『物憂げな空』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
それは低気圧でしょう。
灰色の雲がそこまで迫っているかのように重々しい空。なかなか目が覚めず頭痛から始まる朝。
そんな時には五苓散。
わたあめ機からあがっている煙には目をそむけながら
『物憂げな空』
#物憂げな空
眠気まなこでカーテンを開ける
灰色で物憂げな空
雨が降りそう
ぎゅうぎゅうの満員電車に身体を押し込み会社に向かう、
プレゼンの日は毎回胃袋がキリキリ痛い
帰りたいな…
常用してる薬が最近増えてきた
降りそうで降らない灰色の空
いっそ降るだけ降ってくれればいくらかましなのにな。
〈物憂げな空〉
神さまに、お祈りしました。
明日は大事な日なのです。どうか、私をお許しください、と。
神さまに、お祈りしました。
私の行いを、お赦しください、と。
心が軽くなりますね。
あの、武勇で有名な御仁が祀られており、
猛々しい龍の装飾がある、神殿に向かって。
あの、学問に優れたお方が祀られており、
梅の花の装飾がある、祠に向かって……
その日は雨でした。雫は、とても冷たい。
誰よりも、どの神さまよりも、神々しい存在は、
天。
御天道様ですよ。
私は、まだ、御天道様には、赦しを乞いません。
まだ、まだ……
物憂げな空
こうゆう日は、
お気に入りカップで暖かいコーヒーと
一口サイズのクッキー、ビターチョコで
まったりすること。
近所迷惑にならない程度の大音量で
カノンを聴く。
我が家のもふもふにゃんこを
ぎゅっと抱きしめて見る。
うちのにゃんこは、スキンシップが
苦手だから触るのは、10秒程度。(笑)
物憂げな空の色は憂鬱になるから
なるべく、空と目を合わさない。
いつも気持ちが明るくなることを
探してるかも。
餓鬼には呆戯く権利もねえで、
病んぢまいそうなゆめうつつ
気分が晴れの日も、気分が落ち込んでいる日も、空を見ると、そこには、
いつもの、物憂げな空。
只、ぼーっと、その空を見ると、雲が流れて、太陽の光があり、風が吹いている。
いつもの、物憂げな空。
パシャリ。
ぼくは無意識の内に写真を撮っていた。
何故ならそれが、一枚の『絵』のように完成された画角で、物憂げな空を見上げる彼女に、見蕩れてしまったからだ。
「……?」
「ご、ごめんなさい。えっと───」
「いいよ、別に。"慣れてる"から」
彼女は、アイドルだった。ぼくはどちらかと言うと二次元寄りで、アイドルという存在に疎かったけれど、彼女の美貌を目の当たりにした瞬間、「なるほど」と思わせるだけの説得力があった。
「よく撮れてるね、それ」
「あっ……えっと。すみません」
「いいの。褒めてるから」
一息置いて。
「凄く純粋に、私を捉えてると思ったから」
声を聞く度に、どこか幻想に包み込まれるようで不思議と彼女に魅入られていく。
「何を、悩んでいたんですか?」
「えっ……どうして?」
「さっき、空を見上げている貴女が、何かを思い詰めているような表情だったから。余計な事、聞きましたか?」
「ううん。君の言う通りだよ」
もう一度、空を見上げた。鈍色の雲に覆われた空はまるで彼女の心の内を表しているようで、どこか落ち着かない。
「私がアイドルになったのは、弟の為なんだ。弟は、生まれつき身体が弱くて、入院生活が続いてた。だから、あの子に……テレビの中でも私を見せてあげられたらなって」
「素敵な理由ですね」
「でも……もう、死んじゃった」
ぼくは軽く目を見開いて、己の失言に気が付いた。ぼくの謝罪を目で制すると、それから訥々と彼女の心境を語った。
「じゃあ今の私は何の為にアイドルをやっているんだろうって」
難しい質問だった。それは当たり前で、数分前までぼくは彼女がアイドルである事にすら気が付かなかったのだから。
今の彼女は、硝子細工のように繊細で、言葉一つで簡単に未来が変わってしまう気がした。それでも、何故かぼくは他人のように思えなくて何とか言葉を紡いだ。
「じゃあ、今は……今はどうですか」
「えっ……?」
「今は、弟さんの為だけにアイドルをやっているんですか。少しでも、楽しいと思う事は無かったですか」
彼女は少し迷う様な仕草をして。
「あった、かも?」
「なら、今度は自分の為にアイドルを続けたらいいと思います。勿論、楽しければ……の話ですが」
