『放課後』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
放課後
放課後、教室には私だけ。
日直だったから、残っただけ。
「えっとー、後は、カーテンを閉めるだけか」
ふと、窓の外を覗いた。
綺麗な夕焼けと赤く染まった空
ただそれだけだけど、
『こんなに綺麗な景色なら、日直も悪くないな。』
そう、思った。
放課後は一人でいることが多い。
自分のペースで家に帰る。
帰ったら何をしようかと考える。
他の人が思い浮かべる青春とは違うかもしれない。
でも、これが人生に一度きりの私の青春。
色々な話し声が聞こえる
「一緒帰ろうぜー」「あいつ○○だってーwww」
今日あったことや一緒帰るまでの時間
「やばーい…テスト勉強してない…」
彼の声。頭は良いし態度も悪くは無い。
「明日じゃん!だいじょぶそ?」
「まぁまぁ!行けるっしょ♪」
手を無駄に動かし伝えようとしてる。大丈夫伝わってるよ。
「まぁ家で頑張らんとね〜。」
「そうだねー頑張るわ。」
私は皆が帰ったあと掃除するのがルーティン。
そのために残ってた。
「傘どうしよ!」「え、持って帰んないの?ww」
「まぁいいや!」 「あっそwww」
「じゃあね」「じゃ〜ね〜。」
この挨拶をするのが楽しみ。
「このフロアにいる人今すぐ帰って下さい。」
放送で先生の声が聞こえた。
結局、掃除出来なかったなぁ。
放課後…アウトドアでも、まして外交的でもない僕は、放課後にともだちと遊ぶとか、そういうのはあまりしたことがないのだれけど。
だからといって、放課後が楽しくないわけじゃあないのだ
僕を縛るものから解放されたその自由な時間は、僕にまっしろな羽をくれる。
何をしよう?
本でもいい。勇敢な戦士になって異世界を冒険しよう
映画でもいい。美しい一葉一葉に心を揺さぶられよう
ゲームでもいい。たくさんの人とすれ違おう
思い切って散歩でもいい。坂を下ったら海がある
アイスを食べるのもいい。のら猫はじとっと見つめてくるだろう
何をしよう?
楽しいことはたくさんある。放課後なのだから、時間だってたくさんある。
何をしよう?
まっしろな羽を広げて、僕は放課後を飛んでいった。
放課後
彼に最近避けてるのがバレた…
だって、
彼がキスをしていたのは
学年でも可愛いって有名な子…
彼はよけれなかったと
言っていたが、
私が見てた限り
彼はよけようとする仕草すら
見えなかった…
受け入れていたのだから…
凄く長いキスをしてたのに
よくそんな嘘もつけるんだって…
それを機に私は
彼に別れを告げた…
さよなら…
私の好きな人…
大人になった僕の中で
放課後という言葉は死語になっていったけれど
あの時の解放感は多分、忘れない
囚われの身だった僕らが
遅い午後の空の下へと放たれて
思い思いの方向へ散っていくんだ
早く施錠してしまいたい気持ちと
やっぱりもっと喋っていたい気持ちが
重なって
君が愛おしいって感情になる、
変な僕だ。
「放課後」
放課後
わたしの放課後の風景。
通っていた高校には普通科と音楽科がありました。
放課後は、管楽器やピアノ、
バイオリン、マンドリン、ギター
それに声楽の練習する声が、
校舎のあちこちから聞こえてきます。
わたしは普通科。
普通科の子達の部活動で
ギターを弾いてました。
音楽科の生徒たちは、それぞれ音大目指してました。
放課後の練習は真剣です。
わたしにもそれが伝わってきました。
普通科のわたしにとって、
音楽を極める人達と同じ校舎、
同じ空間にいることはちょっと特別な感じ。
音楽を追求する高揚感のある放課後でした。
放課後のあの音が好きだった
マネージャーがかけてくれる声
水をかく音、クイックターンで壁を蹴る音
メニューを確認し合う同期や後輩たちの声
遠くからたまに聞こえる楽器の音
校庭とかから聞こえる部活の声
時間になると鳴るチャイム
着替えてみんなで階段を降りながら響く笑い声
自律神経系の病気になったとはいえ
自分で選んだ道だから未練がましいのは
あまり良いとは言えないだろうけど
彼処に戻れないのは少し寂しいね
放課後
学校の終わり、帰る道で貴方の背を見てしまう。
会話は出来ないけど、心では、『また明日ね』って言っている。
届く訳ないのに…
私はこの時間が好き
ゆらゆらと揺れるカーテン
遠くから聴こえる運動部の声、吹奏楽部の音
弾むような足音
疲れた足音
色々な人の笑い声
昼間は見えない色々な音や匂いがする
だから、私はこの時間が好き
誰もいなくなった教室の端で息を吐く
大きく吸って、吐いて
まるで、長い間潜水していたかのように
