『微熱』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
少し前は、みんなマスクを着用していなかった
少し前は、アルコール消毒液を頻繁に見かけなかった
少し前は、微熱で外出を躊躇しなかった
少し前を返して
マスクを押し付けないで
消毒液なんてしまって
微熱でいちいち騒がないで
これ以上、不安と抑圧をばら撒かないで
起きた瞬間に分かる
「あっ、これ熱あるわ」
立つと頭の中で振り子のように頭痛がする
こういう時はなんとなく頭を下げると
早く治るような気がする
確実に歩きながらドアを開き
トイレの便器に座ってため息を吐く
(今日は大学行かんでええな、、、)
微熱が出た。
熱さまシートが、染みる。
体がだるく、天井を見つめる。
明るい外を見ながら、昏い過去を覗けば、
眠りにつき、起きる頃には、たくさんの足音が響く家。
恋のほとぼりが冷めるころ
他人に惹かれるようになるころ
"微熱"
微熱はちょこちょこ出るけれど、
何年も高熱は催さないんだよね
寂し。
#微熱
[微熱]
その手が触れた瞬間、脈拍数が上がって、
それは一定以上続いて、
家に帰り着く頃、気づくの。
熱くなっている、この体に。
あぁ、私、
恋をしてしまったんだ。
ピピピ、というアラームを聞き、脇の下から
体温計を取り出すと──37.2℃。
微熱、か……
久々に熱を出した僕には、微熱でもかなりダ
メージをくらったらしい。
…寝るか。
薬も飲まず、頭も冷やさずに布団に潜った僕
のことを、誰かが看病してくれる夢を見た。
起きたときに、虚しさしか残らないと知って
いたのに…
✴ #微熱 No.3
少しだけ だけ 動き だす
こえだけが いろをなす
お題 微熱
ありふれた奇跡を求めて
微熱になったあの夜
体が熱いのに心は冷えていて
こんなに苦しい時は
瞼を閉じてあなたを想う
微熱。
微熱?
この想いは
微熱?
それとも
高熱?
でも
ドキドキするのが
本当に楽しい。
熱はずっと
この現場が
幸せ。
あなたにアテられたの
ほっぺたも
首筋も
心臓の辺りも
なんか、熱い
…微熱…
ほんのり暖かい
貴女の温もり
どうか 私にも分けてください
_end_
頭の中で警鈴が鳴る。
危険だ。それに、許されない。
だが、触れてくる手は驚くほど優しい。
満足そうに目を細め、いつもより熱を帯びたそれに、私だけが映る。
好きだ、とか愛してるだとか 甘い言葉なんて一つも口にしないけれど
ただ一言
耳元に熱い吐息と共に、低く囁くような声で
「俺の物になれ」と言われれば
全身に身体を溶かしてしまうほどの熱が走り、私の脳は簡単に爆ぜる。
最早、頭は何も機能せず、朦朧としたまま小さく頷けば
ついばむように優しく繰り返される口づけ
月の光が眩しい夜
私達は、微熱を分け合い暖めあった。
「微熱」
人肌恋しい
季節ですね
微熱はよく出る。
今このご時世だから、塾とか行かない方がいいかなって思ってオンラインが増える。部屋狭いからねぇ。万が一の事を考えて…ね。
『微熱』
微熱のときに“会いたい”
と思う人
それは、私の大切な人です。
僅かに熱を帯びた身体はどこか心地良い。
僕を拒絶するかのように冷えきっていた指先ですら少しずつ解れていくのだ。
君のことを考えた。
少し身体が熱くなった気がする。
何故だろうか…?
[情熱]
燃え上がるように気持ちが募る。
この気持ちは何処まで続くのだろう。
これがもし情熱というのなら
終わる時も来るんだろうな。
熱は心の中に留めることは出来ないから
ずっと続いてる
微熱