『泣かないよ』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
勝ちたくて練習する。
負けたくないから練習する。
勝てないなら練習しない。
負けたから練習しない。
悔しかったからと言って、
たったのこんくらいで、
負けたからと言って、
この先の道が途切れたとして、
「勝った時にしか、俺は泣かないって自信を
持って言いたい」
「お前は大抵泣かんやろ」
「泣いたら負けだと思ってる」
「人間辞めてるん?」
「…ま、そうかもね」
変人コンビも、こいつの双子の金髪も、ある意味人間を辞めた妖怪だろ。
……試合に勝っても、負けても、この"最後の年"は泣くかもしれない。
でもどうせなら、笑って終わりたい。
「"目指せ春高優勝"って、口で言えるほど簡単じゃないけどさ」
「?」
「…LINE背景ペア画しよ。レギュラーでさ。
"春高優勝"ってでっかく書いてる背景で」
「おお……」
ここまでこいつが勝ちにこだわってるんを見て思わずそう呟いた。
もともと、スマホを持つ現代っ子で、写真好きで、インスタとかもやっとる奴。やから、やっとることは、何もおかしいことはない。
やけど、勝つためにこいつなりの考えを示す事実があって、心の何処かで"嬉しい"と思う。
「…あいつら、LINEの背景変わったんやな」
「やったれやったれ笑」
「何をどうツッコめばええんや金髪め」
「勝って孫の代まで自慢させてや」
_2024.3.17.「泣かないよ」
HQ、おいなりさんのチベスナ。最後は先輩達。LINE背景を春高優勝で統一する事で「勝」を明確にし、それを提案するのがチベスナ、っていうのがいいなって。泣くような奴じゃないけど、笑うような奴でもないんだけどな。
泣かないよ
このまま続くと思っていた、終わりはあれどこんな形でなんて。
先日呑気に景色の好い所に足を伸ばそうと話していたのに...
昨今各国で戦争が勃発し連日ニュースで取り上げられ、武力手助けなど該当国でなくても巻き込まれていた。
私は世界事情には疎くよく分からないながらに不安を感じていた、それは皆同じだった。
いつ自国も巻き込まれるようになるのだろう、そんな逼迫した状況であった。
それでもこの国はいつもと変わらない流れで動いていたので少しの不安もそれによって無いものとなっていた。
君の元に一通の赤い手紙が届いた。
とうとう自国も渦中となったのだ。
第一陣になる者へその日届けられたのだった。
私は頭の中が真っ白になった、何故なぜなのでしょう。
自国は何故戦争に参加しなければならないのでしょうか、私にはよく分かりません。
泣き崩れる私に君は静かに寄り添い続けた。
君は私に「必ず帰る。自分の帰る場所でずっと笑顔でいてくれないか、それが自分の頑張る理由になるから」と静かに涙を流しながら慰めてくれた。
君の戻る場所に、君の理由になれるなら。
君の決意と想いを無駄にしないために私は。
私は、君を笑顔で送ります。
行ってらっしゃい、どうぞご無事で。
【泣かないよ】
仮に涙を溢したとしても
それは体から出た水分であり
本当に「泣く」というのは心が泣くことだ。
人前では泣かなくても心の中では涙が溢れていることもある。
優しい心を持つ人や、自分の弱さを見せたくない人、それぞれが違う思いを抱えている。
泣いていいのに。
題「泣かないよ」
背を向けて君が去るまで泣かないよ心が雨で濡れたとしても
今日は人生で最初で最後の卒業式。
友達も先生もみんなボロボロ涙を流している。
絶対に泣かないと決めていたのに子供のように泣きじゃくっている皆んなを見てると、今までの思い出が蘇ってきて、鼻がツンと痛くなる。
泣かないって決めていたのに、汗水流して頑張った体育祭。青春の一ページを作った修学
旅行。
色々なことを思い出して涙が止まんない。
同時に辛かったこと、苦しかったことも思い出して感無量で涙も出てくる。
本当にいろんな事があった3年間だった。
またこんな日が来ますように。
「泣かないよ」
だって泣いても現状が変わるわけでもないし
でも
あの時本当は泣きたかったのかもしれないな
なんて自分の事では 泣けなくなってから思う
きっと 私の「泣かないよ」は
「泣きたくても泣けないよ」なんだろうな
03 17
泣かないよ
もしかしたら運命の人は僕じゃなくて
離れる時が来るのかもしれない
それでも泣かないよ
別れは笑顔の方が良いから
来ないでほしいなんて言ったら我儘だけど
少しだけ、この日々が続くように
願っておくよ
そうだね、人前では泣かないよ
でも、一人のときはけっこう泣くこともあるかな
たとえばドラマを見てるとき、もしも誰かと見ていたら絶対泣かないし、泣くほどの内容でもないし、まして感動しているわけでもないのに、なぜか泣いちゃうことってあるんだよね
え? 情緒不安定?
