『空を見上げて心に浮かんだこと』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
どこまでもついてくる青空が憎たらしい。そしてやはり。
昔飼ってたインコが死んじゃったときは、しばらく空の写真ばっかり撮ってたっけ
別にインコが天国にいると思ってたわけじゃないんだけど、空を見てたら、なんか雲にハマっちゃってさ
雲の形って芸術的だなあと思ってね
でも、雲の形はその時々で違うし、刻々と変わるし、いくら撮ってもキリがないからやめたけどね
今でも雲を見るのは好きだよ
もう飼わないけどインコも好き
最近、景色の写真を撮ることが増えた。
それは帰り道であったり、遠出した時であったり、綺麗だな、と思った時に撮るようになった。
吸い込まれそうな青い空が一面に広がる光景が好きだ。悩んでいても、上を向いて空を見ればなんだか心が軽くなる。
雨の日の空を見ると、ずっと足元ばかり気にしていたことに気づく。思っていたよりずっと足元ばかりみていた。
空を見ていると色々考える。
将来のこと、過去のこと、好きなこと、家族のこと。
そして全部忘れたように、澄んだ青い空に見惚れる。
何か悩んでいたような、わからなくなる。
今はそれでいい、そんな気がする。
綺麗な青空が写真フォルダに詰まっていく。
今日の空はどんな様子だろう。今日も眩しい光に目を細めて空を見上げる。
『夏の扉』
西の空 夏の扉は浮かんで消える 食べ残しの鰯雲 骨組みだけが露わになった フェアリーたちはそんな空に『戦争反対』のプラカードを掲げて宙に舞う 何処にも行けないさびしんぼうが私以外に2〜3人いる 特段、魅力のない川で頭を掻いて 空を見ている
〜空を見上げて心に浮かんだこと〜
綺麗だなーって思った
でもある日見ていたら心が苦しくなった
綺麗なはずの空が綺麗に見えない
それどころか前すら向けない
美しいって感じられるのは幸せなんだ
そう気付かされた
空を見上げると元気になる
それは自分が元気な証拠
自分の感情は自分を写すかがみ
「空を見上げて浮かんだこと」
青紫色の空に輝く星。
どんなに悲しくても、寂しくても、この空だけは私のそばにいてくれる。
何十年も前の光が私たちを照らしてくれる。
こんなに素敵なことがあるだろうか。
今まで見てきた空は、とても濁った暗い色をしていた。
まるで、いつも俯いている僕みたいに。
僕は、空を知らなかった。
見上げなかったんだ。
ずっと、考えないようにしてた。
空にも色々な顔があること。
空は、ずっとずっと先まで続いていること。
空は地球の各地を繋ぐ、綺麗な橋だということ。
久しぶりに空を見上げると、どこまでも続く青い空が見えた。
*空を見上げて心に浮かんだこと*
最初にカニがいた。片方のツメが立派だからきっとシオマネキ。
カニは流され形を変えて現れたのはネコ。手足が短いからマンチカンかな。
ネコがゆっくり立ち上がったと思えば気がつけばニワトリに。大きな鶏冠は雄鶏の証。
濃いソーダ色のキャンバスを自由に泳ぐふわふわ雲のフロートは今日も楽しくて美味しそう。
/空を見上げて心に浮かんだこと
空を見上げて心に浮かんだこと
まだ夜が明ける前の薄紫
ほんのりと山の縁が白んでくる
縁側に座ってまだ薄ら寒い風を髪に受ける
案外、猫は早起なもので
畳の部屋から襖を抉じ開けながら出て来る
にあうと一鳴きして縁側から草履の上へ跳ぶ
ふと、猫の毛並みがキラリと輝る
顔を上げると何時の間にやら
すっかり水色になった空が見えた
よく目を凝らすと薄暗い雲が遠くに有る
今日は笠を持つように彼奴等に言っておこう
と心に留めた
夏の真っ青な空
どんよりした曇り空
空は色んな表情を見せてくれる
そして、その表情を見ることで、
遠くの誰かと繋がっている気持ちにもさせてくれる
「空を見上げて心に浮かんだこと」
空の上はきっと自由なんだろうな...。
私も早く逝きたい。
こんな地獄の世界から逃げ出したい。
[空を見上げて心に浮かんだこと]
ふと空を見上げて
届かないはずなのに
手が届くような気がした
空を見上げて心に浮かんだこと
今日も空を見上げる。
届くはずもない「愛してる」を君へ捧げる。
あのね。私、なんとか生きてるからさ。
いつか、私を迎えに来てよ。
空を見上げて心に浮かんだこと
あっちの本
こっちの本
あっちこっちの本
たくさん読みました
今日も1日よくがんばりました!!
