『空が泣く』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
誰の通夜だっただろうか
生憎の雨で元々下がっていた気分は最悪
そんな時にお坊さんが教えてくれたんだ
雨は亡くなった人の涙なんだと
ほら、今日もまた空が泣いているだろう?
だから君はもう泣かなくていい
僕が君の分まで泣いて、世界に雨を降らすのだから
空が泣く、雨も泣いている。
そして死神さえも泣いている。
いいことがある
うまくいってる
そんな時、
必ず空は晴れる
私は信じている
だから、晴れてたら今日は
うまくいくって
そして、
私達の頑張りを祝福してくれるように
恵みの雨
"空が泣く"
我が為にふるう時雨か
我のみを撫でよ 夕日を秋に授けよ
空が泣く?
泣かないよ。
泣いてるのは俺。
どんなに厚く、曇天が横たわっていたとしても
さらに上空に行けば、太陽が燦々と輝いてる
生きてりゃ色々あるさ
仕事で失敗する時もあれば
友人に心無い事を言ってしまった時もある。
恋に敗れる時もある。
夫婦喧嘩だってあるさ。
思いがけず病気を患うこともある。
事故を起こすこともある。
その度に学び、起死回生で起きあがろう。
地面に手をついて、その足で立ち上がるのは
他の誰でもない
俺だ。あなただ。
雨が降ったら「空が泣いてる」って言うなら
晴れた時は「笑って」て
曇りの時は「涙をこらえて頑張って笑おう」としてるの?
台風の時は「号泣」かな?
私なりの解釈だけどね。
「空が泣く」
Q空が泣く
A比喩表現ですね。
Q泣くを比喩表現しよう。
A尿が漏れた。
Qきったな。じゃあ漏れたを比喩にして。
Aダムが決壊した
Qそれどう比喩するんだ?
A限界を突破した。
Qそれ比喩じゃないじゃん
Aダムが決壊も比喩なの?
Q分からないよ、バカだから。
Aこのお題汚くね?
Qお前が汚いんだよ。
A伝わるのかな、尿が漏れたで
Q伝わったらやばいだろ。尿が漏れた、違う解釈をして
A涙が出る。あ、やっぱこれやめよう。何も思いつかない。
Qそうだね。無理だ。
A空が泣く、雨じゃない可能性も!
Qオゾン層が壊れた?
Aなんで泣いてんだよ。隕石が降ってきたんだよ。
Q隕石が涙なの?物騒だな。
A銀河が見えたのか?銀河を涙で例えたとか。
Q幻想的すぎ。やっぱ雨が降ってるんだよ。
A飛行機が動いてるのを見て思ったのかもしれない。
Q空が泣く、結局はどういう意味?
A空には雨が降ってたんだ〜
end
空が泣く
ぽつん、ぽつんと地面に雫が落ちる。落ちた場所は、色が変わる。
また、ぽつん、ぽつんと。そして、一気に降ってきた。
何か悲しいことでもあったのか、それともどこかが痛くて我慢できないのか、あとは嬉しいことでもあったのか。
どれかはわからないけど、空が泣いている。傘に空の涙が当たると音が鳴った。
その音でわかった。嬉し泣きかなと。
「いいことあったのー?」
空に向かって声をかけた。すると、応えるように傘に涙を落としていく。
「よかったねー、空さーん」
傘をクルクルと回しながら、空を見つめる。
今日は嬉し泣きでよかった。でも、悲しい時の空さんも好き。
変だと思われるけど、好きなんだ。
滝のように激しく空から降ってくる涙。音も大きな音で、嘆いているように聞こえる。
傘に穴が空きそう……。と思うけど、良いんだ、別に。
空さんが泣いた後に出る、七色に輝く美しい虹。
空さんが泣いた後の贈り物。これは本当に美しくて、見惚れてしまう。
だから、悲しい時の空さんが好き――
空が泣く
見渡せば海
コンビニも自販機もない
閉鎖的な場所だった
潮風の匂いにも飽き飽きする
ここから逃げて
一緒に島を出ようと約束したのに
「やっぱり行けない」と伝えられた言葉を思い出す
「何で」の理由も聞かなかった
答えは分かってたから
動き出した船のデッキには雨が降り出していた
霞んで行く景色の中
桟橋を走って
「ごめんね 一緒にいけなくて」と叫び泣く君の姿を見つけた
空が灰色の雲に覆われて重苦しい
僕の心と同じように空が泣く
泣いてお前の気が済むのなら
心が解けていくのなら
どうかそのまま
