『私だけ』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
小さい頃は
私だけ違うのが嫌で
みんなと同じものがよかった
いつからか
みんなと同じは嫌で
私だけの特別さが好きになった
私だけ
私だけ知らなかった
何も伝えられなかった
そんなこと誰も望んで居なかったのに
どうして、こうなってしまったのだろう
きっとみんなは私のことを考えて
何も言わなかったのだと理解は出来るけれど
私だけ
切り取られた時間に、取り残されたみたい
私だけ
透明人間の私だけ
騒がしいお昼休み私を呼ぶ声は聞こえない
おはよう
喉の奥に詰まった言葉
ただいま
一度もその言葉が返ってくることはないけど
一人で食べる夕食
家族に見えない私の姿
全て捨ててきた
散らばる星屑
夜空の虹
「私だけ」
私だけ、てんびんに載せられている気がした。
二つあるてんびん皿は釣り合っている。
皿の一つに私が、もう一つの皿に何か黒い箱のようなものが載せられている。
皿の大きさは意外と大きくて、丸い緑の山手線くらいはある。
私側の皿の上には、都会ではあって当然と言えるものばかりが載っていた。
部屋、寝室、廊下、玄関、机、タンス、おふとん、水道、洗面所、冷蔵庫、ガス、ティッシュ、トイレ。
それらを包含している建物、建物、建物……など、生活には至って困らない。
一方、対面の皿には一つだけしか置かれていない。
こちらと同じ大きさの皿なのに、置かれているのは黒い箱ただ一つ。皿の中央にひと箱だけ。
それ以外にないことは、特注の望遠鏡を覗いた私を信じてほしい。
望遠鏡を覗いたきっかけ? 気になった。それだけだ。
対面の皿の黒い箱を望遠鏡で覗くたびにこう思う。
一体あの中には何が入っているのだろう。
見てみたい。
◯カキンのYoutube動画のように、中を開封したい。
実はただの空き箱かもしれない。
おもかる石のようなもので、思ったより軽いのかもしれない。
蓋を開けてみなければわからない。そういったもの。
しかし、だめだと自分を制する。
なぜなら時計の針は、そろそろ仕事を始めなければならない時間を指しているからだ。そろそろ現実を始めなければならない。
好都合なことに、この世界はてんびんで出来ているからか、仕事は全部リモワとなっている。黙って皿の上に乗っとけという世界の意思を感じる。
つまり、嫌な通勤電車に乗らなくていいのだ。
ずっとここにいたい。おっと。
そんなことを思っていたら、もぞっとおふとんか動いた。なんてことはない。正体は白いもふもふ。130cmアザラシでお馴染みのし◯たんである。
どうやら寝ているときに毎日し◯たんと会話していたら想いが伝わったらしく、ぬいぐるみからつくも神的な要素を持つペットに進化したのである。
最初の頃は無言でおうちを徘徊するルンバの癒しバージョンだったのだが、徐々にお風呂に入るようになり、最近はおふとんを畳むまでになった。
さらには夢にまで出張ってきてくれて、疲れた私をやさしく撫で撫でしてくれて、もうたまらないくらいの毎夜の楽しみである。
そうやって冷蔵庫の下の方を開けて箱型のアイスクリームを取り出し、なんか、カッコ良い名前の道具で丸くすくい取って皿に乗っけた。
し◯たんは、いつも自分の分だけでなく私の分もよそってくれる。
私の分を渡したあと、三段のアイスクリームに取り組んでいる。上から水色、薄桃、黄色である。
あんなに食べられるのかな?
