衣替え』の作文集

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衣替え』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど

10/23/2024, 2:56:25 AM

衣替え


衣替えをする日は、姉のお下がりを貰える日だった。自分の服よりもオシャレなデザインの服を、欲しいなと思っていた服をもらえると、嬉しかったのを覚えている。
それは、年の離れた姉に、少しでも近づけたような気がしたからだ。

「衣替えなんて、最近はしなくなったよね」
二人目の子どもが卒乳してお酒が解禁となった姉が、カクテルの缶をあけながらそう言った。
「まあ、今時ウォークインクローゼットとかでまとめて片付けてる人多そう」
私もハイボールの缶をあけながら、一人暮らしをしてから衣替えなんて1回もしたことがないな、と呟く。
「一人暮らしなんて、する必要ないでしょ」
「するほど服がないし収納がない」
それなー、と笑う姉の顔は、お酒のせいか赤く色づいてりんごみたいになっていた。
今日は法事で実家に帰ってきていた。食事会も終わり親戚が帰路に着いていた。母が二人とも帰ってきたならついでに衣替えで要らなくなった服や、実家に置いたままだった服を処分したいと言って、必要なものはないか確認してくれと畳の上にかなりの量の服を置いていった。
「久しぶりの酒うまい?」
「うまい。弱いけどね」
「お姉ちゃんはお父さん似よね、お酒好きだけど弱いっていう」
「ほんとそれ。顔に出るの嫌なんだよね」
そう言いながら、姉は乱雑に置かれた服を手に取り始めた。
「あ、これ中学生ぐらいの時のじゃない?」
「うわ、なつかし。お姉ちゃんこれ着てたね」
「さすがに子どもたちも着られないだろうしなー。さよならだわ」
ぽいっと、これから要らない服の山が形成されていくであろう場所に、最初に置かれたのは昔の姉の服だった。
それを私は手に取り、これ欲しかったんだよね、と呟く。
「え、欲しい?持ってく?」
「そうじゃなくて、昔欲しかったってこと」
「あー着たかったのね。これ私もお気に入りだったからあげなかったな」
「そうそう。中高だと背もあんま変わらんかったし、服もらえなくなってったんだよね」
「いいじゃん、お古じゃなくて新しいの欲しかったでしょ」
「うーん、まあ、そうだけど。お姉ちゃんのが欲しいってのもあるじゃん?」
「そういうもんかね」
「そういうもんよ、妹ってのは」
ハイボールを飲み干しながら、あのときの自分はとにかく大人びたかったと思い出す。
姉がどんどん大人になって、話も合わなくなって、そんな寂しさを埋めるものが、姉からのお下がりだったようで。
そんなことを思いながら、今の私には着ることのできない服を丁寧に畳んで、そっと畳の上に置いた。
「ていうか、こっちがこんなに寒いとは思ってなかったんだけど。明日着る服寒いかも」
「私パーカー余分に持ってきたから、それ着る?」
「まじ?ありがと、借りるわ。子どもたちも寒いかもなー」
「ばあば連れて服買いにこ。買ってもらお」
「え、そうしよ」

10/23/2024, 2:56:09 AM

10/22  火曜日

久しぶりに日記を書いてみようかな。
最近、少しずつ寒くなってきて。防寒着とか、必要になってきたな。
夜なんて凄く寒い。昼間とか、日が出ている時とは大違いな程に。
そろそろ衣替えしなきゃだな…面倒くさいなぁ。

僕という存在は一体なんなのだろう。
いなきゃだめ、という生き物なのかな。そんな事ないよね。
だって、人間なんてまだ増えてるじゃん。
そもそも僕もなんだかんだ人間であることが気持ち悪いかな…なんで人間として生まれたんだろう。
元々、僕ってデジャブ現象が酷くてね。
小さい頃からずっとそうだった。初めて見たのに、「あ、これ見た事ある」って。
今でもずっと続いてて。
酷い時は1日10回以上。なんでこんなにあるんだろ、他の人もこんな感じなのかな。
でもなんとなく慣れてきて。
もうどうでもいいみたいな感覚があるなぁ。
デジャブ現象ってなんで起こるんだろうね。なんとなく気になる。

10/23/2024, 2:42:01 AM

肌寒さの中、衣を入れ替え

装いも新たに、温さにほっと一息


・衣替え

10/23/2024, 2:40:36 AM

→短編・名作探訪 第87回 
     天麩羅屋台『天』の『衣替え』

『天』は、全国津々浦々を行脚する天麩羅屋台だ。
 地どれの食材にこだわり、その土地の気候風土を加味して天麩羅に仕上げるので、同じ食材でも土地によって味が違う。例えばニンジンなどは、寒い地方では甘く、暖かいところではさっぱりと風味が立つ。店主の食材への深い愛情と探究心の所以だろう。
 さて、メニューを持たないことで有名な『天』には、年に2度だけの特別コースがある。
 それが、時候をコンセプトに掲げるコース『衣替え』である。人々が季節に装いを整えるように、『天』の天麩羅も時候に合わせて衣を変える。
 コース『衣替え』は、同じ食材を薄衣と厚衣で提供される。衣という装いを変えた食材たちの異なる味わいは、いずれも滋味深いと評判を呼んでいる。
 
