『胸の鼓動』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
青い風が吹き抜ける
ビルの隙間を
街路樹の間を
そして
人々の間を
その風を追って
キミは見果てぬ夢に
駆け出して行く
熱い胸の鼓動を糧(かて)として
一目散に進め
たとえ今、窮屈(きゅうくつ)な
世界だとしても、きっとどこかに
突破口は、あるはず!
青い風が舞い踊る
たくさんの光と
美しい緑の葉と
そして
人々の思いを乗せて
その風を追い風として
キミは奔(はし)る、奔る
一心不乱に
熱い胸の鼓動を糧として
一目散に進め
たとえ今、未来が見えなくても
必ず見えるさ走り続けていけば
ありきたりな応援(エール)だけどな!
キミの心のさじ加減ひとつで
世界の色は瞬く間に色を変える
熱い胸の鼓動を糧として
一目散に進め
たとえ今、暗闇に閉ざされても
絶対に光は射す、必ずだ!
使いふるされた応援だけどな!
ありきたりな応援だけどな!
間違いなく、キミの為に
だから届けよ、この応援…
#胸の鼓動
お題「胸の鼓動」
どきどき、君の隣にいると緊張する。
かわいい自分でいなくちゃ、って思うの。
君にこの胸の鼓動が聞こえませんように
忙しなく過ぎていく今日この頃
人間は複雑な生き物
だから争うし愛し合う
そしてすれ違う
いろんな胸の鼓動がある
テンションが上がるときがある。
手芸店や雑貨店に行く時だ。
これを使ってこんなことをしようかなと思うのが楽しい。
実際に思い通りにいくこともあれば、いかないこともある。思った以上に成功することもある。
やめられない。
もの作りが好きだ。
ただ、部屋は狭くなっていく。
整理整頓と、定期的な持ち物の見直しが必要だ。
友達から手紙が届いた。
便箋には何も書いてない。
私の胸は高鳴る。
もしかしてこれは火で文字を炙り出すタイプのやつかもしれない。
さっそくライターの火を便箋に近づけるが、文字は出てこない。
もしかしてこれは水で文字が浮かび上がるタイプのやつかもしれない。
水に浸けてしばらく待ってみるが、文字は浮かび上がらない。
うーん、と腕組みをしていると、便箋は水を吸い込んでくちゃくちゃになっていった。
お、おぉ!
便箋はハートの形になっている。
それをそのまま眺めていると、便箋はやがて跡形もなくなくなった。
私はずっとドキドキしている。
胸の鼓動…
貴方が近くに
居る。
只それだけで、
私の胸の鼓動が
早くなる。
これが、恋というやつか…。
何て事、ないなぁ😅
今じゃ鼓動が早くなるのは
職場の階段往復している時だな。
お題 胸の鼓動
始まりは友達4人でした電話からだった。
面白い人だと思った。
この人に笑顔を向けて欲しいと思った。
もっと知りたいと思った。
文化祭で勇気をだして「写真撮りませんか」って声を掛ける事が出来た。
あれからずっと眺めています。
懐かしい言葉
美しい響き
遠い記憶
「胸の鼓動」
貴方と居ると、胸の鼓動が早くなる。
止まらないこの思い、抑えきれないこの思い
少し優しくして貰えたらもう勘違い
だから、優しくしないでって言いたくなる。
接点のない私に優しくしないで。
だって、私が勘違いしちゃうから。
自分勝手でごめんなさい、
でも、私は私を守るのに必死なの。
じゃないと、貴方への思いが溢れてしまいそうで
胸の鼓動
私は今年から家庭菜園をやっている。
ナス、きゅうり、トマト、ピーマンなど初心者向けのラインナップ。話はそれるが、2年前に、家を引っ越して、現在地に…何かと忙しく、2年のブランクの後の再開。ところが環境が変わって日の当たり具合のせいなのか、以前とは勝手が違い今年は上手く育たない…ナス、きゅうりは、なんとか育ってるのに、トマトだけは危うく死にかけるとこまで行った。が、いろいろ努力して、甦ってくれた。今では。たわわに身が成っている。もう死ぬのか?とまでに弱ってたトマトが、甦ったのを確信した時、心臓の鼓動がはっきりと聞こえた。それは、多分、初恋のひとに告白した時以来…半世紀も前の話。
胸の鼓動
花の散る日に近づいて
遅く
か弱くなる
あなたの前でさえ
高鳴ることは
難しいのに
彼がタトゥーを入れた。
アメリカ人なので、あまりそういうのに抵抗無いらしい。
別にいいんだけど
初めてあった時から、日本語ペラペラだった。
だから、日本語のメールで気持ちを打ち明けた。
彼は、返事の前に聞いてきた。
「これはどういう意味?」
今、それがタトゥーで入ってます。
ちょうど心臓がある、左胸辺りに
「鼓動」と。
『胸の鼓動』
あなたに見つめられると
胸の鼓動が高鳴って
(お願い聞こえないで)と思ってしまう
なのにあなたは笑顔までくれる
もうドキドキが止まらない💗
一緒にいるだけで安心する。柔らかくてモチモチしていて温かくていい香りがする。私よりも年上でおじさんだけど、シフトが被る度に私は年甲斐もなくただあなたと一緒に仕事をしている、という事実に胸が歳を重ねる毎に高鳴り、もっとあなたの声を聞きたくなります。怒られてばかりで呆れている部分もあるかもしれないけれどね。それでも私は何年経ってもずっとあなたの事が好きです。
<胸の鼓動>
ドキドキ
tsutsuに伝わりそうな位
緊張する
#胸の鼓動
胸の鼓動なんて、自分以外のものはそうそう聞くことも感じることもない。意識して感じようとすれば胸から微かな振動が体を揺らしているような感覚には陥るし、緊張したり息を切らせば否が応でも早まる鼓動に気付く。
