『裏返し』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
裏返し
気持ちの裏返しって
とても可愛いと思う
だって恥ずかしいから素直に気持ちを言えない状態なのだから
察してと言われたらめんどくさいと感じてしまうけど
素直に言葉にできないから
めんどくさい態度をとるあなたは
コミュニケーションの勉強中である
きっと人生素直に生きるための練習中
頑張れ気持ちの裏返しさん
裏返し
「なんで!!何も言わないんだよ!!」
「落ち着きなさいよ。mtdくん」
いつも落ち着いた声のあんた。
どんな状況でも冷静沈黙で、声を荒げたこともない。
「先輩は、なんでそんなに落ち着いてられんですが」
「ん?」
「今回と事i件はっ、あんたの…」
先輩の家族が事件に巻き込まれた。強盗に入られて家族は惨殺された。それなのに夢主さんは感情を露わにしないで淡々としていた。
「あの捜査からも外されて」
「mtd。身内の捜査の場合外されるのは決まりだ。それは君も知ってるだろ」
「だけど!!」
「…私は信じてるよ。同僚達が捕まえてくれるって」
笑顔で肩を叩かれて、先輩は喫煙所を出て行った。なんであんなに落ち着いてるんだよ。現場に来た時も表情ひとつ変えなかった。
「俺がっ、俺が必ず捕まえてやる…」
あの人の為にも必ず
「……捕まえられるって、期待してるよ。mtdくん」
まぁ、捕まえたら
その時が最期なんだけどね…
君と一緒にいられるのは一体いつまでなのかな?
君と私は裏返しの存在だもんね。
『裏返し』
泣きたくても、悲しくても、辛くても、
大切な人には、感情を裏返して返してしまう。
それを繰り返して、溜まって行く感情を
ほったらかしにしてしまう。
たまには、感情をまっすぐ伝えてみようかな。
終
中学の同窓会の帰り、十数年ぶりに幼馴染と地元の磯に訪れた。幼い頃はよくここで彼女とちいさなカニを探したものだ。水際で平たい石を見つけては、持ち上げて裏返す。カニ探しはかつての僕らの心を完璧に掴んだ。あの楽しさは今でも忘れられない。
幼馴染が僕に微笑んで言う。
「そうちゃん、カニ、探す?」「うん。」
僕らはカニを探した。黙々と探した。あっという間に日が暮れて、僕らは立ち上がった。
「そろそろ行こっか。」「うん。」「楽しかったでしょ。」「まあね。」
ふふふ。彼女が微笑む。「ね、楽しかったでしょ。」
僕は確かに楽しかったので頷いた。昔から、そうちゃんって顔に出やすいからさ。彼女がそう言う。僕は昔から表情があまり動かず、皆からは何考えてるか分からない、と言われることが多かった。
だだし、唯一無二な僕の幼馴染には、僕の心を裏返して奥を覗き見ることが可能だということだ。
「すまいてしいあ、すぼ」
「おいおい、なんだ、エリオ?頭ん中のポジティブが爆発して、とうとうイカれちまったか?」
「……いや、なんでもありません。言ってみたかっただけです。気にしないでください」
「気にしないでってもなぁ、気にしないでって言われたら気になっちゃうのが人間の性なんだ……!?」
襟尾は咄嗟に口封じをした。
チャレンジ33(裏返し)
洗濯物を干す時に、裏返しにしてから太陽にあてている。紺色のシャツは日焼けしてしまうから。ちなみに洗う物を洗濯機に入れる際には、裏返しにならないように注意すること。家内に、厳しく言われている。
きちんと洗って、しっかり干す。洗濯は、なかなか手間のかかる繊細な仕事である。
裏返し
上司はいつも俺に非常に厳しい気がする
これは一体なんなんだ?
少し度が越えてる気もする
パワハラだ
考え方が古いんだ
嫌がらせか
いろんな言葉が頭を巡り、いつもイラついて仕事をしていた
しかし、その上司とは他の営業所に移動のため
距離が離れた
あー、これでうるさい奴は居なくなったわ!
しばらくすると仕事が緩くなり、時間の流れがゆっくりと感じるようになった
ストレスと仕事量も少し落ち着いてきたのだ
ただ、どうしてか物足りない
奴の下にいた時はうるさくて仕方なかった
でもやりがいがあった、そして日々の緊張感が もあった
社会に貢献するためには必要とされる人材にならなければならない
そう考えると上司は厳しくも的確だった
俺のため、厳しいのは優しさの裏返しだったとは思わない
ただ上司のような仕事ができる人間になりたいとは強く思った
ヨシ!
明日から気合いを入れていくかな
自分自身にそう声を掛けた
まぁこの場に上司がいたなら『遅えよ、最初からやる気出せ』そう言われるんだろうが
これは相対だ。オセロは言う。お前が白の時、裏は黒だろう。しかしお前が黒の時、裏は白だ。つまりどちらの立場を取るかということさ。お前が向こうの立場ならこちらは敵で、こちらの立場なら向こうが敵。正解なんてありはしない。
そうかもしれない。床に散らばったオセロを眺めて途方に暮れている。白黒黒白黒白白。でもそれは、グレーの選択肢が無いからかもしれない。駒を拾う。横から見る。境目は鯨羊羹みたいで綺麗。敵同士がそこにいることを許容している。相対の丁度真ん中。どっちでもないという選択。それじゃ試合は成立しないけど。
二色に分けるのはゲームを始めたい闘争心の裏返し。
〘 好 き 嫌 い 〙
人 は だ れ し も 好 き 嫌 い が あ る 。
周り の 人 か ら 好 か れ て い て も 1 部 か ら 嫌 わ れ て い る 。
逆 に 、
周 り か ら 嫌 わ れ て い て も 1 部 か ら は 好 か れ て い る 。
私 は み ん な が 好 き 嫌 い が あ る 限 り は こ の こ と は 絶 対 だ と 思 っ て い ま す 。
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“ 裏 返 し ” と い う テ ー マ で 思 い つ か な か っ た の で 違 う テ ー マ で 書 き ま し た 。
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追 記
皆 さ ん こ の 度 ♡ が 1 0 0 超 え ま し た !