電話番号なし、予約不可。
屋台ののぼりを見かけたら、即来店が望ましい。

テーマ; 衣替え

10/23/2024, 2:39:47 AM

衣替え

寒い季節の服が好き
夏よりも可愛いから
残念だな 
髪も伸ばして、可愛くメイクして、可愛い服着て
新しい私を貴方に見てほしかったのに
もう見てくれないもんね
もう見れないもんね
悲しい
1番見てほしい人だったの
きっと貴方は変わったねって言うけど、その後にはきっと似合ってる、可愛いよって言ってくれたはずなのに
私から手放しちゃったんだね
悔しいよ 会いたいよ

10/23/2024, 2:38:40 AM

好きな人に可愛いねと言われた自分が好きだった
要らない子って言われる事の方が多かったから
高い声とか大きな瞳とか長い睫毛とか華奢な身体とか
可愛いね、可愛いねって褒められるのが気持ち良かった

凄く好きだった

でも13くらいで身体が大きくなって
いっぱい食べるのも可愛いって言われてたのに
いっぱい食べたら大きくなっちゃうから
可愛くなくなっちゃうから

ピアスもね
沢山付けたの
可愛いねって言われたから
沢山プレゼントしてくれるから
好きって思って沢山付けてたの

服もね
ちょっとだけえっちなのにしたの
華奢な身体が見てるように
ウエストとか自信あって
アイドルみたいに軽くて可愛い

髪もお揃いにしたの
その色が落ち着くし
大好きだから

メイクも可愛いのにした
睫毛とかアイラインとか
可愛い瞳が良いからカラコンも付けてる
綺麗って言われた目と同じ色を探して買ったの

でも変な目で見られる
アチェーツはずっと可愛いって優しくしてくれるのに
他の人はもっと沢山食べなきゃとか
風邪をひくよとか勿体ないとか可哀想とか言ってくる

普通じゃないって
普通って何?

もう可愛い服着ちゃいけないの?

好きな服着ちゃいけないの?
好きな事を捨てないとダメなの?
好きな人に褒められた事を好きになっちゃダメなの?

男の子で可愛いって褒められちゃダメなの?
男の子で可愛いを好きじゃダメなの?

アチェーツ
アチェーツ

教えてよ

俺だけを見てよ


-------------------
~あとがき~

心の衣替えってしなきゃいけないのか
アチェーツに、パパに教えてもらってないです
否定するママと肯定するパパ
毒は苦いって言うけど甘い毒もあるんだなぁって
書いてて思いました

ご飯は食べた方がいい
ネガティブになって本当に病むから
スープとかちょっとだけ食べましょう
ボク春雨とか好き

10/23/2024, 2:38:12 AM

『衣替え』

またこの作業が始まる。春から夏。夏から秋へと季節の色とともに私たちの色も様々な色彩に移り変わる。私はこの季節が好きだ。夏の晴れやかな青空に比べ、秋の澄んだ空。夏の衣と一緒に心の中のモヤモヤした気持ちも消し去ってくれないかな。次あなたに会う時は秋の衣に身を包んだ私だね。

10/23/2024, 2:14:16 AM

沖縄に衣替えという概念はあるのか
冬以外は基本半袖で過ごす
秋や春はなく夏か冬しか気温の差を感じることができない

10/23/2024, 2:00:21 AM

結局 Tシャツメインにアウターが変わるだけ、衣替えの意識は世間にあるだろうか
以前は女子校の制服が変わるタイミングがニュースになったが

10/23/2024, 1:33:32 AM

衣替えをしてあたたかい
布団の上に眠る君
私は君の邪魔をしないように
なるべく動かないように
してたのにいつの間にかいない
まだ暑かったのかな?

10/23/2024, 1:31:15 AM

朝のちょっとした散歩のつもりが、長い外出になってしまった。ランチを終えてカナデと外に出ると、食事をして熱を帯びたのもあるのか少し暑さを感じる。

 道ゆく人たちの中に中学生の制服があった。もう冬服を着ている。部活帰り?それとも最近は土曜授業をやっているのか?さすがに暑そうだ。

「このまま歩いたら長袖だと汗ばむかな」

 独り言のように呟くとカーディガンを脱いで半袖になったカナデが見えた。

「秋は外であったかく、中で涼しくが基本だよ?着脱が簡単なアイテムがオススメ!」

 こっちは内側を暖かくしている。ファッション雑誌もチェックしているカナデには敵わない。衣替えマスターか。

 「そうだ、せっかく街に出てきたんだから、冬物選ぶの手伝ってよ」

 オシャレマスターがいると失敗がなさそうだ。

「え?服買うの?手伝う手伝う!ナオの絶品秋冬コーデ選んじゃう!」

「グルメみたいに言うなよ。“絶品”はファッションに使わんだろ」

 カナデはオシャレの話になるとキャッキャし始める。

 30代ともなればファストファッションは卒業して話題のセレクトショップでとっておきの服を選ぶのだろうと思っていたが、私はそんな気はさらさらない。安くていい、みんなと同じでいい。でも今日は隣にカナデがいる。

 駅近の商業施設に入っているファッションフロアに連れてこられた。割と有名なブランドの直営店がぐるりを囲っているフロアだ。

「ナオには絶対トレンチコートが似合うと思ってたの。ほらここら辺、あ、これ着てみて!」

 私が言い出したこととはいえ、ものすごい勢いで選びはじめてすでに手には三着のコートを持っている。アパレルでバイトした経験あるの?