けれどそんなものは正直どうでもいい。生きているから動いている、動いてるから生きているといえるその音が、振動があることだけで十分だから。
気付かなくていい、早まらなくていい。ただただ、胸の鼓動が続いていればいい。
[胸の鼓動]
胸の鼓動って、︎︎ ︎︎ ︎︎"︎︎ドクドク︎︎ ︎︎ ︎︎"︎︎っていうイメージ。
胸の鼓動が高まると、何故か不思議と楽しい気分になるの。交感神経と副交感神経が仲良く混ざり合いながら私の胸を高まらせる。その度、幸せホルモンがたくさん空から、まるでそれは、ハート型のチョコレートの様に舞い降りてくるイメージ。恋愛してる時が一番、高鳴りの鼓動がキュンキュンしてるのかもしれない。
胸の鼓動を
日頃意識することがないのは
幸せなことだ
なぜってそれは
孤独や病の心配をする必要がないから
自分や誰かの息がまだ続いているのか
鼓動がしているか
そんなことは気にしなくていい日々
当たり前に心が踊り
喜びに胸が高鳴る
幸せな日々
鼓動は刻んでゆく
命の長さと その記憶を
刻みつける
希望を忘れないでと胸を打ち続ける
いつか悲しみに打たれ
崩れることがあったときには
胸の鼓動という記録装置の音に
静かに耳をすませるのだろう
その命の音に
かつての幸せを微かにでも見つけられたなら
まだ大丈夫
新しく打たれる鼓動に
きっと新しい幸せを見つけられる
胸の鼓動
叶うことならもう一度君に会いたい
君と一緒にいる時の胸の鼓動は
楽しい時とか嬉しい時とかの
普段感じる鼓動じゃない
急にドキドキしたり、シーンとしたり
情緒不安定なぐらい乱れる
でもそれは幸せだった証拠
現に今は
胸の鼓動はずっとシーンとしてる
普段感じる鼓動もずっとシーンとしてる
それは何故か
理由は簡単
僕はもう君の前で話すことも
触れることも出来ない
ただずっと見ていることしか出来ないから
いや、違うか
僕はもう…
【胸の鼓動】
ついに感染してしまった。
新型コロナウイルス。
――と、言いつつ、掛かったのはもう一月半も前のこと。
症状も軽症で、療養期間が明けるなりすぐに職場に復帰した。
ただ、今も残る気掛かりが一点……
(あ、また、ドクンってきた……)
あれ以来、動悸がする。
思わずハッとして静止してしまうくらい、唐突にドクンと大きく胸が鳴るのだ。
それまで動悸なんて経験なかった。
コロナになって初めて体験した。
で、あれからずっと……今に至るまで続いている。
(しつこいなぁ、後遺症……)
息苦しさはあまりない。
痛みは全然ない。
でも、急にドクンとくるとやはり怖くて……
自分の体がどうにかなってしまいそうで……
妙に不安になってしまうのだ。
(治ってからもう結構経つのになぁ……)
「ただいまー」
「あ、おかえりなさい」
潤也――夫が帰宅した。
私はキッチンに移動して、さっき作っておいたシチューを温めはじめる。
「今日は大変だったよ。いつもの外注先がさ、コロナが出たとかいって現場を臨時休業にしてきてさぁ」
「……ふうん」
「まったく、大袈裟だっつうの。コロナなんてただの風邪なのに」
これが、潤也のいつもの主張。
PCR検査で陽性が出て、感染確定した私が高熱に苦しんでいた時も同じことを言っていた。
「……ただの風邪ってことはないと思うけどね。治って一ヶ月半経つのに、未だに動悸がするなんてやっぱり変だよ」
「いや、真希はいつもそう言うけどさ、それ多分コロナ関係ないから」
「病院の循環器内科で診てもらった結果、コロナの後遺症だろうって言われたんだけど」
「それ誤診なんじゃないの? どっちかと言えば、真希が行くべきなのは心療内科だと思うけどね」
「なにそれ? どういう意味?」
「だから、心因性の症状じゃないかってこと。メンタルが弱ってるから動悸が起きる、みたいな?」
「…………」
「なんて言うか、真希はさ、コロナを恐れすぎなんだよ。その恐怖が動悸を引き起こしているのかもよ?」
「…………」
「そんな怖がる必要ないでしょ。コロナなんかただの風邪なんだしさ」
「…………」
まぁ、私のメンタルが弱っているのは間違いない。
この一月半、私と潤也はこんな応酬を何度も何度も繰り返してきた。
その度に、私は何とも言えない徒労感に苛まれてきた。
心がすり減っていることには自覚がある。
「それよか、おなか空いたよ。今夜はシチュー?」
「……うん、シチュー」
シチューはいい感じに温まった。
火を止めて、皿に盛り付ける最中、
「……あっ」
また、胸の鼓動が大きく響いた。
思わず手が止まってしまう。
「なに? また動悸?」
「……うん」
「やっぱさ、行った方がいいよ。心療内科」
「…………」
結局のところ……
潤也にとっては、私の不調より「コロナは風邪」という自分の主張の正当性の方が大事なのだろう。
私の動悸がコロナ由来だと認めると都合が悪い。
だから、やたらと心因性の動悸だということにしたがる。
(そんな不自然な目の逸らし方さぁ……)
(とてもじゃないけど、私のことを本気で心配してくれてるように見えないよ……)
うるさく高鳴るくせに……
私の心臓は冷えていく一方だ。
(昔はこんな奴にドキドキしたこともあった……)
(すごく好きで、一緒にいると幸せで……)
(それで、ついには結婚までしちゃって、さぁ……)
(…………)
(ははっ、今になって思えばバカみたいだわ……)
―END―