『病室』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
病室に入ると貴方は笑顔で挨拶をしてくれる。
でもね私は知ってるよ。
貴方が私の前だけでは笑顔でいてくれる事。
週に1回君は僕の病室に来てくれる。
でもね僕は知ってる。
僕の体調がいい日だけ病室に入ってきてくれる事。
私は貴方の笑顔が見たいから。
僕は君に笑顔で会いたい。
病室
私の居場所は
ココじゃない
自分が必要としているトコロじゃない
誰かに必要とされているトコロに
行きたかった
自分が誰かのために
居場所をつくりたかった
明け方にまじわってほろりと崩れゆきそうな
貴方の抜け殻を食んだの
どくどくと狂いだす臓器の全てが貴方で浸されている
まだ生ぬるい体温を手が這う、僅かに身を捩らせた腹の輪郭をなぞった
ふやけてくたくたになって、溶けてなくなるまで
‐病室‐
夏の夕暮れ
蝉時雨
短き命光
人知れず
あららかに熱く
瞬き散よすが
戀を詠ひて
愛を歎く
我が想ひを
君に刻みて
君の聲を
我は忘れず
普段ツイッターにいます。
病室
今日も目が覚めた時見るのは白い天井。もう、自室の天井を見ることは叶わないらしい。
普通なら、悲しく思えるはずのそれも僕にとってなんともない。
ただ、あの時の返事をしていないことだけが心残りだ。
でも、きっともうすぐできるだろう。今日こそは、君も迎え入れてくれるだろうから。
20××/〇/△
僕の心臓はもう動かない。やっと、君に会えるね。
少年は、同じ病室でかつて死んだ少女の名を口にして、息を引き取ったという。
2年前のあの日、もう子供が産めなくなった💧
コロナ禍で、彼や家族とも面会すら出来ない💧
入院10日間淋しかったな...。
病室
病室は
お母さんが
いる所。
あんなに
「大丈夫」って
ずっと言ってたから。
早く病室に
行きたいのに
秋くらいだな。
前みたいに
時間を
気にする事なく
のんびりと話したい。
題名=病室
病室の窓から覗いてみる君が好きだ。
叶うわけのない恋だったそれでも諦められなかった
『 病室 』
今日も病室は静かだ。
僕も病室も彼女を待っている。
でも…
約束の時間になっても彼女は来てくれなかった。
ふと、テレビを見ると…
涙が溢れ出ていた。
『 病室 』
これまでに何度か入院した事あっだけど
ほぼカーテンで仕切られるから
小さな空間。
出産前に少し入院した病室は
事情により個室に。
この時は、シャワーもついていて
贅沢させてもらったな。
廊下から聞こえる足音
どこかのドアが開く音
私のとこ?誰か来てくれたのかな?
目を閉じて 耳を澄ませて。。
そんな一日が私の毎日
病室の窓から見える空は
とても綺麗で
自由な鳥と自分を比べては
情けなくなる。
でも
心は自由だわ。
昨日から沢山ついてた機械も無くなって
点滴だけ。
痛みも今日は無い。
少しぼぅっとして来た。
今日は家族が来てくれるみたい。
久しぶりだなぁ。
入院してから初めてだなぁ。
お医者様も今日は何だか沢山来てくれる。
心もとても穏やか。
とても
自由だわ。
病室に1人。
穏やかな風が窓の隙間から通り頬を掠める。
読んでいた小説がパラパラ捲られる。
温かい日差しが眠気を誘う。
こんな穏やかな日が明日も来ればいいのに。
いろんな家族を見た。
いろんなかたちがあった。
全員が必死なんだけど。
だけど。
全員が望むかたちではなかった。
真っ白なベッドが3つ並んだ病室 。
その内の2つはまるで
"最初から誰も使っていなかった"ように
綺麗に整えられていた 。
そんな自分とは真逆の空間を虚ろ目で見詰める少女がひとり 。
「 死ぬまで一緒だって言ったじゃないか 」
隔離された病棟からの嘆きは誰にも届かない 。
今日のお題『病室』なのだが…
僕的には今、
精神的にとんでもなくよろしくない
(大切な人を病室で亡くした)ので
申し訳ないが、違うお題で書く。
↓↓↓
夏の暑さにも負けず
花々は咲き誇る。
明日へ命を繋ぐために。
あっさりとこの暑さに対して
すぐに白旗をあげる僕は
ちょっとだけ、うらやましい。
そして思う。
僕にも
明日に対する希望があったなら。
未来に対する
確固たる願いがあったなら。
…きっと、明日を
心を閉ざさず、生きていけたのに、と。
#命の希望
病室から眺めた空
見慣れた景色だけど
やっぱり…みんなと空の下に居るだけで自然と笑いが出るほどの、綺麗な空で
一緒に笑い合いたかったな
ごめんね
嗚呼…僕/私だって普通が良かったな
お題 病室
病室
病室で1人…
周りと馴染めなくて
とてもさみしかった…
でも
やさしい看護婦さんに
癒されて…
白い天井をただ眺めているだけなら早く死にたい
助かりたくない
家族のお金をこれ以上私に使わせないために
ここで死にたい
どうせ私なんかにお金使ってもいい事なんて1つもないから
役立たずの私なんか社会に出てもただのゴミにしかならないから
だから早く死にたい
【病室】
病室にはそこに横たわる人達の
人生が見える
出産後の喜びに溢れた笑顔の母親の人生
先ほど手術の説明を受けて、茫然とする男性の人生
入院を繰り返す、居場所のない生活保護の人工透析患者
抗がん剤の効果が出ているよと、医師から説明を受けて、希望を持てた膵臓がんの友人
脳梗塞で倒れて、もう半年も何も食べていない父が、文字盤を指差して『死ぬのか?』と聞いたときの母と私のつらさ
コロナで結局会えないまま、この世を去った美しい後輩の最後のLINE 『緩和治療からぬけだせるように頑張ります』、相談を受けた時は既にステージ4の子宮肉腫
抗がん剤でぼろぼろだよと言いながらも、負けないよと病魔に挑んだ人達
レースで転倒し脊髄損傷で自分では動けなくなったスポーツ選手の大きな背中と寄り添う妻の優しさと強さ
病室には様々な闘いが今もつづいている
自分もその病室に横たわる一員になった時、どんな人生を見せるだろうか