『泣かないで』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
世界の一般の人々
シルクロードの旅を見て感じた。
イランの人々はアメリカ人と友好に話し合うことができていた。
政治情勢からすると、最悪のはずだ。
しかしそれとこれは別なのだ。
あらゆる国籍の人々が市井の人としてはすごく有効的で温かい雰囲気を与えようとする。
これは驚きだ。私は分かっていない。
世界の人々と友好的に接していいのだ。
人は基本的に温かいのた。
でも
泣いてくれて
少し嬉しかったよ
「泣かないで」
…泣かないで…
お願い笑って
どうか僕の前では
泣かないで
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貴方の笑顔の裏には
どれだけの苦しみが
隠されているのかな
会えないからって
泣かないで
今は 強くなるためなんだよ
だから泣かないで
その稲荷様には、深い深い木の間を、崩れかかった石段を果てしなく上って、息も絶え絶えに上がりきったところでようやく会える。
二匹の稲荷様は、青い雲が描かれた台座の上に対称に鎮座し、左の稲荷様は巻物を咥え、右の稲荷様は玉を咥えている。真っ白で滑らかな身体に、尻尾をすっと立てて、あの細い目で、まっすぐにこちらを見る。
行く手を阻むように大木がそびえ立ち、空はほとんど見えず、昼間でも日が暮れたように暗い。足元のシダ植物は濡れていて、土の匂いにむせるようだ。
足場の悪い中で一歩を踏みしめるたびに、なるほど自分の中の余計なものが剥がれ落ちていくような感覚になる。
登り詰めると、急に視界がひらけ、久しぶりに青空があった。稲荷様は相変わらず、台座にきちんと鎮座して、こちらを見る。
はあはあいいながら、稲荷様と対峙し、自分の心と対峙する。そして…
はて。自分はなんのためにここに来たのであったか。
稲荷様に何を言いたかったのか…。
いつもそうだ。稲荷様の前まで来ると、自分の中の黒い渦巻きが、なんなのかわからなくなるのだ。
風が吹き抜けて、息が落ち着いてきて、ふ、と笑う。
稲荷様は真顔でこちらを見ている。
…さて。あの足場の悪い中を、今度は下っていかなければ。
〈泣かないで〉…?
泣かないでなんて言わない
泣きたいときは泣いたらいいよ
涙は人を癒やしてくれるとも言うよ
顔を上げると今にも泣き出しそうな子がいた。
その子の顔を見て、違うだろと思った。
クラスでは明るくお調子者でいつも笑顔である。
クラスメイトからも、
「人生楽しそう」
「おもしろいよね」
といった感じに言われている。
お前がそんな顔をしているのはおかしい。
いつも通りの笑顔でふざけた事を言わなくては。
悩みなんてないように、毎日が楽しいように、周りの評価に合わせて。
大丈夫、大丈夫、まだやれるから。
さあさあ、今日は何を話そうか。
そうして鏡の前から去っていく。
『泣かないで』
《泣かないで》
「なんで泣いてるの?泣かないでよ」
そう君はいいました
君が歌ってくれた曲の歌詞が切なくて
君の声も相まって涙が出てきました
いずれは全て失うのにどうして大切なものが増えていくの?
そう君が歌った時涙がとまらなくなってしまいました
失うと分かっていても君を追いかけてしまう
そんな自分が嫌いで
君が歌ってくれる歌が大切で
君が話してくれる話が大切で
君の繋いでくれる手が大切で
君との関係が大切で
君自身が大切で
どうしてこんなに大切なものが増えていくんだろう
泣かないで
って
泣いていいよ
って
言われたいんだがなぁ
****
終わらせないで
じぶんを
可愛がること
****
冬のはじまり
手ぶくろと
マフラー
新美南吉の
『手ぶくろを買いに』
泣かないで
わかりきってる
悲しさに
強いと見せかけの
弱さに
信じていたものの
儚さに
言い張っていた
脆さに
言葉を強くした
狼狽えに
いつも違うと感じた
心の怯えに
怒ると泣きそうになる
思いの裏側に
前を向いているという
今の迷子に
言葉で表せない
迷いの中でも
泣かないで
生きている時に感じる
思いの全ては
わかれないことを知る
それも人生
生きているんだよ
泣かないで
人生って
辛いもんだ
苦しくって
悔しくって
悲しくって
だけど
泣かないで
最後はきっと
いい人生だったって
思えるから。。。
泣かないでなんて無理な事を言わないで、
自分も我慢してんのさ。
『泣かないで』
もう、あの人を思って泣かないって決めたのに
なんで涙がこぼれちゃうんだろう
あの人が去って、毎日泣いた
泣く事しか出来なかった
泣いたってあの人は戻らないのに
あの人の為にながす涙がもったいないよ
だからもう、泣くな私
『泣かないで』
たとえ、思い描いた幸せの絵図が
現実とは重ならなくても
泣かないで
涙で滲んでぐちゃぐちゃになって
見えなくなった理想の絵でも
まだ、捨てないで
目標を立てた人には、誰びとも敵わないって
おしえてもらったんだ
だから、叶うとか叶わないとか
現実になろうが、なるまいが
あなただけの夢を持ち続けてほしい
あなたにしか 描けない理想を!