これで答えになっただろうか。彼女は一度満足するように頷くと、一枚のチケットをぼくに手渡した。
「これ、次のライブのやつ。見に来てよ」
「……いいんですか?」
「うん。これは、自分の為に行う初ライブ記念だから」
彼女は悠々と去っていった。
物憂げだった空から、雲の合間を縫う一筋の光が照らされた。これから彼女は彼女自身の為に人生を歩んでいく。その姿を、ぼくを見に行くとしよう。
ああ、今日もまた空に包まれていく
ちっとも変わらない
空はいつもそこにあって
空は裸ん坊だ
だから
太陽さんやお星さま
月や雨や雪、雲
春、夏、秋、冬
柄のお洋服をたくさん持ってる
君が衣替えをする頃
たくさん君に包まれていた
黒のパジャマがほとんどだったな
星柄があったかどうかは、、
わからない(笑)
たまに
白っぽいお洋服に着替える所もみちゃったりして
あの頃は君が遠くに感じてた
どこかスッキリしない
いつからかお星さま柄のお洋服が
目立つようになったね
キラキラ輝いていて
とってもキレイだ
でも、、
激励にも皮肉にも見える
1年で1番輝くお洋服が
......空しい
最近は爽やかなブルーのお洋服が眩しいね
君に包まれる度にチクッとする
君はずっと変わらない
いつからか物憂げな洋服しか着なくなった空
ずっと変わらない...
もう1度衣替えが来る前に
今度は包まれない
見てもらうの
安心して笑ってる私を
その時はきっと
何十倍も素敵に見えるだろうな
お空のお洋服
長くなっちゃったッ
物憂げな空
このところ空を見上げることが多くなった。
きっと一人でいることが増えたからだ。
どの空も美しいと思うよ。
青空や夕焼け空はもちろんだけど、今日のような曇り空も。
今の僕の気持ちのようで。
全く晴れることがない。
いつか、誰かと、澄んだ星空が見たいな。
2023-02-25 「物憂げな空」
朝日を浴び 今日が始まる
身支度を整え 家を出る
変わらない日常生活
空は晴れているのに 何かが違う気がする
冬季では珍しいぐらい 暖かい日なのに…
モヤモヤした気持ちを抱え 歩き出す
12:00を迎えても 今日は暖かい一日
だが 今朝感じたモヤモヤは消えない
空を見上げれば 朝と比べ
雲が多くなっていた
「…あぁ、コレだったんだ」
「朝から感じた、この気持ちは…」
「今にも空が泣き出しそうだ」
「物憂げな空」
今日の仕事は至って平和だった。ミスもなく、トラブルも発生していない。だが、明日からが問題だ。
自分は人と話をするのが苦手だ。人と共有できるような話題も思いつかず、会話を上手く繋げることが出来ない。今日は良く喋れたと思った日も、その夜には無意識に失礼な事を口走ってはいないかと苦い反省会の材料になってしまう。それどころか、ちょっとした仕事の連絡でさえ、内心かなり緊張しながら伝えている始末。
根本的にコミュニケーションというものが向いていないのだ。
だが社会の一員として生きて行く以上それは避けては通れない。今脳内にこびり付いている新人指導という言葉が瞭然にそれを自分に突きつけていた。
何故こんな自分に御鉢が回ってきたのか、それはそもそもの人手の少なさと自分がこの会社に務めている期間がそうさせたのだろう。口下手ながらも必死に繕っている外面の効果もあるのだろうか。
しかし、長く仕事を続けていることと、その内容を上手く教えられるかは別問題。まるで何か恥ずかしい秘密でも話すかのようにしどろもどろに仕事を教える自分が目に浮かぶようだ。
あぁ新人よ、君はとても運がない。見るからに活発そうな君ならば社交的な同期の鈴木さんに当たればきっと良き時間が過ごせただろう。だが、君の担当は自分なのだ。恨むなら私を任命した上の者を恨みなさい。
負の思考の波に揉まれながら帰路を行き、溜息をつき、空を見上げる。星の無い、雲に覆われた物憂げな夜空だ。
いや、違う。空は物を憂いたりしない。
隕石が降って生物の75%が死滅しようがオゾン層に穴が空こうがUFOが飛んでこようが驚きも悲しみもしない。ただそこにあって、地上を紫外線から守り、水分を恵み、時に雷を降らせる。
……そうだ!空のように有ればいい!自分は空!自分は空!雨のように新人という名の大地に知識を授け時にパワハラという名の紫外線から守り時に雷のように厳しく……
これだ!なぜ今まで気が付かなかったんだろう!空は雑談もしない!空なんだから!道は開けた!今日は新たな境地に達した記念にビールを買って帰ろう!そうしよう!