外の色がオレンジ色に変わるまで
かけがえのない時間を刻む
#放課後
放課後、
学校は雪解けを迎える
アルトサックスの音が
空高く舞い上がると、
グラウンドにボールが躍動し、
あちらこちらで
女子の話に花が咲く
下足ロッカーに落ちる手紙の音
それを開ける鼓動
青春と言う名の春の到来
暗くなるまでの短きひととき
それが放課後
題「放課後」
「放課後」
楽しかった。楽しかったんだ。
鬼ごっこ、ごっこ遊び、人形遊び、縄跳び、
隠れんぼ、ボードゲーム、テレビゲーム
友達と一緒に沢山遊んだ。
学校が終われば家に荷物だけ置きに帰って
公園やら友達の家に一直線に遊びに行っていた
毎日毎日、夕飯の時間ギリギリまで遊んだ。
学校は嫌なことで溢れていたけれど
家に帰ってしまえば楽しい時間が待っていた
だから行っていた
友達と遊ぶ時間は夢のようにとても輝いていて
すぐ時間がたってしまうほど夢中だった。
本当に一瞬の出来事のようにすぐ帰りの時間が来て
また明日も、また明日も、が何度も繰り返されて
本当に楽しかった。
でもだんだん色あせていった。
だんだん、光が闇に飲み込まれていくように
学校の時間ばかりが増えて、まるで沢山の悪意が突然私に降りかかったかのようにあの夢のような日々は消えていった。そして1人になった。
学校には好きな人ばかりが居るわけじゃない。
仲のいい子ばかりがいる訳じゃない。
そんなこと分かっていた。
ずっと知っていた。
何もしてなくても嫌われてしまうことだってある。
都合のいいやつだとか、ストレス発散の的になる事もある、暇つぶしのネタにされることも、向こうの理由はよく分からない、でもきっとそういう風に思ってたんだと思う。
ああいう所は良くも悪くも、他の人に同調しやすい。
周りの空気に流されて、どんどんどんどん闇は濃くなるし当然、私に向けられる刃の数も増えていく。
私にはどうしようもできない事問題ばかり増えて
家に帰れるのも日が落ちてから。
あの音楽がなるまで私は学校に縛られたまま、光は遠ざかって行くばかりだった。
あの夢のような時間は本当に一瞬だった。
いや、一瞬に感じられた。
本当に夢のようにキラキラと光って眩いそれをもう一度あの頃のように掴むことは叶わなかった。
学校の下校時間を告げる音楽が鳴る中、1つの影が悲く寂しそうに揺れていた。
「放課後」 10月12日
教室の中はいつも誰かの目があって、目立つのもダメ、目立たなさ過ぎてもダメ。
やっとホッと出来るのは放課後、校門を出たとき。
-放課後-
君から急に告げられた別れ。
何回も連絡したのに、出てくれなくて、、
もう飽きられたのかと思ってた。
でも、最低って思えなかったの。
どんな人に会っても、
君を超える人を見つけられなかった。
そんな中、急に届いた、
君の死の知らせ。
私はね、君と幸せになりたかった。
君とじゃなきゃ、ダメなの。
戻れるのなら、あの日に戻りたい。
「愛してるよ。」
放課後
また明日と言える
平和な世界に
僕達は生まれた
明日が来るのが当たり前の
平和な世界に
これ以上私欲を
利益を求めて
自由にしすぎては行けない
その先にある未来は
また明日なんて言えない
そんな世界になってしまう
もっと未来を見据えて行動を
明日が訪れるかどうかは
今を生きる
僕達次第
チャイムが鳴り響く教室
クラスの皆が競い合うように
教室から出ていくのを眺めて気付く
自分の席から一切動かない君が居た。
HRが終わり、いつものように部活に行こうとする
だけど、今日は部活が休みだ
完全下校時刻の合図なしに校門を抜けるのは少し寂しい
いつもなら部活仲間と愚痴りながら部室に行くのに、今日はお互いに潔くまた明日と言い合う
まだ辺りが明るいうえに空が夕日で赤く染まっていた
今日は時間があるからゲームでもしよっかな
でも、今日は夕焼けが綺麗だからゆっくり遠回りして帰ろう
こんな放課後も悪くない
放課後
あの時あなたはどんな顔をしていたの
窓から射す月明かりが眩しくて
あなたの表情がわからなかった。
好きの思いが溢れそうで
でも言えなくて
あの時思いを伝えていたら
私達はなにかが始まっていたのかな
あの時君はなんて顔をしていたの
月明かりが照らす思い詰めた表情で
引き寄せたくなりそうで
でも手をのばせなくて
あの時思いを伝えていたら
僕達はなにかが始まっていたのかな
あの放課後はきっとずっと忘れない
今は別な人が隣にいても
あの溢れだしそうな感情は
あの時の
私の
僕の
精一杯の恋だった
かなで
毎日あなたの後ろ姿をながめていた。
一緒に帰ろ!
そんな言葉を待っていたのかな。