あ り が と う ご ざ い ま す !
こ れ か ら も 応 援 し て く れ る と 嬉 し い で す
奇抜すぎて裏か表かわからないTシャツみたいな君の愛情
題-裏返し
テーマ“裏返し”
朝起きた時、起きるはずの時間より
随分すぎていた。
自宅を出る時間、5分前。
ご飯も食べていない
顔も洗っていない
歯も磨いていない
洗顔、歯磨きをし、着替える。
外出着は、スーツでは無いから
幾らか楽だけれど、こういう時は、
慌てるから、靴下が上手く履けない
ズボンも上手く履けない。
Tシャツに、カーゴパンツ、黒い靴下
靴も慌てて履き
鍵と財布の入った鞄を持って
外に出る。
隣の家の人に、不思議な顔をされつつも
「おはようございます」
そう言って、駅まで駆けていく。
駅で待ち合わせをしていた人に
「すみません、遅れました」
そう告げると
彼女は一言
「Tシャツ、裏返しだよ」
そういった。
「裏返し」
鈍感なときがある。
ある知り合いに突然褒められることがある。
私に対して、ファッションやメイクで褒めることは
ないのに。
その時はおかしいな?と思いながらも、
「ありがとう」と言って会話を終わりにする。
本当は会話を終わりにしてはいけないのに…。
知り合いは自分を褒めてほしくて、私を褒めたのに
私はそれに気付かず、スルー。
しばらくしてから知り合いの真意に気付く。
いつもそのパターン。
気持ちの裏返しを見抜くのは難しい。
「裏返し」
人の顔を"裏返し"たところを見てみたい
私に対して一体どんな感情を持っているのか。人の反応を過度に気にするタイプの私だから余計気になる
私が話をしたとき、反応してくれるけど本心なのか嘘なのかは分からない。心の底からポジティブな人ってこういうの気にしないんだろうな。そんな人に一度なってみたい人生楽しくなりそう
裏返し
裏返しにしたシャツに苛立つくらい冷めてしまった愛情
日々家
【裏返し】
好きな子に意地悪しちゃうのは好きの裏返しだなんて言うけれどもこれが意地悪なんて可愛らしいものに見える?眼前の少女は生気が全く無く、瞳孔が開ききり、頬には涙が伝った痕がある。顔は綺麗だがシャツを捲ると腹部にはおびただしい数の痣や傷がある。三日。失踪してから三日でこうなっている。犯人は逮捕済み。素直になれなくてこんな風にしたんだと自供している。おぞましい。若い子がこうやって逝ってしまうなんて、と年を重ねれば重ねるほど胸が痛くてたまらなくなる。やりたい事、欲しいもの。沢山沢山あっただろうにと無念さを感じ取りながら少女の瞼を手で閉じる。私に出来る事は犯人に罪を償わせる事だけ。十分だろう?そんな訳がない。少女の未来と償いが平等になんてなりはしないと唇を噛んだ。正義の為に働いてはいるが正しさとはと頭を抱える日もあるし、世界の理不尽さに憤りを覚えない日はない。はぁ、祈るだけで世界が平等で平和になったらいいのに。なんて。
【裏返し】 ※あるドラマを元に
「先生!一緒に昼食食べる約束したじゃないですか!」
「うっさい。あんな人混みん中、行きたきゃねえよ。」
僕はあの二人の関係を知らない。
元指導医と研修医、ぐらいしか知らなかった。
でもやけにあの二人の距離が近い。
僕の心臓は、締め付けられるような痛みを最近覚えた。
「楽しそうだね、僕も混ぜてよ」
君たちを見ていると、
得意の笑顔が出来ているか不安になるよ。
シャツ、ズボン、
タンクトップ、
裏返しの靴下を
辿った先に主《ぬし》
裏返し
私は不思議な魔法にかかっている。
みんなの前だと素直になれるのに幼馴染の前だと思っていることと逆の言葉が出てしまう。
一緒に学校行こうとすると嫌味が出て
ありがとうじゃなくて別にが出る。
...好きなのに嫌いと言ってしまう。
自分でもなんでこうなっているのか、どうすればいいかわからない。
友達に相談してもニヤニヤしてばかり...
限界が来て幼馴染に相談してみた。
...顔を真っ赤にしてごにょごにょと呟くばかりだった。
「ハッキリ言ってよ!」
そう伝えると幼馴染は深呼吸して私にこう言った。
「もしかして...あ、いや気のせいだったら
恥ずかしいんだけど...僕のこと好き...なの?」
今まで無かったこの気持ちの答えが今わかった。
私はすぐさまそれを幼馴染に伝えた。
魔法はもう解けていたようだ。
語り部シルヴァ
友達と 白黒返す 久しぶり 負けて曲がる 顔かわいい
僕がいつもみんなに見せているのは、
明るく元気な僕。
だけど裏の僕は、
暗く引きこもりの僕。
僕は表面上は元気を演じてるのに、
それを裏返したら、きっとみんなに引かれちゃうから。
みんなから嫌われちゃうから。
嫌われるのは嫌。
引かれるのも嫌。
だから、おねがいだから、
誰も僕を裏返さないで。