『衣替え』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
衣替え
半袖から長袖へ
薄手の長袖から厚手の長袖へ
…衣の季節変わりが今年も巡ってきました。
朝から母が、バタバタしている布団の中で足音に聞き耳を立てる。
あ〜、起きなくちゃと思いながらも足音に聞き耳を立てる。
都会で一人暮らしに慣れた頃、母が倒れたあんなに病気と無縁の人が倒れた。親も歳を取るとは解ってはいたが、こんなに突然やって来るなんて!油断した、もう一度お布団を剥がされたい。
早く起きてよ、衣替えができないでしょ。
チャレンジ93(衣替え)
私は今、薄いセーターを着ている。今日の午前中は暖かかったが、夕方から寒くなった。このセーターは、先日、引き出しから出してきたものだ。実家の両親は、首に巻くマフラーと肩掛けを出したという。
昼と夜の気温差が大きく、対処に困る。肌着と靴下を冬物にするか、思案中である。
すっかり肌寒くなり、長袖が恋しくなった。
大きな襟に真っ赤なリボンの付いた、セーラー服に袖を通す。スカートは少し折って、タイツを履いたら準備完了。
石畳、落ちた紅葉で埋まった道を歩いていく。ここはあの人との思い出の場所。
街外れの隧道を抜けたら、一面の草原が広がった。そこにぽつんと、石碑が一つ。
刻まれたあなたの名をそっとなぞって、手を合わせる。
あの人との思い出の姿で、思い出の場所で、思い出の季節で、また今年も会えた。
まだもう少しセーラー服を着ていても大丈夫だろうか。そうでないと、困ってしまうなあ。
お題:衣替え
衣替え(10月22日)
衣替えの季節
半袖など夏の間お世話になりました
また来年もよろしくね
次は長袖の番
これからよろしくね
しばらくの間お世話になります
季節が衣替えをして
人も衣替えをする
季節さん
衣替えはいつですか
………衣替え
衣替え
四月一日 と書いて
わたぬき と読みます
昔の人は4月1日に冬物の着物の綿を抜いて
春物へ衣替えしていたらしい
その名残の呼び方が今も残ってるのって
なんかいいよね
この間までTシャツ着てても暑かったのに
今じゃもうジャンパー羽織らないと寒くて無理
あゝ衣替えの季節だなぁ
衣替え
季節替わりの衣替えが億劫になり
収納方法を見直すことにした。
自分と向き合い断捨離をして
オールシーズンの服全てを
すぐ取り出せるようにした。
やればできるのだ。
衣替えは心入れ替えとなり
スッキリしましたとさ。
衣替え
衣替えの時期が来た。
天気予報をよく見るべきだが、私は周囲の人の服装を見る。
出来る限り、周りに馴染みたい。
そのため突然の気温の変化は困る。
家を出る前に窓から外を見なければ。
衣替え
「寒ぅー!半袖はもう寒いわぁ」
「それなぁ、うちはもう衣替え終わったー」
「あっっつ!もう長袖むり!」
「わかるぅまじ暑いよね、衣替えしなきゃ」
こんな会話をすると〝あー夏だな〟〝もう冬か〟と私は思います。
私は衣替えをするとき、夏はやだなぁ、この服しまいたくないな、など様々な事を考えます。
もう、夏が終わった。衣替えと一緒に夏の大切な思い出を胸にしまって、新しい冬の思い出を作ろう。
さぁ!冬が始まる!
今年の冬はどんな思い出をつくって、どんなことを経験して。何をして楽しもう?
