『枯葉』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
枯葉 枯葉
枯葉いずこに
枯葉 一昨日風に乗って向こうのやまに
枯葉 枯葉
枯葉いずこに
枯葉 昨日あの子の靴のしたで
枯葉 枯葉
枯葉いずこに
枯葉 先刻まであすこのたきびに
枯葉 枯葉
枯葉いずこに
枯葉 土に落ちてまた木のいちぶになるだろう
彼は 彼は
彼はいずこに
舟で大海原へでたきりで
彼は 彼は
彼は いずこに
彼は もう10年ももどらない
海のいちぶになったのだろうか
『枯葉』
冬の去り行く足音を聞き
新しい芽吹きの声に耳すませ
春の風に誘われて
花咲く季節を過ぎ
夏の暑さを木陰でしのぎ
木の葉色づき初める頃
時の移り変わりとは
人も自然も みな同じ
命が命を繋いでいく
老いて散りゆく身なれども
我が人生に悔いなしと
木枯らし吹くのに身を委ね
散りゆく命の潔さ
【枯葉】 #19
もし私が
あの懐かしい校庭で
人々の青春を見送る
枯葉であれば
さぞかし苦しみなど
感じなかったでしょうに
何かに期待など
しなければ
ありのままの自分で
いられただろうに
また一つ枯葉が散った
風の強い 冬の日
そこに 一本の枯れ木
「もうワシも歳じゃ。いつ死ぬか分からぬ」
おじいちゃんが言った。僕たちは一年しか寿命が無いから、しょうがないことだって、この前落ちたおばあちゃんがいってた
二日後
風の強い ふゆのひ
おじいちゃんが 枯れ木から散って
枯葉として 地面に落ちた
お題
枯葉 より
枯葉
紅葉が始まった頃は
キレイだなと思う
徐々に枚数が減り
木には無くなるけど
地に落ちてからも
土と混ざりあい
腐葉土になっていく
最後まで生を全うする
そんな強さを感じる
私は蝶を追っていた
蝶はひらりひらりと舞っていた
蝶は風にあおられた
私は手を差し出した
蝶はくしゃりと私の手に落ちた
いや、
枯れ葉はくしゃりと私の手に落ちた
「枯葉」
歳を重ねた葉は
いつか、枝から落ち、土に帰る
そして、若い葉の養分になる
生き方が変わるだけなのだ
あぁ、私もそのようになれるだろうか。
私のこの気持ちが枯葉なら、
アナタは私の気持ちを踏み躙る人間だ。
枯葉で好きなのはイチョウ
落ちたては拾って持ち帰りたいほどです。
私もイチョウの枯葉のような
人生でありたいな。
枯葉
枯葉といえば秋
私は街を取り巻く秋の景色が大好き
枯れた葉とかいて枯葉というように
儚いような印象も与えると思うが
そんな印象とは異なる
赤や黄色、茶色など鮮明で華美な印象も与える
不思議なもの
色とりどりの枯葉に取り巻く儚い景色が大好き
枯葉、
枯葉は必要なくなったから落とされる
また新しく生える葉のために
いらなくなった葉も粉々になり
またその木の養分になったり
違う植物の養分になる
その時いらなくとも落としたとしても
後々見えないとこで役に立っている、
枯葉
また、新しく生まれる
植物
そして、
枯葉
『枯葉』
青葉のように悠々高く
のびのび育って生きていく
そよ風受けてざわざわ揺れて
おひさま浴びて笑ってる
どんなときでも折れることなく
まっすぐ芯のあるあなた
枯葉になっても例え朽ちても
土に還っても愛してる
「枯葉」
いつか綺麗な緑色に育った葉でも
枯れてしまえば茶色になってしおれてしまう
いつも元気だったあの人も
枯れてしまうんだね
枯葉
枯葉が舞う季節になった
彼女はどんな思いで舞ってくるのか
達成感か
空しさか
はたまた恐怖か
とある枯葉はこう思った
またいつかきっとあの木に戻れる
いつか風が吹くんだ
そして戻れるんだ
と
起こるはずもない奇跡を
純粋なまでに信じている
その枯葉は
3日後に踏まれた
くしゃりと音を立てて
出会ったのは…
そう
枯葉が落ち始めた肌寒い日の事
うんと寒くなる前の
丸坊主になっちゃう前の事
その頃にはもう…
出逢ってすぐに惹かれ合った
互いを一目散に求め合った
キラキラ光る小瓶に入れられたような感覚で
二人はきっと周りなんか見えてなかった
幻想的で繊細で儚げな世界
一緒にいると世界に二人だけの空間になった
だから…
だから…
そんな世界を壊すことなんて簡単だった
誰かが小瓶を掴んで落とした
二人は彷徨ってしまったんだ
たくさんのひとがうごめく世界で
どうやって
どうしたら
また…
枯葉も舞い散らなくなった頃には
二人は、もう…
#十六夜目 #枯葉
からから からり
落ち葉を踏むのも好きだった
普段と違う ちょっぴりくすぐる背徳感
ざっざっ ざー
落ち葉掃きも楽しかった
わたしの箒の先
力加減一つで散らばったりまとまったり
枯葉で焚き火 時々お芋
ふと思い出しては寂しくなる
わたしはあなた達みたいになれるかしら
後の世のため 迷いなく灯になる強さ
優しさ 強かさ
今日はやけに 風が強くて仕方ない
枯れてしまうのは
少し寂しい気もしますが
綺麗な姿を見せてもらった分
休ませてあげたいですね
#枯葉
元気を失ったような、あの枯葉たちは
新春を待ちわびながら風に耐えています
花が枯れて、人々に名前を言われなくなった植物たちを慰めるように、花言葉もあるそうです
秋になると、寒さが一段と増して、冬の訪れ前を予感させます。
秋の季節は、風が吹いて、寒くもなり、木の枝から枯葉も、落ちます。
そんな、秋ですが、秋の愉しみと言うと色々あります。
読者や、紅葉狩り、食べ物も、美味しくなります。
寒い季節に向かう時ですが、皆さん、それぞれ風邪などを引かない様に、暖かい服装で、秋を楽しみましょう。
やがて訪れる冬に備えて。