『目が覚めるまでに』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
目が覚める寸前まで、夢を見ることが多い。
大抵は忘れてしまうのだが、印象的なものは起きていても割と覚えていることがある。
夢を覚えている時は、それを見たのがレム睡眠中であることが証明されているそうだ。
つまり眠りが浅くなってきて、そろそろと脳と身体が目覚めようとしているらしい。
そういうわけで、私がよく覚えているのは、いつも目が覚める寸前の夢なのである。
今朝もそうだった。
今はなき実家で、家族や親戚が集まっている。
私は妊婦で、お腹はそれほど大きくはなっていない。
大体、6.7ヶ月くらいだろうか?
お腹をさすりながら、自分は何歳だっけと思いを馳せていると、親戚の義伯母から赤ちゃんへのお下がりをプレゼントしてくれた。
何かデザインが施されている、大きめの布を広げたところで、唐突に目が覚めた。
起きてから夢を見た-と思ったら、まずiPhoneを手繰り寄せることにしている。
そして、忘れないうちに
【夢占い 妊婦】とキーワードを検索してみた。
夢占いといっても、人物や状況によっても色々と意味は変わるそうなのだが、とりあえず。
自分が妊婦だった場合。
『幸運が訪れる兆候と言われている』とある。
ひとまず、悪い意味でなくてホッと一安心する。
ただの夢であって、単純に記憶などの情報を整理してるだけ-に過ぎないのだが。
当たるのか当たらないのかは置いといても、気になるものは何となく調べてみて、今日の夢にどんな意味があるのかとワクワクする気持ちはやめられないのだ。
明日はどんな夢だろうか。
今日は少し落ち込む出来事があったので、できればHAPPYな自分でいられるような、明るくて充実したような夢が観たい。
夢はなんだって自由なのだから。
目が覚めるまでに
キミに何回好きと伝えただろう
私は何回死んでしまっただろう
誰を何回殺めてしまっただろう
もうそんなことは覚えていない
現実に起こりやしないもんな。
_ ₁₀₂
【目が覚めるまでに】
夢の中では何者にもなれる。
魔法を使ってみたり、空を飛んでみたりできる。
内容をコントロール出来ないのが残念だけど、それでもいい。
夢の中では何者にもなる。
今日は空を飛んで、昨日はなにかに追われてたような。
毎晩色々な僕になる。
嗚呼、目が覚めればそれはいつも同じ自分。
空を飛べなければ魔法も使えない。
夢のようにはならない。
どうか、夢の中だけでいい。色々な僕にならせてくれ。そんな自分を楽しませてくれ。目が覚めるまで。
目が覚めるまでに
枯れたアンスリウムに
水をあげなきゃ。
今まであげられなかった愛情を
溺れるまで注ぐ
目が覚めるまでの
しあわせなゆめ
題:目が覚めるまでに
目が覚めるまでに、あなたは何をしたいですか。
私は…なんだろ。何をしたいのかな。
思いつかない。
出来ることなら、
目が覚めるまでに自分を変えたい。
出来ることなら、
目が覚めるまでに嫌な事ぜんぶ忘れたい。
出来ることなら、
目が覚めるまでに。。。
ねぇ、目が覚めなかったら?
私は目が覚めない事を望んでいるのかな。
私に死にたい?って聞いても帰ってくる答えは消えたい。
目が覚めるまでに心のモヤを消したい。
私のしたい事はすぐには出来ないことばかり。
目が覚めるまでにこの世界から記憶と一緒に消えて、
目が覚めないままでいて欲しい。
お願い。目が覚めるまでにこの考えを消して欲しい。
お願い。お願い。
目が覚める前にとにかく面白かった夢を最後までみたい!
[洋風ワンプレート] [和風ワンプレート]
・全粒粉パン ・雑穀ごはん
・ジャム ・海苔
・チーズオムレツ ・玉子焼き
・ウインナー ・焼き鮭
・グリーンサラダ ・小松菜のおひたし
・キャロットラペ ・胡瓜のぬか漬
・ミニトマト ・梅干
・オニオンスープ ・ワカメと豆腐の味噌汁
・珈琲 or 紅茶 ・緑茶 or ほうじ茶
さて、どっちが良いかな。
鼻歌交じりで台所に立つ。
タイムリミットは彼女が起きてくる7時。
用意、スタート!
―――口福な[朝]
#31【目が覚めるまでに】
目が覚めるまでに
これで最後。
夢でもう一度会いましょう。
─今迎えに行きますね。
_おはよ。これでやっと一緒になれるね。
「んー、よく寝たぁ」
「なんか最近夢ばっか見てる気がする」
「なんの夢かは思い出せないけど」
_永遠に
目が覚めるまで何をしよう?思う存分ゲームして、お腹が空いたら冷蔵庫を物色…チョコ発見!コーヒーを牛乳で割りながら準備万端。さぁ、エンペラータイムが始まるよ♪
目が覚めるまでに
理想の原液が飲みたいなぁ、持ってきて。
ずっと夢にいたら、本当に夢みたいになっちゃった。
望んだものが思うままに現れる。
離れられないくらい心地良くて嬉しい夢になっちゃった。
ここで私の本体は死んでいくのかなあ?
