『形の無いもの』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
形の無いもの
形があっても、意味をなくす、この世界で
何が、大事なのか
形が無いものは、誰にも理解されない
形があっても、理解されない
常識やルールの外側を
理解する力が欲しいものだ
幸せは形があるわけではない。
だけど確かにきみとぼくとの間には
言葉という形がある。
「ジャングルジム」
近所の公園にやつはいる
どでーんとそびえてやがる
これるもんならきてみろ、と
このテッペンから公園を見下ろせとボクに
語りかけるかのように
見上げたあの頃はヒマラヤよりも高かった
今はもうなんだか小さく感じる全てが。
疲れた大人になったボク
やつもなんだか公園の中で疲れて寂しげだ
おまえに挑む小さな巨人はいないのか?
...例えば、
感謝・共感”・理解・優しさ・思いやり。そして...愛情。
自分に向けられる感情がまさにいい例だろう。
どれだけ言葉で、どれだけ行動で伝えられようと
存在が不確かな物だと、目に見えない分どうしても不安になってしまう。疑ってしまう。
だけど、今だけは...疑うこと無く、何も考えずに、お前の愛情を受け取っていたい
何一つ不安にならないくらい、お前に愛されたい。
#形の無いもの
68作目
「『無形』文化財、『無形』資産、『無形』商材、それから仏教用語の『無形(むぎょう)』。
……意外と『形』が『無い』って多いのな」
ぶっちゃけ「目に見えないもの」も「無形」と定義するなら空気も無形だし、液体は確実に形無いし。
自由度は、高いわな。某所在住物書きは、「無形」の検索結果を辿りながら、どれが書きやすいだろうと首を傾けた。
「仏教用語ネタは4月頃、『無色の世界』ってお題を『ムシキの世界』って読んで一回使ったわ」
二番煎じが無難だろうか。「形を持たぬ」と「形が定まらぬ」は異口同音であろうか。
物書きは云々悩み、今日もネタ探しを開始した。
――――――
最近最近の都内某所、某アパートの一室。
近々最高30℃台が再来する予報ながら、ようやく最低気温の予測に20℃以下が登場し始めた頃。
寒い。
と感じて覚醒した部屋の主、藤森は、ベッドから薄手の毛布が1枚、落ちていることに気が付いた。
今藤森を包んでいるのは、やや厚手のタオルケットだけ。枕元のスマホ、天気予報ウィジェットは珍しく外気温18℃を示している。
窓を開けているため、ほぼ同温の周囲であろう。
20℃未満の数字は、彼に秋の到来を予告していた。
真冬の8℃や10℃、それどころか最高零下でさえ、どうということもないのに、
この時期、暖から寒へ変わろうとしている転換期の冷涼、15℃だの16℃だのは、幼少時を雪国で育った藤森とて、苦手としているところである。
ましてや朝のタオルケットの中とあっては。
(朝飯、どうしよう)
毛布が床に落ちているとはいえ、タオルケットの中は快適な温度を、すなわち涼しさと温かさの中間を保持していた。
外に出たって寒々しいだけだよ、中にいなよと誘惑するが如きそれは、藤森を二度寝のまどろみへと押しやる。
せっかくの休日なのだから、わざわざ寒い時間帯から活動せずとも良いじゃないかと。
(どうせこれから、日中は暖かくなる。
シリアルで十分か?それとも、久しぶりにこの室温だし、温かい茶を淹れて、茶漬けでも?)
タパパトポポトポポ。
ティーポットから、茶香と湯気たつ不定形の、確固たる形持たぬ、80℃90℃程度の平和が、
低糖質にして炊飯の手間無きオートミールで代用されたカップと、海苔茶漬けの素の上に注がれる想像。
きっと至福であろう。
それを食うためであれば、眠気に抵抗し、微妙な寒さを跳ね除けて、タオルケットの外へ出てゆくのも、やぶさかでない。
「……」
勇気を出して、タオルケットから右手を、肩を出す。
頭上の枕をつかみ、僅かに外へ体を出してみる。
「さむい」
しつしつしつ、と下りてきた19℃が、適温の安全地帯から逸脱した手を、腕を、何より背中を包んだ。
藤森はそれに抵抗することなく、もそもそ、ぬくもりの中へ退却した。
無条件降伏であった。
(なぜこの時期の20℃未満はこんなに寒いんだ)
そういえばエアコンのスイッチはどこだったか。
藤森はベッドの上から周囲を見渡した。
眠気酷い目に映るのは、綺麗サッパリ片付けられた室内。
目標物はテーブルの上で無造作に鎮座している。
テーブルまでは少々距離があり、
それはすなわち、室内をすぐに温めたいなら一度寒い思いをしなければならないという、世の不条理を示していた。
不条理に異を唱えるか、
寒気に身を晒すか、
タオルケットの温かさに服従するか。
「……」
悶々5分ほど毛布の中で悩んで、
最終的に、藤森はそのまま意識を手放してしまった。
その日の無形・不定形の平和は、結局80℃90℃のほうじ茶ではなく、5℃10℃程度の冷茶となった。
テーマ:形のないもの #315
形のないもの
それは形があるものよりも
大切にしたいもの。
自分にしかできないこと。
自分にしか作れないもの。
だから
自分で守りきらないといけない。
何があっても。
形のないもの
誰かを思うが故
愛情があるから
時に厳しくなり
時に優しくなる
そんな心だろうか
わたしは友の形を無くしてしまった
あの、裏切られてしまった日から、わたしは
半信半疑になってしまって、友をこれから作ろうと自分から思うことは無くなってしまった…
自分が変われば何か変わってくるのかもしれないって問い続けてる日々を…
I.m.
