『時間よ止まれ』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
時間よ止まれ
貴方と笑い合う度、そう願っていた
傍にいるのはずっと私のはずなのに
この時間がずっと続いてしまえばいいと思っていた
時間よ止まれ
貴方の幸せを願って、そう笑っていた
あの人になりたい
建前とは裏腹に馬鹿らしくも願う気持ちがそこにあった
時間よ止まれ
貴方の頬に浮かされるような紅の熱が浮かんでいた
触れたいのに触れられない
そんな何処かもどかしい気持ちに
襲われて、そんな酷くくだらないことを思った
時間よ止まれ
貴方に滲む失恋の色に怒りが込み上げた
もし、相手が私だったら
涙に濡れた頬に手を伸ばして、
その浮かぶ涙を震える人差し指で優しく拭った
時間よ止まれ
貴方が歩き出した
この気持ちに蓋をして、
今回も笑顔で送り出そう
「貴方が素敵な人に出会えますように」 って
触れ合いたい、そばにいたいなんて不純な理由で
無意味に背中を押して、体温を分け合って
「彼氏と結婚することになったの!」
そう笑う君の頭を撫でて共に笑い合いたいから。
「遂にか〜!おめでとう!」
この恋の時間までもが、止まればいいのにって。
2024-09-19
時間よ止まれと、貴女は考えたことがありませんね。
貴女はいつだって、今のご自分に満足されたことがありません。どれだけ幸福な時にも、確かにその瞬間を大切に、十全に楽しまれはしますが、これから先にもっともっと良い瞬間を作り出せるだろうと、そう思われます。
そんな、常に努力を続け、研鑽を重ねていく貴女を見守れることは、俺たちにとってとても誇らしいことなのです。
【時間よ止まれ】
友と話す大好きな一時
一生このまま続けばいいのに
叶うはずもないこの願いを
この一言にのせて
「時間(とき)よ止まれ…」
時間よ止まれと願ったところで何も変わらず、ただ時間が過ぎるだけなのに自分は何をやっているのだろうか。さっさと布団から飛び出して顔を洗った方が良い。
分かっている。分かっているさ。でも時間のスピードに振り回されて少し酔っているんだ。だから、酔いが覚めるまで馬鹿げた空想に浸らせてほしい
雨が降る日は好きだ。
世界から遮断された気がして。
【時間よ止まれ】2024/09/19
チャレンジ61(時間よ止まれ)
食器洗いをしていて、つい手がすべった。時間よ止まれ、と思っても、もう遅い。時はスローモーションのように、ゆっくりと流れる。気に入っていた小鉢が、鈍い音を立てて落ちた。
#55「時よ止まれ」
わたしは、気がついた
時計を見ると、PM23:59
しまった、明日は猫の誕生日だった
まさか、こんなことで後悔するとは
この世に未練を残してしまった
止まった時間が、進んでくれればいいのに
なんてわがままを、願ってしまった
あぁ、誕生日は地獄で迎えなきゃな…
時間よ止まれ
時が止まれば良いのになといつも思っている
私は貴方から離れたく無くて
背中に抱きついた
貴方はそんな事気にしないで
タバコ吸いながら窓から見える
街をずっと見てた
朝が来れば
貴方は帰って行く
忙しい人だから
何時会えるのか分からない
ずっと、このままで
入れたら良いのに
時よ止まれ
私から貴方が離れない様に
先生と電話した日。
体育祭のことについて話すという口実で、中学校の先生と初めてLINE電話をした。
体育祭について話した後は、高校の話や将来の話について沢山話した。
楽しい時間を終わりにしたのは、
11時すぎになって先生が発した、
「明日学校だしね! そろっとだね。」
という言葉だった。
この時間が永遠に続いてほしかったな。
そう思いながら、そしてまた先生と電話できることを期待しながら、先生との別れを告げた。
時間よ止まれ
そう願った時が人生で何回あっただろうか。
小さな段差でつまづいた時
人前での発表でミスった時
嫌な人に怒られている時
やらなければいけない事の期日が迫ってくる時
自分の老化に気づいた時
どれもどんな人間にもある失敗であり、
皆がそこを通る道である
そんな時に時間を止めてしまえば
自分の失敗にもあまり気づかず
対して反省もしないだろう
嫌なことがどんなにあったとしても
時間が進まなければ人は成長しないし
毎日同じ1日を繰り返していても
退屈だ
嫌なことがあるからこそ人生。
そう思えるほど人生簡単じゃない
自分が勉強しないと頭は良くならないし
身長はいつまで経っても伸びないし
運動が得意になる日も来ないし
友達もできないし
声が小さく店員さんに聞き返される毎日
それが怖くてどんどんコミュ障になっていく
異性と話すだけで顔は真っ赤になるし
それを考えさらに赤くなる
そんなわけで
自分を好きになってくれる異性なんているわけがない
生きることに向いてない
先生に当てられるのが怖くて学校の授業が楽しくない
他人から見たらいい部分もあると思う
それで満足しろと言われたらそう
ただの愚痴になったね
眠いから寝るわ