毎日どれだけ腐ったかを指で折って数えてるんだよ。
あとどれくらい可能性は残ってるのかなあ?
腐ってないところがあまりにキラキラしていて、
毎日鏡見てにやけてる。
努力もしていないポテンシャルに熱を上げている。
ま、いつか落ちるだろうねこんな人間。
目が覚めるまでに?
目なんて覚めない気がする。
ずーーっと床に張り付いていて、
死んでいく気がする。
責めずに助けて。
「『目』のネタなら、2回心当たりがあるわ。4月6日の『君の目を見つめると』と、7月10日の『目が覚めると』」
今回のお題と似てるって言えば、後者の方だろうな。某所在住物書きは呟きックスアプリで投稿された、某スリープアプリ使用の感想を見ていた。
目が覚めるまでに飼い猫が近寄ってきて、喉を鳴らし、それが音声記録として録音されたユーザーがいたらしい。
「『目が覚めると』のハナシは、たしかアレだ。『正気から』『目が覚めると』ってネタで書いたわな」
俺もスリープ入れて寝たら、ウチのペット寄ってきてなんかハートウォーミングのサムシング発生しねぇかな。物書きはひらめき、該当アプリをインストールしようとして、しかし己のいびきしか録音されていない場合を考慮して結局止めた。
――――――
職場の長い付き合いの先輩が、通勤中熱中症で倒れて、近くの稲荷神社にご厄介になった。
「先輩、目が覚めるまでに、めっちゃここの神社の子狐にバチペロされてたよ」
「『バチペロ』?」
第一発見者らしい神社の関係者さんが、丁度先輩行きつけの茶っ葉屋さんの、店主もしてる人。
「長く、良いお付き合いをさせてもらってるから」ってご厚意で、神社敷地内の一軒家の中で、体冷やしたり、涼しい部屋に寝かせてもらったりしたおかげか、
私がその関係者さん兼店主さんからメッセ貰って、稲荷神社に駆けつけた頃には、先輩は落ち着いた穏やかな寝息で、すぅすぅ眠ってた。
「バチクソペロペロ。首筋」
「……記憶に無いな?」
「そりゃ先輩、気絶したように寝てたもん」
睡眠不足が原因のひとつかもしれませんね。
そんなこと言ってた店主さんは、ミネラル補給用と水分補給用に、ほうじ茶使った梅干しのお茶漬けと、ちょっと甘めのモロッカンミントティーを、ひとくちサイズの小鉢数個と一緒に差し入れてくれた。
ゆっくり食べて、ゆっくり休んでいってくださいね、だってさ。
小鉢美味しいです(率直)
「睡眠不足は、自分でも、ごもっともだと思う」
れんげスプーンでちびちびお茶漬けを食べながら、ちょっと元気になったらしい先輩が言った。
「個人的な問題と、悩み事で、夜眠れないのが数日続いていた。体調管理がなってないな」
塩っ気のある、サッパリした梅干しは、濃過ぎない程度のほうじ茶と良い相性で、食欲無くてもちょっとは食べれそうなカンジがする。
「とんだ迷惑をかけた。ここの方々にも、お前にも。睡眠不足が解消するまでは、また倒れたりしないよう、当分出社ではなくリモートワークにしておく」
すまない。ぽつり謝罪を付け足した先輩は、またちびちびお茶漬けを口に運んで、小鉢のたくあんをポリポリしてた。
「悩み事が、睡眠不足の原因かもなんでしょ?まずそっちをどうにかした方が良くない?」
私もたくあんポリポリして、お茶漬けのお茶と一緒に優勝してから、ちょっと偉ぶっちゃったけど、
「たとえばその、先輩の悩み事を、先輩ひとりで抱え込まないで誰かと共有するとか、いっそ悩み事そのものをぶっ潰しに行くとかさ?」
私の提言を聞いてるときの先輩の顔が、
それもそうだよな
だったのか、
それができれば苦労はしない
だったのか、
私には、ちょっと分からなかった。
昨日は年甲斐もなくわくわくして早く寝てしまった。そのせいかまだ明け方だというのに目が覚めてしまった。ダラダラしていても仕方がない、諦めて起きるか……と意を決した瞬間。遠くから足音が近付いてきて、驚いた私はとっさに寝たフリをした。
その足音が私の部屋の前まできたと思った瞬間。ガチャリ、ノブを開ける音が聞こえた。そのまま迷いもせず近づいてきた足音はベッドの側で止まり、ガサガサと何かをいじる音に変わる。
少しだけ気になって薄く目を開けると、赤い服に白い立派な髭を蓄えた男が袋をまさぐっている。起きていることに気付かれたくなくて私はそっとまた目を閉じた。
私が起きていることになど気が付いていない男は持ち込んだ物体をおもむろに枕元に置いた。
男が去った後、男の置いた箱の中身を見ると私の欲しかったゲーム機やゲームソフトがこれでもかと詰まっていた。
「高校生にもなってサンタさんがくるのウチくらいだよ〜。サンタさん、私の年齢勘違いしてるんじゃないかなぁ。」
