『待ってて』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
待ってて
夢の中で何度も何度も
私は名前も知らない貴方に
そう言ったような気がする
私は、いつになったらまた貴方に逢えるのかな。
なまえを、よんで
待ってて。とか
ねぇ、待ってよ。とか
恥ずかしくて、言えない。きゃはっ笑。
あのお店でね、見たいものあるの、寄っていい?
うん、わかった。
もう少し、ゆっくり、歩いて。
あっごめん、悪い。
あなたの返事は、短い、
でも、とっても安心するんだ。
この間の「はい、わかりました。」
真面目に返事するから
くすって、笑っちゃった。かわいい笑。
今すぐ約束の場所に行くからね
待ってて
『午後3時、いつもの喫茶店で待ってて』
レンガ造りの建物と、何色もの光が零れおちるステンドグラス。
珈琲の香ばしい香りがふんわり漂う室内に何処か懐かしいメロディーが交わっている。
ドリップされた液体が、ぽたぽたと続けて茶色い雫を落とす。
ゆっくりと波紋を描く。真横にはさぼてんの置物。
満たされない、なんとなくな感情を、ゆっくりと確実に埋めてくれる。
あったかくて、懐かしい。
かちり、と時計の針が真上を向く。
からんからんと音を鳴らした半開きのドアから光が漏れる。
なんで機嫌が悪いのか分からない
待ってて
私が貴方を
孤独の溝から
出してあげる。
待ってて
僕が君を
孤独の渦から
助けてあげる。
待ってて
あたしがあなたを
孤独の穴から
救ってあげる。
お前も、もう少し待ってて。
「私があの子を出したように」
「僕があの人を助けたように」
「あたしがあいつを救ったように」
俺がお前を
孤独の闇から
引っ張りあげてやる。
だからお前も
あいつを孤独から助けてやってくれ。
「待ってて」
まだ見ぬ運命の人へ
あなたへいつか辿り着くから、待っててね
待ってて/
今会えないネッ友も
もう会えないネッ友も
天国か地獄かに行ったら会えるから.
待ってて
待ってて。
すぐ逝くから。
あともう少しで逝くから。
だから、置いて逝かないで。
待ってて
君にまた告白して貰えるように頑張るから