『空模様』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
薄紫色に染る空は、もうあと少しで太陽が月とさよならをする時間を告げる。少しの間、数時間のさよなら。
君のしわくちゃになった手を取った。変わらない君の綺麗な肌色は僕よりほんの少し赤みがかっていて、暖かくて好きなんだ。
…ああ、少し、お眠りよ、この顕現を解いたら僕もすぐそちらにお供するから。少しだけのさよならさ
「空模様」
ぽつ、ぽつ、ぽつ。ああ、やっぱり降り出した。
ついでに車の汚れも落としてほしいな。水圧弱いか。
この連日、空模様があまり良くない。
夏らしいと言えば夏らしいけど、もっと「爽やか」な夏を期待していた私にとっては、これはとても理想の夏とは言えない。
今日は久々に大きく広がった青空を見た気がする。
遠くに浮かぶ入道雲。あっちは大雨が降るかもな、とぼんやり考える。
大きく大きく、私の背丈の何百倍も、高く高く。
いつかあの雲を見こせたら、空模様も何も気にせずに、あんな風に悠々と漂うことが出来るだろうに。
「5時までには帰ってきなさい」
遊び足りなくて、遅れて帰る私
怒る母
帰り道に見た夕焼け、
息切れと真っ赤になった母のほっぺ、
もう一度見たい。
8/19 「空模様」
【空模様】
突き抜けるように澄んだ青空
総てが煙に覆われたような曇り空
空が泣いているかのように降り続く雨
世界の澱みを浄化するように降り注ぐ雪
1日を終える世界を名残惜しそうに包む夕暮れ
寂しさに静かに寄り添うように月と星を抱いた夜空
生まれ変わった世界を祝福するように照らす朝焼け
嬉しい日も悲しい日も
寂しい日も幸せな日も
変わらず空はそこに居てくれる
あの日もこんな空だった
明日はきっと良い天気
空模様と共に巡る心模様
それはこの星に生きる総ての生命への贈り物
美しい空の果てとはきっと海
その空の青と海の青とは混ざらなくて
ふたりが混ざりたくっても水平線がそれを邪魔して
ふたりの青がどれだけ近くとも
どれだけ溶けていようとも
ふたりがひとつになれることはないんだ
そしてふたりの他に
混ざることがいいことと考えている者はいないんだ
夕焼けの空はかなしそう
海と色がぜんぜん別だから
夜の空はうれしそう
海との境界が見えなくなるから
嵐の日の海はおこってる
雲が空を隠すから
晴れの日の海はわらってる
太陽が空を輝かせるから
美しい空の果てとはきっと海
お題『空模様』
テーマ「空模様」
泣きそうな 灰色まばらな 空模様
あなたの空模様
どんな天気?
晴れると良いよね
この厳しい現代社会でも
会いに行ったんだ
もう帰ってきてしまったけど
全部が全部嬉しくて仕方ないから
こんな空模様でも楽しくなってしまうって
びちょびちょに濡れながら思ったんだ
空が晴れてる日は神様が喜んでいて。
空が曇ってる時は神様が機嫌悪くて。
雨が降ってる時は神様が悲しんでいて。
雷が鳴ってる時は神様が怒っていて。
空模様は、いつも神様の喜怒哀楽で彩られていて。
「え、じゃあ虹が出た時なんなの」
「神様滅茶苦茶ハッピーみたいな」
「語彙力無さ過ぎでしょ、てか変な宗教かよ」
笑うんだけど、と友達は笑う。
そんなことないよ、って言っても信じて貰えない。
わたしの手元にいる小さな神様がぷくっと頬を膨らます。
それから大きな目に涙がいっぱい溜まったかと思うと、今まで晴天が広がっていた空を雨雲が覆って土砂降りの雨になった。
「うわ、あれ、今日雨だっけ?!」
「君が神様の事笑うからだよ」
「え、マジで?ごめんて神様勘弁して」
「えー、どうしよっかなー」
「アンタの判断な訳?それ?」
嘘じゃんもーやめてよ神様ごめんって信じるよー、と土砂降りの外を見ながら友はそんな事を言う。私の神様はとてもチョロくて、その言葉だけでにこにこと笑うと、土砂降りは直ぐに止んでまた先程と同じく晴天が姿を現した。更には虹付き。
