『梅雨』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
クーラーの設定温度を2度下げて
梅雨寒だからと
肩寄せる君
#梅雨
空気が何層にも重なったみたいだ
ギリギリ見えそうなほどの水分の粒
かきわけるように
重い空気のなかを進む
じわりと肌が湿り
息が苦しくなる
ぼくはうんざりする
ふと
道端に目をやると
生き生きと色づく紫陽花
たまに見せる晴れ間の虹
重いだけじゃない
気持ちは晴れる色合いもある
だけど
重い空気はやっぱり苦手だ
♯梅雨
梅雨
窓の外はしとしとと雨が降り続いている。
激しくなるのと比例して
頭が痛くなる。
いつまでも降り止まない雨は
まるで何かを洗い流しているかのようだった。
このジメジメは多分
排気ガスのようなソレだろう。
手を伸ばして、空を切る手を見る。
私の醜い想いも
全部洗い流してくれたらいいのに。
梅雨の日は僕にとって大切季節だ
皆は濡れるからとかそうゆうので嫌がるけど
僕は好きなんだ
だってこの日は彼女が
僕に好きだと
大好きなんだと
震えながら告げたことがとても
嬉しかた日なんだ
ただそれだけさ
今も仲良くやっているよ
じゃあ、さようなら
【梅雨】
晴れないのは空だけでなく心もだ、なんて言うのは少し格好つけすぎだろうか。とにかく、連日の雨、雨、雨に嫌気がさしているのだけは伝わってほしい。
必要なことなのだ、雨ももちろん。それでも嫌なものは嫌。避けて通れないし、かと言って雨が降ったからと言って私たちの生活に直接の変化が見えて分かることはない。せいぜい虹が綺麗な程度だろうが、梅雨ならば止まずに雨が降るので見ることはなく、第一虹という存在にあまり興味を持たなくなってしまった。
なんとかならないものだろうか、そうは思うがそれだけでは何も変わることはなく、今日も雨が降る。
北海道には梅雨がないは嘘。
蝦夷梅雨ってのがあります。
最近は長くなってきて、エアコンがないマンションもアパートも多い北海道だから、大変なところもあります。
今はカラッと晴れていますが、もう少ししたら、雨が降ってくるのですね。
斎藤一人さんはこう言います。恵みの雨だね。雨降って字固まるだね。
雨を嫌うのは天からの恵みを嫌うこと。
水って本当に大切な存在。水は浄化作用があって、半年というタイミングで、体も心も自然界も浄化が起こるのですね。
日本って本当に恵まれている国ですね。
梅雨は嫌いだ
雨が嫌いだ
晴れが嫌いだ
日差しが嫌いだ
曇が好きだ
まるで自分の気持ちを表してるみたいで…
梅雨は外に出られなくて憂鬱と思うか。
外に出られない口実が出来た。
家時間を思いっきり楽しもう!
と思うかは自由。
どうせなら梅雨すらもポジティブに考えよう。
朱独白凍
此の存在の傷みは
私が刻んだ
儚き足跡・・・
視つめ触れた躯は
凍て果てた
歪む虚像・・・
冷たき孤と
失いの瞳は
雪の結晶に
混ざり堕ち
「白き世界に一雫の朱・・・」
産まれながら
堕とされて
夢の篝火は
時として凍り
何も遺さず
死すべきを
只・・・ 待ちわび・・・
残された謳を
哀しく呟く聲
決して響かず
白銀の世界で
瞼閉じながら・・・
星柄の傘がビニール傘に変わって、
長靴が革靴に変わって、
かっぱがスーツに変わって、
繋いでいた母の手はコンビニ弁当の入ったビニール袋に変わった。
『梅雨』
『梅雨』
君って奴は相合傘がしたかったんだな。
私も君も傘を忘れたことなんてなかった。
だから相合傘なんてする機会はないはずだった。
それなのに君は、君はさ。
私が傘を開こうとしたら急に近くに寄ってきて、問答無用で私を自分の傘に入れてしまったんだ。
私は開きかけた傘をどうすれば良かった?
傘を持っているのに人の傘に入れてもらうなんて変だ。
そこまでして相合傘がしたかったのか。
君も大概、『彼女』とやらに夢を見ているな。
[梅雨]
ぼろぼろぼろろ
雨が降る
溶けた思考と鉛の身体
冷たく沁みる雨ぼろろ
固まり錆びて雨打たれ
ぼろぼろぼろろ
わたしは静かに朽ちてゆく
“雨”を楽しめるようになったのは、
いつの頃からでしょうか。
幼い頃は、道を歩けば靴が濡れて
下手をすると 鞄の中身さえ水浸し
外で遊ぶこともできなくて
なんて不自由な季節だと思っていましたが
土の溶けた甘い香りや
屋根を打つ 鮮やかな音
今になって、ようやく
雨の良さがわかるようになりました
梅雨というのは
大人向けの季節なのかもしれませんね
「梅雨」
梅雨は寂しい。
静かな雨だけで、そのほかの音も聞こえない。
静かで、暗くて、寂しい。
でも
なんだか、落ち着く。
静かに読書するのもいい。
梅雨をモチーフにした何かを作るのもいいかも。
意外と、いいところあるんだね、梅雨って。
じめじめは苦手。
体が重くて息苦しいから。
そんな日の夜は
布団乾燥機でカラリとホカホカになったお布団で
早めにのんびり寝てしまおう。
梅雨
梅雨はなんとも言えない気持ちになる。
雨の音、雨の匂い
雨に濡れた植物
雨に打たれる感覚
梅雨の時期はジメジメとして
あまり好きではないけど、
雨の匂いや様子を見るのは
好きなんだ
あじさいの咲き乱れる先に
君の家
じわりと滲んだその染みがだんだんと蒸気になって、私のまわりに淡い霧を残す。そうしてより色濃く、そのうち乾いた記憶になる
ただ一人で立って、それまでは傘をさして
『梅雨』
私はこの時期が嫌いなの。
髪の毛広がるから。
ただでさえ醜いのに、
もっと醜くなりたくない。
こんな姿誰にも見られたくないから。
『梅雨』
小学校の通学路に
たくさん紫陽花が植わっている場所があった
梅雨時は葉っぱに乗ってるカタツムリをよく見かけた
ランドセルに傘、紫陽花とカタツムリ
私の梅雨のイメージです