『理想のあなた』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
『理想のあなた』
【理想のあなた 販売します!!
あなたの資産の1割を私共に預けていただければ
半年ほどでお手元に理想のあなたが届きます】
私の全財産は100万円ほどでしたので
10万円しかお渡しできませんでした
半年ほどでそれば届きました
1体の人形でした
確かに私の理想そのままでした
私は眠りました
小さなお人形のなかで
最近、私の恋人が口を聞いてくれなくなったの!
前はお家でゲームとかしたり、一緒に学校から帰ったりしてたのに、今はもう外にすら出たがらない!
ずーっとベットでごろごろしてる!
「最近、怠けてるんじゃない?」
なーんていっても、返事のひとつもくれやしないの!
ちょっと意地悪しようと思って叩いてみても反応しないし!
前はあんなに私のことが好きだって言ってくれたのに!
本当にあの人なの?
私への愛が冷めちゃったのかな?
いやいや、まさか!そんなはずないよ!
あの人はずっと私と一緒にいるんだもの!
まあでも流石に気になっちゃって、脈アリかどうか調べてみたの!
それがまさかの脈ナシ!!!
絶対脈アリだとおもったのに!
嘘でしょ!?
でもなぁ……だって……
1.自分の呼び掛けに反応しない
2.自分の前でずっと横になっている
3.自分の前だと顔が青白くて、体調が悪そう
4.自分を見てもドキドキしない
5.あたたかさを全く感じられない
6.呼吸が全く感じられない
7.痛みや刺激に対して反応が全くない
って、全部当てはまってるもの……
まあいっか!
確かに反応してくれないのは寂しいけど、前みたいに脈アリよりかは、よっぽど私の理想のあなたよ!
口答えも、抵抗も、脱走も、泣き喚くことも、なーんにもしない!
素晴らしいでしょ?
お題「理想のあなた」
テレビに映るバレーボールの試合。
目を閉じると、文字通り血反吐吐いて練習した子どもの頃を思い出す。
10年の選手人生の中で、初めに脳裏によぎるのは決まってあなたと何度も戦った練習試合だった。
流れるようなフォームでスパイクを放つ、私より小柄なあなた。
ショートヘアをさらりと揺らし、軽やかに着地する。
この場の誰よりも、試合中に絶対に目を離してはいけないボールでさえも霞んでしまうほどにあなたが輝いて見えた。
同じポジションとして、悔しい。
見惚れるほどに美しいフォームから放たれる強打は、自陣に重い音を響かせ叩き込まれる。
「ナイスキー」
「もう一本」
チームメイトに声をかけられ、あなたは笑顔でそれに応じる。
刹那、あなたが振り返り、目が合う。
同時にニヤリと嫌味は感じられない、可愛げのある笑顔を向けられる。
あなたは、私の最大のライバル。
悔しいけど今日もいいスパイクだ。
私は闘志を隠さず、また笑顔でそれに応じた。
ああ、くそ。
可愛いな。
何度も練習試合で対戦するうちに、あなたのプレーも打つ瞬間のくせも頭に叩き込んだ。
背番号は5番。
攻撃の要、要注意プレイヤー。
試合終了の合図と共に、両チーム整列し握手を交わす。
試合開始と終了時に握手を交わすのがバレーボールのしきたりだが、あなたと直接交流ができるこの瞬間が何よりも楽しみだった。
「ありがとうございました」
私とあなたは毎回、他の選手よりも長めに握手を交わす。
試合よりも緊張してしまい、いつも言葉は出てこなかった。
あなたのことは、プレーと背番号しか知らない。
名前を知りたいと思っても、いつも言葉が出てこない。
来週もあなたのチームと練習試合を組んでほしい。
できることなら、公式戦で『また』のない試合をしたい。
そう思っていた。
大人になって気づいた、初恋だった。
高校に入学して、一目であなただと気づいた。
私は監督との話し合いの末、バレー部に入部することになったが、あなたはバレーボールを辞めていた。
声をかけることはしなかった。
あなたも同様に、私に気づいてくれていた。
目が合って、互いに微笑む。
それだけで十分だった。
