『花咲いて』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
夏の空に花咲いて
闇夜を照らす無数の閃光
秋の空に花咲いて
夕暮時の彼岸の朱い染色
冬の空に花咲いて
厚雲から降るちいさな結晶
春の空に花咲いて
暖光の中に舞う淡い祝福
#花咲いて
季節の花だよ
今は咲かないよ
咲いたらスゴいんだよ
だから温かい目で蕾を眺めてね
季節はもうすぐ来るはずだよ
そう、いつかは来るはずだ
私の
季節が
いつか。
植物は人の言葉をよく聞いている。
記憶をしている、という実験報告もあるらしい。
人に対して良い意味の言葉は、
植物には解らないかもしれない。
ありがとう、頑張れ、などの人を応援する言葉は
ひょっとすると、人の発音によって捉えているのかもしれない。
否定的な言い放つ言葉は、語尾を強く落とす。
その微妙な違いを植物は感じ取っているのだろうか。
職場に前職者が残していった胡蝶蘭がある。
毎年5月から綺麗な花を見せてくれる。
『胡蝶蘭は暑い地域の花だから、水やりは3ヶ月に一回程度でいいのよ。』
放ったらかしの方が植物は強く育つんだそう。
確かに、何十年も前から、ずっと毎年同じ時期に花を咲かしている。
水やり…というより、土に水が浸透するまでビニールポットのままバケツに浸けておくだけだ。
斬新なやり方だが、本当に枯れもせずツルも伸びてその先々から今年の花が咲く。
一応手入れもする。
手入れといっても、枯れた葉っぱを切るだけだ。
栄養剤…?今まであげたことはないらしい。
この事務所は日当たりが抜群に良い。
胡蝶蘭は暑い地域の花だから、ちょうどいいのかもしれない。
手入れする時、様子を見る時、必ずわたしは
葉を撫でながら植物たちに話しかける。
植物の知識はゼロだ。でも、もう3年も一緒にいると、
いくら植物の知識はなくとも胡蝶蘭たちがどうして欲しいのか解ってきたような気がする。
かといってやっぱり人の言葉を解らないはずなのに
毎日少しずつかける同じ発音はきっと自分のために掛けられる音だと理解している…?
全般にはそうでない個体もいるかもしれないが、
動物も植物も、そして勿論人も、撫でられるのが好きな生き物だから触れる事と同時に、目を向けた先のその発音がきっと良い事だと解ってくれているのかもしれない。
今年も胡蝶蘭の花咲いて、綺麗な元気をもらうことがわたしのささやかな喜びだ。
花咲く頃に
君に会いに行こう
[花咲いて 夢広がる]
綺麗な花を見つければ
蜂に蜜を吸われ
虫に葉っぱを食べられ
栄養不足で枯れていく
希望を見つければ
人に意見を持っていかれ
人に思考を取られる
立場なんてない
独立しよう
お花はね。
何も言わずに傍にいてくれるからお花なの。
悲しい時も嬉しい時も
そうなのね。って 他には何も言わずに傍にいてくれる。
だからお花はお花でいられるの。
「新型コロナウィルスのため、花火大会は中止になりました」
この言葉に私は絶望を覚えた
親友がいる最後の夏
今年しかないのに
一緒に花火を見たかった
私は上がるはずのない花火を見に川辺まで走った
当たり前のように人はいなくて
当たり前のように次の年の夏には親友はいなくなっちゃう訳で
火の花よ、お願いします
どうか
咲いてください
花は咲かせるより枯らす方が得意
彩の花で,世界が色づく
たくさんの花に囲まれて私は,シアワセ
もう少しでダリアが大輪の花を咲かせる。
娘の就職を祝うかの様に美しい大輪の花。
ぼくはこんなに勇気がなかったのか。、
ぼく自身がぼくに期待してたから余計に残念だ。
今日しようとしてたこと。
今日伝えたかったこと。
何一つ伝えられずまた、きみはいってしまった。
後悔しかないよ。
こんなの。
でも、またぼくにチャンスをくれるなら
桜の花の咲くあの場所で、もういちど逢いたい
