『街の明かり』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
オレンジ色の小さな灯り
いろんな物語の色
懐かしい故郷の
我が家のともしび
あの頃に帰りたいなぁ、
お題 街の灯り
今日も私は闇の中
独り孤独な夜をこす
こんな自分に寄り添うものは
街の灯りの
ただひとつだけ
街の明かりの中の幸せそうな人達と
独りぼっちの僕
孤独を感じる
でも、その孤独は僕が自分で選び取ったものだ
だから僕は孤独を友達みたいに感じてしまう
22日目
深々と更けていく夜
爛々と光るネオンの照らす店
相容れない世界だ
分かり合えない人々だ
この世を心から楽しむ彼等
何処か眩しく見えて
どうしようもなく吐き気がした
薄々と光る街灯の照らす道
これが僕の世界だ
沈々とした静けさに沈む思考に
鬱々とした心地良さを覚えた
街の明かり
街の明かりはほとんどが人口の明かりで
自然のあかりはあんまりない。
人口の明かりも明るくて綺麗だけれど
自然の明かりだけだったらどれだけ綺麗なのだろう
田舎の夜は早い
お店が閉まるのも
おうちの明かりが消えるのも早い
そんな中
ポツンと灯るあかりを見つけると
安心する
人の気配を感じて ホッとする
#街の明かり
街の明かりのを見下ろして、ため息をつく。
どんな人生だった?
どんな間違いを犯して、どんな人達を悲しませた?
誰か一人でも、幸せにすることは出来たろうか。
私が生きてきた意味を、形として残すことは出来たのだろうか。
そして誰かがそれを、受け入れて認めてくれることはあるのだろうか。
タバコを一本吸い終えるまでの短い時間。
タイムリミットは刻々と近付いている。
街は寝静まり、一晩中消えない明かりだけが眼下に点在している。
この街で生きて、幸せをいくつか作り出して。
挫折もあった。
事業に失敗して大金を失ったり、事故にあって長期入院したり…あ、これは違うか。
屋上の扉が開いて、友達が顔を出した。
「おい、いつまでタバコ吸ってんだよ。人生ゲームの続き、始めるぞ」
「分かった、すぐ行くよ。でも、ホントにこれ、徹夜でやんの?」
「何言ってんだよ、当たり前だろ。お前の人生の門出なんだから」
「いや…離婚を門出とは言わんだろ」
「いいから、来いって。人生にはもっと大きなイベントがあることを知ろうぜ」
「…なんだそれ」
でも確かに、人生ゲームで起きる出来事こそ波乱万丈で、リアルではなかなか体験出来ないマスがたくさん並んでいる。
きっとあいつらなりに、人生いろいろあるから、そんなに落ち込むな、とでも伝えたいんだろう。
まったく、「なんだそれ?」だけど、
何も問わずに誘ってくれた友達に、心から感謝してる。
街の明かりを見下ろして、ため息をついた。
さて、そろそろ次のフェーズを始めるか。
順風満帆ではないが、あいつらのおかげで悪くない人生だ。
確かにこれは、人生の門出と呼んでもいいのかもしれない。
暗闇を照らす明かりが、ぽつぽつと灯る夜の街。
制服の裾を握りしめ、浮かない顔の私はトボトボと街を歩いていた。
頭にこだまするのは、お母さんの小言、お父さんの怒鳴り声。
今はとにかく家族がいやで、大嫌いで、憎らしくて。
プチ家出をすることに決めた。
瞳にうかぶ涙を垂れ流させないように慌てて空を仰ぐと、綺麗な星空が目に入った。
なんだかすごく大きくて、ネットで見るのとは全然違う。大迫力だった。
あの小さな星より私は小さいんだ、と思うと、なにもなもどうでもよくなってくる。
嗚呼、このまま誰かが私の手を引いて、あの星空へ連れて行ってくれないかな。
でもポケットのスマホからピコンピコンと鳴る通知の音で、非現実から現実にもどされる。
お母さん、か………と震える手でスマホを開くと、『ほしのおうじさま』と表示されていた。
私は思わず顔をしかめる。ほしのおうじさま、なんて人はフレンドに登録していないはずだ。
きっと、迷惑メールかなんかだろう。
ブロックしようと通知をタップする。すると、急にスマホが眩しい光を放ってきた。
瞳が痛くなって慌てて目を瞑る。痛みがおさまり目を開くと
そこは星空の真ん中だった。
上も、下も、右も、左も。360°どこを見ても満天の星空。
私はぼーっとして、星空を見上げた。足はふわりと浮いていて、これが無重力か、とぼんやり思った。
壮大で、大きくて、ひたすら綺麗で眩しくて、地上から見るのとは違う。
