『秋風』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
秋風が肩を叩いて振り返ったの。
でも頬に冷たい風だけ、
冬の訪れを感じただけ、
別れが近くなっただけ。
雨雲を遠くへ追いやり
高い空に薄く雲を刷き
色を変えた葉をくるくると舞わせ
ある一瞬 突然に
季節が移ったことを知らせるのだ
「秋風」
#249
秋風
夏が終わる寂しさを感じ、
嫌気が差す程の暑さとお別れする。
去年は何していたかと想いを馳せて、
懐かしさにふけいる頃だな。
秋風
秋風が心地よくて
夏が終わったのだとしみじみ思う
秋風が冷たくて
冬がやって来るとじわじわ感じる
私の頬をかすめた渡り風は
枯れ葉を連れて隣街へと旅立った
―――「秋風」
秋になると、お隣のお家にある金木犀の香りがして
とっても幸せな気持ちになる。
金木犀の香りが一番するのは、お家の玄関の階段を
降りたところ。
階段降りてめいいっぱい深呼吸して、
朝は「今日も一日頑張ろ!」ってなる。
夜は「今日も一日頑張った!」ってなる。
昼は、、、?
基本的には建物の中にいるから感じられないけれど、
外に出た時に吹く「秋風」さんの香りを楽しむ。
その一瞬の時間がとっても幸せ。
今日も秋風さんがやってくる。
たくさんの素敵な香りを運んでくれたかな?
秋風
さみしく切ない
一人旅
秋風に吹かれながら
傷心を癒す
秋風
秋風が来る前に、冬風に吹かれた。
ここ数日の気温差の印象だ。
秋を待っていた。長い夏の暑さに耐えかねて、早く秋がこないかと首を長くして待っていた。
そこにこの仕打ち。
令和ちゃんはいつもアクティブだね、そろそろ情緒も覚えようか?
そう言いたくもなる。
日本にはもはや四季はないのだろうか。
春も来なかったらどうしよう。
今からでも秋が来ればいいのにな。
今年の秋風いつや。
強風ならあったけども
私にとって秋風は花粉で終わってたときが見極め時(?)
【秋風】45 kogi
秋風
秋風が来ることもなく、いきなり冬風がきた。
ここ数日の気温差の印象だ。
そろそろ秋物を出そうかなとクローゼットを開けたのに、ドアを開ければ冬景色。
一旦ドアを閉めて、気温を確認して、上着と手袋を装着して仕事に行った。
令和ちゃんは今日もアクティブだね、そろそろ情緒も覚えようか?
そんな言葉が頭をよぎる。
私は秋が好きだ。愛している。
秋のファッションも景色も大好きなのに、長い夏に押し流されてそのまま冬になってしまった。
悲しい。悲しい。
秋風を待っているよ、令和ちゃん。
「俺は思うんだ。春風にそよぐスカートも可愛ければ。秋風にたなびくスカートもまた萌えだと。」
オジサンの俺は中学生のメガネに説いていた。
「師匠!! かっけえー!!」
「春に桜舞う校門で告白も良ければ、秋に行く二人での映画館もまた楽しいと!!」
「師匠!! 羨ましい!!」
「と、いう事でお嬢さん。僕とお茶でもどうです?」
この勢いで目の前の女子高生にナンパする俺。
「デブおっさん。それ犯罪だけど。警察呼んでいい?」
「ふ、俺がカッコ良すぎるんだな。罪だとは。」
「もしもーし。警察ですかー? おっさんがセクハラしてきまーす。」
「あ゛あ゛あ゛あ゛ーーーーーーーー!!!! ごめん!! 許して!! 警察だけは!!」
「師匠。カッコ悪い。」
女子高生は去り。俺と弟子のメガネだけが残る。
秋風は吹く。寒いギャグを持って行って。夕焼けに黄昏る男子二人の将来を案じて。
秋風
秋風や 香りは残し 戸をたてて
風はつめたし かのもの何処
あぁ生憎に 名前を伺うことも せず事に
人を払いて 忘れることが おおかりし
せむなきか それでは人は 浮かばれざりし
立ち去りがたし 名をば聞くこと かなわざり
あぁ
何処に君は 花の香を 忘れるほどの
秋風が 肌に立ち 君の名を 思えば何処
あれほどに たちたる腕や 名をば聞こえて
誰ほどと 人の名を きかざらなけれ
袖は濡れ すぎたれば わかざりし
