『愛情』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
君に憧れなどもうない。駄目なところも、それはどうなんだよと言いたくなるところもあるのだが。
君はもう美しい景色の中の一人ではなく、隣にいる人だからついつい許してしまう。あ、今日は普通に怒るからね。
【愛情】
愛情
愛情をもって接してきた
あなただけは大切だからと、かけがえがないからと、それでも消えていく。
時々思う 僕の愛情は間違っているんじゃないかと
きっとそうだ間違った愛を学んでそれを与えてきたから今こんなにも惨めなのだ
周りが楽しそうで嫉妬する 嫉妬は憎しみに変わる 憎しみは殺意に変わる みんなみんな大嫌いだ
何故こんなにも嫌いな人たちの前で笑い続けなきゃいけない。誰に対する愛情をもう枯れ果てた
腐りきって過去にすがるような気色の悪い愛情だけが心に残った
その相手はもう何をしてるのかすらわからない
でも愛情を向けてくれないあなたが悪いから
これ以上失望させないでほしい
きっと殺す 必ず殺す
あなたが昔のように温かく接してくれないから愛情を向けてくれないから全部あなたが悪いんだ
俺は悪くない全部あなたが悪い
周りが悪い
間違っちゃいない
間違ってても振り返りたくない
今日も愛情を悲しみに悲しみを嫉妬に嫉妬を怒りに怒りを殺意に
苦しいな本当に苦しいな
『私の気持ち』
そばにいるだけでよかったのに
叶わないことわかっていたから
ずっと隠していたのに
#愛情
愛情
私は、愛情にも種類がたくさんあると思う。
親からの子への愛情 子から親への愛情 恋人への愛情等 挙げていったらきりがない位には種類がたくさんあるのだと思っている。
私自身、他の人に愛情を示せるかと言えば正直な所示す事は出来ないと思う。愛情はたくさん貰ったけど、心の何処かで冷めきっている自分がいるのは自覚している。家族への情はあるけど、それでも全力での愛は示せないと思う。
いつか、そんな私にも全力で愛情を捧げる事が出来る日が来たのならそれはきっと今まで貰ってきた愛情を思いだし、幸福な日々となって欲しいと思う。
愛が溢れる家庭を築いていきたいです。
今日、寿退社した同僚が、皆への挨拶の場でそんなことを言っていた。
愛が溢れる家庭、というのは何だろう。
そもそも、愛ってどういうものなのか。
ふだん考えることもしなかった視点で、私の脳内はいっぱいになった。
そんなことを尋ねられるような友人もいないので、疑問を抱えたまま仕事を終わらせ、帰路に着く。
下校・退勤ラッシュで満員の電車。降りたホームから見える満天の星。星座や天体のことは詳しく知らないけれど、人混みに押しつぶされて疲弊しきった心が澄んでいく気がするので、晴れた夜空は好きだ。
途中のコンビニで、小パックの牛乳とわかめおにぎりを買いつつ、ちょっと足を休めて。
十分も歩けば、真っ暗な我が家に帰ってくる。
電気を付けて、ガスストーブを付けて、冷えきった部屋ごと心身を温める。
しばらく床に大の字で寝っ転がった後、おもむろに起き上がり、買ってきた夕食を口にする。冷めていようが、少なかろうが、疲労で縮んだ胃にはちょうどいい幸福感を味わえる。
ひとり用の古い冷蔵庫から、おととい買った缶チューハイと、おやつカルパスを取り出したところで、スマホがカバンの中からバイブレーションを鳴らし、アピールしてきた。
画面を開けば、幼なじみの名前。
もしもし、と聞き慣れた低い声がした。カルパスを齧りながら返せば、ちゃんと喋れと呆れ笑いが聞こえてくる。
ふたつ年下の幼なじみ。小学校、中学校と何だかんだ一緒に登校して、高校で離れてからも何だかんだ連絡を取り合って。腐れ縁みたいなものだが、貴重な縁だ。
他愛もない話を二、三ほど交わした後、ふと思い出して疑問をぶつける。
愛って何だと思う?