うわすご、神様喜んでる。ウルトラハッピーじゃん。なんて、外を見つめてはしゃぐ友達を見ながら、私は手元の小さな神様を優しく撫でてにこにこと笑顔を浮かべた。
「空模様/20240819」
ゲリラ超豪雨を起コシテ
ハイパーウルトラタイフーンモ起コシテ
記録的大雪モ紫外線デ太陽がミラーボール状態ノ夏ノ暑さヲモッテ負カス
神々シイボディヲ持チ
イツモ好キナ事バカリシテイルノデ欲ハナク
ショーモナイ事デイツモスグ怒リ
イツモゲラゲラ人類ヲ嘲笑ウ
一日ニ何度モ炭水化物ヲ摂ッテ
過剰過ギルマデノ塩分ト糖分ヲ摂ッテ、野菜ハ皿ノ縁ニ寄セ
アラユルコトヲ
自分ダケヲ特別ニ考エ他ノモノト一緒ノ物ダト考エズ
ヨク盗見聞きシテワカリ
ソシテ人ノ恥ズカシイ事バカリヲ忘レズ
野原ノ松ノ林ノ影ノ
超BIG金ピカ大豪邸ニイテ
東ニ病気ノ子供アレバ
行ッテ看病スル事無クコレハ神の試練ダト言イ
西ニ疲レタ母アレバ
行ッテソノ稲ノ束ヲ風デ飛バシ
南ニ死ニソウナ人ガイレバ
行ッテオ前ハ地獄行キダト言イ
北ニ喧嘩や訴訟があれば
ナンテ人類ハ愚カナンダ良イゾモット争エト言イ
ヒドリの時ハメチャクチャ汗ヲ流シ
ミンナニ邪神ト呼バレ
メッチャ敬遠モサレホメラレモセズ
迷惑ヲ被ッタ人カラハ苦ニサレル
ソウイウ神ニ
私ハナリタイ
みなさん「恋愛対象となる人物の理想のタイプは?」
と聞かれたら何と答えますか?
妥協できないところじゃなくて
理想のタイプです
私はついさっきふと思い浮かびました
「話してて楽しい人」です
中学生かよ!!と言いたくなりますが
そういえば昔から恋人の存在を脳内で思い描くとき
何よりもまず、相手と隣同士で散歩しながら
時々大笑いするような気楽で楽しい会話のシーンばかりだなあ
と思いました
そこに理想が詰まっていました
毎日表情が違う。
笑っていたり怒っていたり、泣いていたり…
あたしの心の中とリンクしているときもある
大声で泣きたいとき、あたしの代わりに泣いてくれるあなたを見ていると、心が落ち着いてくる
あたしも笑顔の日が増えるように頑張るから、あなたもたくさん笑顔でいてほしい
ときどき泣いちゃうけど、許してね
空模様
今日の空は紫色
太陽が沈みかけて目を閉じる瞬間の色
沈んだ後の空はやけに明るくて
今日も月が綺麗だった
明日は曇りらしい
だから星は見えなかった
ただただ、異様に月が明るかった
空模様
なんとなーく書いてるとぼやーってなっていいじゃない
─── 空模様 ───
ここ数週間ずっと空がへそを曲げている
時期的に仕方のない事なんだけれど
どうしても気分がくさくさしてしまうね
そろそろお日様が恋しいやつらも増えてくる頃だ
あまりやりたくないんだけどな
溜め息をひとつ吐き
膝の上の猫を床へ下ろし
椅子から立ち上がり
雨が降る外へ歩き出す
暗い空を見つめ片手をふわりとかざし撫でる
途端に雨雲はゆっくりと消え失せ
暖かな光が降り注ぎだした
天気は自然の贈り物
人工的に操るものじゃないんだけれど
たまにはね
眩しそうに目を細めながら
家までのぬかるんだ道を戻っていく
【空模様】
ふわふわの雲と背景の青色
飛行機の窓からの景色
この先にどんな結末が待っていたとしても
期待が上回る高揚感が全身を駆け巡る
雲と一緒に聞こえる魔法のミュージックが
多分これまでずっと誰かの身体を突き抜けて僕に届いて
僕さえも通り過ぎてまた誰かに届いて行く
またその時には僕の見た空とは違う色や形だけど
きっと気づく人は気づく幸せのカタチ
2024-08-19
広くて、高くて、誰もが見上げる存在なのに、僕の心は子どものように変わりやすい。
深くて、静かで、僕が荒れない限り穏やかな君を見ていると、ああ、僕は全然大人になりきれてないんだなと思わされるよ。
同じ『青』なのに。
僕の青は、淡くて気まぐれだ。
空模様。
天候の様子。
比喩的に「事のなりゆき」を意味する言葉。