あなたの鮮やかなプレーに憧れていた。
でも、負けたくはなかった。
可愛い笑顔で、手を差し出すあなたが好きだった。
あなたと仲良くなりなかったあの頃。
でも、名前すらも知らなかった。
初恋にも気づかなかった。
でも、それでよかった、と今は思う。
私もあなたも、女の子だから。
大きなリスクを負ってまで、過ぎた思い出を苦くする必要はない。
あの頃の淡い気持ちは、私のバレーボール人生の支えとなり、これからも心を照らしてくれる。
理想のあなた、ありがとう。
5/20 理想のあなた
理想の自分
とにかく健康、金では買えない
重度のうつ闘病中、目には見えない心の病気
心の病気のくせに身体にも出てくる
薬は怖いし週に一回大きい病院で何時間も待たされる
ちょっと憂鬱だなと思っているあなたへ
そう私も昔は思ってました
たくさん頑張ってる人
かげですごい努力してる人
他人優先の人
倒れるほど過労してる人
毎日いきいきと仕事をし、家族もみんな幸せです。
何不自由のない暮らしを過ごしている
理想?現実にならないのが理想じゃないの?掲げて一歩でもなりたい自分に近づくための物じゃないの?もし理想が本当になるならそんなものいくらでもある。
頭が良くなりたい
綺麗になりたい
未来に自信を持ちたい
誰よりも一番に優れているものがほしい
こんなストレスだらけの毎日から抜け出して「好き」に飛び込みたい
ね?叶うわけ無いでしょ?
勉強すればいいかもしれない、整形すればいいかもしれない、何かに挑戦すればいいかもしれない、誰よりも努力すればいいかもしれない、全て切り捨ててしまえばいいかもしれない。そうじゃない、そういうことじゃない。
もっと、もっと理想の人間になりたかった。
お休みなさい。
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理想のあなた
そんな人まだ会ったことない
理想のあなたに出会えたら
それは本当に素敵なこと
出会える?そんな人に?
最初に会った時から、理想なあなた
それは無いと思うんだ
ずっと一緒にいる中で
お互いが思いやる
そんな中で最期に理想のあなただったって
言える人生
「私の好きな人」、じゃなくて、
「私の思う理想のあなた」を、いつの間にか追いかけていたんだなあ。
#理想のあなた
理想の自分なんてあまり考えていないけど、人や生き物に優しくできたらいい。今の私の理想はこれだけ。これからどんどん増えていくだろう。
瞳から星をこぼして好きなこと話す君見て憧憬を抱く
【理想のあなた】
料理のバリエーションは少ないし掃除も毎回適当。休日はすっぴんゴロ寝の、妻。
家では本当に何もしないし朝風呂だから布団を汚す。お茶の場所も知らない、夫。
ダメな点を挙げればきりがない、ふたり。
それを許しあえる理想の、あなたとわたし。
#理想のあなた
刷り込まれてるってわかってるんだけど。
親から「お前が〇〇みたいに生まれ変わらないかな。」とよく言われたから、「私になってしまってごめんなさい。」とよく謝った少年時代。
そして、私も〇〇が頭良くて運動良くて物腰柔らかで、同性異性からもモテたし、尊敬に値する人だと思っていたから、理想の私は〇〇だと思った。目指していた。
賛否両論あるんだろうけど。
理想の私が具体的に人物としている事は。「賛」なら、理想が近くにいて具体的だから目指しやすいって捉えられるんだろうけど。「否」なら、その〇〇という具体的な人そのものになれるわけがないって捉えるんだろうと思う。
私の中の賛否に苦しみながら過ごした少年時代があり、大人になってからも「否」が心を大きく占めているから、時々私として生きてしまった事さえ「本当にごめんなさい。」と思う。
しかし、歳月は不思議なもので。
神童と言われた〇〇が、大人になったら落ちぶれてしまったという報せを聞いた。
信じがたい事実に打ちひしがれるのと同時に、〇〇も人だったんだと思う私もいた。
結論、理想の私に近づく為の血と汗と涙を流し、たゆまる努力をすることが、一番美しいんだという事がわかった。〇〇も復活し、私も今、生きているんだからそれで良しとしよう。
