『愛と平和』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
愛と平和
あなたを 待つ 風は凪ぎ
降り止む 雨は つんざく 音を立て
それでも 君を 包んだ 愛は 今でも
胸の 中 染み込んだ 闇色を 背負って
それでも 夜の 中 見つけた 光は 何色?
ビイドロに 写った 世界の 果てて
貴方は 何を 見たのだろう?
吸い込んで 消えて行った 煙みたいに
立ち上っては 歪む きりのように
向こう側 見えなくて
先が 見えない 森の中に 怯えて
それでも 愛や 平和が この世を 救うならば
偽善や 詭弁や 毅然よりも
優しく 包む 雨降りの 街明から
仄かに 見える 光 目指して
僕らの 体温が 薄れて 行く前に
僕らの 情熱が 霞んで 行く前に
あなたを 探して 歩いた 道は まだ 途中
手のひら 伝わる 熱く 燃える かけらが
まだ 残るから
どんなとき 燃え上がる
どんなとき 燃え尽きる
まだ 旅の 途中
愛があるから平和になる。
平和だから愛が生まれる。
私は後者だ。
愛はこの世で1番あたたかく、そして切ないもの。
だから愛があるだけで、幸せとは限らない。
だからといって、愛を否定する訳ではない。
愛のカタチは人それぞれ。
周りから見たら普通じゃない愛も、本人にとっては愛。
愛と平和は一見同じもののように感じるが、実は相反するものなのかもしれない。
最初に言った2つのこと。
あなたがどう捉えるかは私にはわかりません。
誰かを愛せば平和がやってくるのでしょうか?
ここはマグルス王国。
目が青いことが当たり前のことであり、青くない者は人ではなく兵器として使われる。
私は目が生まれつき青かった。だから美味しいご飯とふかふかのベット何もかもが不自由ではなかった。
私がこの国の本当の姿を見たのは、12歳の頃だ。
母に連れられ足を運んだのは父が働く軍隊だった。
その光景は今でも脳裏に焼き付いている。
自分と年齢が変わらない少年少女。目が青くない少年少女。
戦車に乗る少年少女。
メディアでは戦争の話題なんてやってないのに、血まみれになって帰ってくる少年少女。粉粉になった戦車だったもの。
それを平然とみている両親。
あぁこの国は狂っている。
4年後
私は父のいる軍隊に入った。
『今日からこちらの部隊に配属されました。よろしくお願いします。』
入ったと言っても私は所詮女。だから書類作業しか出来ない。
配属から、1年。私は目が青くない者達の管理を任された。
『これからよろしくお願いします。』
彼たち、12人は目を真ん丸くして驚いていた。
朝、朝食を出した。そしたら彼ら10人は驚いた。
部屋の掃除をした。そうしたら彼ら9人は驚いた。
みんな優しかった。もう戦場なんかに言っちゃダメだ。
一緒にトランプしようと言ったら。彼ら5人は驚いた。
一緒に寝ようと言ったら。彼ら4人は驚いた。
あなた達の夢は何?と聞いたら。彼ら2人は驚いた。
ねぇ行かないで。戦場に行かないで。置いていかないで。
彼は戦場にいった。もうやめてあなただけは、あなただけは
どうか逝かないで。
君たちにもう一度問う。
誰かを愛せば平和がやってくるのでしょうか?