あなただからこそ 持てる夢を!
あなたにしか 感じることのできない幸せの歌を!
口ずさんでほしいのだ
だから、どうか 泣かないで
涙で理想が滲み、夢が流れて、
歌を忘れてしまわないように
「泣かないで」
お父さん、その気持ち、よくわかります。
先日、娘と一緒に小児科に行った。インフルエンザとコロナワクチンのダブル接種だ。
話は少し逸れるが、1度に2種類の予防接種を受けるのは、初めてだ。右腕にインフル、左腕にコロナワクチン。そんなことをしてもいいんだと少し驚きもした。
この先コロナが2類から5類感染症に引き下げられたら、毎年この時期に2種同時接種が当たり前になるのだろうか。そうなったら予防接種料も2倍になるので、かなりツラいかも。
話を小児科に戻そう。私達が予防接種の順番を待っていると、お父さんが娘さん2人を連れてやってきた。お姉ちゃんは4歳、妹はおそらく1歳ぐらいで、インフルの予防接種に来たっぽかった。
来た時から妹はグズっており、お父さんは抱っこしながら、泣かないでと、一生懸命あやしている。まわりに気を使って頭を下げている。そんな親子を見ながら、私はあるTVCMを思い出していた。
それはACジャパンのCMで、コンビニで支払いに戸惑っているお婆さんに、後ろから強面のお兄さんがラップで、そんなに焦らなくてもいいんだぜ♪と歌うのだ。
実際私にはリズム感がないので、ラップは歌えないが、そんな私も心の中で歌っていた。お父さん、そんなに気を使わなくてもいいんだぜ♪と。
お父さんの「子供がグズったり泣いたりしたら、周りに迷惑がかかる」という気持ちは、よくわかる。でも幼い子供は、泣くものだ。
そしてここは、小児科だ。ここに来ている大人達、お父さんの横に座っているおばさんも、小学生のお子さんと並んで座っているお母さんも、みんな子供のグズりを経験してきた人なので、ちゃんとわかっているよ。
案の定、予防接種が終わった妹は、待合室にギャン泣きで帰ってきた。でも誰もスマホから顔すら上げない。ほら、子供の泣き声なんて、誰も気にしていないのだ。
支払いを済ませて、お父さんは最後まで、申し訳なさそうに出て行った。折しも、元バレーボール選手が、2人乗りベビーカーでバスに乗れなかったとネットニュースで話題になっていた。
もちろん子供のいない方もいらっしゃるだろう。幼い子供のうるさいのは嫌だと思う方も、残念ながら世の中にはいる。でもその人も子供の頃は、やっぱり泣いていたと思う。みんなお互い様なのだ。
彼らが出て行ったあと、小心者の私は、心の中でお父さんを応援するのであった。頑張れ、お父さん。
ここで、私は、ふと思う。
あれ、私の支払いの順番は? 私の方が、先に来てたよね。
ま、いいか。
*ちなみにACジャパンのCMは、Youyubeで観れます。ご興味があれば、ぜひ。
僕は夢の王国の住人。
この夢の王国は誰もが夢を叶えに来る楽しい場所だけれども、中には転んだり、お母さんとかに怒られて悲しくなったりして泣き出してしまう子供がいる。
僕のお仕事は夢の王国の住人として、この夢の世界を楽しんでもらうことだから、勿論泣いている子なんて見過ごせなくて、何とか泣き止んでもらおうと四苦八苦したけれど、楽しげなBGMに泣き声が混ざり続け、僕はオロオロしているしか無かった。
『泣かないで……』
泣かないで
泣かないで と誰かが 囁いてくれたらほっとして 泣き止む事ができるかな
大丈夫だよ と 誰かが 頭を撫でてくれたら 悲しい気持ちが 薄らぐかな
頑張ったね と誰かが 声をかけてくれたら 辛い気持ちも 和らぐかな
寂しくなっちゃったかな
どうにか来れたから
無責任かもしれないけど
もう泣かないで
いつまでもpoorだけど
いつまでもaloneだけど
いつまでもshyだけど
いつまでもバカだけど
この人生、けっこういいかも。
だからオレ、泣かないで。
#泣かないで