『裏返し』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
裏返し
私は好きな人がいる
その子には彼氏がいて、
手に届かない
どんだけ手を伸ばしても
届かない
私のこの気持ちは届かない
そんな気持ちが、なくなるまで、
この気持ちは
裏返し
裏返しでしか伝えられないんだと
その人は言った
甘えるな
裏返しにされて
見えなくなった表は
いつ伝わるの
裏返しで渡された愛情を
そのまま受け取って傷付くのも
わざわざもう一度表に戻すのも
あなたの愛したはずの人だ
それは 真に愛か
お前の 甘えではないか
裏返し
好きの反対は嫌い、なんてオセロみたいに簡単に裏返せたら良かったのに
あの人は私に興味なんて1ミリもないの
死にたいは生きたいの裏返しじゃなくて、
死にたいと生きたいはたぶんイコール。
周りがきらきら生きてるのを見ると死にたくて、
周りがどよどよ死んでるのを見ると生きたくて。
死ぬのは怖いけど、
明日からも生きるなんて泣きそうで。
もう無理だって何回考えただろう。
何回腕にカッターを当てた?
何回首にカッターを走らせようとした?
そんだけしたって死ねなくて。
笑われてる気がする。
社会から指さされてる気がする。
私は、ちゃんと生きれてる?
好きの反対は嫌い?
いえいえ、裏返したら無関心
どうして今それを聞くのでしょう
もしかして私が好きなのかしら?
いえいえ、それを言ったら無関心
どうしてそんなに悲しがるのでしょう
だってそうじゃない
貴方のこと、私なんにも知らないの
どんなに私を裏返そうとしても無意味よ
だって貴方は浮気性
38.『裏返し』
愛情の裏返しは憎悪だと思う。今までプラスだったものが同じ振れ幅でマイナスに転じるのだから。
何はともあれ服の着心地に違和感を感じてタグを確認したら、裏返し。
「道理でおかしいと思った。着心地が」
慌てて直したけど、日常の中に潜む裏返しなんて、こんなものだと思う。
「お腹空いたなぁ。なんかあったっけ?」
目が覚め、天井を見つめる。
空腹を感じた僕は、いそいそと起き上がった。
カーテンから差し込む光
外から聞こえてくる蝉の声
「今日も暑くなりそうだな」
冷蔵庫を覗く。
卵と牛乳、あとは酒ぐらいしか入っていない。
「はぁ、なんもない…か」
キッチンの戸棚を見てみる。
買い置きしたカップラーメン、缶詰
それと
ホットケーキミックスがあった。
「久しぶりに作るか」
ホットケーキミックスを取り出す。
それに卵と牛乳を混ぜ、生地を作る。
コンロに火をつける。
フライパンに油をひき、生地を流す。
ぶつぶつと生地の表面に穴があき始めたら頃合だ。
ホットケーキを裏返しにするため、華麗にフライパンを振るう。
「いい焼き具合だ」
今日の朝ごはんは、これで決まりだな。
愛情の裏返し#3
皆、好きな人には何故か酷いことを言ったり、酷いことをしたりしてしまうのである。
この例は漫画や小説、アニメ、現実でもよく聞く。
相手に嫌われるのは嫌だと思うのに、わざわざ、嫌われる行為をしてしまうのは矛盾している。
では、なぜこのようなことをしてしまうのだろう?
これは好きな人にかまって欲しい、気を引きたいという心理が働くためである。
単に優しくするよりも、嫌がらせをする方が好きな人からの反応が引き出せると考えらしい。
これを愛の裏返しという。
これを見ている諸君、呉々もやり過ぎないよう気をつけてくれ。君たちの恋が叶うことを祈っている。
やりすぎてしまって好きな子に嫌われてしまった未来の自分たちより
裏返し
気持ちの裏返し
感謝の裏返しはいじわる
寂しさの裏返しは強がり
優しさの裏返しは皮肉
かわいいの裏返しはカッコつけ
みんな素直がいいね
わかってるんだけどね
あきかぜ
どうして、うちの野郎どもは
いつも洗濯物が裏返しなんだ?
百歩譲って、脱ぐ時に裏返しになってしまうことは
否定しないが、元に戻せば良いだけだろう。
洗濯物を干す側の大変さなんて
なーんも考えていない。
「こんにゃろー!」って言うのは簡単だが、
気分も悪くなるので、裏返しのまま元に戻さず、
たたんでタンスにしまっておいた。
数日後。
どうして、うちの野郎どもは
洗濯物が裏返しでも気にせず着てるんだ?
裏返しの裏返しなので、見事に表になっているが、
これはこれで「こんにゃろー!」と言いたい気分に
なる。
ため息をつきながら、私は今日も洗濯物を干す。
いつか私の気持ちが裏返って、
あんた達の洗濯物なんて干してやんないって日が
来るだろうな。間違いなく。
裏返しの靴下
裏返しのTシャツ
裏返しのズボンに裏返しのパンツ
洗濯機から出てくる裏返しの数々、、、
洗う時は裏返しの方がよく落ちる
表の生地も傷みづらい
ちゃんと意味があるんだよ
だらしないわけじゃ無い
聞いてくれれば答えられるけど
聞いてもくれないで決めつけてしまうなら
真実にはたどりつけない
決めつけてしまえば分かり合えない
決めつけてしまえば発見はない
#裏返し
「ひだ」
にゅうっと手を伸ばし
心臓をひっくり返す
ひだひだ
ざらざら
赤黒くうごめくそれは
生きている証
あなたも触ってみたい?