心ゆくまで泣いておくれ
その涙が溢れようとも
この目に見えなくとも
お前が泣いていることには変わりないのだから
お前らしくそのまま泣けばいい
嬉しいときも
寂しいときも
どんなときでも泣けばいい
私はここから仰ぎ見る
時々だけど許しておくれ
「空が泣く」
空が泣く前に貴方に会いに行こうと思って、貴方はきっと空が泣くと不安になるだろうから近くで支えようと思って。
電車に乗ろうとした。
あと少しで乗れるところだったのに、誰かが私の背を強く押して落ちてしまった。目の前から迫る強い光が妙に安心して最後に誰が押したのか後ろを見た。
後悔した。
後ろを見なければ良かった。
人生最後に見る景色が貴方のそんなにも嬉しそうな顔だなんて。
その瞬間確かに顔が濡れた。
空が泣いた。
空が泣く
それは雨
人が泣く
これは涙
体から水が出てくる。
奇妙ですね。
雲が増えて、濁り、黒くなって、それが広がり、もうどうしようもなくなったら、空は泣く。
人間の心と同じように思う。
空が泣く
今日も空が泣いている。
号泣よりも飲泣という感じだ。
ただひたすらに、静かに泣いている。
何がそんなに悲しいのさ
そんな言葉をかけたくなる。
…でも、ちょっと分かる気がする。
何もなくても泣きたくなるときは
誰にだってあるものだ。
もちろん私にも。
…しかし、このことは忘れないでほしい。
『流した涙は無駄ではない』ことを。
空の涙は
人の心までも悲しくさせることもある。
だが、この涙によって
「相合い傘」という言葉も生まれたのだ。
それに涙は草木にも染み渡り
生命の源ともなっている。
それと同じ。
私達が流した涙だって決して無駄ではない。
だから泣くことは悪いことではないのだ。
泣きたいときは泣いてもいい。
赤ん坊のころは親がうんざりするほどに
みんな泣いてきたのだから。
…辛いことがあるのなら、まずは悩む前に
思いきり泣いてみてほしい。
空と一緒に泣くのだ。
秋の空だな と思う
ねえ、みんな
去年の今頃さ
そんな話をし始める私に
みんなは
苦笑いしながら
また始まったなんて
顔して
付き合ってくれて
今 笑えるのは
みんながいるから
毎日 気が狂いそうなほどに祈り続けた春
雨が降れば、誰かの涙にならないことを祈った
どうか この晴れの日が続くように
誰も泣かないように そんな迷信にもすがり
誰も涙を落とすことなく迎えた 満点の星空に
快哉を叫んだ夜を思い出す
雨ひどいね
そんな会話も 今は ほんのりとやさしい
きっと私は また 必死に祈る
そのときが来たら
だから 今は このやさしい雨を
愛そう と思うのだ
『空が泣く』
おはよう、空ちゃん。
今日はいい日だね!
おはよう、空ちゃん。
どうしたの?大丈夫?おばあちゃんが倒れちゃったのね…
おはよう、空ちゃん。
おばあちゃんが亡くなったんだね…。たくさん泣いて泣いて、その後たくさん笑おう。
たくさん雨が振ったあとの晴天はいいよね
晴れは、上機嫌。
曇りは、不機嫌。
あめは、ぴえん。
お分かり?
空が泣く
長年の相棒、愛犬が天に旅立った。
あいつの墓を作ってやって、お供え用の花を買いに行って、いざ家に帰ろうってときに。
雨が降り始めた。
霧雨のような細かい雨粒がパラパラと降る。すぐに上がってしまいそうな雨だ。
こういう雨を涙雨と言うらしい。
「あいつのために空も泣いてくれるなんてね」
家に着く頃にはすっかり上がってしまった涙雨。
雲間から見える青空の向こう側で、あいつが元気に走り回っている気がした。
とある日の男と涙雨の話。
空が泣いている時は、
この世界のどこかで誰かが悲しんでいるとき。
空が笑っている時は、
この世界の誰かが喜びに満ち溢れているとき。
笑って、泣いて、怒って、楽しむ。
そんな美しい感情を持つ人間を世界が愛しているから、空が感情を持っているのだと。
私はそう思ってやまない。
『空が泣く』
今朝、早く目覚めた。
休日にも関わらしず 早く目覚めた。
疲れた身体は怠いが 早く目覚めてしまった。
窓を開け 空を見上げた。
まだ、薄暗く時折、自動車の動く音がする。
暫くぼ〜と眺めていると徐々に明るさが増していく。