「よかったじゃないか。きっといい子にしてたからサンタさんが特別に、ってくれたんだな。」
「なにそれ〜。」
まさかまだ私がサンタを信じてるなんてパパも思ってないはず。だけどこうして毎年くれるのは私がいい子だから、って思ってもいいかな。
目が覚める前にプレゼントを配布しそびれたドジなサンタさんへ。いつもありがとう。
目が覚めるまでに
あなたに愛してると伝えるべきだった
一言たった一言言えていれば
今は違った未来かもしれない
あの時の情景が思い浮かぶ度に
寂しい
言えないよ愛していない人に愛してるなんて
本当に愛していたあなたにどうして伝えられなかっただろう
あの日は目が覚めなければいいとどれだけ思っただろう
寂しい
寂しいや
真っ赤な毒リンゴの罠
ゆっくりとおやすみを
夢の中へご案内します
もしやこの話の展開は
白馬に乗った王子様を
待つパターンなのでは
リアルに誰なんだろう
幸せを少し噛み締めて
期待が大きく膨らんで
遠くに聞こえる蹄の音
静かに眠るフリをした
全身に全集中何の呼吸
王子様まだでしょうか
私は眠ってしまいそう
『目が覚めるまでに』
目が覚めるまでに
彼が私を振って私の友人と付き合い始めた。
友人は特別美人というわけではないけれど、色白で楚々とした佇まいの魅力的な女性だ。細やかな気遣いができて、頭の回転が早いから一緒にいて楽しい。彼が何かの拍子にうっかり惚れてしまったのも仕方がないと思う。
唯一彼女に欠点があるとすれば、それは彼女の恋人は彼を含めて七人もいるということだろう。
「なんていうか、ゲーム感覚? 別に誰のことも好きじゃないよ。私、男の人嫌いなの」
たしかに相手を同じ人間だと思っていたらできない所業だ。何も知らずに舞い上がっている彼は少々不憫だけれど、私はにやにや笑いを抑えきれない。
いつか目が覚めるときまで、せいぜい幸せな夢でも見ていろよ。
お題:目が覚めるまでに
『儚く脆い幻を見る』
夢なら覚めないで、と
聞き覚えのあることを口走ってしまうほど
どうしようもない寂しさを覚えて
この幸せに縋ってしまった
それが偽りであったと知るのは
そう遠いことではないはずなのに
見ないふりをして今日もまた
その優しさに縋っている
この幸せと優しさを
ひとつも取りこぼさないようにしっかりと
私が目を覚ました時
きっと覚えていられるように
私が目を覚ました時
そこが本当の居場所だから
今あるものを抱きしめて
私らしく戦う糧にできるように
あと少しだけこの場所で
甘く優しい夢を見ていたい
「大好きだよ」「俺も」
愛を確認し合うふたり。まだ1ヶ月目。来月はどうなっているかな、仲がいいことを願いたいけれど、
恋は盲目。
#目が覚めるまでに
『目が覚めるまで。』
眠れる森の美女に出てくる魔女のリンゴ。
そう、あの有名な毒リンゴ。
ねぇ。あなたも知ってるでしょう?
でも本当はね?毒なんかじゃなくて運命の人を選別する魔法のリンゴなんだと...
私は思っているわ。
暴力を振るう父や母、いじめてくるクラスメイトたちから私を救って?
あぁ...。早く会いたいなぁ...。
「おやすみなさい。」
辛い現実から甘い夢の中へ。
彼女はすりおろしたリンゴに大量の睡眠薬を入れ、それを飲み干す。
運命の王子様が彼女の目を覚ましてくれることを夢にみて。
あなたに、沢山キスをした。
瞼、耳、鼻、頬、唇、喉、首筋、腕、手の甲。
その他にも沢山。
だって、あなたが目を覚ましていたら、恥ずかしがって、させてくれないでしょう?
だから、今が愛情表現をするチャンスだ。
上手く伝えられない、自分からの愛情を。
いつも無愛想でごめん。
愛している。
〜目が覚めるまでに〜
3日目 お題:目が覚めるまでに
いつも通り彼と眠りについてしばらく経った頃、ベッドの違和感と物音で目が覚めた。、、、隣に彼がいない。外はまだ暗いから仕事へ行った訳でも無さそうだ。恐る恐る物音がするリビングに向かう。扉を開ければそこには装飾が施されていた。
「何、これ?」
「あ、、、起きちゃった?」
そう話す彼は奥から申し訳なさそうに出てきた。
「どうしたの?急に隣に居ないからびっくりしたじゃん、、、」
「、、、本当はサプライズだったんだ。ほら、君明日誕生日でしょ?だから君が目を覚ます前に部屋を綺麗に装飾して祝うつもりだったのに、、、」
彼は残念そうにしている。まるで捨てられた子犬のように。少し申し訳ないことをしたと思った。
「私の為にありがとうね。凄く嬉しい!」
「、、、どういたしまして。来年はしっかり寝てろよな?」
「うん。わかった。」