『街』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
彼は一人で飲み屋街に出掛けていった。
財布だけを持って。
目的は嫌なことを忘れたい。
酒で忘れるわけではないのは知ってる。
悪酔いだ。
それでも仕事で嫌なことがあると飲み屋街に出掛けていく。
相談出来る人もいないから。
一人ぼっちの彼はまた吐くまで飲んだ。
排気ガス なびく黒髪 行き交えば
人の匂いと くすむ青空
生まれ育った場所、巣立つ場所、新しく出会う場所。
決して不変ではない、人々の普遍の住処。
街
雲を抜けると、切り裂いた先から街が広がっているようだった。
ぐんぐん、ぐんぐんと街が近づいてくる。
素直に、きれいだなぁと感じる。
住み慣れた街が近づくにつれて、ああ帰ってきたんだなと実感し、聞き慣れたCMのメロディが再生される。
なんだったっけな、そうだ。あったかホームが待っている、みたいな。もう記憶は朧げだけど。
家に帰って、お母さんの作る唐揚げを食べたい。
温かいお湯に浸かって、風呂上がりに牛乳を飲むんだ。
なんて、なんて、素敵なんだろう。
ただ、心残りは……
ごめんね、みんな。空でまだ戦っている仲間たち。
先に、いくね。
よくみる夢のひとつに自分の住んでいる街が出てくる。
今の、ではなく少し昔の。
個人商店が並び
それなりに繁盛して人通りもあった頃の。
今は駅から軒並みシャッター街。
繁盛しているのは駐車場もある国道の方。
ほぼチェーン店でいつの間にかに店は増えている。
駅通りからは昔馴染みの店は消え、老舗の店も姿を消した。
人もあまり通らなくなり、車を持たない人にとっては買い物難民になっている。
開発や災害で懐かしい街は消えた。
今も頑張っている個人商店のお店もコロナで死活問題。念願の店を出せたのに、コロナ。そして、物価高。更に卵が手に入らない。
街を支えてくれる店は大変だ。
少しでも地域貢献したいから、店、特に個人的で頑張っている店の品物を買うと決めている。
災害で街の光が消えた時、店の方々が無料で水を分けてくれた。
コロナで街から笑顔が消えた。今は、まだマスクを外している人は少ないけど、笑顔だと分かる位、気持ちが楽に。
街は少しずつ、活気を戻している。
これから祭りやイベント、花火がある。
街の楽しみが来る!
お題
街
ここの角を曲がると、朝早くからやっているこぢんまりとしたパン屋がある。素朴ながら味わいのあるコッペパンに、シンプルな味付けのタマゴサラダを挟んだものが特に絶品で、僕はよくこれを購入しては、近くにある公園のベンチに座って、朝ごはん代わりに頬張っていた。
そうすると犬の散歩がてらに公園を訪れたのだろう年配のご婦人に、遭遇することがたまにある。僕はそのご婦人とは顔見知り程度の間柄にはなっていて、目が合うと互いに会釈を返したり、距離が近いと挨拶を交わしたりと交流を持つようになっていた。
僕はこの街で様々なものを発見した。
僕好みの炒飯を出してくれる中華屋さんに、ジャンルが豊富な本屋さん。店員さんが丁寧な接客をしてくれるカフェに、風邪をひいた時にお世話になった街中の小さなクリニックなど。
この街に引っ越してきてはや数ヶ月──。今日はどんな街の一面に出会えるかな。
【街】
街に出よう
君と一緒に街に出たいよ
君と一緒ならどこだって行けるよ
─────『街』
数多の色が
すれ違い交わり留まる
儚く消え去る
新たに生まれる
時の流れの中で
―「街」―
あちこちで鳴り響くクラクション。
デザインがおしゃれな街灯。
道行く人達が皆洗練されたファッション。
何台ものタクシー。
田舎では考えられない景色。
ここは、同じ日本なのだろうか。どこか、自分の知らない世界ではないのだろうか。
田舎が嫌で飛び出してきたのに、閉じられた世界にうんざりして家出したのに、ここにいるのが場違いな気がして、すぐに帰りたくなった。
私は魔女だ…
それでもこの街は私のことを追放とかもなく、生きることを協力してくれた。
ずっとこの時間が続けば良かったのに…
村の1人が〇んだ
始まりはそこからだった…
その後、騎士が来て村のみんなを殺した…
私だけが生き残った。
なんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんで
優しいあの人が、可愛いあの子が、愛しい人が全員が死んでしまった…
私のせいで
街の人が変わった
こんな町なんて嫌いだ
街には人間がいて苦手です。でも人間がいないと街ができない。
「街」
私の街での最後の思い出は「 」。
私はここに来れて良かった。
素敵な「 」は「 」
「 」の中の空白の部分はご自由に自分で入れてください。私の場合は、
私の街での最後の思い出は「君との幸せな時間。」
私はここに来れて良かった。
素敵な君はずっと、私の隣にいてほしいな。
こんな風に私は作ります。
「街」
「街」ならみんな知らない。
友達に遭わなくていいし、紛れ込むには
「街」がいい。
「町」ではすぐに見つかってしまいそうだ
『街』
街の灯に 照らされ影が 落ちている
ビルの隙間で 見上げる空
色んな経験が出来たこの街にさよならを告げる
友とふざけて笑った
怒られて泣いた
何も言えなくてむしゃくしゃした思いも
全てこの街に置いていこうと思う
新たに出会う街も良いところだと…いいな…
夢を叶えるために新たな出会いを
新たな発見を望む
また誰かが旅立つ日に…
僕らは出会う…
空気が悪すぎる街
2日学校を休めばいじめの対象になる私の街
目が合えばこそこそ悪口を言われる私の街。せめて聞こえないように言っておくれ…
自分がやられたくないから一緒にいじめる私の街
これは私の街だけじゃないはず。
日本全体、世界全体 空気が悪い。汚い。息が出来ない程に腐ってる。生きずらい。それでも死ねば負けと言われる。死人に口なしと言われる。生きなきゃ損する事が多いけど生きてても損する事は沢山ある。それでも私は生きないと、生きてないとだめみたいです…辛いですが今は我慢です。いつかの明るい未来に!
【街】
高い所から見る街並みが好きだ。
昼間に見るのも好きだが、
あかりが灯る夜に見るのが好き。
小さく見える街から、人々の営みを見ていると
自身の悩みなんてちっぽけに思えてくる。
その景色は今日も、街が動いている。
街に出ると埃っぽい。何かをすいとられてぐったり疲れる。いつからこんなふうになってしまったんだろう。哀しい。
朝から天気があまり良くないけれど
珍しく早起きできたから散歩にでた
街はまだ静かで出勤する人がちらほら
久しぶりの連休だったのに一日目の昨日はゴロゴロして終わってしまった
ネットカフェでマッサージ機に三時間ゴロゴロのばしてもらって疲れとむくみを取った
やっと体力が回復しそう
今日はこれから隣街までゆっくり歩こう
久しぶりに自分の好きなお店でゆっくりと買い物しよう
目が覚める前の街は無機質だけど居心地は悪くない
もうすぐカフェがあく
温かいココアを飲もう
君と思い出が詰まったこの街に
もう君はいない。
気まぐれというか、、
『本当ひどいよ、笑』
突然いなくなって
もう会うことはないんだろうな。
ぽっかり穴が空いたような、そんな感覚で。
少しだけ寂しい。
しばらくしたら僕もこの街をでよう。
ここにいては君を思い出してしまうからさ。
だからもう少しだけ浸っていよう。
良いよね。