まあいいかと食べることにした。
……ああそうだ、あの道具はディッシャーと言うんだった。
そうやってリモワをしながら、溶けゆくアイスとともに時間が過ぎていくと、玄関のチャイムが鳴った。
PCゲームに夢中であるし◯たんを邪魔しないように脇を通り、荷物を受け取る。中古本と10日間分の備蓄品だった。
中古本は置いといて、備蓄品は時々てんびんが揺れて危ないから、買っておきたいと常日頃思っていたのだ。
私の記憶にないから、おそらくし◯たんがネットショッピングで注文してくれたのだろう。ありがたい限りだ。
受領印を押したあと、「ありっした〜」と宅配便の人が言い、私は玄関のドアを閉めようとした。
「あっ、ちなみになんすけど、あの荷物届けられるっすよ」
「えっ」
突然のことで私は戸惑った。
「あれって、何の……」
そこまで言って、私は察した。
「もしかして、黒い箱、ですか?」
宅配便の人は頷いた。私は少し逡巡したあと、
「いや大丈夫です」と断った。
宅配便の人は去っていった。
荷物を整理したあと、私は望遠鏡でもう一度あの黒い箱を覗き込んだ。あの黒い箱、いったい誰の荷物なんだろう……
私をこんなに愛してくれるのは、
他でもない私だけ
私だけいなくなって
その事に誰も気づかなくて
私はずっと皆を見てるのに
皆は私が見えてない
皆何気ない
楽しい生活をしてて
楽しそう 良かった
でも私は
それが少しだけ寂しいけど
そうやって皆をずっと
遠くで一番近くで
見ていたい
私だけいなくなればいい
遅くなりましたm( ─﹏─)m
いきなりですが私は運動神経が悪いです。
足もクラスで3番目に遅いし、水泳はもっと苦手です。
慰められるならいじって欲しい
男ならよかった
男なら仲良い友達からいじってもらえる
女子には失礼だからそういうのは言っちゃだめ?
逆にそれが嫌なんだよ 恥ずかしい
そういつも思います。
周りのみんなは体育祭や体育の授業で活躍してる。なのに私は、、、
もちろん応援してくれる人はいますよ。ですが
それが、それのせいで恥ずかしい
同じ人もきっといるはず水泳の授業でみんなの前で泳がされた時は死ぬかと思いました。
リタイアしてしまいたい
記録なんか出なくていい
やめたい
私だけ恥ずかしい思いをするの?
周りのみんなはクラス中から応援されて、運動できて。
ワンルームにひとり
ここは私の楽園だ
しかし一歩外に出れば
見知らぬ人たちとすれ違う
学校にいても
仕事をしていても
人の気配がやむことがない
神経質なのは自覚しているが
全く人と関わらない訳ではない
波風立てずに 静かに
人の輪をすり抜ける
隙を見ては
ひとりになれる場所を
探し彷徨う 自分がいる
そうして見つけた
誰も訪れない穴場は
私と世間を繋ぎ止める
精神の生命線
【私だけ】
私だけの、墓場まで持っていきたい秘密。
でもきっとバレてしまうだろう。私は嘘がつけないから。
ほら、バレた。だから嘘なんてダメなんだ。
キミの無垢な目の前ではどうしても嘘なんて付けないんだ。
「私だけ」出来ないそんな風に思っても大丈夫だって貴方の彼女は私だけてっ思うとそんな事どうでも良くなるから悪い「私だけ」じゃなくて私に取って嬉しい「私だけ」を見つけていける人生がいい
お題 私だけ
I'll write it later.
◦─────────────────────◦
サークルの夏合宿2日目。
休憩時間に皆に配られた棒つきアイス。シャリシャリとした食感と冷たさで、熱を持った体が息を吹き返す。
食べ終わると皆棒を見て「ハズレ。」「私も。」「俺もハズれた。」口々に言ってはゴミ箱に棒を捨てていく。
どうやら私だけ当たりみたい。
ごめんね、みんなにはナイショ。
でもこんなことで運を使っちゃうのもな、なんて
欲深いことを考えたりして。
さて、後半も頑張りますか。
お題「私だけ」
はぁ…。私の名前はあやか。
この地球上で1番ついてない人間だ。
玄関出て車へ向かう時に何もない所でつまずくし、
車のフロントガラスには鳥のフンがいくつか落ちてるし
会社着いてから資料を家に忘れた事に気がつくし、
部下がミスするのはお前のせいだと
理不尽に上司から怒鳴られるし、
仕事帰り彼氏に連絡しようと思い、
携帯を鞄から出そうとしたら
携帯電話も家に忘れてきて…。
私だけなんでこんなに不運何だろう…。
でも、これだけ悪い事が起こるってことは逆に
ついてるのかも!?と前向きに考えるのが
私あやかという人物である。
我儘を
試してみても
仕方ない
だってあなたの
計算の中
【私だけ】
私だけ
自分だけ特別なにかあるってのは考えないな。今の時代ネットがあるんだから類似例探して解決法を考えるのが普通じゃないか?