「あんまり派手な色は…」

「いや、ちがっ、オレンジ系でも、中を抑えめの色にしたらシックに見えるって。じゃあインナーはこれ!はい着る!」

 さすがに派手だろうと思いながらも試着室に入って仕方なく着てみる。ほらやっぱり…、お…?え…?い、いいかも。鏡を見るとなんだか大人っぽい自分がいた。

 これで出て行ったら、カナデも喜ぶかな。いざ試着室のカーテンを開ける…。ちょっと決めたポーズを取ってみたりなんかして…。

「あ、やっぱダメ!」

 いきなり肩を透かされてキョトンとする。

「なんで?」


「アタシのコーデと色、被ってるわ」

10/23/2024, 1:26:46 AM

「衣替え」

首の回りがちょっとずつふわもこになったら衣替えの合図
          ◆
足元に散らばる毛は衣替えの合図
          ◆
自販機も衣替えを始めました

10/23/2024, 1:14:31 AM

どれくらい時が経っただろう。
あなたを失って
苦しくて苦しくてもう何も要らないって思った。
あなたがもう私の目の前には居ない。
その現実を受け入れたくなくて。
仕事も自分の身の回りのことも何もできなくて。

そんなハタチの自分も今はもう23。
仕事を変えて
作業着から着物を着る仕事に転職した。
クリーニングした新しい着物に袖を通す匂い。
草履を履いて玄関を出れば
私の背中を押してくれるように秋の風が吹いた
私は前を向いて歩いてます。

10/23/2024, 12:54:34 AM

制服が可愛いからと選んだ

でも実際にその高校に入学できると

部活というまた別の世界を知って

青春というまた新たに一つ人を知る

衣替えをする度にまた一歩大人に近づいたとまた思う

10/23/2024, 12:43:55 AM

最近肌寒くなってきた。
 前までの暑さとはもうさよならだ。私は心の中で、季節に、そして衣服とも、さよならをした。いいや、さよならじゃない。だって来年も再来年も君達とは出会うから。それまでは、眠っていてね。
「また来年会おうね」と、心の中でお別れをした。
 そう、もう夏から秋に変わろうとしているのだ。四季の中で、最も好きな季節だ。景色は綺麗だし、美味しい食べ物はあるし。そして、衣服も変わる。
 長袖、長ズボンに変わる。秋は秋の楽しみがたくさんある。そうして、時は過ぎていく。来年も再来年もまた同じことを繰り返すのだ。

10/23/2024, 12:39:09 AM

ロングブーツを履き始めるか、
ものすごく迷う時期だ

ショートパンツにロングブーツ!
ちょー可愛い組み合わせ!
このコーデで貴方とデートに行きたいけど
…まだロングブーツは早いよなぁ。。。

一刻でも早く可愛いコーデで
身にまとった私を見てほしいけど

まだロングブーツを履くには…
寒くないしなぁ。。。

お楽しみはもっと寒くなってからにして
緑色が好きな貴方を思いながら買った
緑色のヒールを履いて
貴方に会いに行こう

10/23/2024, 12:35:28 AM

「衣替え」

1年着なかった服を捨てながら衣替えをした。
心が軽くなっていく感覚と、必要だったものが不必要になっていく感覚。
たった数年でも、こんなに不必要なものが出てきて、捨てられていくのだと他人事のように思った。

10/23/2024, 12:22:06 AM

衣替え

最近、肌寒いなと感じる日が多くなり、
季節が変わって行くのを感じる。

秋は自分にとって一番過ごしやすい季節である
花粉もない、外に出るだけで汗が出ることもない、
気温が低過ぎて、何枚も重ね着をする必要もない。
素敵な季節だ。
だが、短い。

冬将軍もそこまで迫ってきている。
徐々に長袖を着る日も多くなってきた。

あぁ、好きな季節が終わってしまう。。。と
思いながら、用がすみそうな半袖をしまう。

また、一年が終わる。
来年は何をしようか考える

10/23/2024, 12:05:24 AM

青空を紅葉が彩る秋の風 夏色スカートまた来年ね

「衣替え」

10/22/2024, 11:59:58 PM

衣替えする時期をいつも迷う
結果、寒くなっても夏服でいたり
暑くなっても冬服を着てたりする

季節の変わり目で季節感がなくなる

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