#花咲いて
花が咲くと気持ちが和らぐ。
寂しいけれど、実をつけるには散る必要がある。
『花咲いて』
母と蒔いた種が花ひらいた
毎朝嬉しそうに花を見る母
その母を見るのが嬉しい私
種を蒔く時にはこんな幸せがあるなんて
思ってもみなかった
花が咲いて
1日のスタートの心持ちが明るくなった
彼氏~
好きだったよ~
もっと大切にして欲しかったな~
結婚したいって言うなら
もっとちゃんとした仕事に就いて
こっちを馬鹿にせず
冷静に話し合いして欲しかった
でも毎晩隣にいてくれたのは
嬉しかったよ
どうして時々とりつかれたように
パワハラするのか
それだけは分からなかった
私なら解ってあげられたのかな
でももう限界
私にやれることはもうない
頑張っても感情的って言われておしまい
自分で気づいて変わってね
いい人生になりますように
自分はいつ綺麗な花のように咲くのだろう。
咲いたと思えば散っていった。
永遠と綺麗に咲き続けたらいいな。
今日も1枚散っていく。
元に戻してくれるのは貴方しかいないのに。
全部散った頃、もう私の姿はないであろう。
「大切な人に毎日感謝し、沢山愛してあげてください」
きっととても美しい花が咲くだろう。
「花咲いて」
花が咲いて
実になって
「花咲いて」
小さい頃から地味で大人しくて
公園に行っても私の影に隠れて遊ばず
早く帰ろうと私の腰の服の生地を引っ張っていた
運動会も遠足も
みんなの後ろを黙ってついていく女の子で
母の私も心配でした。
だけど、高校受験で志望校に入ってからは
何でも率先して堂々とみんなを引っ張って
部活も部長になり笑顔が多くなり
分かり易く変化していき
大学受験は溢れ出る闘争心で
帰宅後から1日8時間の猛勉強
親の都合やお金の都合で大事な未来を奪われたくないと
自分の努力一つで自分の道を切り拓き
貴女は全受験を全合格して
本命の大学、本命の学部に、この春、入学した。
今は大学に行きながら、
平日は塾講師として、
週末はウエイトレスとして、
勉強にバイトに一生懸命。
髪の色も明るくなり、お化粧も上手くなり
安くてもお洒落を楽しんで
いつの間にか綺麗な女の子に変化していた。
ただ、ひたすら地味に努力をし続けて
自分の未来に花を咲かせた。
貴女の親になれた事を心から幸せに思う。
-花咲いて-
花は咲く
虫に蜜を与え
見ぬ末裔の運を任す
踏まれながら陽を探す
役目も知らず色褪せる
土に倒れる それは汚く土に倒れる
ヒトは花より鮮やかに散られるか?
題名=花咲いて
小さい頃育てていた花が咲いた、、、
生まれて初めてキレーって思った
そこからは僕は花が好きになった
男が花を好きなのはへんかもしれないけど、
それでも好きなんだ
好きなことを隠して嫌い
だなんて言いたくもない、、、
好きなら好きって言いたいよ
みんな自分の見た目はとか性格はとか言うけど
人それぞれ好きな物とかもあるんだよ
見た目や性格なんかじゃないだから
好きな物は好きって言いたい
けど、怖くてそれもできない僕は、、、
‘’弱虫”だ、、、
日本という国は、たかが太陽と地球の絶妙な距離や角度の差異で、見事な変化をもたらす不思議な国だ。地球が太陽の周りを廻るまでの期間を一年と考え、さらにその中でも四つの季節に区切り、春夏秋冬と銘打ったのだ。
日本人という人々は、季節が好きな人々だ。一つの四季に冠する言葉だけでも数百と使い切れないほどの表現を作るし、四季に沿った流行がすぐさまに流れ始める。それこそ、地球が太陽の周りを公転するようだ。
春が来れば暖かく花が咲く。夏が来れば暑く海が鳴く。秋が来れば涼しく紅が照る。冬が来れば寒く雪が降る。そして再び春が来る。
この国で観られる豊かな色合いはまさに、四季彩、と呼ぶのにふさわしい。
(2022/07/24 お題:花は咲く)