いきなり何だ、哲学かと茶化して笑う友人に、つられて苦笑いを零す。いかにも自分らしくない言葉だ。
何でもいいから、思ったことを言ってみろと催促すれば、友人はおそらく何かを食べながら逡巡する。
しばらく経って、缶チューハイをプシュッと開けたところで何かが鼓膜を震わせた。
安心、みたいな。
そう言った。恋愛っていうよりは、家族愛のようなイメージがあるのだと。
家族愛、という言葉を何とはなしに繰り返す。
俺らには縁のなかった話だな、なんて友人も言う。
自虐的な笑いは、空気になって消えていく。この雰囲気は、あんまり好きじゃない。
でも、友人の言うとおりなのかもしれない。施設育ちの人間に、家族愛は理解できないのだろうか。
少なくとも、私はよくわからない。
だから引っかかったのか、と妙に納得する。
愛が溢れる家庭を築きたい。その言葉に、共感も何も湧かないから疑問に思ったのか。
真っ赤な他人じゃなくて、見知った同僚の言葉だったから、いつも聞き流す謳い文句が髪を引っ張ったのか。
そんなことをぐるぐると考えていると、液晶板の向こうから、さっきも聞いた泡の弾ける音がした。
飲むのかと聞けば、否応なしに乾杯と返されたので、無視してカルパスを齧ってやった。
友人は酒に弱い。すぐ皮膚が赤くなるし、寝落ちてしまうことも多い。介抱を任された日から、一緒に居酒屋に行くのはきっぱり辞めた。面倒だから。
酒に弱いくせに、彼は酒が好きだ。
仕方がない、寝たら起こしてやろうと思いつつ、自分も缶チューハイをひと口喉に流す。
風が時おり、窓の冊子を鳴かせて。
馬鹿みたいな無駄話を延々と交わしながら、ふたりして電話越しに飲む夜。
育った場所も、辿った道もあまり変わらない彼とは、まあ家族みたいなものなのかもしれない。
だからこそ、こうしてまったく気を遣わずに過ごすことができるのだ。
時計が日付を変える頃、鼻が詰まったような寝いびきが聞こえてきたので、スマホを叩いて起こす。
風邪をひくから布団に入れと叱れば、母親みたいだなと呂律の回らない舌で弄られた。畜生、誰が母親だこの野郎。願い下げだわ、お前みたいな体たらく。
軽口を叩きあって、完全に寝落ちた音を確認して電話をぷつりと切れば、途端に静寂が不安を煽った。
「あ、そっか」
呟く。私だけの声は、星空に吸いこまれる。
愛とは、安心のことなら。
この時間もまた、愛と呼べるのかもしれない。
なんて、きっと私は今酔っているのだろう。
同僚の退社祝いを早く買わなきゃな、なんてことを考えながら、私は冷えきった布団に身を埋め、アラームをかけるのも忘れて目を閉じた。
愛情
自分を産んでくれた両親
同じ時を生きた兄弟
最愛の妻
そして子供
その状況を培った先代達
あぁ
血縁という素晴らしい縁で結ばれた人々に愛情を抱かずにいられない
恋愛から愛情へ、そして情愛へと
そんなゆるやかな関係
穏やかで、陽だまりのなかでぬくぬく
育てていける愛
手ざわりのいい、ふんわりとした愛
温かな手で包み込む、まろやかな愛
でも
いつもほんの少しだけ
こころが寂しがってしまう
冬が始まる。
©️紫翠
俺の名はジョー、かつての恋人アイを探して、放浪の旅をする男だ。
アイとは仲良く暮らしていたが、些細なすれ違いから、喧嘩になり出ていかれちまった。
いなくなってから彼女の大切さに気づいた俺は、後を追って旅に出たわけだ。
旅に出て気づいたが、彼女は俺が後を追ってくるのを見越したかのように、足跡を残している。
もしかしたら、彼女も俺が追いつくのを待っているんじゃないかと思ってしまう。
そうだと良いのだが・・
いずれにしても、彼女にもう一度会い、謝ったうえで、その気持ちを確かめたい。
なんなら、また一緒にやり直したい。
だが、情に脆い俺は、もう少しで彼女に追いつきそうなところで、人助けやらなんやらしてしまい、結局追いつけない。
アイ(愛)を追いかけるジョー(情)
これも一つの愛情の形と言えるのかもしれない。
2024/11/28 (0:22)【愛情】
愛情、それはたぶん一番答えが見つからないもの。
形にすることもできないし、量で推し測ることもできない。
けど、貴方が今ふと思い浮かべた人が笑顔だったら、
きっとそれを愛情と言うのだろう。
愚痴ったら負けだ。
悪口もダメ。
負けないぞ。
楽しく行こう。
みんな、自分のために
愛情
何処にある?
