『神様へ』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
すっかり暖かくなってから、氏神様へ初詣に行った。
実るようにまんまるの八重桜が、ちょうど見頃で美しかった。
清々しい空気の中、幼い子供が遊んだシャボン玉がひとつ、ふたつと飛んでくる。
鳥居の傍、大きな看板が立てかけられている。厄年や八方塞がりについて書いてあった。
御本殿の賽銭箱に、たまたま財布に入っていた五円玉をそっと転がして、手を合わせた。
「神様、いつもありがとうございます。ここに来るまで、今年がまさか本厄だとは気づいてませんでした」
昔、「どんな願い事でも叶えてくれる」と
評判のお寺に行ったことがある。
当時、縁を繋ぎたいと思っていた人がいて、
お参りしたら、めでたく繋ぐことができた。
その縁は、季節が巡ったのち、残念ながら
切れてしまったのだけど、
本当に叶ったことに「すごい」と感激した。
偶然だとか、たまたまだとか、そういう風に
言う人もいると思うけど、
お参りしたから、と素直に信じたい。
神様。
いつもたくさんの願い事を抱えて
大変だと思いますが、
どうか皆を幸せにしてあげて下さい。
「神様ヘ」
神様へ
暖かさを含んだ春風が桜の花を運ぶ季節となりまし
た。さて、神様はいかがお過ごしでしょうか。
私は大人な訳でもその辺にいるガキでもないのですが、まだまだ未熟な学生ですので、学生らしい素直な手紙を神様へ送りたいと思います。
今回手紙を送ったのは少し悩みがあったからなんです。まずは、先輩と幼馴染くんのこと。神様が何らかの魔法で私が先輩を好きになるように仕向けた訳でもないのはわかっています。私のことを好きになるようにと幼馴染くんに呪いをかけた訳でもないということもわかっています。それでも私は不思議なんです。私が先輩と少し上手くいってもそのすぐ後には距離ができる。というのも、幼馴染くんにキュンとさせられてしまうのです。私にイタズラしているのか、先輩にイタズラしているのか、幼馴染くんにイタズラしているのか、私は何があったのか知りたいのです。
もう1つは私自身のこと。私のことを病に陥らせておいて正直憎んでいました。自ら命を絶とうとしていたことも多々あったかと…。ですが、そんな私のことも好きになってくれる方をそばにおいて頂いて大変嬉しく思います。ですが、その幸せなはずの家庭が今、崩れようとしているのです。父と母の仲が年々、積み重なるごとに悪くなっていくのです。そして、ついには離婚の話まで出てしまって…。これもまた運命なのでしょうか?今まで通りなんとか上手くやっていくことは…そんなENDは存在しないのでしょうか?私は今、どうすればいいのでしょうか…
「神様へ」
このままで良いのか
生きていていいのか
必要とされているのか
全く分からない
どんな行動に出てみても
自分が正しいと思えない
神様へ
どうか どうか
私に道を教えてください
光でも
言葉でもいい
どうか
教えてください
私が生きていて良いのか
─神様へ─
拝啓、神様へ。
神様は何故、人々を不平等にするのですか?
何故、人々を不公平にするのですか?
僕は幼少期の頃、顔を火傷しました。
今では痛みはないですが、顔に跡が残ってしまいました。
その火傷の跡があるせいで、周りからは化け物と、よく言われました。
友達には裏切られ、いじめに合い、
先生や親に見捨てられました。
こんな姿、なりたくてなった訳じゃないのに。
何故こんな想いをしなければならないのですか?
僕をこんな世界に、こんな地獄に落とした神様に聞きます。
何故、僕を地獄に落としたのですか?
〜神様へ〜
私をこの世界に落としてくれてありがとうございます。
親もいい人だし、
友達も優しいし、
ご飯も美味しいし、
暖かい布団で寝れるし、
ネッ友も話してて楽しいです。
ですが、今私は幸せのか分かりません。
幸せ?って聞かれて「はい」とはっきり言えない
と思います。
幸せってなんですか。
幾度となく神頼みをしてきましたが、
神様は私のことが嫌いですか?
