『星座』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
満天の星空の中に
古代の人は星座を見いだした
無意味な物の中に
意味を見いだしたのだ
その力が私たちにもあるとするなら
変わらぬ日常の中に喜びや楽しみを
見いだせるはず
ある
きっとある
すぐそばに
きらめく星座が!
題「星空」
星座
星空を眺めて
どんな星座を
作ろうか
空上の星論
君と一緒に
新たな星座を
創造しよう
二人の会話に
夜は沈黙を守る
結びつける
星々の羅列は
新しい結びつきに
意味という光を
散りばめていく
百輝夜行
いつまでも
いつまでも
その輝きで
語り合う二人を
見守っている
誕生日は? 何型? 好きなミュージシャンは? 映画観る? 本読んでる? 休みの日は何してる?
なんて定形質問を投げかけるが、私とその子はいっこうに盛り上がらない。まあいいか、帰り道、たまたま同じ場所で雨宿りをしているだけだもの。同じ制服を着てるから話しかけただけ。
星座は?
なんだその究極のどうでもいい質問は。と自分でも呆れるくらいで、もう雨宿りをやめて帰ろうかなと考え中である。
乙女座。とその子は答え、いいなー、私は蟹座。乙女座いいよね、カニの中には乙女のかけらもないよ。などと私は投げやりなことを言っている。
乙女座なのに乙女っぽくないんだよね。とその子が言うので、蟹座だからカニっぽかったらやだな。と返す。
あー、そうか、双子じゃないないのに双子っぽいとかもいやだよね。そうそう、魚じゃないのに魚っぽいのもやだ。
やだやだ。やだやだ。
唯一、星座の話だけ盛り上がったところで雨がやんだ。
じゃあ。じゃあ。
その子は乙女っぽい笑顔を向けた。
カニっぽく横歩きで帰ろうとするのは、やめておいた。
点々と輝く星に
命が宿るとしたら
どんな姿をしているだろうか
煌々と輝く星に
優しさをあげたら
どんな風に変わるだろうか
点と点で繋がって
線で結んでくっつけて
命をあげる名前をあげる
星が生きた軌跡がほら
今、夜空に光っている
ここに居たんだと言っている
今は何処に居るのだろうか
【星座】
前日の夜に出発して車中泊
山道を走ってる時に窓から空を見上げてみると星がきれい
現地に着くと、メガネを手に取り車の外へ
夜中の1時過ぎ
シャキッとするような冷たい空気
だけど不思議と寒さを感じない
空には嘘のようにたくさんの星達
いろんな星座があるはずなのに、
知っているのはオリオン座の真ん中3つだけ
途中からは流れ星探し
同じ空を見上げながらも違うところを見ている2人
「あっ! 今の見た?」
隣にいるのに同じ星を見るって難しい
手持ちのスマートフォンでは全然写らない星空
何年も前から迷ってたカメラを買おうと決めた瞬間
2022.10.05
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2016年11月26日 深夜
カメラを買いに行ったのは翌日だった
今ではきれいな星空を見ると、
寒さも気にせず30分以上撮ることに必至
満天の星空を最後に見たのはちょうど1年前の今日
今隣でスヤスヤと眠っている息子がまだお腹の中にいる時
(その数日後からは終わりが見えない入院生活が始まり…
幸いなことに2週間で退院)
大変なこともあったけど
無事に生まれてきてくれて本当にありがとう
星座
うーん。星座を意識したことないな。
俺は水瓶座だけど、星座の占いも意識してない。
星座占いって正しいの?
俺には分りもはん。
ねえ
おにいちゃん
あのせいざ
ああ あのせいざ
どうしたの
あのせいざ
なまくび をもっているんだって
こわいよねえ
ぼくは
おとうとの
もっているもののほうが
こわい
それはさっきから
ぼくをみている
一緒に星座を見に行った。
一生懸命星空を見上げてる。
あまりにも無防備なその横顔。
星を繋げてハートを作る
誰にもわからない私達だけの星座
「星座」 10月5日
星座はつながっているように見えるけれど、ひとつひとつはとても遠い。
私たちは星座だ。
つながっているけれど、出会うことはない。
遠くで小さく煌めくだけ。
“ここにいるよ”
『星座』
点と点の煌めきが淋しくないように
視えない意図で繋いだんだよ。
それならば、ねぇ、あなた
人と人の瞬きが淋しくないように
視えない糸で繋がれているのね。
二人っきりの天体観測
澄んだ輝きもこれが見納め
空に鎮座する怪物たち。
人はそれを星座と呼び、恐れた。
私は今の時期に見る
星が大好きだ。
日が短くなって夜が早くなって
何故か恋しくなりながら
上を見上げて帰る
この時期が好きだ。
去年まで当たり前に聞いてた
君の声、姿が
とても聞きたくなって、見たくなって
なんだろう…
他に好きな人がいるはずなのに
君は私の心(ここ)から
卒業してから1度も離れたことがなくて
泣きたい程に君に会いたいなんて
言ったら、、、きっと、、、
あれだね笑
星を見て君を思い出す習慣化が怖くて。
~星座~
星座がそうなのだとあなたは言う
シャイなのも、不器用なのも
蠍のせいだとあなたは言う
眩しいかな、17の輝きよ。それを私はオリオン座に置いてきてしまった
友よ、あなたの青い輝きは
550光年に置いてきた私の輝き
「星座」
毎朝の楽しみはテレビでの占い
あなたの星座占いも探したくて
誕生日から調べたら私と同じだった
血液型もさりげなく聞けたし
星座も知れた。
私は気づいてしまった
私達は星座も血液型も一緒で性格も似ている
ただそれだけで。それだけで幸せになれた。
今日の占いは1位だ
「気になる人にアプローチすると上手くいくかも」
この占い通りにしたくても
貴方に似た素直になれない性格が
私の恋を邪魔してくる
「ごめんなさぁい、今日の最下位はおとめ座のあなた!」
シルバーウィーク明け後、久しぶりの学校に行く準備をしているとテレビから聞こえてくるアナウンサーの声。
『私最下位やん』
占いは信じない派の私は別にショックなど受けていない。
ただ、順位というものに敏感なだけだ。
テレビに背を向け、カバンにお弁当箱を詰める。
この地球上のうち、おとめ座は何億人いると思ってるのだろう?
