『形の無いもの』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
形のあるものはいつか壊れる。
どこかで聞いたことのある言葉だけど
形のないものにも同じことが言える。
時間は失うし、愛は壊れるし、信頼は損なわれる。
要はあなたが何を大事にしたいか。
形のないもの。
心。人間関係。愛。友情。
心がイライラしてたとき、「あなたのことを思ってる」という言葉が信じられなくて、「じゃあ、証拠を見せろ」と跳ね返した。
形のないもの。
見えないものを見せろ、と言ったって、そんなことは不可能。
それくらい心が荒れていたあの頃。
水って形があるのかなあ。
と彼がつぶやく。
あるでしょ。
と彼女は答える。
でも、コップに入ればコップの形になるし、手で掬えば手の形になるし、海に流れれば海の形になるよ。
わたしだってあなたに抱かれれば、あなたの形になるよ。からだもこころも。そのときちゃんとあるんだってわかる。人もほとんど水だから。
ほとんど水のふたりは、そんなことを話しながら、手を繋いだ。
形のないもの・・・・
なんだろう。空気?
私たちに必要不可欠。
姿はないのに、すごく必要。
生きて行くために君たちは必要なんだ。
もしもそれがなくなると人間はどうなるんだろう・・・
形の無いもの
これまでに様々な人間達が書いた絵や本や音楽などは多々ある。
けれど、人間が減っていき文明が廃れていった世界となった場合はどうなると思う。
文明が自然に飲み込まれていくとこだろう。
コンピューターなどの電機機器も使えず、本はボロボロと崩れていってしまう。
まるで形の無いものと化したようだ。
そんな、ひとりぼっちな世界をボーっと眺めていたら、夢から覚めた。
僕は思った。
夢を見ていることこそが形の無い何かでは…と。
どんなに想い続けても実りはしない
それでも愛する事をやめられない
『形のないもの』
【お題】形の無いもの
この世には形の無いものなんていうのがたくさんある。
それでも……確かに存在している。
愛に形なんてものはないけれど確かに存在しているんだ。
僕は君が好きだし。
君も僕が好きでしょう?
正直、こんな僕のどこが良いのか本当にわからないけれど。
こんなことを言ったら君は怒るかな?
それとも悲しむのかな?
「貴方は本当に魅力的な人なのに……」
彼が情けない表情でそう呟くのが目に浮かぶ。
華やかな顔立ちで僕とは真逆の彼の捨てられた子犬みたいな顔を思い出して小さく笑う。
そんな彼がどうしようもなく愛しい。
この“愛しい”という気持ちにも形はないし目には見えないけれど確かに僕の心に存在しているんだ。
『形の無いもの』
形の無いものって
大事なものが多い
目に見えないから
心で見れるような
そんな人になりたい
形の無いもの
見て、僕は生きてる
あなたも生きてる
例え、あなたが死んだとしても
誰かは覚えてる
あなたと居た時間、思い出、記憶
生きた証、生きてた証
忘れない限り、誰かの中に生き続ける
形あるものいつしか壊れる
形ないものいつしか忘れる
最終的にこの世からあなたという存在が
消えるかもしれない
それは絶対覆ることのない事実
なくなっていい命なんて1つもない
勝手に奪っていいものでもない
ましてや、利益や欲のために
奪うなんてもってのほか
失っていい命なんて1つもない
みんなを大切に
今を大切に
「形のない物」
心に後から形を与えるものが言葉
もやもやと燻っていた気持ちは
言葉によって型抜きされる
型抜きからはみ出た気持ちは
自分にすら気付かれないまま消えるのか
深層心理に潜むのか
それは言語を司る左脳には分からない
右脳だけが知っている真実
ある記事を読んでたら、40歳までどれだけやりきったかで人生の満足度が違うと書いてあった。
でも、一生懸命やりきったら満足いくのだろうか?そういう価値観を植え付けられているだけじゃないのか?
