『愛を叫ぶ。』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
好きな人に対して、心臓が跳ねる時。
あれは、心臓が「好きだ」って叫んでるんだと思うんだ。
ってことで、オレの心臓の音、聞いてみ?
結構早いっしょ。
今ね、めっちゃ叫んでる。オレの心臓。
そんだけお前のこと好きってこと。
「…それが君の告白?」
「……うん」
「独特な感性だね。しかも君、いきなりこういうことするんだ」
「…ごめん、それは、文脈的に、」
「そういうの、嫌いじゃない」
「!!じゃあ付き合っ」
「それは考えさせて」
「…」
【愛を叫ぶ。】
今まで通りに生きているだけじゃ知り得なかった感情を、叫びたいと思った。
ここで君に伝えるだけじゃ足りない。天まで届くように。ついでに世界中の人に知ってもらうんだ。
こんな馬鹿なこと言ってたら君は呆れるだろうけどね。
それでも僕は伝えたい。
仕事を蔑ろにすることが無いのに僕を優先してくれることとか、相槌を打って話を聞いてくれることとか…
挙げればキリがないが、おそらく君は気が付いていないから。
君がしてくれるちょっとしたことは、僕を救ってくれていたってこと。
それを、恥ずかしいからって伝えそびれた。
だから、もう遅いけど、今伝える。
聞こえるかな、
息を吸って、ありったけの声で、叫ぶ。
「今までありがとう!大好きだよ!」
願わくば、ずっと一緒に居たかったな。
[愛を叫ぶ。]
愛を叫ぶ。
なんて恥ずかしくてできそうにない
そもそも誰に向かって叫ぶのか
人相手なら
叫ばなくても聞こえるように伝えればいい
愛を伝える方法はたくさんあるはず
でも
たとえば深い深い穴があったとして
まわりに誰もいなかったら
叫んでみたいな
地球に愛を!
創作 「愛を叫ぶ。」
俺は原稿用紙を前に頭を抱えていた。国語の課題として出たのは俺が苦手とする小論文である。しかもテーマは「公共の場での愛情表現の是非」ときた。
捉え方によっては小説になりそうなテーマだが、これは小論文。情景描写も比喩も台詞も使えない。倒置法や体現止めといった技法も封じられる。
正しく自分の意見を主張するための文章である小論文は俺が持ちうる執筆スキルをことごとく奪っていく。俺はほぼ丸腰で原稿用紙と向き合っていた。
「ああ、小説書きてぇ……」
恋慕にも似た衝動を抑え、なんとか目標の800字を書き終える。時計を見ると書き始めてから数時間が経っていた。やっぱり俺には小説が合っている。俺は心の中で小説への愛を叫ぶ。
(終)
愛を叫ぶ、心の中で
何度も、何度も叫ぶ
部屋の隅にホコリのように溜まっていく
どれだけ叫んでも届くことはない
だけれども、留めておくには重たすぎる
だから吐き出す
心の中の防音室で
今日も独り、何度も君への愛を叫ぶ。
何度も、何度も
何度も何度も何度も何度も
数え切れないくらいの君への愛を叫ぶ
好きの2文字で埋め尽くされた防音室
いつの間にか息ができないくらいに溜まっていた言葉のホコリたち
苦しくて、苦しくて
「…好きだよ」
思わず溢れた涙と言葉
それでも君には、届かない
愛を叫ぶ…(゜゜)…世界の中心で?
困った…。
…。
それぞれのキャラに聞いてみよう。
────────────────────────
屋上にて。
「愛を叫ぶ?叫んでどーすんだ?」
学生服を着た青年は、意味がわからないと顔を顰めている。
「さあ?叫べば通じるとでも思ってるのかしらね」
青年の隣にいる学生服姿の少女は、表情も変えずに淡々とした口調で言った。
「人のこと言えねぇけど、お前って相変わらず冷めてるな」
「そうかしら?」
眼鏡の奥にある瞳は氷のように冷たい。
童話の金のガチョウで笑わない姫というのが居たが、その姫の目より絶対、目の前の彼女の方が冷めているという謎の自信がある。
「誰かがお前に愛を叫んだところで、お前には通じないんだな」
「五月蝿いから黙れとは言うわよ」
「怖っ」
────────────────────────
研究所にて。
「愛を叫ぶ?何だろう。こう言うとおじさんくさいけど、青春だね」
研究所の主は、のほほんと言った。
「青春ですねえ」
返事をする助手も、のほほんとしている。
「君は、好きな人に愛を叫ばれたいとか思わないの?」
「叫ばれるより、囁かれたいですね。うるさいのはちょっと…」
恋愛モノでありがちなシチュエーションなので、女性は好むものと思っていたが、違う人もいるようだ。