私は12人を愛していた。彼を心の底から愛していた。
でも戦争は終わらない。彼も返ってこなくなった。
きっと愛と平和は、一緒に欲張るものなんかじゃなかったんだ。きっとこの世界は、愛と平和じゃなくて平和と愛なんだ。
愛があるから平和じゃなくて。平和だから愛が生まれるんだ。
そう言って彼の墓に1輪の花を置く。
新流星と願い事/愛と平和
「永遠の愛と永遠の平和がもたらされますように」と流星に願ってみたら、「二つはちょっと、むずかしいです、どちらか一つにしてください」と夜空から声が降ってきた。
「じゃあ、平和で」と付け加えて願うと、今度は「あんまり、大きい平和は、むずかしくて……」と弱々しい声が降ってきた。
「君、もしかして新人……じゃない、新星なの?」
「ええそうです、すみません。まさか初めて受けた願い事がこんなに壮大なものとは思っていなくて」
流星はバツが悪そうにぽそぽそと言葉を紡いだ。哀れな流星。私が帰宅中「流れ星見れたから適当に何か願っとくか」とノリで願ったばっかりに。
「小さな平和ならいいのかな」
「そうですね、小さな平和……小さな平和、って、なんですかね、生まれたばかりなので、その、調べないと分からなくて」
うー、と唸る流星。新星は願い事の内容が分からなかった場合、「一旦持ち帰ります」が出来るのか……。唸る流星の声を聞きながら、私にとっての「小さな平和」を考える。生まれたばかりの流星にも叶えられるような規模の、小さな平和。
「思いついたよ」
「わあ、ありがとうございます。すみません、では、改めてお願いします」
流星はホッとした様子で私の願い事を待っている。
「……なるべく、定時で帰れますように」
どんなに「ご都合主義」と言われようとも、私の最期はハッピーエンドで終わりたいのです。
皆さんと共に、それを迎えたいのです。
いっそ嘘と信じたいほど凄惨な現実も、まるで理想ごと飛び越えるくらい出来すぎた展開も。
どれもが他人事ではなく、等しく時に巡り巡ってくるものだとお聞きしました。
あなたは以前「それは叶わないよ」と、一言だけおっしゃったではないですか。
であればこそ、私は強く思うのです。
夢のような幸せを、あたたかな気持ちを詰め合わせたその時間を。
自由な心が描くまま、抱くまま、願いを歌に込めても良いでしょう?
【愛と平和】
愛と平和
愛があっても、それだけでは平和は叶わない
愛と平和
それは虚に塗りたくられたまやかしに似た何か
愛と平和
これは今この世界でいちばん大切なものでは無いだろうか?
戦争、差別、いじめ、虐待、たくさんのことが社会問題にまでなっているこの時代、私たちがこれから考えていかなくては行けない課題。
これらのことがなくなって、世界中の全ての人が平等に愛と平和を手にできる未来を、私はこれからも望んでいる。また、実現できるよう、少しでも力になれるように頑張っていきたい。
愛と平和
「大丈夫か」
ふと目を覚ますと、ベッドで休んでいる私にあの人が声をかける。
「だいぶ平気になったわ」
「よかった」
あの人が胸をなでおろしたのがよく分かる。
「あら、目が覚めましたか?」
看護師さんが私が目を覚ましたのに気がついて話しかけた。
「はいすっかり」
にこりと微笑み答える。
「なら赤ちゃんと少し会いますか?」
「ええ、できるのなら」
私は今、病院に入院している。出産のためだ。無事赤ちゃんを産めた私は、それに安心してそのまま気絶してしまった。そして今さっき目が覚めたのだ。
「ほら、赤ちゃんですよ」
看護師さんが赤ちゃんを連れてきてくれた。温かくてほんのりしっとりしている。新たな命が動いているのを認識してなんとも言えない感慨が湧いてくる。
「女の子でしたよね。お名前、もう決まってるんですか?」
「ええ」
あの人と目を合わせて笑う。たくさん考えて決めたこの名前をこの子に。
「あいな。愛和です」
愛と平和をこの子に。
「ヒーローになりたかった悪役」
子供の頃にテレビで見たヒーロー。
俺もそれに憧れていたし、なれると信じていた。
だけど、いくら頑張ってもジャンプしただけで屋根の上へ飛び移ることはできない。
あの頃テレビで見たヒーローは作り物で、大きくなるにつれてそれを知る。
それが大人になるということ。
でも、どこかでずっと憧れ続けていた。
いつかヒーローになりたいって。
そんな俺は今、ヒーローショーで、悪役をやっている。
悪役あってこそのヒーローもの。
俺はこの仕事に誇りを持っている。まぁ、世間的にはバイトってやつなんだが。
今日もまた、ちいさなおともだちや大きなお友達の前で闘う。
ひとりでも多くの人に世界中の愛と平和を守るヒーローを目指してほしいと願いながら。
────愛と平和
愛と平和
この世の中は、あなたの愛で溢れている…唐突に云われて、吃驚している…
云われた本人も恥ずかしいけれど、云った本人は恥ずかしく…無いらしい…真っ直ぐな眼差しで、こちらを見ている…その瞳から、視線を逸らせ無くて、何故だか、君が好きだ、ってついぞ告白して仕舞った…するとあなたは、真っ赤になり乍ら、言質取りました、と嬉しそうに笑い乍ら…
愛と平和を掲げて戦う正義の味方。
その手段はだいたい暴力。
愛と平和の為に戦う〇〇仮面に、父親であるモブ戦闘員Aを殺されたB少年は、秘密結社の託児所でそれを聞かされて〇〇仮面への憎悪を募らせていくのだろう。
あぁ、なんだ。
これって、現実の戦争と一緒だ。
END
「愛と平和」
あいとへいわ
いとへいわあ
とへいわあい
へいわあいと
いわあいとへ
わあいとへい
愛と平和……言葉遊びも全く浮かばず
ふたつとも大事なのは分かる
愛と平和
(本稿を下書きとして保管)
2024.3.10 藍
愛と平和なんて幻想だと世の中を斜めに見ていた時は思っていた。今は斜に構えていない訳では無いけど割と分別が着くようになったと思う。思いたい。
愛が大事だとか平和が大事と謳われるけど実現するのは難しい。実際のところ、世界平和なんて夢のまた夢で世界平和が実現しないのは愛が足りないなんてとこだろう。
結局、人は無関心でいられたら平和は成り立つし関心がある人達だけでよろしくやってくれたら愛が成り立つんじゃないだろうか?