僕の心はどんな形をしているのだろう
怒ったとき、笑ったとき
悲しいとき、許せないとき
それを見たいと思うし
見たくないとも思う
お題
『 形の無いもの 』
形の無いものの想像の仕方って人それぞれだと思うんだよね
例えば、私は 感情 だと思う
最初は 愛 とかそういうものかなーとも思ったんだけど
それをもっと広げて考えて 感情 かなーって思った!
感情って形はないじゃん?けど大切なものだと思うんだよね
特にこれ!っていった理由は無いけど...
形の無いものは私にとって感情です!
「好きな子出来たでしょ?」
「なんで?」
「幸せオーラ出てる」
親友から訊かれて苦笑いする
確かに好きな子ができた
形があるようで形の無い
それはSNSの中
それでも気になってて
恋をしている
#形の無いもの
形の無いものに愛されたい。
愛とか、恋とか、感情とか。
#4 形のないもの
後悔、情熱、雰囲気、想い出
懐かしいって痛い
2023/9/25
#形のないもの
“形のないもの”だってお題。
なんか良いように“愛”とか“恋”とか書かせたいんじゃねーの?
思い通りにいくと思ったら大間違いだ。
今日は“萌え”について語ろう。
“萌え”とは何か?ハッキリ書くと『解釈違いだ!!』と切りかかってくる奴が往来を跋扈してる現代社会だ。痛いのは嫌なので“※個人の感想です”と付け加えてから始めたいと思う。
“萌え”は尊みか、はたまた欲望か。
本当に人によって割れると思う。私はミックスだ。どっちもありだ。なんならその時による。
ただ、“萌え”を具現化すると“薄い本”が生成されるのは共通してるのではあるまいか。
鈍器本から鈍器本錬成する強者もいるかもしれないけどさ、原作よりは薄いやろ、流石に。
形のない物を象る事が出来るのがヒトの能力だと思ってる。ただ、形にするのは結構な労力掛かったりするので、我々は推しの名をただ叫んだりするのだ。
『降谷さ~んっっ!!』
50過ぎてコナン君観るとは思わなんだ。形にすると世間体悪すぎるから、私はこの思いを言葉にしない。
赤×○とか言えない。
ラ~ラ~ラ~ラララ~言葉にぃ出来ない~♪
形のないものに形を与えると、現場で事件が起こるので、形のないまま触れずにおくのが正解だと思う。だから、このお題は封印しよう。是非!!
9/24「形の無いもの」
宝を探しに来た。
その途中に、老婆が倒れていた。
老婆は泉のある場所まで送ってくれという。丁度、宝の地図の指し示す場所だ。見捨ててもおけないし、同じ方向だ。時間はかかるが、送って行くことにした。
泉に到着すると、老婆は美しい女神に変身した。
「あなたの優しさは、何よりの宝です。これからも大切になさい」
そう言って女神は消えて行った。
で、地図にあった宝は? 優しさ? それって元々持ち合わせていたわけじゃ?
いやいやいや、それとこれとは話が別だ、バカヤロー!
(所要時間:8分)
形のないもの?
恋愛じゃないかな
人それぞれ状況が違って人それぞれどう振り向かせるかの方法も違うし、どこで満足するかも決まってない。
それぞれ違う。
自分のしっくりくるものまでたどりつくまで、足掻いて泣いて叫んで喜んで泣いてまた泣いて、
そうやって形のない恋愛を、自分の恋愛を作ってくんだと思う。
いつからだろうか。形のないものが足りなくて、求めてしまったのは。愛や記憶、心、気持ち、思考。形なんてないから間違いも正解もない。みんなのためにある、素敵なもの。だからこそ価値のあるものだと思う。
書く習慣/169日目。
「 形の無いもの 」…
それは何なのか?
それの正体はなんなのか?
形の無いもの…
液体か?、空気か?、影か光か…
どんなものにも…
原子や分子が存在し
目に見えぬほどの小さな形が
集合体として形ついている。
変幻自在 …
本当の姿や形は無いが
ルールにそった、定まった形は存在する
生物、物体、現象、
形の無い宇宙から…形ができた…
形が無いならば、
そんな奴はアザトースかなにかだろう
( ^ω^ )知らんがな…
では、また明日…
形の無い君の心は
あの人で形ついてく。
POPEYE
秋、すきま風で目覚め、きみのかさついたくちびるにそうっと、指の腹でリップクリームをつける。きみのくちびるの頼りない体温に、もっとあたたかいわたしの体温、きみの隣で、燃えるように生きられるよろこびがふたりの狭間で脈動している。
300字小説
君がくれるモノ
「ただいま、スラリン」
声を掛けると廊下の奥からふにふにと透明のゼリーのような物がやってくる。
僕のお世話役のスラリン。パパとママの研究所の人工生物の失敗作らしい。
「おやつは?」
聞くと触手を伸ばして、僕の手を指し、ふりふりと振る。
「はぁい」
僕は洗面所に手洗いうがいをしに向かった。
おやつはバナナマフィン。晩御飯は煮込みハンバーグとコーンスープとサラダ。お風呂から上がると濡れた髪にドライヤーをかけ、寝る時間には手を引いてベッドに連れていってくれる。
布団をリズミカルに叩く、優しい音。形の無いスラリンが一番たくさん、僕が欲しい形の無いモノをくれる。
「おやすみ、スラリン」
明日の朝はフレンチトーストが良いな。
お題「形の無いもの」