あー、そうかもね
『泣かないよ』
泣かないよじゃなく。
泣けないよ。の人の方が多いんじゃないんだろうか。
たまに。
泣いてる人を見て。
周りはいい大人がとか。
すぐ泣いて…とか。
泣けば済むと思ってとか。
言う人がいる。
だけど。
私は泣ける人をとても。
羨ましく思う時がある。
感動のシーンとか泣けるシーン。
私は泣かないんじゃない。
泣けないから。
冷たい人間だと。
思われてしまう時もある。
泣かないよではなく泣けないよ。
でも。
泣きたくなったら泣けるのならば。
遠慮なく泣けばいい。
下を向いて、目を閉じる。
一つ息を吐いて、自分の中の湿っぽくなったものを追い出そうとする。
泣かない。もう私はそんな歳じゃないし、ここで泣いたら負けてしまうように思えて嫌だった。
でもそうやってやり過ごそうとする度に、胸の奥で泣いている小さな自分を見つけるんだ。
そうして傷ついている自分に、「何ともない」と繰り返す。
幼稚園に行きたくなくて泣いた
もっと竹馬で遊びたくて泣いた
欲しいおもちゃを買ってくれなくて泣いた
粉薬飲みたくなくて泣いた
楽しみにしてたお菓子を食べられて泣いた
よく「泣き虫」と言われた
高校生になった
学校行きたくないけど行っている
自分のことも話したいけど相談ばかり聞く
読みたい歴史書があるが参考書を買う
イベントの運営責任押し付けられ睡眠時間は3時間
彼女に浮気される
なのに泣けない。涙が出ない。
泣きたいのに。泣けない。
数ヶ月ぶりの予定のない休日
幼なじみと遊びに出かけた
得意だった歌も歌詞を思い出せない
ちょっと高めのランチを食べても味がしない
昔やってたゲームのキャラの名前も思い出せない
幼なじみが言ってくれた
「どうした?大丈夫?」
「ん?大丈夫やで笑」とっさに答えた
表情から察せられたのだろうか。気をつけないと。
「なんかあったら言ってな。昔のおまえ泣き虫だったから心配やねん。まあそこがおまえの優しいところやったんやろうけどな笑」
少し間があいたあと一滴涙が落ちてきた。
そこから訳も判らず
「ありがとう」
と言いながら泣いた
幼なじみに救われた。「泣き虫」に救われた。
泣かないよ
泣かない
辛いこと悲しいことあるけどね
負けたくないんだよ
諦めたくないんだよ
貴方と幸せになれる日が来るのを願ってます
泣かないよ(3月17日)
泣かないで そう言われても
泣き虫の僕には難しいことだな
泣かないように頑張りはするけど
やっぱり無理かな
僕が泣かないで 泣くのを我慢して
誰かが幸せになるなら
もう少し頑張るけど
泣かないよ
その言葉は 約束は
守れないかもしれない
ごめんね
泣かないよ
いや、泣いてくれよ!
君の泣き顔がみたいよ
わんわん、わーーーーん
思いっきり、一緒に、泣いちゃおうよ!
わーわー、わーわー、わーーーーん
《泣かないよ》
その程度のイジワルで泣くのは負けだと思ってるから ひざこぞうにちょっぴり血がにじんでいるけどママには強いところを見せたいから あとすこしだけルシウスと一緒にローマにいたいから 便箋に涙が落ちたらペンで破れてしまうから 明日も銃を握りしめ闘うよりほかはないから それにしてもこのタマネギはイキがいい リーダーたる者、周りを心配をさせられないから 泣くと二度とは立ち上がれなくなりそうだから 脚本家が泣かせにかかっているのがあまりにも見え見えだから、意地でも泣くことができないんだよ
泣かないよ
だって、私は強いから。
泣いたらみんな困るでしょ?だから、その気持ちは隠すの。
"強い私"という仮面をつける。
そして、1人になった時にその仮面を取り外し本心を出す。
独白 2024/3/17
もう離れてしまった
二度と連絡を取ることもない
知人のことを想う。
今がなくて未来もなくても、
過去は確かにあった。
それがただの交差点だとしても
私の記憶を彩ってくれた。
幸福を祈る。
願わくば貴方の今も未来も
鮮やかなことを願う。
その時間が確かにある。
泣かないよ
別に付き合ったわけじゃない
別にすごい好きなところがあったわけじゃない
むしろ嫌なところもそれなりにあった
だから別に好きなんかじゃないと思う
でも今日
ばいばいを告げたLINEがなんだが妙に切なくて
泣きたくなるのはなんでなの
泣かない
泣かない
泣きたくない
心の中は大洪水なのに