私は、どんな風に生きて死ぬのかは究極的に言えばその人の自由だと思う。
神様ありがとう
一番大事な人を取り上げないでくれて
私の心にはいつまでもおばあちゃんがいて
くじけそうなとき、悲しいとき
励ましてくれるんだ。
#形ないもの
形の無いものを形作るのは
己の想い次第。
#形の無いもの
夫婦の趣味が、あまりない。
夫婦の絆、夫婦の時間、結婚記念日。
形のないもの。コロナ禍で、なかなかうまくできない。自然に触れて、さわやかな2人。内と外では、違うよね?毎日、悩みが絶えないけど、楽しい日々もある。居心地や空気は、合うよ。ただ、形のないものの、悩みで困ってる。それで、お互いが気を使わなくなるのは、もっと嫌だ‼️手紙書くとき、便箋を形作るのも、こだわっていたあのときの自分。いまは、居心地や空気が好きみたい。何かをしてるときが、好きなはずなのに。のんびりしてる、空気感が楽である。こうして、形のない、フォトブックが、我が家の思い出を彩る家族の絆なのである。
意志 思考 感性 想い出
形ないものが
私たちを形造る
お題:形のないもの
『形の無いもの』
あなたの優しい声
あなたからの
たくさんの愛
形は無いけれど
「もの」として
見ることは
できないけれど
わたしは
あなたから
「それ」を貰えることが
「もの」を貰うことよりも
ずっと幸せ
いつも側に居てくれる
あなたが大好き
わたしは幸せ者だね
ありがとう
あなたは今どんなことを考えているかな?幸せ?辛い?それとも自分の感情が分からない?何を考えているかなんて自分にしか分からないし、自分にだって分からないことがある。そもそもなんで感情なんてあるのだろう。目に見えないものなら価値がない。あっても辛いだけ。私だってそう思ってた。あなたと出会うまで。あなたに幸せという感情を教えてもらわなければ私はどんなにくらい人生を歩んだのだろう。もちろん辛いこともあったけど。知れてよかった。最初で最後が君でよかった。そう思いながら棺桶の中で眠るあなたの手を撫で続けた。
#形のないもの
形のある贈り物は当たり前
形のない贈り物をねだる君
そうやって僕を困らせる
貴方はいつだってそうだと言う
わけが分からない
僕はいつも君の欲しいものをあげているはずだ
だけど君はそうじゃないと言う
それは愛じゃないって?
じゃあ言わせてもらうよ
あれもこれも全部愛でしかないと
目の前にいる女をそっと後ろから抱きしめた。
ビクッと肩が跳ねて体に力が入ったのがわかる。
彼女の肩口に、頭を預けて額を擦り付けると柔らかい掌が私の髪を梳くように撫でた。
体を強ばらせておきながら余裕を見せるその行為は妬ましくもあり、経験の差を見せつけられたようで、ギリギリと気持ちが軋む。
『お見合いする事になったんだよね』
数分前の彼女の言葉を思い出す。
大したことでも無いと言うようにさらっと言ってのけやがって。
少しは理解しろ、自覚しろ。
ここに男がいるだろう。その男はいつもアナタをどうやって扱っていたか。
大切にしていただろう、それはそれは懇切丁寧に。
それがアナタだけにしていると、アナタも分かっているだろう。
その男を前にして、お見合いをするだと?
私がアナタを愛していると知っているくせに。
ああ、そうか....この女は私を試している。
「遠回しな言い方をせずに、素直に言えばいいでしょう」
「別に何も....」
────連れ去って、一緒に逃げてほしいと言え。
アナタが望むのなら、今すぐにでもそうするのに。
何も言わないアナタが何を考えているのかわからない。だがそうであってほしいと願ってしまうのだ。
私を求めて、私に縋って、私と一緒に居たいと言ってくれ。
胸の内は文字に形容することができない。
アナタの心が見えないことがこんなにも悔しい。
文字に起こさなくてもいいから、せめて色形だけでも解ればいいのに。
アナタの私に対する心が、燃えるように真っ赤で、ハートの形をしていれば、こんなに嬉しい事はないのに。
#形の無いもの