翌日、無事正気を取り戻し、当初の予想通りしどろもどろに仕事を教える自分の姿がそこにはあったという
物憂げな空
空は青いのが一番。
曇っていたら、こちらの気持ちも暗くなる。
青く澄み渡った空が大好き。
気持ちがスカッとする。
そんな毎日であれば嬉しい。
物憂げな空
雲が太陽に嫉妬して太陽を隠している。
そう考えると何だか雲が可愛く思えてこの曇り空も悪くないかなと思える。
「晴れでもない雨でもないこの天気は悪くない」
君がそんな事を言うからあんな考えが浮かんだのかもしれない。
好き、なんて言葉を硬派な君からはきっと中々聞けない。
悪くない。だからかそんな言葉でも、君の嫌と思わない物を好きになりたいと思ってしまう。
例えそれが物憂げな空でも、自分にとっては君から悪くないを貰った羨ましくて好きになりたい空だ。
物憂げな空を見上げながら呟く、今日の空はものすげー、って。
ソシャゲやるために新しいスマホ欲しくて探したけどやっぱ予算的にきついわ。ソシャゲと軽くネットやるためだけだから出せて三万なんだがそれだと求めているレベルには届かない。
やっぱりソシャゲ専用のスマホみたいのがないんだよな。今のソシャゲを快適にやろう思ったら六万は出さなきゃ無理っぽい。
六万はきついわ。PS5とかスイッチならともかくソシャゲ用のスマホだもん。中々悩ましい値段だ。
そもそも今のスマホがまだ使えるってのもある。バッテリーが怪しいし動作がかくかくする時あるけどまだ現役だからな。
なので将来三万くらいでいいのが買えるようになるかもと期待しながら待つことにした。
とはいえインフレで物価上昇の流れでそんなことあり得ないのかなと半ば諦めているのであった。
暖色が広がる空を見つめる
今日はどんなことがあったかな
記憶が薄れていくような気がして
思考の歯車を止めたくなる
太陽はそこにあって…
見上げると輝きは満ちているのに、あの雲が空を覆って邪魔をしてはっきりとは見えない…
いつの間にか40も越え子育ても終盤に差し掛かっている毎日に安堵感と穏やかな日々
幸せな日々ではないか
なのに何故かどこかに何かやり残してしまったような、忘れ物をしている気分が拭えない…
今日の夕空はまるでわたしの心のようだ
物憂げな空…
そんな言葉がぴったりななんともはっきりしない空
静けさの中
何か掴みきれていないそんな空なんだ…
#42 『物憂げな空』
駅から試験会場へ向かう道
への字口の受験生たちが
眉間に皺を寄せて歩いていく
数時間後にはキミたちの目に映る
物憂げな空から光が差し込ますように
【物憂げな空】
私の空は何時も物憂げに曇っていて今にも泣き出してしまいそうなそんな空だ
だけど君の空は何となくだけど何時も明るくて風が強く吹いてるんだろうな・・・
そんな君のお陰で私の雲は何処かへ流れていってやがて太陽を隠すものがなくなった・・・
君に元気をもらっているよありがとう・・・
物憂げな空に
チェリーピンクのシャーベットが映える
夕方のカフェテラス
誰かを待っている気がして
ひとりだったことを思い出す
#物憂げな空