだったので、ちょっとびっくり。
「言葉にできない」
誕生日の夜。
賑やかなバースデーソングに包まれて
ロウソクを吹き消す瞬間に、
この時間が永遠でないことを知り
途端に悲しくなって。
口は災いの元。
何度も何度も、自分で自分を戒める。
言霊が宿ったら困るのだ。
死んだ片親に、もう片親が連れて行かれたら困るのだ。
僕がうっかり溢した言葉で
チラッとでも死にたいと思われたら困るのだ。
僕が何度、死にたいと思ったとしても
いつだって僕はそれを喉奥に閉じ込める。
「言葉にできない」
言葉にできない
どうしようもない自分の感情を言葉にできない代わりに、僕らは涙を流すようになったのかもしれない。
日々家