Lia

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朱独白凍


此の存在の傷みは
私が刻んだ
儚き足跡・・・

視つめ触れた躯は
凍て果てた
歪む虚像・・・

冷たき孤と
失いの瞳は

雪の結晶に
混ざり堕ち

「白き世界に一雫の朱・・・」

産まれながら
堕とされて
夢の篝火は

時として凍り
何も遺さず
死すべきを

只・・・ 待ちわび・・・

残された謳を

哀しく呟く聲

決して響かず

白銀の世界で

瞼閉じながら・・・

6/1/2023, 10:01:49 AM