『空模様』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
今日の空模様?
明るかったけど。
え?
心模様?
暗いよいつも。
まあ明るくなるように頑張ってる
#空模様
夏の空模様は不安定。
雨が降ったかと思えば、次の瞬間にはカラッと晴れる。
晴れてたかと思えば、狐の嫁入りや夕立にあう。
ジメジメした日にカラッとした日。
移ろいゆく空模様に私はてんやわんやと転がされる日々。
毎日カラりと晴れてくれれば、過ごしやすいのに。
行ってきます。今日はきっと晴れますように。
そう独りごちて、私は今日も家を出る。
空模様
天気が良くなるときも悪くなるときも、空模様というようだ。
比喩として使うときは、人間関係の空気に対してで、あまり良い意味では使わない。
空模様とぱっと聞いて考えを巡らせる。
小さい頃は、空を見て、ドーナツみたいな雲だなぁと何もないなりに工夫して楽しんでいたのを思い出した。
けれど、少し違うみたい。
空を見て、天気を考えるのは、だいぶアナログなことな気がする。天気予報の情報から傘を持っていくか悩み、雨粒を視認して傘をさす現代。
私にとって、空模様をうかがうのは、あまり得意でない。
…最後の1文は、比喩ともとれるのだろうか。
空が泣く
私も同じように
心の奥で泣く
ふと思い出した人は
私が過去に捨ててしまった人
後悔しても
懐かしんでも
戻ってこない時間なのにね
空が泣く
太陽を探しながら
空が泣いた
仕事のプレッシャーでストレスをとても感じる。今日の心はどんより曇り模様。昨日は澄み渡る青空のような気分だったのに、台無しだ。最近の私の心は空のように変わっていく。空模様。
『空模様』
「空模様」
太陽を隠す一面の雲も
空を覆い尽くす真っ黒な雨雲でさえも
私の隣りにいる
あなたの表情を隠すことはできない。
晴れていても
曇っていても
雷雨であったとしても
空模様がどうあったとしても
揺らがないのは
私のこころ模様。
あなたの表情をみるに
あなたのこころ模様も
きっと わたしとおなじ。
黙って見つめ合って ゆっくり微笑む
ふたりの こころ模様
「空模様」
空模様
空ってなんでこんなに綺麗なんだろうね
自分がこんなにも悩んでるのに、こんなにも落ち込んでいるのに
清々しいほどの美しい空を見せつけられたら、なんだか自分の悩みなんて大したことないって言われてる気がする。
恨みたくなる程に美しいその模様は、いつだって私の頭の上に存在している
「さて、今日はどんな色にしようかな〜…」
ぽとりと呟きながら絵の具を混ぜる。
群青色をベースに、微かに紫を感じられる淡く爽やかな色が浮かび上がった。
満足して、雲の入ったガラス瓶に手を入れる。
久しぶりにグラデーションの雲にしようと思い立ち、
薄紅色から朱色まで、鮮やかな色々を乗せる。
そして、どこまでも続く広大なキャンバスに筆を滑らせ、仕上げには雲をそっと浮かばせた。
うん、今日も最高傑作。
空模様
2023,08,19『空模様』
青々とした眩しい空の遠くに大きな入道雲が見える。
あの真下は今頃大雨なんだろうなぁ……なんて他人事を考える。
この光景は夏しか見れない風物詩だ。
自分は小学生の頃、同じ様に眺めた巨大な入道雲を思い出す。
これもこの時期特有の空模様のおかげだ。
自分は今一度胸を張り、熱い空気を目一杯吸って空を見上げた。あの入道雲を目に焼き付ける為に。
四十度近い気温はキツイな……。
どんな空模様でも君が同じ空の下で笑っていると
信じているよ
空模様
私はとても単純で
晴れだと
機嫌が良くて
曇りだと
どこか寂しくて
雨だと
機嫌が悪い
君の顔を見てね
私ほんと単純
心の中の空模様なんて
僕にしか分からないのに
どうして君に分かって欲しくなるんだろう
僕の目から涙が溢れていることなんて
目の前にいる君には分かってしまうのに
どうして分からないで欲しいと思うんだろう
(空模様)
あーまた降ってきた
雨が降ると街のどこかで子猫が鳴く
雨音に紛れていつまでもいつまでも
ママを呼んでいるのかな
淋しいの?
え?まいご?
