『未来』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
薬はあくまで解熱鎮痛剤のようなもの
飲んでいたって鬱が治るわけではない
ただただ、自殺を止めるための薬でしかない
そう悟ってしまった
結局、這ってでも自分で解決の糸口を探す他ない
迎えたくもない未来
それでも迎えるためには
私はどう対処すればいいのだろうか
ない頭で必死に考える
そう、必死に
未来か・・・・難しい話出すな
まぁ今目の前の事に集中してれば
あっという間に来るよ
好きなものや好きなことを、見るとき、
その物事に関わっている時の自分が好き
というのは大切な要素だと考える。
対人関係においても
同性や異性、恋愛感情の有無を問わず
その人と一緒にいる時の自分が好きかどうか
見ることはとても重要なことである。
お題『未来』
未来が見えたところで正直、この平和な世の中では大したことない。私には、生まれつきすこしだけ先の未来を予知する能力がある。これは、お母さんにもあるから多分遺伝なんだと思う。
月曜日に学校行く前にこの能力を使って、無用なトラブルを避けるくらいしか役に立たない。おかげで学校生活、特に目立つことなく、誰かに目をつけられるということもないまま平和に人生を歩めている。
「ねぇ、私彼氏できたんだ!」
放課後、カフェで新作のいちごパフェをつついてる時に親友から報告を受けた。高校生ならきっと普通なのだろう。
ただ、私達は女子校で異性との出会いには恵まれていない。
「おめでとう。どんなひと?」
「えっとねぇ、バンドやってるの! 歌ってる姿がすっごくかっこよくってぇ、他に女の子がいるのに私に話しかけてくれてぇ、この前付き合おうって言ってくれたの!」
「ふぅん」
親友は正直、めちゃくちゃかわいい。この前の文化祭でミスコンに出されてたから一般的に見ても可愛いだろう。
だが、いやな胸騒ぎがする。私は目に力を入れ、彼女を視界に入れた。
親友が男に連れられて歩いている。その先には何人もの下着姿の男女。そして、日付は来週の土曜。
吐き気を催したくなるビジョンに頭をふる。
「どうしたの?」
「あのさぁ、来週の土曜日あいてる?」
「うん、あいてるよ!」
良かった、まだ予定が入ってない。
「今度二人でディ●ニー行かない?」
「えっ! あれ新しいアトラクション出たんだよね! 行きたーい!」
「よし、じゃ行こう」
念のためもう一度未来予知して、私と親友の二人がアトラクションを楽しんでるビジョンに変わったのを見る。回避できたことに私は胸を撫で下ろした。
『未来』
過去は過去で、
未来は未来
なんて思うけど、
1秒先の未来なんて現在だし、
すべてがそんなはっきりとした未来じゃない。
未来の僕らへ。
遠い、未来の僕らへ。
10年後の未来がどうなるかなんて、
わからないけれど
きっと
この未来が眩しくなるみたく
なんとなくでいい。
こんな未来になれと、
なんとなく、
未来の、希望を願う。
その希望が、
どんなに遠くとも。
未来
どんな未来が待っているのだろう
全く想像つかない
今より、少しでも幸せな未来があれば嬉しい
もちろん、幸せになるための努力も惜しまない
私の一つ一つの行動がマイナスになりませんように
ここではない先がある。
ずっとずっと先。
私になくて彼らにある時間。
どんな時になるかわからないけど、約束されていないけど。きっといい未来が待っているんだ。
子どもたちと一緒に遊び元気なじいさんになっている
楽しいことをし笑っている毎日
Enjoy、Enjoy、Enjoy
未来
先人や先輩が託してくれたバトン
次世代に…未来に繋ぐために
今 自分に出来る事をやるよ
先のことはわからなくて怖い。
歳を重ねて、未来は真っ白だからなんでも出来るなんて思えなくなってきた。どこまで行っても過去や今の行動の結果として未来ができるんだろうというしっかりとした輪郭が見えてきた。
きっと未来にあっても私は余計なことで思い悩むんだろうし、勝手に人の心配をして苦しむんだろうというイメージがある。
ならどうするか、今から変えればなにかが変わるんだろう。希望的観測だけれどやりたいことはやってみるか。
今とあまり変わらない未来予想図を好き勝手書き換えてみたい。
昨日よりも今日
いい未来を想像。
今日よりも明日
いい未来を想像。
今日もいい日になりますように。
─────『未来』
明るい未来を想像するとワクワクした気持ちなり、自然と毎日が楽しい気持ちになる。根拠はないが、自信にも繋がり、なんだか上手くいくような気持ちにさせる。楽しいことを考える習慣を身につけてる。それが今自分
大事なこと。
今よりいい未来を求めるあまり
つい今を忘れてしまう
今の自分がもっているもの
目の前にあるもの
今の積み重ねが未来をつくるのです
今を楽しんでくださいね
朝のうちに思い出せてよかった
【未来】