理想の〇〇になれなかったけど、それでいい。その方で良いや。
小さい頃に想像していた大人のわたしは、軽快な足取りでひとりでどこにでも行っていた。
やりがいのある仕事をほどほどに頑張っていて、家にはこぢんまりとしたテーブルとソファがあって、まわりにはかわいい犬と猫がいて、休みの日にはお気に入りのお店のパンやドーナツを頬張りながら棚に積んである本や漫画を読む。
犬は大きい方がいい。ゴールデンレトリバーやラフ・コリーのようなおおきくてたっぷりと毛のある犬が、ソファに寝そべって本を読むわたしの太ももに顔を乗せてくる。その様子を遠目に見ていた猫が、気まぐれに腹に乗ってきて、ひとりと2匹でお昼寝をする。
そんな、穏やかな日々が平凡に訪れると思っていた。
実際のところ大人になったわたしは、インドア派を極め、休みの日は昼まで惰眠を貪り、のそのそと起きれば先週スーパーで買った30%引きの菓子パンをかじり、倒れた積読の本を雑に戻す。
万年人手不足の仕事は頑張りすぎるくらいに頑張って体調を崩すし、部屋にある家具は大学時代に買った量販店の何の変哲もないデスクとカラーボックスとベッド。
いつかくる別れが恐ろしくて、犬や猫はおろか、ハムスターも文鳥も魚も飼えないでいる。
夢見ていた理想とは程遠い、現実なんてそんなもん。
でも、日曜の11時に起きて飲む濃いミルクティー(もちろんインスタント。お湯を少なめにするのがコツ)は美味しいし、積読の奥にはこれまでに読んだ人生に残るであろう大好きな本と漫画たちが並んでいるし(この積読もいつかそうなる予定)、泣きそうになるくらい忙しくてあわや逃げ出そうかと思ったシフトの最後にはお客様から「あなたに対応してもらえて良かった」なんて最高級の褒め言葉をいただけたりもするし、10年以上連れ添っているベッドは毎日変わらずわたしをわたしの形で受け止めてくれるし、
こんな大人のわたしも、案外悪くないんじゃないかなと思ったりする。
でもそろそろ次のステージも見てみたいから、そのうち小さいソファを探そうと思う。
料理上手で
来る人来る人
つぎつぎ胃袋つかんじゃう
そんな気のいいおばちゃんに
すごく憧れる
「理想のあなた」
#426
理想のあなた
理想のあなたは、私のいいなりになってくれること。
もう少しで、あなたは私のもの。
理想のあなた
理想ってなんだろう?
お金持ちになりたい
綺麗になりたい
権力が欲しい
人に愛される私になりたい
理想ってまるで私を否定してるみたいで嫌い
私は私なのだから
これ以上でもこれ以下でもない
今の私を見てくれないかな?
私もあなたに理想は求めないからさ
そんなお付き合いしたくありませんか?
理想なんてくそくらえ
捨ててしまおう
そして私を抱きしめる
今の私はこれまで生きてきた私の中で一番成長した私
私を褒めて
あなたの事も褒めて
素敵だね
そんな付き合い方ができたら
理想のあなた
人の話をちゃんと聞ける
コミュニケーションがとれる
字が綺麗で英語と国語が得意
文才があって親友がいる
勇気があって
好きな人に好きだと伝えられる
そんな私になりたい
「なりたい」を探したら「なれてない自分」ばかり
見えてきて悲しくなるから
「できている自分」を探していきたい
理想のあなた
それって私の理想を語ればいいの?
それとも理想の誰かを語るの?
どっちか分からないけど、私は前者を書こう。
理想の私は、
金沢に引っ越して、のんびり過ごす。
そして起業して友達を雇う、或いは共同経営。
できれば私の好きな物ばっかり集めて売る。
アメリカントイとかビンテージのインテリアとか。作家さんの作った陶芸作品とか、ぬいぐるみとかもいいな。
自分でもぬいぐるみとかミニチュア作ってみたい。売れるように頑張ろうw
休日はのんびり散歩したりカフェに行ったり、本を読んだり、美術館や博物館に行ったり、映画を観たりしたい。
ぬい活ドル活にも力入れたい。
あとは仕入れに行きたい。日本中だけでなく、世界中行きたい。
考えるだけで楽しいwww