『自転車に乗って』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
「ね、せっかくだしさ。このまま海行かない?」
あたし、制服のまま海に入るの夢だったんだよね、とカラッとした笑顔で君が言う。
終業式が終わった後の帰り道、荷物も計画的に持ち帰っていたため少ない。
「自転車なら結構すぐ着くんじゃない?
今日のあたしら無敵だよ、だって夏休みだもん!」
私を置いて海に行く気満々な君は立ち漕ぎを始める。
どんどん遠くなっていく背中を、待って、と弾んだ声で叫びながら追いかけていく。
私たち、無敵だね。だって夏休みだもんね!
【自転車に乗って】
ねえ
覚えていますか?
あなたの自転車の後ろに乗って
公園を走り回ったこと
友達の家に行ったこと
みんなでお祭りに行ったこと
あなたの自転車の後ろが
私の指定席でした
少女だった頃
少年だった頃
初めての恋
忘れられない
大切な 大切な
思い出
待ち合わせの日が近づくにつれて憂鬱になる。この休みが自分のためだけの時間ならこんなに悩まないのに。読んでる本の内容が頭に入らなくなって天井を見上げてみる。
何着ていこうか、何話そうか、奢ってもらいそうになったらどうやって断ろうか、話しついていけなかったらどうしようか、あの話題は触れない方がいいかな、どのくらいのテンションでいけばいいのかな、、、、あー、きりがない。
浮わついてるけど、この機会を大切にしたい分怖さが勝る。明後日、会ったことを後悔するならその分だけ自分を磨く力になる。まだチャンスが残るなら、自分にもっと自身をもっていいってこと。成長ってこういうとこからだろ。結果ダメでもいい、その後気持ちを新たに切り替えて、見える景色が広がるなら、いい結末があるに違いない。
今日貸し出しの自転車を見かけた。普段は見かけても手を出そうと思わないけど、どうしてか不意に乗ろうか迷った自分がいたんだ。その時は使い方分からないし、準備面倒くさそうだから使わなかったけど、こういう自分の心のちょっとした変化に耳を傾けることって大事なのかも。意味の無さそうな変化でも自分の人生に加えてみることで予想外のスパイスになったりして。
#自転車に乗って
「自転車に乗って」
歩くでもなく 走るでもなく
自転車に乗っていいことは
「あ、こんにちはー」と言いながら
サァーっと近づいて
あなたの反応を見る前に
「じゃあ またね!」と言いながら
スゥーッと紅い頬を
風で冷ますように消えられること。
なのになぜ
あなたときたら
「ちょっ!まてよ!!」
なんて云いながら
わたしのあとをついてくるのよぅ!
「自転車に乗って」
学校に行く時は、大体自転車通学だ。自転車に乗ってるときは、きみのことを考えてる。今日も来てるかなーって。でも今は夏休みだから、会う機会が減っちゃって、寂しいよ。
夏休みが明けるの、楽しみにしてるね。それまで、きみと話す話題をたくさん考えるから。
【17,お題:自転車に乗って】
オレの家は、家族仲があまり良くなかった。
いつも家の中はギスギスしていて、家族みんなで食卓を囲んだことなんて片手で数えるほどしかない。
そんな重苦しい雰囲気に、4兄弟の末っ子に生まれたオレが耐えられるはずもなく...
初めての家出は、小学3年生の時だった。
両親が大喧嘩して、父が食卓の机をひっくり返した時
恐怖に勝てなくなったオレは、玄関に走り外へ飛び出した。
庭にあった時自転車をつかんで飛び乗り、思い切りペダルを踏む
家の横が坂道なこともあって、自転車はすぐ加速しあっという間に家が見えなくなった。
とにかく遠い場所に行きたくて、がむしゃらに自転車を漕いで 漕いで 漕いで
疲れて足が上手く回らなくなってはじめて、オレは自転車を止めた。
夕暮れ時、涼しい風が肌を撫でていく
疲れきって、起き上がる気力すら残ってなかったオレは
草むらに仰向けに寝っ転がりながら、空を眺めていた。
「ふっ...あっはははっ!」
無性に笑いがあふれて止まらない
「はははっ!馬鹿だなぁ、オレは!」
世界はこんなに広かったんだ、少しの勇気さえあればどこにだって行けるんだ
家族の怒鳴り声が怖くて、風呂場に逃げ込み震えていた自分に言ってやりたい
世界はこんなにも広くて美しいんだって
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当時小3だったオレは、あのあと家出少年として警察に保護され
発見場所から16kmも離れた自宅に、強制送還された。
小3で16kmも自転車で漕ぐなんて大したものだと今になっても思う。
現在オレは新聞配達のアルバイトをしながら、趣味であるサイクリングに勤しんでいる。
初めて家出をしたときから、自転車はオレにとって最高の相棒だ
今でも休みがとれると、自転車に乗って当てもない旅に出ることがある
行った先々で、いろんな人々や生き物、景色に出会えることがオレにとっての最高の幸せだ。
自転車にのって
私は、今日も自転車登校。眩しい太陽、青々とした木々。世界は、今日も美しい。
さぁ、自転車にのって今日の美しいを探しに。
自転車に乗って__
高校3年間の青春が詰まったこの自転車に乗って
まだ見た事もない世界を見て、
思い出の詰まったこの自転車で、
また思い出を作りたい。
「自転車に乗って」
私は生まれつき体が弱かった。病院で過ごす日々は、とても退屈でつまらない。