昔だったらこんな不幸なのは俺だけだ、みたいに考えたかもしれないけど今はとにかく検索の時代だ。検索すればなにかしら見つかる。似たことや解決法だな。
だから私だけなんて考えは今の時代通用しないと思う。探せば似たような人や似たようなことがいくらでも出てくるだろう。
Xとかインスタなんかで自分の状況や気持ちをさらせば同意する人はいるだろうし、やっぱり私だけ、という考え方は時代遅れなんじゃないかな。
例えば俺は最近あまり眠れないのが悩みだけどそれは年を取ったら自然なことらしいし、同じ悩みを抱えている人はいっぱいいる。だから解決法もいっぱいある。
まぁ病気とかしょうがいだったらまた話は変わるかもだけど、それだって似たようなものだ。結局どれだけ不幸であろうともほかにも不幸な人はいくらでもいる。
だから自分にできることは心が折れないようにがんばって生きることだと思う。人生なんて真面目に考えるものじゃない。真面目に考えたら死にたくなるからな。
なんで適当に生きていけばいい。生きてりゃそのうちいいことあるさのメンタルで生きていこう。
【書く練習】
[君と僕の散歩道:7いたずら]
家に帰るといつもと違うことに気がついた
スリッパに噛み後がある
いつもはこんなことないのに
叱ろうかと思ったが現行犯ではないので意味はないか
ため息をついて部屋にはいると、部屋一面にティッシュが散乱していた
鉢植えが倒され土が散らばっている
フードをいれるボックスが噛られてヒビが入っていた
とにかくひどい状態だった
見回しても君の姿は見当たらない
叱られるのが怖くて隠れているのか
なぜ?今までこんなことはなかったのに
ストレスがたまっていたのか?
散歩の時間が少なかった?
スキンシップが足りなかった?
混乱しながらキッチンに回った
そこには君と、割れたカップがあった
贈り物の大切なカップだった
一瞬頭に血がのぼり、僕は強く叱ってしまった
君は体をびくりと震わせた
耳を伏せ上目使いに僕を見上げている
僕は大きく深呼吸をして部屋を片付け始めた
でも、この時僕はもっと君の異変に気を配るべきだった
どうしてこんなことをしたのか、もっと考えるべきだった
後に僕は後悔する
君のサインを見逃してしまった
私だけでしょうか、大谷翔平関連のニュースを聞いても、どうでもいいけどって思ってしまうのは。オールスターに今年も選出とかさ、別荘購入とかさ、来年の開幕戦を東京ドームでやるとかさ。何の感情もわかないわ。
オリンピックも興味ない。日本人が何個金メダル獲得したかなんて聞いても、うれしくも何ともないのよ。
好きな人が見て喜ぶのは勝手だけど。世の中には全く興味がない人もいるっていうことを、マスコミは分かってないんだろうね。
どのチャンネルでも大騒ぎしてて、まるで一緒に喜べって押しつけられてるみたいな気になるんだよ。で、こういうこと言うと、愛国心がないとか言われることがあるけど。スポーツを応援しないのと愛国心と、どういう関係があるって言うんだ。
私は日本に生まれて日本人であることを心から楽しんでますから。
「私だけ」
本当に「私だけ」?
ネガティブな「私だけ」に「私だけ」はあるのか
涙は目の前の景色をぼやけさせる
私だけを見て、
私だけを愛して。
障害になるものがあるのなら、
私が全部取り除くから。
だから、ねえ、
私だけのものになって?
【私だけ】
「おはよー」
普通に挨拶したのに、クラスのみんなは私を見ていない。後から入ってきた男子、更に遅れて来た女子には挨拶を返しているのに。
授業が始まっても。
「はい、ではここ分かる人?」
そんな風に先生に聞かれて、何人か手をあげる。だから私も一緒に手をあげる。でも、
「じゃあなた」
絶対に、こちらを見ていない先生の視線。
昼休みも。
「腹減ったー」
「今日購買で買ってくる」
「やべー委員会の呼び出し来た」
そんな言葉と供に、教室内を移動する人々。私の前を、まるでいないかのように通り過ぎ、そしてこちらを見ることもない。
私だけ、ここにはいないようだ。
「この教室、ちょっと寒くない?」
「『いる』って話だよ?」