#神様へ
―神様へ―
私の好きな俳優Tさん
ここ数年、舞台、ドラマ、映画と主演が多い
どのお芝居も魅力的で神々しさすらある
最近は好きな人達とお仕事できる事が多いらしい
もし、お芝居の神様がいるのならTさんは愛されているのだと思う
お芝居の神様、Tさんを愛してくれてありがとう
どれだけここに居てほしくても
いずれ君は元の場所へと還っていくのだ
それが約束だから
それでも、あと少しだけ僕達に時間をと
神様へ、祈りを捧げる
(神様へ)
窓硝子は無惨に割られていた。散乱する破片の片付けと、窓の修繕にかかる手間を思って溜息をつく。
ガラスケースは床に転がされて、展示台の上にはもう何もなかった。窓の破れ目の向こう、暗色の空と海の間を、方舟は次第に遠ざかっていく。
小さくなっていく船影を見るともなしに見送ってから、室内の惨状に目を戻す。ふと、気付く。
何もないと思っていた展示台の上に、何かがあった。あまりに小さく、台と同じ色なので一見では見落としていた。
それは硝子で作られた、小さな白い猫だった。
神様へ。猫の影に隠れて、ただそれだけのメッセージが残されていた。鉛筆書きの薄い文字は、いずれ消えてしまうことだろう。
貴方からは何も頂きませんでした。
命以外は何も。
恨み言を述べたいのではありません。
私は施しは欲しくはありません。
叶うのなら一つだけ、
ただ、見ていて。
父なる貴方へ。
一つだけ祈りにて賛辞を。
命に纏わる事柄の全てへ。
#神様へ
神様へ
わたしから神様へのメッセージ。去年の年末から、お伝えしたかったのでちょうど良かったです。
神様様、わたしの周りの大切な人をサッと持ってかないでください!年末には、二十歳の子を持ってきましたね。優しい子だったのに。あの子のお母さん、気丈にしてたけど周りはどう声かけたらいいかわからなかった。
神様、あなたの采配はきっと法(カルマ)の元、公平なのでしょう。でもわたし、若い子をサッと持っていかれるのはイヤなんです。
文句ばかりでは大人げないですね。
あの子のことは心の中に収めて、腐らず生きていくことにしましょう。
神様へ
NHKの銀河テレビ小説「早春の光」を思い出した。流れた曲はビートルズのイエスタデイ。イエス様とは関係ないらしい。原作は曽野綾子の「21歳の父」だ。ひぐらしのような鳥には、大空を翔ぶ鳥の大志は理解できない、と言う中国の故事にちなんだ作品だ。他人の気持ちを理解することは困難なことを表している。そうなんだ、鳥たちは自分のことで頭はいっぱい、邪念が無いと思った。
神様へ
僕の前からあの子を消してください
僕はもう辛いです
あの子の瞳に自分が映らないのを
あの子が自分と話す時作り笑いなのを
僕は知っています
あの子を想うのを辞められない僕には
あの子を消して欲しいと
思って今日も願ってしまいます
愛しているのにごめんなさい
《神様へ》
#19
『神様へ』
お久しぶりです。
いつも見守って頂きありがとうございます。
産まれる前にしたはずの約束を思い出すことができず、途方に暮れています。
私は、約束を守って望んでいた道を進めているのでしょうか?
お側に居た時に教えてもらった沢山のことも、この世に産まれてくる時に頂いた沢山のものも、全て手放してしまったような、全てをどこかにしまって忘れてしまっているような不思議な気持ちにモヤモヤしています。
私は、約束の道を進めていますか?
進めていないのなら、今からでも軌道修正できますか?
おそらくは残り少ないであろう現世で、限られた時間をどう生きていけば、約束したお役目を果たすことができるのか、教えて頂ければ有難いのですが…
お返事、お待ちしております。
#神様へ
私は、日頃の感謝を手紙に書く。
拝啓 神様(へ)
いつも、私達を見守ってくれて有難う御座います。
いつも、心の中で応援してくれて有難う御座います。
そして___。
私のお母さんがお母さんで良かったです。
お母さんの子に生まれて幸せです。
いつも有難う御座います。
私。
手を合わせて祈る
自分の幸福と健康
自分の将来と夢
誰かも知らない神様へ
自分本位の願いをこめて
自分の力を信じきれないから
頼んできっとなんとかなるって
運命とか決まった道とか
神様が決めている人生だとか
色々思想を狂わされているから
神様へ
あなたは存在したいですか
あなたはどれだけ干渉したいですか
あなたを創り出したのは誰ですか
縋って、願って、お祈りして。
愚痴って、邪険にして、馬鹿にして。
安心材料にされて。かと思えば恨まれて。憎まれて。
信仰されて。盾に使われて。
本当に居たらたまったもんじゃないですよね。
世界中から散々に思われる言葉を
右から左に流して
いるってだけで「神様」と「言葉」があるだけで
我々は何かしらあるとすぐ貴方様の名前を口にします。
いつも吐口になって下さっている事。
良し悪しの判別になって下さってる事。
本当はとても感謝しなければなりませんね。
いつもいつもお疲れ様です。
-神様へ-
今日がずっと続けばいい。
早く明日になったらいい。
一歩も家から出たくない。
世界中を見てまわりたい。
ずっと一人で佇んでたい。
友人の元へ駆け出したい。
沢山の物を焼き付けたい。
目をふさいでしまいたい。
なにも聞き逃したくない。
音の一つも聞きたくない。
支離滅裂、支離滅裂。天邪鬼でさえない。
傲慢で、強欲で、陽気で、陰気で、もう、めちゃくちゃ。何を言っているか、思っているか、それすらも分からなくなるくらいにぐちゃぐちゃで。でもね。
私なんです。全部全部私なんです。
どうか、どうか、一つたりとも違わずに。認めてくれはしませんか。
【神様へ】
麦粉の垢は引き継げませんでした。続けたり続けなかったりしていきます。
生きている以上、私なりに、精いっぱいは生きてみようと思います。
だから、もう次回は、人間社会に転生させないでください。
この世では、修行を、いっぱいしてますから。