私は晴れているよりも曇りの方が好きだ。
曇っているよりも雨の方が好きだ。
じめじめするけど、暑くないから。
とても落ち着くから。
雨は今の私のようだから。
すぐに泣きたくなってしまう私のよう。
曇りは泣くのを我慢する私のよう。
疲れてしまった私には、太陽は眩しすぎる。
私は雨が降る夜が好きだ。
暗くて落ち着く。
誰にも干渉されない時間。
生きていることに疲れた私が好きな時間。
頑張って普通のように振舞っているけれど。
家では、家族に愚痴を言われるし。
親は些細なことで口論になるし。
些細なことで不機嫌になるし。
怖くて泣けば怒られるし。
私に完全に心の休まる時なんてない。
けれど、夜は違う。
誰にも干渉されないんだ。
夜だけは泣ける。少しだけ安心出来る。
でも、いつ親が不機嫌になるか分からない。
いつ口論が始まるか分からない。
私の一言で、何気ない一言で。
怒らせてしまい、口論が始まる。
そんなこともざらにある。
昔よりは減ったけれど。
怖い。怒られるのが。
常に顔色を伺って。
怯えているのには疲れてしまった。
そして、親はいい成績でも心から褒めてくれない。
「もっと良い点数を取れるだろう」
「もっと上の順位を目指せるだろう」
「もっと勉強しろ」
そればかりで、褒めてはくれていると思う。
けれど、褒められた気がしない。
家でさえ休まらないのに。
学校なんて行きたくない。
もう疲れたんだ。
勉強も、仕事も、何もかも。
期待されて仕事を与えられて。
断れなくて。
仕事が溜まっていって。
ただでさえ、勉強もあるのに。
委員会の仕事。
生徒会の仕事。
部活動。
部活の仕事。
溜まって、何とかこなして。
失敗して、怒られて。
それをカバーできるように努力して。
私しか仕事をしてない時もあった。
責任転嫁されたこともあった。
責任ばかり積み重なって。
期待されて。
もう、無理だ。疲れた。
でも、頑張らなきゃダメなんだ。
理不尽だってあった。
心から休める日は来るのだろうか。
もう、なにもかも嫌だ。
でも、頑張らなきゃダメなんだ。
認められるために。
誰かに相談したいけれど、できないのだ。
死にたい。
死んでしまいたい。
もう、つかれたよ。
ねぇ、私はどこで間違えたのかな。
理不尽を受けて、いじめられて。
褒められたことなんてなかった。
でも、今はそれはなくなった。
けれど、すべて無くなったわけじゃない。
私が何をしたのかな。
間違ってなきゃ、こんな苦しんでなかったかな。
苦しいのは、自分自身のせい?
いつもいつも、自分を責めてる。
嫌なことを言われるのが嫌だから。
自分で自分を責める。
人に言われる前に、自分で言う。
「無能」
「偽善者」
「出来損ない」
「失敗作」
自分に言い聞かせるんだ。
自分は無能だから、偽善者だから。
出来損ないだから、失敗作だから。
怒られたって仕方ない。
理不尽を受けたって仕方ない。
いじめられたって仕方なかった。
そう、自己防衛のための自己暗示。
私は人に相談できない。
誰かに甘えてみたい。
「もう、頑張らなくていい」って、言われたい。
心から甘えられる相手が欲しい。
もう、疲れたんだ。
これが、精一杯のSOS。
ここで綴ることが。
少しは楽になれるかな。
「誰か、助けてよ。」
ふと、退屈な授業中に、窓から見た空は、どんよりと曇っていた。
(これは…降る、か?)
傘、持ってきたっけ、なんて考えながら、空を見上げ続けていると、ポツ、ポツ、と音がしたと思ったら、一気にザーッっと雨が降りだした。
(昨日は暑かったけど、今日は打って変わって、肌寒くて更に雨、か…明日はどうなるかな)
自然現象が見せる、様々な空模様を見るのは、面白くて好きだ。
雨とか、悪天候は、移動が大変になることもあるから嫌だけど。
でも、その悪天候が、過ぎ去って、太陽の光が差し込む瞬間や、雨上りに見える虹とか。
悪天候が来てこそ見える空も、好きなんだよな。