ほんとうは私にしか触れないけれど。
なによりもの愛情を
みせてあげる
あなたの心を
内側から覗き込めるのはあなたしかいない
だからそんなに
やすやすと
自分の感じたことを
外にばかり出そうとしないで
もっと観察して
考えて味わって愛でればいいの
ひだの
ひとつはひとつに
血が詰まっていた
あなたが詰まっていた
なによりも濃い濃度に
窒息しそうになって
ふぅーーーと息を吐く
#裏返し
3ヶ月ぶりの再開
裏返し
伝えたいこと
裏返しにして
襟が詰まって
言葉に詰まった
反面教師も良いけれど
いつか疲れてしまったら
表に返して
流され行くの
いつまでも
リバーシブルじゃいられない
染みと掠れに負けた側から
裏に周って
見せない姿
頑張っているのは分かっているから。
空回りしてたら力を抜く
大丈夫になるまで下準備の期間
いろいろ、身につけて生きよう。
人の心 裏の裏は
ただの表だったりして…
振り返れば恋ばかりで…
自分を忘れてた…
好きになるのは簡単なのに
耀き持続させるのは…
らら ららら ららららら やっぱり…
今日も明日も あなたに会いたい…
stay with me
あなたさえ居れば…
何も要らないさぁ~🎵
裏返し
パパの服はいつも裏返し
だから畳む時もそのまま畳みます
裏返し
本当は…素直に率直に伝えたい…君にいじわるするのは、その、本心ではなくて、だから、その、君の困惑した瞳が、心に刺さる…だから、そう、僕の気持ちは、本当は、凄く君が大好きで…でも、君の前では、素直になれなくて、ごめん、君を困らせるん゙じゃなくて、その、君の笑顔が見たくて、ずっとずっとそんな君のそばに居たくて、独占したくて、ギュッと抱きしめていたくて…どうして、言葉に出来ないん゙だろう…
見たくない物は裏返し
知りたくないことも裏返し
聞きたくないことだって裏返し
裏返しにすればなんでも隠せるの!
嫌なことは何でも裏返してきた
でもそうしたらいざという時
絶えられなくなっちゃった
裏返し過ぎたらダメだね
「時には…立ち向かうのも大切だったんだな〜…」
これはとある少女の得た気づきの話
なんとも嫌な気分が続いたと思ったら一転、今度はいい事ばかりが起きる。
ファミリーパックのアイスが一個だけ残っていたり、間に合わないと思ったバスが遅延でギリギリセーフだったり(急いでいる人はたまったもんじゃないが)、携帯の充電が切れそうな時にいたカフェでコードと充電口の貸し出しがされてたり、なんともいい気分だ。
「いやお前、それを運が戻ってきてると考えてるのならどう考えても釣り合いが取れないだろ。」
「そうかい?十分に戻ってきてるとは思うがね。」
中学校からの友人である須々木は顰めっ面でため息を吐いた。
「最近の不幸はなんだ?家の鍵を盗られる、空き巣に入られる、ストーカーからの脅迫文、挙げ句に刺されかけた。君のストーカーは良くやったね、留置所から出たら泥棒に転職できそうだ!」
「そんな散々な出来事をファミリーパックのやっっっすいアイス一つで許せるのか君は、とんだ馬鹿だね。」
たしかに鍵が無いのに気付いた日は、家に入るのに鍵屋さんに頼んで二万かかったし、空き巣に入られたときは下着やらetc.が盗まれて被害額は一万五千円ほど、ストーカーに刺されかけたとき、彼女が持っていたナイフは、空き巣に入られた当時は気付かなかったが盗まれていた良い包丁だった。
その他諸々も含めて五万円は損したというところだろうか。
そのに対してファミリーパックのアイスは6個入りで284円、単価47円
「たしかにね。そう考えると慰謝料入るまでどん底だ。だから一旦これで許すことにするよ。」
ちょっと遅い日になるだろうが、いつかは金が10倍20倍で帰ってくるとわかっているので、今の心の折り合いは些細な事で付けるという事で、自分の頭法廷は判決を言い渡す。
「まあ幸せだね、頭が。良いんじゃないそれで。」
「心配してくれてありがとね。」
ずっと偏屈さんな友人の裏返しな愛情表現もここまでのものは中々見られるもんじゃない。
それだけ心配をかけたという事実に申し訳なさと同時に嬉しさも感じる。
しかし、その気持ちを馬鹿正直に言ったら、今度は放送禁止用語でも叫ばれそうなので、心にしまっておいた。
#裏返し
ずっと近くにいると思った君が
遠くへ引っ越す日がやってきた
わたしは躊躇いながらTシャツに着替えて
家の外に出た
最後に君は笑顔で言った
「Tシャツ裏返しやし!ウケるわー
俺がいなくてもちゃんと服着れるようになれよー」
手を振りながら
LOVEのロゴTなんて着るの最初で最後だろうなと思った
裏返し
いつも脱いだ拭くは裏返し。
ちゃんと元にもどして、洗濯かごにいれないでほしい
何回も言ってるのに聞いてくれない。