柔らかい雨』の作文集

Open App

柔らかい雨』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど

11/6/2024, 10:26:15 AM

柔らかい雨

あの日
暗くて何も見えなかった
夕方、迎えを待ち、
君の部活帰りを期待していた
願いがかなったのか
柔らかい雨に濡れながら
君が歩いてきた
雨に濡れている君の前髪が
輝いていた
車に乗る前に
半分こっちを振り返ってるのが
ドキッときた
雨がさらにやわらかく、
甘く感じた

11/6/2024, 10:24:40 AM

振られることが初めてだったあの夜
天気は雨だった
すべてがどん底だったから
心底どうでもよくて
公園の真ん中で
傘もささずに雨を浴びた
記憶さえ流してしまえばいいのに
優しい雨に祈りながら
風邪を引きたかったんだよ

11/6/2024, 10:23:34 AM

肌に何かが当たる
最初は雨なのだと思った
天気雨だろうかと
だけど空を見上げても雨雲も降り注ぐものもない
顔を上げた
大切な君が泣いていた
瞳と声を濡らして
私の頬まで濡らしていた
何でかはわからないけれど
余りにも優しいその雫を
私は柔らかい雨みたいだと思ったのだ

11/6/2024, 10:22:31 AM

柔らかい雨

雨が降ってきた。
傘は持っていない。
霧雨のような雨だ。
全身濡れるが、どことなく心地良い。
傷心中の私には、雨が慰めてくれているように感じた。

11/6/2024, 10:21:49 AM

ぽいと丸めた原稿用紙を放る
「あと少しで完成なんだがなぁ……」
決め手となるセリフがなかなか浮かんでこない

畳のうえ大の字になってみる
近所のベランダの屋根を
しとしと打つ、やさしい音
そっと瞼を閉じ、泳いでみる

「しばし、このまま」
間抜けに響いたように感じ
フッと吐息が洩れた

11/6/2024, 10:21:28 AM

柔らかい雨は
今日の天気は雨だが、かなめは何処か楽し気な足取りで道を歩いていた。
今日の雨は何処か柔らかくて……心地よいと思ったから。

強い雨は嫌いだが、この柔らかい雨がかなめは好きだ。
それは天の神が舞っているような気がしているから。

天の神が雲の上で舞い、植物や花々などに元気を与えているように感じるからだ。

その舞いの力で蕾が綺麗な花を咲かせ、植物が元気に育つ……だからかなめは柔らかい雨が好きだ。

11/6/2024, 10:20:50 AM

#柔らかい雨

傘の花の中

たたずむ私

身動きさえできず

ただ空を見上げて

聞こえるはずのない声を探す

哀しみなんて流れてしまえ

寂しさなんて溶けてしまえ

少しだけ微笑んで

目を閉じれば…

雨も優しい

やがて柔らかに私を包み

垂れこめた雲の隙間から

光を連れてくる

雨もいい

今のうちに泣いてしまおう

11/6/2024, 10:19:48 AM

柔らかい雨が降ってきた


隣にいる夫がスッと上着を脱いで

私の頭の上にかぶせてきた


え?夫よ!

風邪引くよ?


そう言うと



お前が風邪引いたら大変だから着てろ



そう言って私の手首を掴み歩きだしてくれた

まったく

してくれることがイチイチカッコいいんだよ


私は嬉しくて照れ笑いながらうつむいて

コクりと頷くことしかできなかった



夫、かっこ良すぎ!!!

