『脳裏』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
脳裏にやきついてる
あの日の笑顔
二度と戻れない
あたたかな時間
『脳裏』
脳裏に浮かぶのは、いつでもあなたのことです。
脳裏
私の脳裏は
もちろん
あの人が隠れてる。
背が高いから
隠すのが大変。
何をしてても
寝る直前には
ある事をしてるなんて
やっぱり好きしかないな。
いつもいつも、先々の事を考えてる。
たまには夢心地とか、考えてもいいモノを、
生真面目な自分は、現実的な事しか考えない。
アレ、遣らなければ……。
アレ、忘れた……。
アレ、したっけな……。
次は、アレやって、その後、アレをして……。
いつも、こんな事ばかり。
せっかく、様々なことを考えられるのだから、
夢の時くらいは、夢みたいな事を、考えたいものだな。
[脳裏]
脳裏
澄んだ空気が漂う朝「どうか、ご無事で」俺の手を震えながら握るあいつは今にも泣きそうだった、「おう、お前の飯が一等美味いからな、お前の飯食うためにちゃんと帰ってくるぜ」なんて軽口を言ってもあいつは笑わずただ伏せた目から大粒の涙を零すだけ。頬を少し掻き「……なぁ、最後くらいお前の笑った顔見てぇな…」言ってるうちに恥ずかしくなって声が小さくなる。ちらりと彼女の顔を見ると涙を貯めた目を見開き笑う「そうですよね、ごめんなさい」泣きながら笑う彼女が愛しくなって静かに抱きしめる、彼女もまた泣きながら俺に抱きしめ返す、あぁ行きたくない、逝きたくないな。
ヒグマに投げられ自分の体が壊れていくのを僅かに感じる。脳裏に浮かんだのは最後に見た泣きながら眉を下げ笑うあいつの顔。
n
脳裏
脳裏に焼き付くはハッピーイデア。
たいてい
脳の表が現実と接していて、裏は逃避している
気がする。
─脳裏─
ちらつく蝋燭
割れた陶器の皿
仮面を被った子供たち
何もかもが霞んでく
ごめんなさい。
ごめんなさい……
許してなんて言わないから
だからそばにいさせて…
娘との楽しいエピソードを焼き付ける
脳裏