斜に構えてみた自論でしかないし、それが正解だとは思わないけどあぶれ者をいかに無視するかというのが大事だと思うんだ。もしくは建前の愛を与えること。
平和とか愛とかっていかに人が優しくなれるかとひと匙のずるさを上手く注げるかだと思うんだよ。
愛と平和
平和ため
そう願いし
我が歩み
血に塗れども
吾妻となら
「愛しきキミが居てくれたなら、それでいい」
愛を与えてくれた愛しきキミがいればわたしは
弟橘媛との旅路で教わったヤマトタケル
(Fateサムライレムナント)
※ヤマトタケル異傳にて題名が「吾妻よ(愛しきキミよ)」となっていたため、わざとこの表記にしています
ラブアンドピース。
テレビを点けていたらやっていたので
なんとなしに見ていたヒーロードラマ。
君と2人してはまって最後まで見続けたっけ。
最終回近くは毎週泣いていた。
世界中の愛と平和は守れないけど
君を愛して君の平和を守る
君のヒーローに
俺はなれているだろうか。
君の笑顔が俺にとって何よりの世界平和なんだ。
愛と平和
互いに慈しみあい、いたわりあう…
思いやりや慈悲を忘れん。
愛と平和は、人工物なの。
愛と平和を願ってみるけれど、
人工物なのに神頼みするのも変な話。
言葉の枠組みだけに囚われて、
人工物ってことを時々忘れそうになる。
「愛と平和」
わたしがいて、相手がいて、
お互いがお互いを想い、願わなければならないもの。
例えるなら、ノックみたいな。
打ちやすい球を投げて打たせてあげなきゃいけない。
でもなんだか、すぐに試合を始めてしまうのが人間の性なのか。
カーブだの、ナックルだの投げ始めて。
全然打てない!ってバッターが騒ぎ始めたら、
試合終了のカウントダウンが始まる。
途中でピッチャーが、甘い球を投げるか、
それともバッターが変化球に慣れていくか、
そうすればカウントダウンはぴたりと止まる。
ピッチャーが甘い球だと思って投げてても、
バッターには速すぎるかもしれない。
ピッチャーの野郎、変な玉投げやがって、、、!!
と思っても、実は手が滑っただけかも。
そんなこと、当の本人にしか分からない。
愛なんてそんなものだ。
これが愛だ!って簡単に証明できる数式があればいいのだけど。そんな簡単なもんじゃない。何通りもの問題があり、何通りもの答えがある。
だから、問題と答えを照らし合わせて、
少しずつ少しずつ、試行錯誤して、
証明方法を考える。愛って地道だ。
式も答えもバラバラだったら、愛には辿り着かない。
式だけでも、答えだけでもダメなんだ。
こうやって地道に生み出した愛があったとしても、
平和とは限らない。愛と平和は必要十分条件じゃない。
だけど、平和は愛なしでは起こり得ない。
自然発生もあり得ない。
人が地道に作り出した愛の塊で出来た人工物なのだから。
"愛と平和"
好きな時間、望む未来、愛する世界、愛する場所があるから平和を願う。
理由も無くただ平和を願い続けるのは難しい。
守りたい《何か》があって、その延長線上にあるのが平和。
愛する《何か》があるから平和を望み願って、歩む事ができる。