「なるほどね。これって、言ってる本人は気持ちが盛り上がっちゃってるだろうけど、受け止める側が冷静だとすれ違いそうだよね」
諸刃の剣だ。と研究所の主は苦笑しながら呟いた。
君が好きだ
どうしようもないくらい好きだ
どれだけ呼んだって
どれだけ叫んだって
もう君には届かないんだろう
でも、
それでも、
僕は今日も愛を伝える。
『愛を叫ぶ』
君を想う自分の気持ちが強すぎて、自分の発する一言一言が、。
君に引かれてはいないかと時に心配になるけれど、
この暖かい気持ち、ずっと持ち続けてたい、大切にしたい
いつもありがとう
愛してますは照れくさいから大好きで、w
愛を叫ぶ。
愛だの恋だの、オレにとってはなんだかむず痒い。
下手すれば寒気すらする。
高校生になったオレは、自分で言うのもなんだがモテる。
悪くないという自覚もあるが、だからと言って「付き合う」という自分が想像できない。
女友達は多い方だ。
そういう付き合いの方がいい。
まぁ、中学からの知り合いで、おそらくオレに惚れている奴がいるのは分かっているけど、今はそういう関係は……
と、ちらっとそいつの顔を見る。
まーた、男にチヤホヤされている自分にまんざらでも無い顔をしている。
やめとけ、やめとけ。
美人の類は入るとは思うが、かなりのじゃじゃ馬だぞ。
と心の中で思う。
その中に少しだけある、何か苛立つ気持ちがあることも自覚しているが、見て見ぬふりをする。
そいつがオレの目線に気が付いたのか、オレの顔を見て「あっかんべー」をしてきた。
ああいう顔が見られるのも特権だと思うと、心の中の苛立ちが少し引いた。
オレが愛を叫ぶ日は、まだまだ遠い。
「愛を叫ぶ。」
「愛を叫ぶ。」っと
よーやく小説書けたぁ
でもなぁ……ちょっとあそこの文章
おかしくなかったかな
うーん……
コンクールにだしても恥ずかしいことは無いけど
これからの僕の夢に1歩踏みだす
大切な小説だから
結果ももちろん大切
大変な事なんて百も承知
でも人間って好奇心には勝てない生き物
いつか君の事も書きたいなぁ
見守ってくれてると信じて
僕は前に進むよ
『愛を叫ぶ。』
叫ぶほど、枯れるくらいの涙が出るほど
誰かを愛してみたい。
求めるのではなく与えたい。
愛する喜びを感じたい。
愛される前に愛してみたい。
そんな勇気が欲しい。
愛を叫ぶ。
例え声が出なくなっても、
君に聞こえるまで....。
愛を叫ぶ。
愛を叫ぶ。
暗闇の中で。
私の恋人は”ヤミノカミ”。
たまに癇癪のようなものを起こすと、辺りが暗闇に包まれる。怖い。
でも、落ち着いて、落ち着きを装って、宥める。
そして、”アイシテル”というと必ず収まるのだ。
私は、ヤミノカミの癇癪が収まり、闇が晴れると、いつも怖くて泣いてしまう。
正気に戻ったヤミノカミは私を抱きしめ、頭を撫でて、謝るのだ。それが習慣となっている。
どうして否定する。
この世界で要らない人間は居ないなんて陳腐なセリフを吐くつもりはない。
お前が否定をするな。俺の気持ちまで踏みにじるな。
嫌になる。うんざりするぐらい言い続けてやる。
最後まで付き合うから全部くれって言ってるんだよ。
愛の形は人それぞれ
何度も踏みつけられても 罵られても 言葉にできなくても
変わらぬ想いを叫べる私でありたい
愛しさで猛り狂った絶叫をまぁるくまぁるくしてきみを呼ぶ
題-愛を叫ぶ。
泣かぬ蛍が身を焦がす
愛を囁くことも許されない身の上の
その軀の 1番空疎な場所で
ダイヤモンドの虹色の煌めきにも似た愛が木霊する
お題:愛を叫ぶ。
懐かしい風景。
「ふぅ…久しぶりに来たなぁ!小学生ぶりぐらいかな?めっちゃ懐かしいな!」
俺は小学生で転校してから一回も来なかった地元に大人になって久しぶりに来た。
「そういえば…、あの人も見なくなったな。」
小学生の頃に沢山一緒に遊んでたお兄さんもあの日から見なくなった。
何か…懐かしいんだけど、何か物足りない。
「やっぱりあの人が居ないとこんなにも物足りなくなっちゃうんだなぁ…。」
俺がそんな事を呟いていると、不意に肩をトントンと叩かれた。
「…久しぶりだね。元気、してた?」
俺は思わず目を見開いてしまったんだ。
そうだ、この景色だ。
この景色こそが俺の懐かしい地元なんだって。
「なんで俺の事わかったの…?」
「何でって、そんなのあんなに小さかった頃から見てたんだからわかるに決まってんでしょ?(笑)
大人になったね。」
愛ってなんだろう
わかんないから
愛を叫ぼう。
いつかみつかるかな
愛を叫ぶ。『ありがとう!!!!!』
優