いつも通り窓の外を眺めていると自転車で走る同い年くらいの男の子が見えた。楽しそうに他の子と乗っている姿が何だかとても愛おしく、その子のことで夢中になった
いつか退院して貴方と一緒に遊べたらいいな。
生温い風が左頬を撫でる。海風を感じる。海水浴をする人たちを横目に、わたしは浜辺の隣の道路を進む。時速10kmは、遅くもなく早くもない。何度も車に追い抜かされる。あの人が得意だからかもしれないけれど、なんだかオーボエの音が似合う風景だ。あの人に会うために、わたしはグッとペダルを踏み込んだ。
#自転車に乗って
自転車に乗って
自転車に乗って走ろう
風を感じよう
人はその気になればきっとどこへだって行けるのだから
自転車に乗って
遠い街まで行きたい
山登り⋯
川下り⋯
行った事もないような場所で一人気ままにサイクリング。
できたらこんなモヤモヤもイライラも無くなるんだろうな⋯
余裕が欲しい⋯
『自転車に乗って』2023.08.14
稚内の宗谷岬を出発し、二日目。
途中、ロードバイクのチェーンが外れることが何度があったが、なんとか中間地点の士別市までやってきた。
ちょっといいホテルに泊まれるのは、社長が同行しているからだろうか。全員、シングルルームに泊まれるのは社長様々、といったところだ。
夕食はレストランで、ステーキセットを頼んでやった。
ビールは飲まない。明日もまたロードバイクを漕がなくてはならないからだ。
夕食を食べたあとは、部屋でくつろぐ時間だ。
今日もたくさん漕いだ。慣れないロードバイクに最初はどうなるかと思ったが、なかなかどうして気持ちいいものだ。
車のなかでは感じることのできない北海道の空気。下り坂の風の心地良さ。
悪くない、と思えてきた。
果たして、あと二日で札幌に着くことができるのか。不安ではあるが、楽しめる余裕も出てきたので、明日からはペースを上げていけるだろう。いや、上げていかなくてはいかないのだが。
緑色のロードバイク、まだまだ先は長い。
明日もよろしくね。
『自転車の練習』
広い公園で何度も転げた その度に空は逆さま 緑が
胸に入ってくる 世界の広さを目一杯感じる でもまだペダルが踏めない 自転車にはまだ乗れない それなのに世界は広い 地球はすごい もしも自転車に乗れたなら 僕はどうなってしまうんだろう
・心の健康
失って気づく
君は僕の心の安定剤
ビタミン
ミネラル
その他もろもろ
とにかく欠かせないもの
何がいけなかったの?
僕のせいだとして
君のせいだとして
永遠に解けない知恵の輪
・自転車に乗って
自転車に乗って
あの坂を越えたら
何かが変わる
そう信じたあの頃
大きくなって
坂を越えて
思う
こんな小さくて狭い世界に居たのかと
そして
自分は変われたのかと…
引っ越してきた
この街で
自転車を買った。
見慣れないところを
走って走って
駅
学校
病院
スーパー
コンビニ
公園
飲食店
ショッピングモール
色々なものを
見つけた。
あぁ、
わたしは
この街で
生きていくんだなぁ。
ちょっと怖いけど
でも
楽しみだなぁ。
#自転車に乗って
放課後いつもの日課をすごして帰る時いつもあの子を見ているとその子がでてきた教室に忘れ物があった
A「あの子の生徒手帳かまだ近いよな」
俺は急いで自転車置き場に行きあの子の生徒手帳を届けに漕いだ幸い一本道だからすぐ追いつくだろう
坂の下辺りであの子を見つけた
A「B子さんこれ忘れてるよ」
B子「ありがとうどこにあったの?」
不思議そうに首を傾げながら可愛らしく聞いてきた
A「いつもバイオリンの練習をしてるところにあったよ」
B子「あ、そうなのね気をつけなきゃまたね」
A「あ!待って途中まで送るよ」
なぜそんなことを言ったのか分からないけどついもう少し居たいと思ってしまったのだ
B子「ごめんねあと少しのバス停でバスに乗るからよしとくねまた誘ってね」
断られたけど後悔はしてない
#自転車に乗って
この長い下り坂を
君を自転車の後ろに乗せて
ブレーキいっぱい握りしめて
ゆっくりゆっくり下っていく〜♪
(ゆず 夏色)
やっぱ
これだよね~ (*˘︶˘*).。*♡ウンウン
自転車…
なんか〜 甘いんだなぁ〜
胸が…
( ꈍᴗꈍ)キュン♡って…
自転車二人乗りって
それだけでもう甘い!
隣を歩くのにも照れるのに
しがみつけちゃう!ヽ(`▽´)/ワァーイ
こんなことってある!?
「手を離すなよ~!」
「うん♡」
オイオイオイ…
これは恥ずかしい〜(*´艸`*)ウフフ
あの時
手を離すなよって言ったキミは
今 どうしているのかな?
この甘さを
時々思い出したりするのかな?
なんてね~(´∀`*)ヘヘヘ
🌈黒猫のつぶやき🌈
思い出はそのままで…
キラキラな捏造は無しだよんwww
時には
爽やかな風を受けながら
何十年ぶりかの
乗り慣れた自転車に乗って
まるで天まで続くような
長い長い坂道を
ペダルから
両足を離し
子供の時のような
ワクワクした気持ちで
何もかも
風に流しながら
スピードに乗って
下ってみたい
いつまでも
どこまでも
「自転車に乗って」
一時期よく、すれ違っていた学生
自転車に乗って
律儀にヘルメットを被り
イヤホンをつけて
スマホを操作しながら走行していた
ヘルメット外していいから
せめてスマホしまいなよ
見かける度にそう思っていたけれど
今はどうしているだろうな