おいでおいで
探しに行くと途切れる
気配が消えて雨の中
困ったな
せめてこの雨やまないかな
空、泣くのやめてよ、ねぇ空
『空模様』2023.08.19
ことの成り行きの様を、空の様子に例えた人は天才だと思う。
晴れもあれば、曇りもあり、雨も降る。そうした移り変わりは、人の心とよく似ている。
普段は優しくても、機嫌を損ねることもある。
今の彼がまさにそれで。
「業界人である前に社会人なんだから、もっと自覚を持たないとダメだよ」
後輩たちを前に、普段は穏やかな彼が強い口調で言う。
彼はテレビでは「いじられキャラ」として通っている。しかし、それはあくまでキャラクターであって、実際の彼は礼儀に厳しいところがある。
そんな彼に後輩たちは遠慮なく接していった。最初は笑っていたが、彼の「笑って許せる範囲」を超えてしまったため、こうして怒っているのだ。
怒鳴ったり物を投げたりはしない。ただ、何が悪いのかを淡々と言う。あの柔和な顔で。
「ちょっとやりすぎじゃない?」
と最初に言った時から、彼はイラついていたように見えた。しかし、そこは普段の彼だったので付き合いの短い後輩たちは気付かなかった。それは仕方がないことだ。
だんだん悪くなる雲行きを晴らすにはどうするか。
ここは俺が悪役になるしかないだろう。
「まあまあ、こん子らも反省しとるみたいだし。そん辺にしておいたらどう?」
俺が普段通りのテンションで助け舟を出す。当然、彼はさらに機嫌を悪くする。
雷でも落ちそうな雰囲気に、後輩たちはハラハラしているが、そこは俺の腕の見せ所というやつだ。
「ぐらぐらこくのも分かるけど、許してやるのも先輩のつとめばい」
彼の両肩に手を置いて、揉んでやる。ついでによしよしと頭を撫で繰り回した。
「俺のこのイケメンの顔に免じて、許してやってくれん?」
かわいーくぶりっ子気味に言うと、彼は困ったように笑う。そして、後輩たちに「これから気をつけて」と柔らかく言って解放した。
「甘いんですから」
「なーに言うとるか。俺が年下を甘やかすのは、今に始まったことやなか」
お前も例外じゃないよ、と付け足すと彼は普段の笑顔を取り戻した。
どうやら、曇っていた空は晴れたようだ。
空は自分の心を表してるなんて言う人もいるけど
僕はそうは思わない
嫌なことがあって精神めちゃくちゃなとき
空はあまりにも綺麗すぎて
泣きたくなってくるぐらい見るのが辛かった
正反対じゃない?
にこにこしている空と、疲れきった顔をしている僕
でも、元気な時に空を見ると
元気がなさそうなんだもん、空っておもしろいよね
#空模様
「わたがしみたい」
って君が言ったから
恋の空模様
空模様は恋模様
ぽつり、ぽつり
空は、まるで僕の心を見透かしたみたいに、雨を降らす
「あぁーあ、失恋しちゃった……」
片想いどまりの恋
「嫌われても告白しておけばよかったな」
口に出すと涙が溢れてきた。
「っ……」
まるで共感するように雨は強くなる。
『空模様』2023,8,19
今年の夏も暑い。盆を過ぎても、暑さが和らぐのは
まだ先の話のようだ。
青い空に浮かぶ白い雲と、降り注ぐ厳しい日差し。
そんな空が恨めしい。せめて曇り空になってくれないかなと思う。
よく猛暑を伝えるニュースで、カメラが太陽をとらえた映像が出るけれど、そんな真正面から撮らなくても…と、あまりの眩しさにいつも目をそらしてしまう。
真っ白すぎて何も見えない。そんな空が私は苦手だ。
「空模様」
空模様
どこまでも澄んだ青い空。雨になりそうな空模様ではない。
雲一つない青い空。目の前がきらきら輝いて見える。
こんな空を見ていると心が浄化されていく。
呼吸をすると肺が喜んでいるように思う。
色々な表情を見せてくれる空。泣いたり、不機嫌だったり、冷たかったり……。
どれも空だけど、一番はやっぱり――輝いた笑顔がいっぱいのように見える澄んだ青い空だ。
暑い 寒い
蒸し暑い 乾燥する
湿気嫌だ
晴れてばっかり
雨降ってばっかり
スッキリしない天気
夕立最悪、
どうしたって文句しか言われない。
そりゃ
空だって荒れるよね。
–空模様–