〚衣替え〛
毎年、君といっしょに衣替え。
想い出のあるお洋服と、僕らの笑い話がいつまでも
続く。
ぴちぴちになったお洋服も前は着れたんだな。
って少し静けさもありながら衣替え。
最近、
急に寒くなってきたなぁ
なんて思って
天気予報を見た
まだ
例年通りの寒さではないらしい
そこまで寒くないって…
今でも十分寒い
寒いのに、
暑くもあるのがおかしい
憂鬱だけど
暑いのよりは…
と、思ってピタリ
秋はどこに行ったんだろ…
あの、過ごしやすい季節は
どこへ行ってしまっただろう…
秋はまあまあ好きだ
春の次くらいには…
だから
探してしまう
衣替えの為に出した
秋のコート
まだ
使えないな
衣替え
今年の衣替えは、まだしてない
秋のはずなのに夏日と言われまだ半袖を
しまえないでいる。
かと言って夜は、急激に寒くなり
長袖も少しずつボックスから出し始めて
いるが本格的な衣替えは、まだ手を付けられずにいる....。
何か、朝は冷えるけど、昼は暖かい。よく云われるけど、寒暖差が凄いなあと思う。だから、今は半袖のTシャツに上着で脱ぎ着しやすい格好を固定している。
衣替えはまだまだ先になりそう、、、って云ったら明日は冷え込むっていうから、気が滅入る。ただまぁ、暑けりゃ冷房、寒けりゃ暖房付けりゃあいいじゃん。
……23度くらいの時、どうする?、、、どっちも付けないっていう手は確かにある。あるけど、朝夜が寒かったら?エアコンは電源を入れる時と切る時に一番電気を使うって云うし。朝、暖房を消して、夜に付けるっていうのはもったいない気がする。
こういう時、服が大事。自分なりに工夫して、衣替えの時期も慎重に。服で生活を豊かにしましょう。
衣替え
さほど着ていないであろう
服を棚の奥深くに詰め込む。
僕達人間もこんなふうに、使い勝手の良い時にだけ取り出されて、良い顔をしなければいけない?
それを見て見ぬふりしているのは、僕か。
#衣替え
衣替えでたくさんのお洋服と共に出てくる思い出
肩出しワンピース
アナタと一緒に映画見に行った時の服
2人とも大好きなアニメの最新作
ドキドキハラハラの展開にワクワクしたね
ポップコーン2人で1緒に食べて
手が触れ合った時の赤い顔。
アナタは、暗くても分かるくらい真っ赤だった
私も多分負けないくらい真っ赤だったと思うけど
白のオーバーサイズのTシャツ
アナタと勉強会した時に着た服
LINEで分からないところ聞いただけなのに
「今度一緒に勉強しよ」
って言ってくれて嬉しかった
しかもあなたの家でなんて
心が舞い上がりそうだった
白い蝶々の浴衣
アナタと花火大会に行った時の服
浴衣で会うのは初めてで
アナタの甚平姿はやっぱりかっこよくて
りんご飴食べながら花火見てた時
アナタがこっそり私の写真を撮ったの覚えてる
黒のカーゴパンツ
アナタと遊園地行った時の服
2人で韓国風って言うテーマを決めて……
アナタはどんな服で来るかなって
考えるのが楽しかった
ぶかぶかのデニムパンツ
アナタと本屋さんに行った時の服
おすすめの参考書を教えてくれて…
夏休み中参考書を理由に
何度も勉強を教えてもらったね
どれもアナタとの思い出ばかり
1枚1枚見る度に鮮やかに思い出が蘇る。
冬服はまだ何も
アナタとの思い出は刻まれていない
今度はこの服をアナタとの思い出ばかりにして
半年後
思い出いっぱいでまたね出来たらいいな
それまで夏の思い出いっぱいのお洋服
またね
【衣替え】
「あーれッあの服どこ行った?」
衣替えあるある去年来た服をしまった場所忘れがち
毎回の事ながら学習しない主
「ないし!!はぁ?クソッ」
口が悪くなってしまう
「まぁそのうち見つかるでしょ」
諦めがち時間が経てば見つかるものである
ひゅっと、肌に触れた風が冷たくて襟を立てた。もう秋も終わるのかと頭の中で最近の色々を巡らせてみたけれど、秋に紐づくものは1つも思い浮かばなかった。代わりに、最近偶然に再会したあの頃の恋人の顔が浮かんだ。私は明日の遠足のお弁当ように買った食材が入った袋を片手に襟を正して歩きだす。衣替えでもしようかね。
『衣替え』
衣替えをして少し早めに出したパーカーのポケットに、あなたが寒いだろ、と私の手を握って一緒に突っ込む。
仄かに赤く染まったあなたの耳と、じんわり伝わるあなたの体温だけで私の体温は急上昇だけど、ありがとう、なんて呟いてみせた。