『繊細な花』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
眠れる月の乙女よ
月の光は儚き花に
永遠の願いは星の幻影に
花の精霊たちが呼んでいる
黄昏に目覚めし時
月の加護があらんことを
#繊細な花
“いつのまにか 枯れてしまった”
少しずつ色を失い、萎れていく。
もう2度と美しく咲くことはできない。
でも、君はそれが綺麗だと言った。
『咲き誇る限られた時間に価値があるの。
その「生命」の描写に人は惹きつけられるのだ』と。
【繊細な花】
僕の心は繊細な花。
些細な言葉ですぐに枯れてしまう。
でも優しさや笑顔が肥料にもなる。
憎しみはいらない。温もりだけが欲しい。
きっとあなたの心も繊細な花。
その花は、ガラスで出来ていた。
その花は、時が経つに連れて、ひびだらけになった。
その花は、ある日、粉々にされた。
「美しくないね」と、彼は自嘲する。
もう綺麗じゃない。もう誰にも見られたくない。
でも、それを見付けた人は言った。
「まだ燃えてる」「直せる」「俺が手伝う」と。
かつて美しい花だった粉を、炉に入れて、もう一度咲かせよう。
そう思えた彼は、幸せ者だ。
#2 〈繊細な花〉
繊細な花はきっと存在しない
君は誰よりも美しい
動けない
喋れない
思い通りにならないのに
思うことは人間と同じなんだ
いや、それ以上かもね
君は誰よりも負けず嫌いだ
そして、誰よりも
繊細な花
繊細な花
そもそも花は繊細である
合弁であろうと離弁であろうと
繊細に見える花はだったとしても
見えないところで
逞しく活動をしている
繊細な花は
少しぶつかっただけで散ってしまう
だから本当に本当に
指先に神経を巡らせ
そっと採る
人の心みたいに
優しく抱いてあげて
〈繊細な花〉
繊細な花びらを少しづつちぎって捨ててちぎって捨てて思いどおりにいかなかったら茎も葉っぱも全部ちぎって何がなんでも貴女は私が好きだということを証明したかった。何本でも何本でも同じことを繰り返して花畑をなくしてしまうくらい繰り返してようやっと見つけた最後の黄色い一輪の花は、たった一輪の優しい繊細な花は泣いているように見えた。何を犠牲にしても貴女と両思いになりたくてその花をちぎった
言の葉を 突き立てればすぐ 崩れ去る
彼女の心 繊細な花
「繊細な花」
あの花は繊細で綺麗だ。
しかし、踏まれればその輝きは無くなる。
ある古い書物の一節、植物欄にて。
ボレロ島、この島には楽器ピッコロの形をした花が存在する。その花は透明で光をも通すほど透き通った透明さだ。
花の名前はクリアネス・フラワー。またの名をピッコロフラワーとも呼ばれる。
この島の人々はこの花を使いピッコロを吹いて、演奏する技術を持っている。
他の人が触るとボロボロと崩れてしまう繊細な花として有名だ。
この花を吹けるのは、ボレロ島の人々かフルートの精霊、そしてピッコロフラワーが認めた人だけなのだ。
ピッコロフラワーには魂が宿る。
ー オリジナル小説・ドゥコ作中の書物ノン・ドゥカ・ドゥコから ー
『ニゲラ』
苦しい……
手を伸ばしても 伸ばしても
あなたに 届かない
触れられない
待って 待ってよ
行かないで
毎日 同じタイミングで
……… 目が覚める
時計を見ると まだ朝の5時
最近 いつもこんな調子だ
『忙しくて…… ごめん』
って メッセージが来てから
こっちから 連絡するのを控えてみた
本当は 頼りたいけど
本当は 甘えたいけど
ものわかりの良い女を
演じなきゃダメでしょ?
あなたに嫌われちゃう
あなたに捨てられちゃう
毎日 あなたからの
メッセージを待つけど
そんなの来やしない
そもそも 既読すらつかないし
でもね でもね
わたしは『信じていたい』のよ
あなたを 信じていたいの
だから 我慢するの
言いたいことも 泣きたいことも
必死で堪えてるの
今 何か起きたら
わたしは 一瞬で 心が折れてしまう
わかる ポキりと折れる
だから 必死で 見ないフリしてる
必死で 知らないフリしてる
でもさ
夢の中だと 無理なのよ
『出てこないで』とか言えないのよ
夢の中のあなたはさ
私を置いて いっちゃうのよ
さっさと ひとりで
先に行ってしまうのよ……
どうしていいか
いつも 困惑するのよ
彷徨って 泣いて 探して
目が覚めるの
あなたはどこにいるの?
わたしはどうしたらいいの?
鳴らない電話
送らないメッセージ
あなたを中心に
時間を回しちゃいけないって
わかってるのに
午前5時
もう一度 あなたに会いたくて
わたしは ゆっくりと目を閉じる
空想と現実 我慢の時間
どうしたらいいの?
ねぇ 教えてよ 教えてよ
あなたは どこにいるの?
_________________
咲いている時よりも儚く散る時ほど
美しく見えるでしょう
わたしは繊細な花のように
枯れる時まで美しくしたいの
_________________
Theme:繊細な花
~繊細な花~
お花かぁ。庭になんか咲いてるけど、よう知らん。
そもそもリビングとかに花飾るような家じゃないし…
だからかな、昔から花の匂いって苦手。香水とかにもめっちゃ疎い…なんであんなにお花の香りだけで何種類もあるの。私、匂い嗅いで分かるのラベンダーと金木犀くらいよ。他は自分の中でどれも一緒…笑
うーん。ネタが出てこない。花なんて縁がないからなあ……あ。私、トゥイーディアっていう花はすき。小説紛いのものを書こうとしてた時に見つけた花。別名、ブルースター。日本名はルリトウワタ。
花言葉は、『幸福な愛、信じ合う心』で、花自体もちっちゃくて可愛い。西洋だと結婚の時に使われるんだって。
これネタに混ぜこめそう!て思ったけど、結局かけずじまいでした((
……このくらいかなあ。花纏わりの話って。繊細かどうかは知らんけど。笑
花に縁のない生活だからなあ…学校でチューリップとか育てたけど、全然楽しいとか思わんかったし((
まぁ、これからも花に触れて、みたいなかわいらしい女の子にはならないでしょうね。金に余裕があるなら推しに貢ぎたいってなるから((((結局オタクが勝つ
美術館で花の絵を見ました。
模写らしいのですが、とてもリアルに描けていました。鉛筆のタッチがとてもよく、白黒以外の色はないというのに、そこにあるかのようでした。
繊細な花
花瓶のお水を替えて、ときどきは花弁に触れて、
「愛してる」とささやいて。
(繊細な花)
繊細な花。
大好きなあなたのことかな?
夜遅くまで起きてて、そのくせ朝早かったり。
それでして、気持ち悪いとか
しっかり3食食べないことも多いし。
それでして、時々体調を崩す。
繊細な花なのかな?
1つ言えるのは誰よりも何よりも
美しい花
だったということ。
今でも愛してる。
のように強く生きる人
繊細は目には見えない。だから誤解があったり、
でも繊細だからこそ強い。繊細な花のような美しい人
繊細な花。
僕の誕生日花のひとつ。
『ハマナス』
花言葉は
"悲しくそして美しく"
命は短く一日花で
すぐに散ってしまうことに由来する。
命の限りを知るからこそ
去り際は美しいのか。
知らないからこそ
去り際が美しいのか。