いつも重い荷物を持ってくれること。
心の重荷を一緒に分け合えた事。
疲れていてもずっと運転してくれた事。仕事帰りちょっとしたお菓子をいつも買って来てくれること。
困ったときは必ず助けてくれる事。
虫が出たらどんな時でも退治してくれる事。
悩みやぐちも夜中でもいつでも聞いてくれる。
お願いすれば大抵は叶えてくれる。
行きたい所、行きたいお店、欲しい物、いつも私の希望を優先してくれる。自分が食べれなくても、私達に優先して食べさせてくれる。
考える事は自分より私達のこと。
妻と子供が自分の全て、お父さん…
お父さん、あなたは愛情のかたまりです。
友人に勧められて「Pikmin Bloom」というお散歩アプリを最近やり始めた。
まだコツを掴めていないので、多分非効率なことを色々やっているのだろうと思う。
Googleマップとはまるで違う風景が広がるアプリ内の地図は、一面お花畑と大きな花が林立していて、知っているはずの場所なのに、どこがどこだかさっぱりわからなくなる。そんな花だらけの画面上をちょこまかするピクミンたち。
数日プレイしている間に、何となくかわいいと思えてきた。贔屓目のピクミンも発生してきたので、そのうち愛情も覚えるかもしれない。
とりあえず毎日5000歩以上歩くモチベーションとしてもってこいのアプリなので、しばらく続けてみようと思う。
【11/27お題:愛情】
玲人(れいと)はソファに座って、今日買ったものの箱を開けていた。そこに丁度通りかかった葉瀬(ようせ)は背後から覗き込んで話しかける。
「何それ?」
「駅前にあるお菓子の店で買った」
箱の中には6つの、それぞれの形をしたチョコレートが入っていた。
「美味しそう。いいな~」
「1個あげる。どれがいい?」
「いいの?...じゃあこの六角形のやつ」
「ん、口開けて」
葉瀬は言われた通り口を開ける。玲人がチョコレートを摘み、その開いた口に放り込んだ。
「ぁ......ん、まっ」
葉瀬は口を押さえて目をキラキラとさせる。
「え、これどこで買ったの?」
「内緒」
「えー、じゃあ私の分も買ってきてよ。お金渡すからさ」
「気が向いたらね」
「えー!お願い!」
葉瀬は手を合わせて、ね?と首を傾げる。玲人は笑って、やれやれとその頬をむにむにと摘まむ。
「可愛い彼女のお願いなら仕方ないなぁ」
「ふふん、やったね。ありがと」
玲人は頬を摘まむのを止め、わしわしと頭を撫でる。
「わ、ちょ、髪がっ」
やめろぉ~...と言いながら手は頭の横にあり、玲人の手を掴む気はなさそうだった。
「...葉瀬口開けて」
「んぇ」
髪が乱れた葉瀬は訳も判らないまま口を開く。その口に再びチョコレートを放り込んだ。
「ん、ん」
「美味しい?」
葉瀬は手で口を押さえてコクコクと頷く。玲人はそんな葉瀬を見て頬を緩める。
玲人はあと何個口に入れられるかな、と昔の彼女を思い出しながらチョコレートを摘まむのだった。
お題 「愛情」
出演 玲人 葉瀬
愛情
愛…よく、見聞きする言葉だけれど…幾ら考えても、判らない…不定形で、重さも、匂いも、摑みどころも無いから…
あなたを、好き、って云う気持は、自覚しているけれど、それが、愛なのか、自分でも、判らない…言葉では、何度か、伝えたけれど、でも、それが何なのか…
愛は、迚もいいものだと云うのは、何となく理解している、のに、其れがどんな感情なのか…
自分に嘘ついてでもあなたの隣にいるのが愛なら
自分を騙してでもあなたのただの後輩でいるのが愛なら
0時になった今、魔法は解けたのよ
ーだってこれは恋だもの
目にはみえないけど、僕は
確かにあなたを 愛してる。
いつも、どうしたら笑ってくれるか、
どうしたら、一緒に長くいられるか
ほんのつまらない時間さえ、
もったいなくて。
注いでもらえる愛よりも、
注いであげられる人に、僕はなりたい。
あー、
明日は嫌なことばっかり!
私の楽しみってなんだろう。
最近やりたくない事しかなくて
楽しみがひとつも無いような気がする。
別にセンスなくていいし、
涙が零れてもラーメンは美味しいし、
何かに愛情を注げたら
何かが変わるんだろうけど、
それは私が
求めてるものじゃない気がするし。
曇ってた空が晴れても
晴れないものはここにあるし、
転んじまえ!って思う人は沢山いる。
クソみたいな日々だけど
大切なもの。
来世は生き物にすら
なれないかもしれないからね。
それでも嫌なものは嫌!
明日は絶対布団から出ませんわ。
もう知りませわ。
朝寒いのに起きなきゃいけなくて、
早い時間に出なきゃいけなくて、
小走りで行っても間に合わなくて、
終わるの遅かったのは仕方ないことなのに
遅刻だのなんだの言われて、
これがあと2日あるとか
無理なんだが!?