姿を忘れ かのものの かりよりも
真なるものを とどめしなりぬ わすれけれ
さりとて人を とどめしものは 名をば聞く
つゆ知らず 忘れいきたる 年の瀬や
それでも人は 綴らを重ね 名をば残して
あぁ生憎に
人は名を 聞くもはじたり その歳も
すぎたる日々を 思い返せり 若くなく
あぁ 何時も
この世をば 書き連ねたる 文字という
香り残りし ものこそあれど 人は忘れり
名をば聞け
ものすぎたるは 人は無くした ものをば惜しみ
人の名を 名乗りてわする 元服は
人はいずれの 姓を身につけ うまるるか
かこはどちらか 雌雄をといて それでも人は
おの子とおなご どちらかと なをばきかざり
よしあき
秋風が吹き始める季節。
首に当たる風が少し肌寒い。
まるで誰かが私を呼んでいるかのように首に巻きついてくる風。
一体そこには誰が居るのだろうか。
肌寒いはずなのに
やっぱりちょっと。暖かい。
秋風……。
人生を台無しにしたあのゲス女の首を刎ねて、秋風に晒してやりたい。
人のおもいを躊躇いもなく踏みにじった売女……犯罪者・今井貞夫の娘、人でなしの今井裕子。
秋風……。
秋風が出てきた。防空に適していたので、艦隊に入れた。
でも……。夜戦で使えないことを、忘れていた。
【109,お題:秋風】
秋の風は冷たい、手袋を付けてない指が悴んで痛い
鼻や耳を叩いて去っていく、容赦ない秋風の猛攻
「寒っ」と思わず口に出しながら、身体を温める目的も兼ねて約束の場所へと走る
肺に入る酸素すら冷たく痛く、マフラーで口元を覆って早足で進んだ
約束の場に君を見つけ、ヤバい遅れたと思いながら「ごめん遅れたぁー」と呼び掛ける
「遅い!」とむくれている君に「ごめんねぇ今日奢るからぁ」と謝って手を繋いで歩き出す
「手冷たっ!?」と言われたのは聞かなかったことにしよう...
くしゅっ、と一つくしゃみをすると、そっぽ向きながらも「ん」とポケットティッシュを渡してくれる
「寒いねぇ~」と何気無く言った言葉に、「そうねぇ、もうそんな時期かあ...」と当たり前に返してくれる人が居る
秋風は冷たくて寒くて苦手だけど、誰かと一緒に居る温かさを感じることが出来るから...
一概に嫌いとは言えないなあ
「ふ、ふふっ」 「なに笑ってんの、気持ち悪いわよ」 「ん~?べーつにっ?」 「何か腹立つ言い方ね」
上機嫌で歩く秋風の日、冷えきっていた手は今はほんのり温かかった
〚秋風〛
オレンジ色に染まった夕焼け空の下を泣きながら歩いた
秋風が優しく頬を撫でる
もっと強い、乱暴な風で涙も感情も吹き飛ばしてほしい
秋は私にとって優しすぎだ
秋風が冷たくて…
1人寂しく歩いていた。
あぁ、何か良い事ないかな…
なんて思ってもあるわけがないのよね。
虚しい、切ない、悲しい。
誰か私をあたためて…
秋風は爽やかな風と一緒に、
貴方の恋もやってくる...。
@秋風
私の大事な人は今も生きているのだろうか。
段々と冷え込むこの季節は、幾度も貴方を考えさせる。
秋の風に乗って海へ出て行った貴方。
私はいつでも貴方の帰りを待っています。
毎年、寒さを連れてくる秋の風。
秋風を感じると私は貴方を考える。
貴方の顔はどんなだったかな。貴方の声はなんだっけ。
時間は私と貴方を切り離す。
秋の風に乗って帰ってきた貴方。
でも、私は貴方を覚えていないわ。
だから、声をかけないでくれる?
私にとって貴方はただの軍人さんだもの。
秋風
秋風どころか冬風じゃないのかな
昨日とか今日とか寒いってば
あわてて寒さ対策してる
秋らしい涼しい風を
もう少し感じていたかったです
もしかするとこの先
秋ってめっちゃ短い季節になるかも?
長い目で見れば気候変動あるあるですが
自分が生きてる間は
あんまり変化してほしくないですね
秋は来ないのではないかと思うほど暑かった今年の夏
季節は巡り、ようやく秋風が心地よい季節がやってきたと思ったのに
秋を楽しむ間もなく空から白いものが舞い降りた
#秋風
#30