11/6/2024, 10:16:48 AM

あゝ朝露が我を濡らしている 
素晴らしき祝福が収斂し結晶化した愛は
天へと舞い上がり朝露と成った

何時迄もこの愉楽を存分に味わせ賜う
魂が消え、肉体が消えようとも
海原を創った朝露は欣快(きんかい)を広げる

どれだけ醜怪な世界だろうと
無言で可憐に包むに違いない

おゝ朝露が霧散し消えて逝く……。
『朝露』

11/6/2024, 10:14:34 AM

柔らかい雨

音もなく
僅かに触れる
これから雨が降りそうな雨粒
優しくはない
冷たさもない
雨が強くならずに去っていく

降らなかったなって
ちゃんと降っていた雨

11/6/2024, 10:13:55 AM

嫌なことが続いたあと、
外に出たら雨が降っていた
今日は傘を持ってきていない
こんなところでまで嫌なことが起こるのか

スマホで天気予報を見るに、
どうやらこの雨はまだまだ止まないようだ
しかたがないので濡れて帰ることにした

思いの外優しく柔らかい雨だった
打たれて冷たいはずなのだが、
どこか温かみを感じるような雨だった

そのうち雨に慰められているような、
そんな感覚になり、
まあこんな嫌な日くらいたまにはあるさと
心を切り替えて、
私は帰路につくのだった

11/6/2024, 10:13:26 AM

柔らかい雨

孤独でいる時には心と頬に冷たく激しい雨がざあざあ降る。
でも、貴方といる時は、心と頬に柔らかい雨がしとしと降る。

11/6/2024, 10:13:02 AM

『弱い』でも『小雨』でもいいのに、『柔らかい』と表現するのは、雨が日本人に愛されてきた証拠だよなあ…と、分かったような、分かってないような(多分こっちの要素が8割)ことを考えた。

じゃあ、『硬い』雨とは何か?

ーそりゃ霰(あられ)か、雹(ひょう)だろ。

そう真っ先に思いついた自分は、やっぱり分かってない方の人間でした。

11/6/2024, 10:10:24 AM

雨は水だ。水というのは硬さが変わる(硬水軟水ってわけじゃなくて)。水は勢いがあれば硬くなり、弱ければ柔らかくなる(まぁ、僕は物理学者でもなんでもないから、これが正しいのか分からないけど)。
 つまり、「柔らかい雨」というのは小雨であるということを予想する。……小雨の時、傘を差すだろうか(こんな話題しか思い浮かばない)。僕は差す。ちょっとでも濡れるのが嫌だから。ただ、何処か、ヨーロッパの国(イギリスだったかな)は小雨では傘を差さないそうだ(勿論、一概にそう、とはいえない)。雨が多いから、少しの雨で傘を差していたらきりがないらしい。
 今までヨーロッパの国というのは小綺麗な装いで街を闊歩しているようなイメージだったので、意外だなあと感心した覚えがある(以上、不確実な豆知識でした)。

11/6/2024, 10:06:14 AM

「柔らかい雨」とかけまして
「素潜り漁する女は見るな」と解きます。
その心はどちらも「雨水/海女見ず」です。

11/6/2024, 10:01:23 AM

柔らかい雨


傷ついたココロに
柔らかい雨
しみわたって
すきとおって
僕は僕にもどる

11/6/2024, 10:00:42 AM

『柔らかい雨』

あなたがそばにいてくれるだけで、一人じゃ耐えられなかった冷たい雨でさえ、光のような柔らかい雨に姿を変えた。

あなたの涙を覆い隠すような、そんな柔らかい雨になりたいと願った。

11/7/2023, 4:33:42 PM

ー目ー

君の顔を見て泣きそうになった
僕の話を聞きながら君の目が泣いてるから

僕のせいだね
僕の感情が移っちゃったかな
ごめんね

ううん、違うね
ありがとう
僕の話を真剣に聞いてくれて
本当にありがとう

君の目が「今まで辛かったね」と僕に語りかけている

目で慰めてくれる人がいるだなんて思ってもなかった
君の目が僕のずっとずっと深いところに届いたんだ

もっと強くなれるように努力する
もっと信じられるように努力する
もっと、もっと、頑張るから

僕の扉の中を見てくれませんか

11/7/2023, 1:52:20 PM

柔らかい雨


(お題更新のため本稿を下書きとして保管)


2023.11.7 藍

11/7/2023, 1:26:03 PM

私は雫あの降り注ぐ雨の1粒
雨が降り、私は落ちて土に還る
そして、川を流れ、私は海に帰る
それを繰り返す、私こそが水である

私はどこにでもいる
あの山にもあの町にも

私は水である
長く長く長い旅をして、長く長く引きこもる

私はあそこにも居て、そこにもいる
ほら、君の足元にも

水になった私は空を駆けることだって、道を走ることだってできる
私は何よりも自由な存在

Next