くそぉー。
こういう時に聴くのが
「メンヘラじゃないもん!」
なんだよなぁ。
なんだかんだ言って嫌なこと沢山な時は
これが一番。
ほんとログインボーナス出るようにして欲しいわ
この世界。
まあやらなきゃいけないことあるし、
明日私頑張るんで
ログインボーナス考えといて欲しいっすわ。
よし、
私の大好きな漫画の一言で
締めくくろうかな。
それではみなさん
"Good Midnight!"
作品No.241【2024/11/27 テーマ:愛情】
愛情って何だ?
無償だとかいうけど
本当にそうか?
見返りを求めてはいないか?
それ以前に
無尽蔵に湧くものでもないだろう
すきなモノに飽きては
また別のモノをすきになる
そういうモノを
〝愛情〟と呼んでいいのだろうか?
愛情とは、自分の幸せよりも相手の幸せを願い、それを自分の幸せだと思えること
そんなことが思える人間はこの世にどのくらいいるのだろう
「んあ?お熱っスか?」
こんな勢いの塊みたいな人でも病気とかするんすねー…と、つい口から心の声がポロリしたのを聞き逃さなかったらしい、ご本人からお前失礼だなとぼやきをいただいてしまった。
「まぁ微熱だよ、心配ねえって」
うっしやるかーと告げる見慣れた彼の分け身はいつも通りに作業を開始するが、どことなく精彩に欠ける印象だ。
VRでどうやってそんなん分かるんだと言われたら確かにそうなのだが、なんというか、あの生命力の塊のようないつもの圧が感じられないのだ。
「あの、やっぱり今日はやめときませんか?」
ああでもないこうでもないとカメラをセットする背中に向け、小さく声をかける。
「でもなかなか時間合わねえし…今日ようやくスケジュール合っただろ?」
「そうですけど、やっぱ無理は良くないっすよ。自分はいつでも合わせられますから、また今度にしましょう?」
くるりとこちらへ振り向く彼の足元に立ち、
軽く見上げるようにして続ける。
「……最近ずっと忙しそうでしたし、きっと少し止まらんかいって言ってくれてるんすよ誰かが、多分」
脳内ではいや誰よ?がこだましていたが、とりあえず思考の端に寄せた。ちょっと声に笑いが滲んでしまったのはご愛嬌だ。
「誰だよそれ」とつられたように声に笑いを含ませる彼は、自然とこちらの目線に合わせるように屈んでこちらを見つめていた。
「でもさぁ」
「ダメですよ」
言い募る声に諭す声を重ねると、一度は怯んだように口を噤んだものの、でも、とまだ諦めずに口の中で転がすように言い淀んでいる。
彼の中で言葉が見つかるまで、根気強く続きを待つ。
じいっと見上げていると、頭上から衝撃が降ってきた。
……久しぶりに会えたのに
………いや不意打ち…!
いやそうじゃないあの傍若無人を絵に描いたような人が弱ってる…!?そして会えなかったっていってもそれ1週間くらい…!
衝撃と混乱とツッコミで俄かに忙しなくなった脳内で、これ本人申告よりも病状深刻なのでは…?と疑いがやや深まってしまった。
やっぱり熱で少し心細くなってるんだろうか。
いつもピカピカの王様みたいなこの人が。
はぁー…珍しいもの見た気がする…と
少し落ち着かない気持ちのまま、じゃあ、と提案してみる。
「じゃあ、VR(ここ)でよければ一緒にいましょうか?」と。寝付くまで。
んー…じゃあ寝る。
俺VR睡眠初だわー…と独り言のように呟いて、
ベッド行く、ちょい待ってー…と言い残しすんなりと寝る態勢を整え始める彼の写し身。
いいんだ…?とちょっとよくわからないけどよかったらしい彼が、いそいそと自分の寝床を整えているらしき様を、頭上にハテナを飛ばしながらなんとなく見守る。
まあよかったならいいか…?とこちらもわからないままにふんわりとした思考の着地を行った。
彼が寝床に収まったらたわいのない話をして、布団をポスポスしてあげようかなとふと思った。
いつも全力疾走な彼に、少しの休息が訪れるように。撫でる手の温度はきっと伝わらないのだけれど、せめて少しのいたわりが触感として伝わるといい。
あちこちで太鼓判を押されている、才能ある彼のV感なら、少しは拾い上げてくれるかもしれないし。
『微熱』
/元気になったら、また遊びましょう
/(あの夏から今までずっと楽しそうでかわいい)