ゆっくりやすみます。
空を見上げて心に浮かんだこと
空が青いのはレイリー散乱って現象が起こってるからなんだって自慢気に誰かに言いてぇなー
ぼんやり空を眺めると
風が頬を撫でる
雲はゆっくりと流れていって
形を変える
昔聴いた歌が頭の中で流れてきて
少しノスタルジイな気持ちになるから
空にある青を見つめた
どこまでも続いていくこの青は
とても綺麗で
あの雲に乗ってどこか行きたくなる
きっと雲の上はやわらかくて暖かくて
そしてなにもかも忘れて
眠ることができるのだろう
そんな事を考えながら
ただぼんやりと空を眺める
空
ちょうど今日の話。
人を待っているとき、車の中から何気なく空を
見上げてみた。
青空に、もくもくとした雲と、薄い帯状の雲が
浮かんでいた。
2種類の雲が一緒に浮かんでいるのって珍しい?と
思いながらも、なかなか綺麗な空をしばらく見て いた。
夏が来たなぁと思う。午前から気温が高い。
待ち人が来たので、空から視線を外した。
明日も暑くなる予報。また、今日のような空が
見えるかもしれない。
「空を見上げて心に浮かんだこと」
ハロー
空が高すぎるこんな日は
不安なんです
風船のように
どこまでも飛んでゆく妄想
水面を見つめるときの
めまいに似ている
おばさんにもらった風船のひも
離してしまってごめんなさい
私がぼんやりしていたばかりに
あっとゆう間にそらに吸い込まれて
よるべなく飛んでいく姿が
ずっと小さくなるまで見えていた
ハロー
きみは月の衛星になって
なんてこともなく きっと
寒すぎる大気に破裂してしまった
そんなことが思い浮かぶ
うっかり落っこちてしまいそうな
青すぎる空
『空を見上げて心に浮かんだこと』
いつも君と話してるこの時間に
僕は泣いてる
両親と出かけて
道中はそれなりに楽しかった筈なのに
帰宅した瞬間に二人は喧嘩を始めて
どうしていつもこうなんだろう
どうして仲睦まじく出かけて帰宅する
たったそれだけの事すらしてくれないのって
子供みたいに
実際子供の心のままで泣いてる
ぼんやりしたまま作った冷やし中華は
味がまたしなかった
会社で君との話をした時
言われた言葉を嫌でも思い出す
「結婚したら終わりだよ」って
みんなそう言ってニヤニヤしていたけれど
結婚って何ですか
そんなに素敵なものには到底思えない
自分の存在ですら疑わしいのに
恋愛って一体何ですか
少なくとも僕には
君の方がずっと綺麗に映ってしまって
もう何も普通が分からない
鏡を見たら死んだ顔が映った
もう今日は早々に引き上げてしまえ
君は楽しんでね
でもあまり飲み過ぎないでね
君は酒に弱いくせに
自分じゃ気付いてないでしょう
「心理テストね」
部活の休憩時間中、隣でポカリを飲みながら葵ちゃんが言った。
「空を見上げて一番最初に心の中に浮かんだのは誰か想像して」
「うん」
「実はその人は……あなたにとっての運命の人でーす」
私の返事の後、数秒間待ってから再び葵ちゃんが嬉しそうに言った。そんなことだろうと、思った。
「これね、今月号の中に書いてあった。あとで貸すね」
葵ちゃんがお気に入りのティーン雑誌。ファッションとか恋愛のことが書いてあって、クラスの女子ほとんどが知っている。葵ちゃんは私にも貸してくれるけれど、私は別にみんなのようには感動しなかった。それでも、申し訳ないと思って毎回貸してくれるのを断らない。
「でもね、当たってると思ったんだあ、これ。だって私、燈矢先輩のこと思い浮かべちゃったから」
にこにこ、でもちょっと照れながら葵ちゃんが言う。そして、同じ体育館の中にいるバスケ部の方に目を向けた。葵ちゃんの口から出た名前の人がちょうどスリーポイントシュートを決めたところだった。
「やっぱかっこいいなあ」
葵ちゃんがため息混じりに呟く。漫画の世界だったら、目はもうハートマークになっていると思う。先輩が動き回る様子を目で追っては、かっこいいを繰り返す葵ちゃん。恋する女子の顔だ。私は、こんなふうに素直に感情をぶつけられない。そこは羨ましいと思う。
「ね、菜摘は誰を思い浮かべたの?さっきの心理テスト」
「私は……、お父さん」
「えーうそ!何それウケる!」
私の答えを聞いて、葵ちゃんは手を叩いて笑い出す。
「じゃー菜摘の運命の人はお父さんになっちゃうじゃん」
「そういうことになっちゃうね」
「なんだーっ、この心理テストあんまり当たらないのかなあ」
さすがに言えなかった。くりっとした可愛らしい目を向けられて、葵ちゃんの気持ちを知ってるのに、本当のことなんて言えるわけがない。
葵ちゃんが再びバスケ部のほうに視線を戻した。でも、私たちの部長が集合の合図をかけたので集まるべく走り出す。私も葵ちゃんの後を追った。追いながら、バスケ部を見た。燈矢先輩が私を見ていた。こっそりと、私に手を振る。私も、前を走る友達に気づかれないように、そっと手を振り返した。
いつかは、バレるのかもしれないけれど、まだできるのならば隠していたい。それが葵ちゃんの為になるだなんて、そんな上から目線な考えはしないけれど。
まだ私には、友情を壊す勇気がない。