好きなところを探して、過ごした時間を数えて、私なりに頑張ってみたけど、意味なかったみたい。
君との未来を描けないまま、戻らない今を奪い続けるのが苦しくて疲れちゃった。それでも過ぎ去るのが惜しいのは、幸せだった証拠なのかな。
新幹線の改札は連休で人が多い。
もういっそこのまま君が来なければ、終わりも何もないのかもしれないね。最後までずるくてごめん。
君を待つこの時間も今日で最後にするから。
優しい君に気づかれないよう心の中で願う。
「時間よ止まれ」
それが無理なら時間よ止まれ
この感触この感覚この感動
いつでも思い出せるように
いつでも希望を持てるように
ずっと覚えておきたいのだけど
久しぶりに友達と話す時間
ぼうっと外を見る時間
なにもない休日の時間
もうすぐ終わる夏休み
「時間よ止まれ」
楽しい時ほど時間が過ぎるのは早く、嫌な時ほど過ぎるのは遅い
今まで楽しいと思ったものほど、時間が止まればいいのにと何度も思った。1番印象的なのは高校の文化祭。私は当日より前日準備が大好き派。特に2年の時の出し物はかなりお化け屋敷っぽくなり準備の時も若干暗い中すっごく楽しみながら準備をした覚えがある。もうお昼ご飯?!もう帰る時間⁈もっと残りたい!と。文化祭なんて学校でしかないわけだからあの時の楽しさは一生経験することがないだろう。もう一回やりたい…
永遠に学生時代を繰り返している。
原因はわからない。
大人になってからこうなったのか、学生のままこうなったのか、それもわからない。
僕の人生は怠惰の一言に尽きる。
起きているのか寝ているのかも曖昧な授業を過ぎる。
毎日変わらない色の昼食を食べる。
イベントごとはそれとなく避けてやりすごす。
そんな日々の間に君がいた。
授業、昼休み、放課後、ふとしたとき視界に君が映る。
君も同じような人生を繰り返している。
退屈かい、と聞いた。
平和よ、と少し強く答えた。
君が僕を見るとき少し遠くに視線を合わせている。
僕の目を見ているはずだが、黒に沈んだその目とどうにも視線が合わない。
なにを見ているんだろう、と思って、しかし聞かない。
そういうとき、君は静かに笑う。
何か一つ間違えれば壊れそうな空気の中で笑う。
何も知ることはない。
何も変わったりしない。
僕の時間は止まっている。
それを君が平和と呼ぶのなら、それもいいかなと思った。
題:時間よ止まれ
だ る ま さ ん が
…ころんだ!
友のもと
進め
身体よ鼓動よ時間よ
止まれ
「時間よ止まれ」
君が
「星を見に行こう。二人で。」
と誘ってくれた。
いつもは私から行動してばかりで、まるで独りよがりだった。だから、誘われたときはとても嬉しかった。
待ち合わせ場所に着いたとき、私は初めて君の私服を見て、少し興奮していた。こんな服着るんだなって。君も同じように思ってくれてたら、嬉しいな。服選び頑張ったから。
二人で乗った電車は、席が隣で、距離がとても近かったから、なんだかドキドキしていたよ。真隣からみる君の横顔はとても綺麗で少し見とれていたら、君と目が合ってしまったよね。照れくさそうに笑う君の顔が可愛くてたまらなかったよ。
駅のホームでふと急に
「これってもしかしてデート?」
と思ってしまってから、余計に意識しちゃってすごく心臓の音がうるさかった。あれからずっと私の心は高鳴ってる。
天文学の知識は全くなくて、もしかしたら話がもっと盛り上がったかもしれないって気付いた時は悔しかったな。だけど、君が色んなことを教えてくれて、君の楽しそうな表情を見れて私も楽しくなってた。
星って不思議な力があるよね。
二人並んで夜空の星を見ていたら、すごくロマンチックな雰囲気になって、何か起きるんじゃないか。って私、思ってた。そしたら、君が私の手を握り始めて、嬉しさと照れくささがすごく込み上げてきたけど、グッとと堪えて私も優しく握り返した。
私そのときに思ったんだよね、
「このまま時が止まってくれないかな」
って。そしたらずっと手を繋いで居られるから。
でも止まってくれはしないし、折角だから赤くなった君の顔が見たいなって思って、チラッと覗き込んでみたんだよね。そしたら、キスされた。急なことすぎて驚いていたけど、君の気持ちが分かったし、ちゃんと、伝えたいなって思って、
「私、君の事好きだよ。君は、私の事好き?」
って聞いてみたの。
「もちろん。違ったらこんなことしないよ。」
って返事が来て、凄く勇気出したし、振られたら凄く辛いなって思って、少し身構えてたから、本当に嬉しくて、私まだ覚えてる。
本当に君のこと好きだなって思った。
もう時は止まらなくていいかな。これから二人で愛を育んでいきたい。
石塚 音羽が書きました。
テーマは「時よ止まれ」です。
#時間よ止まれ
待ち合わせの日 いつもより早起きする
フローリングの掃除に洗濯
シャワーを浴びて朝ごはんをゆっくり食べる
どうしてだろう
こんな時に限って計算を見誤る
慌てて描くから眉尻が決まらない
時間よ止まれ
一日の終わり。
慌ただしさから解放され、
愛犬を撫でる、
静かで豊かな時間。
お題 時間よ止まれ