星空に連れてこられたんだと思った。
しばらくして、一人の少年がやってきた。黄色かかったふんわりした髪、青い色の薄い瞳。
まさか人が来るとは思わなかったので呆然とする私に、少年はやわらかに微笑み、つぶやいた。
「ばいばい」
目を覚ますと、私の上にはほわほわとした明かりと、真っ暗な夜空しかなかった。
私はヨロヨロとした足取りで、明かりの灯る街を歩いていったのだった。
街の明かり
街の明かりが彼の顔を照らした。5時前に街灯の前に来るようにいわれた。私と幼馴染の奏真はラインでそう送ってきた。私が指定の場所に行くとさきに奏真がいた。あたりは暗くて人の顔も見えない。でも私が奏真だと気づいたのはスマホの明かりだった。私が後ろから驚かすと同時に街灯がついた。私は驚いた。奏真の顔がなんだか苦しそうだったからだ。奏真と近くにあった店に入り喋り始めた。奏真はもうすぐで親の都合で海外に行ってしまうらしい。だから苦しそうな顔をしていたのか私は一人で納得していた。でも私の目からは自然と涙が溢れてきた。私はそれを隠すようにして店を出た。そしてついに奏真が海外に行く日がやってきた。母親に「行かなくていいの」と言われて私は考えるより先に足が動いていた。空港につくとすぐに奏真を見つけた。暗い顔をしてうつむいていた。私は後ろから「奏真」と言った。奏真がこちらを向いた瞬間私は続けた。「ずっと好きだったよ」そう言うと奏真はお父さんたちと少し話し合って私の方に歩いて来た。そして私を抱きしめて「俺やっぱり海外行かない」と言った。そして奏真は最後に「ずっとずっと一緒だよ」と言った。
街の明かり
雨に揺れる街明かり
ビニール傘越し
ぼんやりきれい
夜明けが近づいて
少しずつ消えていく
また今夜逢いましょう
街の明かり
友だちと夜のドライブとか
懐かしすぎる思い出
夜景見に行くべーって
山に行くと
走り屋がいて焦った
まあ気がついてもらえて
無事にたどり着いたけど
上の方の駐車場から見た夜景
自分の住む街の明かりではないけれど
きれいだったな
詩(テーマ)
『街の明かり』
優しい明かり
綺麗な明かり
悲しい明かり
淋しい明かり
嬉しい明かり
愛しい明かり
怒りの明かり
恋しい明かり
冷たい明かり
美味しい明かり
ぽつぽつぽつぽつ
ぽっぽっぽっぽっ
いろんな明かりが
点いては、消えて、
1つの明かりに
1つのドラマ
明かりはこころの
写し絵のようね
街の明かりを見に行こう
きっとそれだけで癒される
街の明かりを見に行こう
今を生きるだけで
いいじゃないか
「街の明かり」
僕はひとり
家を飛び出した
やりきれず
夜の闇に紛れ込んだ
遠くに見える街の明かり…
あの明かりの下で
僕と同じように
怒りに震えている人は
何人いるだろうか
あの檻の中で
僕と同じように
絶望と孤独を感じてる人は
何人いるだろうか
みんな出で来い
僕はここにいるよ…
眠れない夜は
部屋の明かりを消して
外の世界を覗いてみる
橙色の街灯が
横に鈍く伸びる
車のヘッドライト
点滅する広告
雨に濡れた道路に
人工の光が映る
眩しくて
涙が滲む
丑三つ時の夏の夜。
暗闇だけが広がる街中に、
だったひとつ、浮遊する灯り。
どんなにそれが美しくても、
決して触ってはいけないよ。
それはひどく寂しがりやで、自分勝手なものだから。
「街の明かり」
街の明かりは、綺麗だ。
僕は君と街の景色を見ながら、そう思った。
三日月に座して見下ろす星団は夜空の盗品 生活は続く
題-街の明かり
昼間の活気も好きだけど、
夜はもっと好き。
家々に灯りがついていて、
それぞれに生活があるんだなあって。
/街の明かり
いつもは綺麗に見えるこの街の灯りすらも
彼に捨てられた私にとっては嘲笑われているかのように冷たく瞳に映された
街の明かり
農協があって、おでんも売る酒屋が一軒、洋服も売る雑貨屋が一軒、それから大都会という名のバーだかカラオケ屋だかがあって。たった四軒の店が並ぶその通りこそが私が生まれ育った街のメインストリートだった。そのメインストリートまで行くのにすれ違えないような道を車で30分走る。30分なら近い。あの四軒しかなかった街の明かりが私にとっては街の明かり原体験だ。いまでは、もう、一軒も残っていない。誰も店を継がなかった。農協だけは最近まであったが併合されて消えた。人はまだ住んでいて夜は明かりが灯るがあれは街の明かりではないと思う。