将来のことなんて、誰にもわからないだろう。俺は目の前の原稿用紙に心の中で毒づいた。今週末までの課題、テーマは「将来の夢」。そんなものないと思いつつも、でも課題は目の前にあるので、ペンを指の間で遊ばせる。
姉はこの春から医学部に行った。別に親が医者になれと言ったわけではない。ただ、なりたいものになりなさい、とだけ言われてきた。
姉に、どうして医者になりたかったの、全然興味なさそうだったじゃん、と尋ねてみたことがある。ただ、なりたかったから。そう笑う姉を見て、できる人は何にでもなれるんだな、と気がついてしまった。才能がある人間は、こうも簡単に、無意識に周りに圧力をかける。
たまに、苦しくなることがある。学歴や頭脳が全てじゃないことは知っている。少なくとも姉は、そう言う人間ではない。それでも、息が苦しくなるような、そんな痛みが胸の奥からじわじわと広がってくる。
俺は何になりたいんだろう。いや、何にならなれるんだろう。夜は更けていく。
勉強机の引き出しを開けて、狸型をしたロボットが顔を覗かせた。
「ハーイ、ジョージィ!」
「ペニー○イズじゃねーか! ド○えもんじゃねーのかよ!」
ロボットが風船を持って出てくる。
「僕は君を恐ろしい運命から救いに来た」
「いやどう聞いてもむしろ恐ろしい運命にする側だったけど!?」
「僕は未来の世界の者だ」
突然現れたドラ○もんなんだかペニーワ○ズなんだかわからない狸型のロボットらしき者が、そんな突拍子もないことを言い出す。
「なるほど? じゃあ手始めにどこでも○アを出してくれ」
そうお願いすると、そいつはポケットから見覚えのあるピンク色のドアを出した。本物なのか。
行きたい場所を思い浮かべ、わくわくしながらドアを開ける。
しかし、ドアの先は変わらず僕の部屋。くぐり抜けても僕の部屋。
「……どこにも行けないけど?」
「どこでも(置くことができる)ドアだけど?」
「つまりドア型オブジェじゃねーか! じゃあタケコ○ターだ! タケコプ○ーを出してくれ!」
勢い良くドアを閉める。
ロボットはドアを仕舞うと、今度はたくさんのプロペラがついた、なんだかゴテゴテした物を取り出した。
「何これ」
「竹でできたドローン的な物」
「プロペラ多くない? それに人間つけて飛べるの?」
「それくらいプロペラがないと重い物は運べないよ。人間をつけて飛べなくもないけど、頭皮が剥がれる可能性がある」
「恐ろし過ぎるだろ!」
結局、どの道具も使えたもんじゃない。僕は呆れてしまった。
「未来から来たんじゃないのかよ」
「未来に期待し過ぎじゃない?」
ロボットは言った。
……たしかにそうかもしれない。いや、でも、しかし。
「じゃあ僕がもっとすごいもん開発してやるよ!」
「おー頑張れ〜」
こうして僕は発明家を目指し、たくさんの道具を作ることになったのだった。
これがきっかけで、こんな未来が待っていることになるなんて、このロボットが来てくれたことは(使い物にならなかったけど)幸運だったのかもしれない。
ちなみに、ロボットはそのまま居候になった。
「帰れ!」
『未来』
明日のこととか
来週のこととか
そんなことよりもまず
今日を考えないと
でもそれが
一番悩ましい
未来
私には未来がない
でも、夢がある
蝶や妖精みたいに自由に空を飛んでみたい
それが私の夢だ
紙で作った紙飛行機を飛ばすような感じで低空飛行してみたい
しかし、それは叶わない
現実的に無理がある
あと、未来もないから私には特に無理だ
あ〜あ、もっと自由に生きられたらよかったのに
「未来」
小学生の頃、未来をテーマに絵を描いた。
空飛ぶ車を描いた記憶があるけれど、他には何を描いたかな?
あれから30年近く経つけれど、車は空を飛んでいないし、願いを叶えてくれる猫型ロボットもいない。
だけど、お掃除ロボットや配膳ロボット、スマホや色々な場所で活躍するタッチパネル、私が子供の頃には想像していなかった物で溢れている。
大人になった今、未来をテーマにして描いてと言われても、昔みたいにすぐ思い付かない。
今の子供たちが描く未来はどんな絵になるんだろう?
石を穿ち続けよう
希望あふれる
未来のために
そこに
わたしはいなくても
未来って、不確かなもの。
「貴方は自分の未来に希望を持ってたりする?」
「いいや、全然」
意外だと思った。
いつもポジティブで、前向きな貴方が、未来に希望を持っていないわけが無いと、どこかで勝手に思っていたから。
「どうして?」
「この先何が起こるかわからないから。急に、貴方が居なくなってしまうかもって、思うから」
そんなこと言ったって、私が貴方の前から消えることなんかないのに。そんなこと心配しなくたっていいのに。
でも、未来という不確かなものを前にしたら、そんなこと言ってられないかもしれない。
私は未来に対して、無頓着だったのかもしれない。
「欲しいものは全て手に入れてしまったから、もうあとは、失うだけ……そんな未来は嫌いだけど、しょうがないよね」
悲しそうに笑う貴方、今日はあまりお酒が減っていないようです。