みんながみんな、アナウンサーが続けているような言葉――
「不注意で大事なものを壊すかも!ゆっくりひとつひとつ確認してみてね!」
――が起きるというのだろう?
それに不注意で何かを壊してしまうのは何座でも有り得る。
しかも今日1位だったてんびん座の人みんながラッキーなことが起こるわけでもないし。
占いっていっても、結局は統計学ってやつでしょ?
『ばかばかし。』
私はカバンを持ち、玄関へと向かう。
「ラッキーアイテムは出がらしのお茶!」
「ブハッ!」
リビングと廊下のちょうど扉のところにいたので耳に入ってきたのだが、あまりにも可笑しくて思わず笑ってしまった。
『お茶!出がらしの!?』
出がらしのお茶を出されるだけでもアンラッキーじゃん?
にやけ顔で「いってきます」と言い、家を出た。
学校でも何も起こらず――というより占い自体を忘れていた――無事帰宅した。
「ただいま。」
「おかえり、あのね、マユ、ごめんなさい…」
母親がしゅんとしている。きっと何かしでかしたんだろう。
「どうしたの?」
「朝マユの部屋掃除してたら…うっかり腕がぶつかっちゃって…コレ。」
そう言うと母親は視線をリビングのテーブルの上に移す。
つられて私も見ると、初めてピアノのコンクールで金賞を取った時にもらったトロフィーの持ち手がポッキリと折れていた。
「あぁ、私の…!」
駆け寄り、持ち上げて折れたところを見る。
「本当にごめんなさい…」
正直かなりショックだったし怒りも覚えたが、しゅんとしおれている母親を見ると強く言えなかった。
ふと脳裏に朝の言葉が蘇る。
『不注意で大事なものを壊す…』
あぁそうだ。母親も私と同じおとめ座だ。
普段しっかり者の母親が不注意で私のトロフィーを…。
母親にとって、娘の初めてのトロフィーはとても大事なものということか。と思うとハッとした。
「……いいよお母さん、とりあえずそこ、座って。」
食卓に母親を座らせて、私は台所へ入る。
急須の中のお茶っ葉はいつも入っていないのだが
私のトロフィーを壊したのが相当ショックで落ち込んでいたのか、捨てておらず濡れているお茶っ葉がそのまま入っていた。
「マユ!お茶ならママが!」
立とうとする母親を制し、ポットからお湯を注ぐ。
2つ湯のみを出して、そこに注ぐ。
――案の定、出がらしだ。
私は2つの湯のみを持ち母親の前と私の席に置いた。
「マユ…このお茶…」
私はフゥフゥ冷ましながら
「それ、ラッキーアイテム」
そう言うと母親はふふっと笑って
「ラッキーアイテムだなんて信じるようになったの?」
と問いかける。
「ううん、でも、今日の占い通りの行動起こす人、初めて見たから」
そう言って笑うと、つられて母親も笑った。
ズズっと2人で飲む。トロフィーを壊された悲しみはあるけれど、母親の笑顔を戻したい気持ちの方が大きかった。
「マユはラッキーパーソンね」
母親はいつものふにゃっとした笑顔に戻った。
明日のおとめ座は何位だろうな。
【星座】~完~
皆さんは占い信じますか?私は手相や画数、占星術など色んな占いを色んな人に見てもらいましたが全員の占い師さんが
私のことを『組織の中には向かない。1人でクリエイティブなことをした方が向いてる』と言いました。
全員…
そのうち1人の人にはズバッと「マイペースで自己中」と言われました。かなしみ。
空を見上げる
ここら一帯は空が美しく
特に夜空は一つ一つの星が光っている
都会では見れない空だ
田舎だからこそ見れる
そして今は冬、虫もほぼ居ない
だから家の窓を開けて天体観測するのが私の趣味
だってもしかすると…
あの人が光ってるかもしれないから
お題 星座
今日の星座占いの恋愛運
「告白のチャンス到来。今日は成功する確率が高め」
毎朝、どうせ当たらないと思いつつも恋愛運だけは、
ちゃんと読む。
"今日は" じゃなくて、"いつでも" 成功してほしい、、
なんて欲張りな独り言を言って、
今日も私はあなたに叶わない恋をする。
肌寒さを感じる季節になると、曉に決まって空を見上げるようになる。
ベテルギウス、リゲル。
冬の大三角を形作る欠片を持つオリオン座。
彼から幾度も聞いたその探し方はすっかり脳裏に染み付いている。
暗闇の中見つける三つ星はどんな探し物よりも嬉しくて、決して届くことはないその輝きに決まって手を伸ばす。
ラジオから流れるくぐもった声がオリオン座流星群の到来を告知した。
今年も、君と共に見つけられるだろうか。
【星座】
星座って言えば
星座占いを思い出す
同じ星座の人なんて
地球上にたくさんいるのに
占いの内容に一喜一憂した子供の頃
今思えば懐かしい
いつからあんまり気にしなくなったっけ。って思いながら
空を見上げる
今日は晴れ
キレイな夜空
星座の授業ちゃんと受ければよかったな…って思う夜